いびつな旋律の色気。第3話「浦野視点:不思議映画談義」。

今回もふと思いついた言葉を並べてみましたが、、、、
いびつな旋律の色気。。どういうこっちゃ?

今回は、映画「ナイスガイズ」について語ります。
最近見たので、談義のテーマにしたのだが、
すごい思い入れとかあるということでもありません。

さて、、、、
いびつな旋律の色気、というのはなんでしょうね。
時々、サカナアクションの「夜の踊り子」MVを見るんです。
ふと見たくなるんですよね。
時々モスバーガーのマヨとトマトと肉を食べに行きたくなるくらいの、
ふとしたタイミングなのですが。

ど〜こ〜へ行こう♫ ど〜こ〜へ行こう♫ ふぁ〜
っていう「ふぁ〜」って音が入るんです。リズムを刻んで入ってくるんです。
肺の下あたりがすごい喜ぶんですよね。「ふぁ〜」の瞬間。
これ、MV見た人は知っていると思うのですが、映像が定点で、
ずっとジャンプカットしていくんです。でも音のビートのなかで
少しずらしたりしてジャンプカットするものだから、脳みそがじわじわするんです。
じわじわが、「ふぁ〜」で昇天しているんでしょうね。
チョコレートパフェがあって、アイスやクリームやコーンフレークを
スプーンに丁寧に乗せて、パクリとした時の感覚に近いかもしれません。
昇天の末に転調してサビがぐわングワンくるので、脳みそが踊ってしまうんですが、
まさに夜の踊り子です。

さて、映画に話が戻りますと、
ラッセル・クロウのおじさんとライアン・ゴズリングが好きなんですよね。
ラッセル・クロウってスター性があるのに、怪獣感あるし。
ライアン・ゴズリングって永遠の操を貫いてそうで、なんかセクシャル。
ニッコリの口角と、ワイルドなひげのアンバランスさですかね。
ブルドッグが愛しいみたいなものかもしれません。
イメージが偏見ですが。偏見ですみません。

コドモは歪さがフラット。オトナは歪な角度の波が激しい。
浦野の見解ですが。これも。すみません。

無垢と色気は相反しているとも言えます。

ライアン・ゴズリング(私立探偵)の娘役ちゃんは、ラッセル・クロウ(示談屋)に言います。「殺してないよね?」
ラッセル・クロウは正義の心が歪なんです。
いわゆる悪い人ではありません。視聴者も応援してます。
でも、無垢な娘役ちゃんは問いかけます。「殺してないよね?」
オトナは歪なんです。歪で歪で歪だらけなんです。
ラッセル・クロウの心が少し揺らぐの伝わります。

その揺らぎこそが僕らを愛惜しさへと誘います。それが色気だな。
うんこれこそ色気!

歪さは物語の魅力を引き出します。
ライアン・ゴズリングもラッセル・クロウもクセがある。
クセの一つ一つが映画を面白くしてる。

静かなるドン。100巻超えしているんです。
最近全巻読破しちゃいました。
いつの日かこの漫画についても談義します。
歪なオトナのオンパレード。愛おしくてたまらない。

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