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急がば回れ!譜読みが苦手な人こそ、指使いにこだわろう。


指使いは曲をひとまず弾けるようになった後、「なんかつっかえる」時に見直すと間違えていることが多いもの。先生に注意されても、手が覚えてしまった後では直すのも一苦労します。

譜読みする時、音符を読むことばかりに集中してしまうと、指使いまで気が回りません。ですが、あえてご提案!譜読みの段階から徹底的に指使いにこだわれば、譜読みも早くなり、あとの練習もスムーズに行えるようになります。



音符を読む時に指使いを決めて書き込んでしまいましょう!



何のための指使いか?

指使いは無理なく最小限の動きで効率良く弾くためのものです。余計な(無駄な)動きがなくなれば、その分、手にかかる負担も最小限に抑えることができ、楽に弾くことができます。

球もコントロールの悪い投げ方をされるとキャッチできずに走り回り、混み合った場所に投げるとキャッチしてもらえなかったり。


自分に合った指使いを決めるメリット

無理なく自然なポジションからなる運指は、ミスタッチが減ります。自分に合った指使いは、その後の譜読みの速度をも加速させます。指使いが決まれば譜読みはもう80%仕上がったも同然です。

書き込み、練習のたびに同じ指使いで練習することにより、手が覚えてくれて暗譜も楽になります。


だから、譜読みの段階で指使いを記入する癖をつけよう

譜読みの時に指使いを決める練習は、その後が非常にスムーズであることを実感していただけるでしょう。

ちなみに、本に書いてある指使いが弾きにくい場合には、自分用に書き換えても問題はありません。人の手の骨格は年齢や性別、人種が違えば大きく変わってきます。自分が楽に行える運指を研究してみましょう。

次へ進むのにスムーズな運指を見つけます。慣れるまでは全て記入してしまっても良いくらいです。これは音符が読めない時に音名(ドレミ)を書くよりも効果があります。


気を付けたい事

まずは一小節ごとに区切り、指使いを決めてください。いろいろな指使いを試してみることで楽に弾ける指使いを見つけることができます。気をつけるべきは、次の小節に進む時には前の小節からのつなぎ目も意識して考えます。


フレーズが切れないように注意する

これはとても重要です。フレーズが切れないような指使いを研究することにより、将来において楽曲を音楽的に仕上げる時も楽になります。


テンポを上げても弾ける指使いを心がけよう

ゆっくり練習している時には弾けた指使いでも、指定されたテンポまで上げると弾けなくなってしまう場合もあります。気付いてから直すのは難しいので、将来的に仕上げるテンポのことも考えて研究しましょう。


パターンを知っておくことも大切

運指にはいくつか決まったパターンもあるので先生に訪ねてみましょう。例えば同じ音を弾くときには指を変えるとか(連打)、レガートで弾く場合は同じ音でも次へ行くために指を変える時もあったりします。指をくぐらす時には下からとか、いろいろです。


急がば回れ

「譜読みの段階でそんなことするのは大変」と思いますが、実はこの一手間が、後々の作業を楽にします。

是非、その後の練習のためにも指使いは譜読みの段階から書き込むことを実践してみてください。




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