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”エンジニアとしての成長”へ、常に貪欲に向き合ってきたテックリードが語る、UPSIDERでの「新しい挑戦」とは

UPSIDER への想い



「チャンスを懇願こそすれ、自ら逃すことは自分への裏切り」

そんな想いでUPSIDERというフィールドにチャレンジしました。どんなときも「自分がエンジニアとしていかに成長できるのか」を主軸に選択をしてきたからこそ、ぼくにとってこの選択は必然だったのだと、そう思っています。

エンジニアへのリスペクトを当たり前のように持っていてくれて、優秀なメンバーに刺激を受けながら、お客さまの成長に向き合うプロダクト開発ができるー。ぼくにとって、こんな最高な環境はUPSIDERの他にはないと心から思っています。

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UPSIDERで働く人を紹介する『Who we are』シリーズ。

今回語ってくれたのは、UPSIDERにおける法人カード事業の決済システム開発チームのテックリードである芦川 卓矢(あしかわ たくや)さんです。UPSIDERのプロダクトの中枢とも言える決済システムの開発において、機能開発だけでなくプロジェクトやチームのリードを担う芦川さん。

エンジニアとして成長し続けることに貪欲な芦川さんに、

「なぜ、エンジニアとしてUPSIDERというフィールドを選択したのか」
「UPSIDERでチャレンジすることの価値とは」

などについて、詳しくお聞きしてきました!

UPSIDERにおける法人カード事業の決済システム開発チームのテックリードである芦川 卓矢(あしかわ たくや)さん。


ーまず、簡単に自己紹介をお願いします!


はじめまして、芦川 卓矢と申します。

UPSIDERには2021年10月から業務委託として参画をスタートし、2022年7月に正社員として入社しています。参画当初から、決済システム開発チーム(以下Processorチーム)のエンジニアとして機能開発を担当し、正社員として入社後はテックリードとしてProcessorチームのリードを任せてもらっています。

仕事でもプライベートでも、いつもノリの良さを大事にしています。なにかを頼まれたり、提案されたりしたとき、最終的な結論やゴールは置いておいて、まず一緒に考えてみること、なんとかお互いに良い方向に着地する道を探ることを心がけています。

本日は、よろしくお願いいたします!


エンジニアとしての市場価値を試すチャレンジ

ーUPSIDERに出会うまでのご経験を教えてください。

エンジニアとしてのルーツは、高校の授業でプログラミングを学んだことにあります。もともと、その高校に進学したのも「パソコンを使う仕事に興味があった」という、いま考えると安易とも思える理由だったのですが(笑)。案外その選択は功を奏し、プログラミングの面白さに魅入られ没頭していくこととなりました。その後もプログラミングをやりたくて専門学校に進学し、システム開発専攻よりも、さらに難易度の高いとされていたゲーム開発専攻を選択して、本格的にプログラミングを学びつつ、ゲーム作りに熱中していました。

その後、自社開発系のスタートアップ企業に新卒入社し、本格的にエンジニアとしてのキャリアをスタートさせます。入社後一年ほどはテキストマイニングプロダクトの開発を担当していました。その過程で、だんだんと新しい挑戦をしたいと思うようになって、当時新規サービスだったHR系プロダクトの開発に手を挙げました。

機能拡張や運用・保守といったメイン業務に加え、既存機能のマイクロサービス化や新規サービスの開発なども経験したため、Web開発の体系的な理解はこのタイミングで得られたと思っています。さらに、まだ社内にナレッジが溜まっていない分野へも積極的にチャレンジし、それらの経験を全社に共有するための勉強会を主催するなどして、とにかく全力で業務に取り組んでいたことを思い出します。いま振り返ると、エンジニアとしての体力はここで身につけたんだなぁと思います。

このようにがむしゃらに業務に打ち込んできたわけですが、一方で、世の中で日々変化していく技術に向き合い続けていると「自分の力は会社に依存したもので、市場全体で見た時に大したことないんじゃないか・・・?」という漠然とした危機感を感じるようになりました。その想いは次第に強くなっていって、自分の実力がどの程度の市場価値であるのかを試すため、新しいフィールドへのチャレンジを決意しました。

次の環境を選ぶ軸は、より多くのプロジェクトに関わり、いまの自分の実力を俯瞰できるようになること、そして当時フリーランスという働き方に興味があったので、それにより近い働き方ができること、の2つでした。いくつかの企業を調べていて、SES事業を展開している企業とご縁があり、挑戦することにしました。

