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2024年の現在地

年末年始はしっかり休みをとり、休み中にこれまでやってきたことを振り返り、これからのことを考えました。

今年は今の会社(スウェーデンの通信系企業)の日本におけるブランドパーセプションを他の社員や外部のメディアを巻き込んで確立すること、並行してクリエイティブの世界やカルチャーと繋げる自分ならではのクロスボーダーな視点を入れて、そのパーセプションを少しでも革新することに取り組んでいくつもりです。

12年前に自分の会社をたたんで以来、いくつかの業界を経験する中でインフラと呼ばれる産業の組織を選ぶことが続きました。所属したのはいずれも事業や研究を主体として担う組織でしたが、自分はあくまでエージェント的な立ち位置を好み、いろいろな対象を扱って人や情報をつないで変化させていこうとしていました。逆に、業務や役割が固定される状況や、製品やソリューションの長期開発、手法の研究といったことには合いませんでした。(経験させてもらったことはありがたいし、それを手掛けている人達にはリスペクトを持っているつもりです)

自営の頃には北欧のカルチャー、日本のITベンチャー、家具業界と長くお付き合いし。組織に入ってからは、マテリアルサイエンス(材料科学)の研究、金融、機械・重工業、通信の業界を経験しました。仕事としては、自営時代のWEBやグラフィックなどの情報デザインに始まり、途中ライターや写真でアートを制作。組織に入ってからは、広報企画、アートディレクションとWEBマーケティング、インハウスデザイン組織でイノベーション活動の支援や戦略の発信、ビジョンデザインするための研究活動、人材マネージメントを経て、現在は社内外広報を一手に引き受けることに。

ポジションや組織がどうあれ、手触り感の得られる規模で、人や情報をつないで無形の何かをクリエイトできていること。それが自分のやりたいことなんだろうと(ここまでやってようやく)納得したような気がします。それをインフラのような誰もが影響を受け、利益も享受する仕組みについてやっていくことに意義を見出していることも。更にをクロスボーダー(国)でやりたいという思いも、自分が強くこだわってきたポイントで、故に大いに迷う原因になりました。こういうことを、もっと早く理解できれば、今見えている景色もずいぶん違ったのでしょうが、結局こんなに時間がかかってしまいました。

もし、今の仕事上の目標が達成できたら、もっと国際的な視点から戦略やビジョンを描く方に移ってみるのか、テーマを変えて人や情報を媒介していく仕事をするのか、あるいはもう一度独立してその両方をやっていくのか、そんなことも描けるようになりたいと思います。

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