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ザリガニの鳴くところを観た

お盆に義実家へ帰省し、義母と一緒にザリガニの鳴くところを観た

正直、原作がベストセラーとは知らずに
ぼんやりみ始めた。
産後初めて長尺の映画。集中してみれたことにまず感動

サスペンスかとおもいきや環境保護だったり貧困、差別、ロマンスの要素があり
最後はあっと息を呑む展開!
なにより映像が美しすぎた。。
白ガンの群れ、ムール貝の朝採りの風景は神秘的で、最大のポイントである湿地はいつも主人公を母のように包み込んでくれる
緑豊かな自然だけですでに眼福で、これは映像じゃなきゃなとおもった

しかし義母は原作のほうがよかった模様。笑
ぎっしり詰め込まれたストーリーをさらに時間内に調整するのってむずかしい。
たとえば結末はおなじでも見せ方で印象は変わる。ストレートに伝えたいことと観客に託したいこと、想像してもらいたいことが原作とちがうと別の作品になっちゃうよね

個人的にはチェイス役の俳優が、キングスマンファーストエージェントに出てきたコンラッド役だったことに愕然!まったく気づかなかったけど、どこかでみたことあるような顔、、とおもっていた
コンラッドは志溢れる熱くて優しい青年だったけど、チェイスは性格がよろしくないボンボン。笑
役の振れ幅がすごい!

今回、北海道は十勝に旅行へいき、真鍋庭園という個人植物園みたいな場所で大きな柳やリスの食べ殻、ゴジュウカラをみて、大地をからだで感じた
日差しの強さや蚊の生命力に萎えるときもあるけど、鳥の囀りが聞こえてくるのは贅沢だなぁ
なにより空気が美味しいってだけで幸せ。

だからこの映画とどこかしらリンクして、どんな消費行動をしても、自然に勝てないなぁとおもった
小さい頃は虫や花が大好きだったのに、自分より小さいものを育てることが大好きだったのに、いつのまにか大人になると触れなくなってたり他のものに価値を見出して疎遠になる
お金を自分で稼げるようになったけど、サブスクとか、見えないものにお金を使ってるような感触は不自然なのか?
子供を育てるようになって、もっと地に足のついた、原始的なものに目を向けるようになってきた
文明とか教養ってうまく言ったもん勝ちかな

というのは関西に帰ってきてうだるような暑さにてんてこまいな私の勝手な桃源郷的解釈かもしれません。

ザリガニ原作の小説も読んでみよう〜
タイトルうろ覚えで、アメリカザリガニの住むところってぐぐったら用水路って教えてくれた。ありがとうgoogle、いつもお世話になります。

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