複数のプロジェクトに関わっていく過程で、「自分の力でプロジェクトを渡り歩き、結果を出す」ということ、また「自ら率先してリードすることで、現場の信用を得る」ということを経験しました。自分の市場価値に危機感を感じていた当時のぼくにとっては、確固たる実力とそれに対する自信を得られる貴重な機会だったと思います。

また、このタイミングで前職の元同僚から新規サービスの開発をお願いされて、プライベートでの開発をスタートしたことも良い経験だっと思っています。
本業ではいままでの経験を活かした働き方に専念していましたが、副業では新規サービスの技術選定から自分でやらせてもらったので、よりチャレンジングな取り組み方ができました。
これまでの課題感を克服するようなシステム構成を目指して、バックエンドはGo言語、フロントエンドはNext.js、インフラはAWSのLambdaをメインにしたサーバレスアーキテクチャ、DBはDynamoDBを採用して構築を進めました。
ほとんどがこれまで経験したことのないテックスタックだったので、それぞれ学習するところからのスタートでしたが、プライベートの時間を全てこのプロダクト開発に注いで、約半年ほどでリリースまでこぎつけることができました。
プロダクト開発としてのチャレンジはもちろんですが、それに加え、事業計画の検討などにも関わることができたので、当時のぼくにとっては本当に貴重な経験をさせてもらったなと思っています。途中、忙しすぎて自暴自棄になりかけたときもありましたが、支えてくれた当時のメンバーにはとても感謝しています(笑)。

その後、本業のプロジェクトと副業のプロダクト開発がどちらもちょうど区切りがつき、今後のキャリアについて考えるタイミングができて、フリーランスへの挑戦を決意しました。この決断が、後にUPSIDERと出会うきっかけとなります。

チャンスに対して懇願こそすれ、自ら逃すのは自分への裏切り

ーUPSIDERとの出会いと入社の決め手について教えてください。

いまお話ししたように、フリーランスとしての準備を始めたものの、案件獲得の定石がわからなかったので、エージェントの力を借りて魅力的な案件がないか探していたところ、紹介されたのがUPSIDERでした。

案件の内容を聞いた最初の率直な印象は、当時のぼくにとっては非常に難易度の高い環境だ、ということでした。そう感じた要素として例えば、テキストコミュニケーションは英語がメイン、本格的なGoでの開発、Kubernetesの知見、Spannerの知見、カード決済分野のドメイン知識・・・当時のぼくは、このほぼ全てにおいて習熟しているとはいえない状態でした。正直、面談することにすらためらいがあって、エージェントへもやや後ろ向きな返答をしたことを覚えています。

ただ、少し時間をおいて冷静に考えてみると、そういえばエンジニアを目指してからいままで、楽な選択肢をとったことは一度もなかったな・・・と思い出しました。専門学校でシステム開発専攻よりもゲーム開発選考を選んだこと、1社目で新規サービス開発に手を挙げたこと、2社目で本業と副業を両立し、かつ副業で攻めた技術選定をしたこと。どんなときでも、自分が成長することを主軸にした選択をしてきたということに改めて気づきました。

チャンスに対して懇願こそすれ、自ら逃すのは過去の選択を振り返っても一貫性がない。それは過去の自分への裏切りのようなものではないか・・・と次第に思えてきて、気がつくと面談当日をむかえていました。正直、玉砕覚悟でのぞんだ面談でしたが、どういうわけか面談で話した清水と関野は、ぼくをUPSIDERに迎え入れてくれました。この時点で、ぼくにUPSIDERを選択しない理由はありませんでした。

当時はフリーランスとしての参画でしたが、いくつかのプロジェクトに関わるにつれて、だんだんと正社員としての入社を意識するようになります。というのも、関われば関わるほど、魅力的なメンバーばかりでUPSIDERという会社が好きになっていったのです。

UPSIDERで働くメンバーは、みんな自らのミッションに対してストイックに向き合い、かつプロフェッショナルな姿勢であることはもちろん、ただ会話していても純粋に楽しいと思える人たちばかりでした。オフィスに出社すればボードメンバーから「で、いつ正社員になるの?」と声をかけられ、メンバーからも「いつバイトリーダー卒業するの?」とからかわれ・・・(笑)。

ただ、当時はフリーランスをはじめてまだ一年も経っておらず、正社員としてのジョインについて覚悟を決めきれなかったことも事実でした。そんな中で明確に決め手となったのは、関野からProcessorチームのリードを打診されたことでした。

