#001 “2019年何かを始めるGW”

経歴としての多くはクリエイティブな業界にいた。美大を出て映像クリエイターとして、Adobe After EffectsやCinema 4Dなど駆使し、ゆくゆくは人々を魅了する映像作品やCM手掛けるクリエイティブディレクターになりたいというキャリアを描いていた。

根底には幼少期から物作りが好きでアイデア発想体質があり、自分の作ったモノで誰かを驚かせたり、幸せにできるならそれが天職かなと思っていた。

映像プロダクションでデジタルサイネージの映像コンテンツへ従事する中、世の中でAndroidやiOSといったOSが世の中へ投入され出し、直感でこれからの時代のクリエイターは、プログラムを書けないと表現の幅を広げる事は出来ないと感じ、それから独学でプログラミング言語を習得し、黎明期のモバイル開発ITベンチャーへ移った。

PCの中で何かを創造し、製作するといった作業は慣れていると思っていたが、開発の現場は違っていた、どちらかというとクリエイティブ製作は製作段階に入ると個人ワークになっていくが、開発の現場は建築現場の様に複数人がスクラムを組んで進捗していきワークし形にしていく。

スピード感を含め様々な経験を積んだ後、数年後、大手広告代理店のモバイル開発チームへジョインし、数人からなるチーム立ち上げに貢献し様々なプロジェクトへ関わった。

そんな中、ITベンチャーや大手広告代理店で学んだ事をまだITテクノロジー領域を活かせていない領域で活躍する事で、社会貢献したいと思いが強くなっていた。ご縁があり、誰もが知る大手企業へ移る事になった。

ここで壁にぶつかった。自分が見て来た世界とは180度、駆け離れて全てが不効率かつ、全てが遅れていた。同僚とも仕事のやり方一つ、ビジョン、全ての価値観が違い過ぎて戸惑っていた。なんというか8-to-5で仕事を業務的にこなすサラリーマン達だった。これが大手の一般的な企業風土なんだなとも感じた。

僅かな希望を残し、この会社で誰も見た事が無い新しい事をいつか、必ずやっていくとそう自分に誓いキャリア目標に向い、社内アイデアコンペに計40件近くの新規事業提案し、特許を複数件出願取得した。年間のアイデア投稿数もずっと首位をキープし続けて来た。ある意味ぶっ飛んだ奴がいると、本社新規事業チームへも認知が広がっていった。自分で言うのもなんだが、こんな出る杭人材は今までいなかったと思う。それぐらい未来を見据え、頑張っていた。

色々とやれる事は沢山あったのだが、コンペ含めそれはそれといった捉え、保守的な経営と社内稟議、セクショナリズムを強く感じ実現は難しいと強く感じるようになった。未来を描く事を出来なくなった。

キャリア外部人材を有効活用出来ない保守的な企業は時代にディスラプトされいくと思う。なんの為に、キャリア人材へのHR活動しているのか、本質すらもこの企業は分かっていなかった。そんな、旧体質の所謂、昭和の企業だった。

この先の未来を感じられずフリーエージェントを掛けありがたい事に、知り合いの会社、スタートアップ、ベンチャー、大手からかなりの数のスカウトをいただき、絞り込み、30社ぐらいディスカッションした後、タグボードへ乗り脱出した。

この時、並行して社外で個人スタートアップを実現する為に、個人活動をしていた。自身のアントレプレナーシップを養う目的が強かった。何かをやる為には、何かをやっている側に自身が一度、立たないと体系的に見えない部分が多いと感じていた。ただ、この時のアイデアは今後も自分の中で温めていこうと思っているスケーラブルな構想があったりする。

そんな活動をする中、2019年のGW頃から現実問題、個人で実行計画を立てる中で先ずは、ミニマムで、かつ、その活動のなかで自身が体験した事の無い経験が積め、D2Cであり、全てのプロセスから学びを得られる事(やった事がない事)、好きで続けられる事、記憶に残るモノ、自分以外の人が価値を少しでも感じてもらえる様なモノ。

色々と自分の中で考えた結果、ハンドメイドで音楽に関わり価値があると少しでも感じて貰えるかもしれない何か?を作ろうとなり、自分が好きなレゲエレコードからヒントを得て辿り着いたのがレコードアダプターで、それが今の”Upsetters”だった。

プロダクトをデザインから起こして、物理的な物品をオンラインで販売するなんて経験した事は勿論無く、全てが0から1を築き上げる経験だった。

約1年間 企画やアイデア、数々のプロトタイプを作成し少しづつ形にしていった。気持ち的には、GW連休中に新しい事を始めてみよう!そんなノリだった。普段の仕事も製造関係でも無いので全てがやった事のない初めての連続だった。かなり色んな調査含め、体験の中で得た自身のアップデートは価値があるものとなった。
まだまだ、アーリーステージだがこれからも少しづつ走りながら思考を走らせたいと思っている。

最後に、
私は、学生時代にSound活動経験があるぐらいで、音楽アーティストでもなく、音楽関係の知り合いの方も殆どいない34歳なので、国内外のアーティストの方や、レコードコレクターの方々含め、多くの方々とinstagramを通じて知り合ってます。

日々、皆様から温かいお言葉や、御協力いただいております方々からの応援メッセージへただただ感謝しております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回、また時間がある時に不定期でアップ更新して参ります。

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