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労働やめる宣言

労働が好きな人っているんでしょうか。なにしろ「労:骨を折ってはたらく、くるしめる(Oxford Languagesの定義より)」なんて言葉が入っている。誰もみずから進んで骨は折りたくないだろうな…と私は思います。まあもしかしたら好きな人は好きかもしれません。この世にはいろんな人がいるので。でも私は労働めちゃくちゃ嫌いです。嫌いすぎて鬱状態になり、今は長い(休職という名の)バケーション期間を満喫しています。バケーションに入ってまあ2週間くらい身体を休めたら、すっかり鬱状態はよくなりました。もともといわゆる、世間一般に言うところの、双極性障害という特性があるので浮き沈みは常にありますが、調子の波が安定したんですね。ものすごく落ちることがなくなりましたし、やりたいことを思い切り楽しめるようになりました。

労働の定義

私は最近、嫌だ~~~~!!!!!と思うことに対して、何が嫌なのか?ということをいったん考えてみるという作業をするようにしています。自分なりに定義を作るということです。労働についても、自分の定義を作ってみようと思います。辞書に載っていることや、一般的な定義とは違うかもしれませんが、まあいいでしょう。自分がそれをやって楽になればいいんですから。直近の全ての行動は楽になるためにやっています。

私が考える労働とは?:週5日9時から17時まで同じ場所に居続ける/上司の言うことを聞く/自分がコミュニケーションを取りたいと思ったわけでもない人たちと同じ空間に居続けて、しかも当たり障りのない話しかできない/給与が固定されている/しかもめちゃめちゃに税金で給与を天引きされる/所定の勤務時間を守らないといけない(1日のタスクが終わっても!正気の沙汰ではない)/やりたくない作業も回ってくる/数字を間違えるとめちゃくちゃ怒られる

3年前から2か月前まで、上記の定義が全て当てはまる会社で労働をしていました。全部が嫌いなんだから、調子が悪くなって当たり前だな…と今となっては思います。この定義に当てはまる箇所が少ない会社もあるかと思いますが、日本の会社の場合これらが1つも該当しない場所はそうそうないんじゃないでしょうか。(あったら教えてください!)

労働と仕事は違うんじゃないの?

仕事は好きです!とにかくこの世では労働と仕事が混同されてしまうので、私もうっかり勘違いをして仕事したくない…なんてことを過去には597416回くらい言ってしまいましたが、仕事は好きでした。仕事、悪しざまに言ってごめんね。あなたのことは好きです。少ない経験ではありますが、過去にああこれはいい仕事だったなあ、と思ったことがいくつかあります。自分で営業を掛けて作ったアクセサリーを売ったこと、同人誌を書いて売ったこと、(お金にはならなかったけど)服を作ってモデルさんとカメラさんを探して作品撮りをしたこと。どれもめちゃくちゃに楽しかったです。

売れることを意識すると仕事じゃなくなる?

そうやって楽しい仕事をいくつかやったりもしていたんですが、どれも途中から楽しくなくなってしまいました。その理由を考えてみて、ここ数日でやっと腑に落ちたんですが、売れ始めるともっと売りたくなって、やりたいことより売れること、効率よく回していくことに視点が移っていたことが私にとってはよくなかったみたいです。やりたくないのに、これやった方がいいかな…という作業がどんどん増えて、どんどん仕事自体もやりたくなくなっていって、でも売れたいからやらなきゃいけないし…みたいな状態になっていっていました。これは楽しくない!楽しくないことは身体に悪いから、体調も悪くなってどんどんパフォーマンスが落ちていきます。体調が悪くなって自信もなくなって、やりたい仕事で稼げないから会社員になるしかないんだ…と思って今までの労働に従事していました。よくないスパイラルすぎる。会社員になった時、親は喜んでいましたが。親って不思議です。親の話は本題じゃないのでまた今度書きたいと思います。

楽しいことしかしないぞ

という色々なことがあって今は休職して傷病手当金を受け取りながら暮らしているんですが、もう毎日楽しくて仕方ありません。1日でやりたいことがたくさんあって、明日は何をしようかなと考えながら眠ります。そして、インプットとアウトプットの量も激増しました。今こうやって文章を書いているし(こんな長い文章を書いたことはほぼありませんでした)、1日3~4時間くらい編み物をするし、気が向いたら絵も描くし、料理もするし、本も1日2冊くらい読めちゃいます。アイデアというか、こういう企画をやったら面白いんじゃないかなという思い付きもどんどん湧いてきます。私は双極性障害なので、躁転にはならないようにという点は注意深く見ていかないといけないのですが、友人に聞いても調子よさそうだね~という感じの答えが返ってくるのでたぶん大丈夫そうです。楽しいことしかしないとこんなに身体が軽いのか、と衝撃を受けました。

それでいつまでも食っていけるわけがない、という声がどこかから聞こえてきますね。これが私がルートを誤った原因でもあるわけですが、普通に暮らしてるとこの声はものすごい音量で聞こえてきます。親もめちゃくちゃこれを言ってきます。この言葉をどう無視するかが私の今後の課題です。ただ、少し勝算はあります。私はかつて障害年金を申請して受給したことがあります。等級はそこまで高くなかったはずですが、70万円くらい入ってきました。70万円ですよ。すごくないですか?いま現在贅沢したな…と思う月で生活費が25万円くらい掛かっているので、もう一度申請が通れば単純計算で3か月弱はこのまま暮らせるわけです。その間に楽しいことでお金が入る流れが作れちゃえばいいんじゃないかな~と思っています。というわけで、また書きたくなったらその後この試みがどうなったかを書いてみようと思います。

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