それまでProcessorチームのリードは関野が担っていましたが、関野が次のステップに進むことは会社としても、また関野自身の目標としても実現しなければならないことでした。関野からバトンを受け取るのにぼくが選ばれたことがなによりも嬉しかったですし、できることならぜひそのバトンを受け取りたいというのが本心でした。

これまでUPSIDERで取り組んできたことが間違っていなかったんだという証明になりましたし、自分のキャリアを考えてもUPSIDERレベルの成長企業で、一つのチームのリードを任されるということは大きなチャンスだという実感がありました。さらにUPSIDERでリードを担うにあたり、特に決済領域はセキュリティの観点で制約が厳しいこと、またUPSIDERが目指している方向へより目線を合わせる必要があることを感じ、正社員という選択に踏み切りました。

チームをスケールさせるために、いま挑戦すべきこと


ー入社からいままでと、現在のロールについて教えてください。

Processorチームでの機能開発をはじめ、プロジェクトリードやチームリードのロールを担ってきました。

UPSIDERにフリーランスとして参画した当初は、開発業務の割合が高く、自分の実力の範囲内で解決できることがほとんどでした。なにかあっても最終的には「自分がなんとかすればいいか」というスタンスで取り組んでいたように思います。

ただ、責任範囲がだんだんと大きくなってくるとそうも言っていられなくなりました。目的を実現するためのタスクは日々膨大になり、イレギュラーな問題解決や定常業務をこなしていると、あっという間に一日が終わってしまうことはざらにあります。そのため、UPSIDERにジョインしてからは、自分がやるべきことを取捨選択し、それ以外を他のメンバーに任せていくという力が磨かれてきたように思います。

そもそも、UPSIDERには優秀なメンバーが集まっているので、抽象度の高いボールをそのまま渡しても、それぞれの裁量に任せて取り組んでもらえればいつの間にか解決してくれることが多いので、役割分担はしやすい環境だと思っています。しかし、自分以外の人になにかをお願いしたりすることが性格的にも経験的にも慣れていなかったぼくにとって、この経験は大きなステップアップだったことは間違いありません。信頼できる優秀なメンバーに囲まれて取り組めることに、日々感謝しています。

次に現在のロールですね。いまお話しした機能開発やリードの役割を担いつつ、採用やチームビルディングなどにも挑戦しています。

関野が” 0→1 ”の立ち上げをしてきたProcessorチームを、” 1→10 ”や” 10→100 ”のフェーズに引き上げていくことがぼくのミッションだと思っています。そのためには、いままでの考え方や経験則に頼るだけでなく、より組織のスケーラビリティについて焦点をあてて考えていかなければならないと感じています。この領域は、これまで全くと言っていいほど経験がなかったので、手探り状態であるというのが正直なところです。目標を短期・中長期に分解して、どの課題に対して、どんなメンバーを採用するのか、それとも育成する必要があるのかなどということを日々考えながら、ぼく自身もチャレンジしているところです。

Processorチームは、だんだんと組織としての大枠ができてきたと思っていますが、まだまだいたるところにカオスが潜んでいます。例えば、プロジェクトの進め方をオーナーメンバーの力量やさじ加減に任せてしまっているので、まだ全体的に体系化されていないというのが現状です。そのため、新しく入社したり参画したメンバーがその役割をすぐに担うことが難しかったりしています。

チームのスケーラビリティを向上させるために、まずプロジェクトを円滑に進めるための仕組み化・体系化を進めること、またプロジェクトのオーナーシップを持てるメンバーを育成・採用することが目先のミッションだと思っています。その部分で力を発揮していただける方は、ぜひUPSIDERにジョインしてほしい気持ちですね。

裁量が大きいからこそのチャレンジ、そしてより高い視座で目標を捉える力


ーUPSIDERにジョインしたことで、どのような成長ができましたか?
2つあるのかなと思っています。


1つめは、UPSIDERでリードロールを任されたことで、物事をより自分ごととして捉えられるようになったということです。
UPSIDERは1人のメンバーが与えられる裁量が圧倒的に大きいと思っています。また社内政治も皆無です。もちろんこれはメリットですが、当然そこには裁量の大きさに相応した責任がともないます。そんな環境でチームをリードしていくので、意思決定の回数は圧倒的に増えました。当たり前なのですが、意思決定の回数が多くなったからといって、すべての判断が正確にできるわけでもありません。むしろ、最良の判断ができずに失敗することも多々あったりします。
厄介なのは、選択の良し悪しがすぐにわからないときです。それを決めたことを忘れるくらいのタイミングで選択のミスが影響を及ぼすことも往々にしてありますし、そのトリガーがぼく自身でないこともあります。そんなとき、トリガーを引いた対象に目を向けてしまいがちですが、一度冷静になって原因を紐解いていくと、案外チームの舵取りで回避できたケースが多かったりします。

この気づきを得て、そのあとの自分の行動指針となったことは、裁量が大きいUPSIDERという環境で、リードロールにチャレンジできたことによる明確な成長だと思っています。

2つめはどちらかというと、これからできるようにならなければいけない部分なのですが、中長期的な目標をより具体的に考えるということです。
短期的なスコープでの目標達成に対して、論理的に取り組んでいく経験はいままでもたくさんしてきました。しかし、それが中長期的かつより広範囲なものなると、いままでよりもさらに高い視座を要求されます。これを達成していくためには、UPSIDERが目指すべきビジョンへ共感することだけでは足りず、それを一緒に創っていくという姿勢が大事なのだろうと思っています。

「UPSIDERはなにを達成したくて、そのためにはいつまでに、どのような状態になっていなければならいないのか」

まだまだプロジェクトのリードをぼくが担う場合も多く、どうしても短期的な目標にコミットしがちです。そんなときに一旦目線を上げて、より遠くの目標を捉えながらチームを引っ張っていく必要があるのだと強く感じています。


合言葉は「お客さまとテーブルの同じ側に座る」


UPSIDERでエンジニアとして働く魅力ってどんなことですか?

ここまでたくさん魅力を語ってきましたが・・・(笑)、あえて一つ挙げると、エンジニアに対するリスペクトを強く感じるということです。

あるとき、ぼくが事務的な業務にアサインされたことがあったのですが、それを知ったボードメンバーが「芦川くんはそれやらなくていいよ、ぼくがやるから」と引き受けてくれたことがありました。彼は法人カード事業のオーナーであり、ぼくよりもよっぽど忙しいはずなのに、なぜその業務を引き受けてくれたのかが不思議でそのまま質問したところ、「エンジニアにはもっとクリエイティブな仕事をしてほしいから」と返ってきたんです。
些細なことですが、ぼくにとってはかなり衝撃的でした。会社のボードメンバーがそのマインドでいてくれるのか、と一気にファンになってしまいました(笑)。そういった考え方が組織に根付いているので、エンジニアとして心理的安全性の高さを感じながら取り組むことができています。

また、これはUPSIDERの全メンバーに共通して言えることですが、純粋にお客さまの事業が成長することを考えて、プロダクトを提供しているということも魅力の一つだと思います。

ぼくたちはそれを「お客さまとテーブルの同じ側に座る」と表現しています。

UPSIDERはサービスの導入費用はいただかず、決済の手数料をお客さまから頂戴しています。言い換えれば、これは、お客さまの事業が成長すればするほど、UPSIDERの成長につながるというビジネスモデルになっているのです。
もちろん、世の中のサービスはどれもお客さまの成長のために創られていると信じていますが、UPSIDERのビジネスモデルはその中でもとてもシンプルで、かつ説得力のあるプロダクトだと思っています。

「お客さまとテーブルの同じ側に座る」

この合言葉があることで、疑いなくプロダクトの価値提供に全力を注ぐことができるし、メンバーがUPSIDERで働くマインドにもいい影響を与えているのではないでしょうか。

チャレンジングな選択を、ぜひあなたのチャンスにしてください


ー最後にキャリアを検討している方、UPSIDERに興味を持っている方にメッセージをお願いします!

UPSIDERは組織として規模も小さいですし、どのポジションでも仲間集めをしています。また、まだまだ未熟でかつ整備がされていない部分も多く、カオスな環境であることは間違いありません。このフェーズにジョインすることは、とてもチャレンジングな選択であるということも認識しています。

だだ、同時にこれはチャンスでもあると思っています。UPSIDERは今後も世界を見据えて急速な成長をしていかなくてはならず、またそれが実現できるチームであると心から信じています。そんな環境で、大きな裁量を持って、自身の実力を120%発揮していくことは、それ自体が輝かしい実績の一つになると確信しています。

「大きな裁量で取り組みたい」
「新たな技術をどんどん取り入れたい」
「エンジニアの評価をエンジニアで決めたい」
「海外に挑戦したい」

こんなことを一つでも目指している方は、ぜひカジュアルにお話しさせてください。超えるべき高い壁へのチャレンジと、それを乗り越えた先の景色をぜひ一緒に共有しましょう!


-- 芦川さん、ご協力ありがとうございました!

UPSIDER, Inc.では一緒に働く仲間を募集しています!


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