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In the SOOP のその前に、アイドルを愛す覚悟を決めた話

時の流れは早いもので、BTSに魅了されはじめて4か月が経とうとしています。
この間に彼らは新曲DynamiteでBillboard TOP100のNo.1を獲り、様々なプロモーションを発信し、青年の日式典やUNGAで若者たちへ希望のメッセージを送り、つい先日は見事なオンラインライブで世界中のARMYを元気づけてくれました。
主だったものだけでもこれだけあって、そのスピード感と仕事量、一つ一つのクオリティに、「ちゃんと寝れてる? ご飯食べれてる?」 と親のように心配になってしまうのはもはや仕方のないことなのですが、そんなARMYたちを安心させるかのように、まめにtwitter、instagram、tiktok、VLIVEなどで飾らない姿までも見せてくれるんだから、ほんと愛されてるな~!って思いますよね。うんうん、ムラサキするよ!!

休みなく幸せの供給を続けていただけるその有難みを日々噛み締めながら、かなり必死に追っている訳なんですが、なんとBTS、今挙げた以外にもつい最近までWeverseでIn the SOOP(以下、SOOP)というリアリティ番組を放送していました。それもメンバーが森の中にあるコテージで一週間をのんびりと過ごす姿を見れるというファン垂涎の内容!

しかしそんな特大サイズのプレゼントが目の前にあるにもかかわらず、私はこれまで頑なにSOOPと距離を置いてきたんです。

何故か。それが今回のnoteの本題です。

1. アイドルを愛するって勇気がいる

ずっと歌とダンスに注目していて、あまり深く考えてこなかったんですけど、BTSって紛れもなく「アイドル」なんですよね。見せてくれる舞台はとてもアーティスティックだし、アーティスト的な側面が強い存在ではあるけれども。
この間、花様年華のライブ幕間で流れたイメージ映像を見ていて思いました。この人たちは、生み出す作品だけではない、その成長過程や生き方そのものでもって私たちに希望を与えようとしてくれる存在(=アイドル)なんだって。

今まで(特に社会人になって以降の)私は好きな曲を聴いてもその歌い手自身のことを深くは知ろうとしなかったし、好きな映画を観てもその役者自身にはさほど興味を持たずにきました。作品や役柄は当然ながらその人そのものでは無いし、作った人のことを深く知ったところで……と斜に構えてしまっていたのかもしれませんが、私の中では、作品を好きになる事とアーティスト自身を深く知り好きになる事って無意識に切り離されていたわけです。

今の日本においては特に、「作品を愛せればそれで満足、そこに作り手のリアルはさほど必要ないし、切り離しておきたい」という考え方は、寂しい気もするけれど、アーティストを応援する上で、珍しくないスタンスなのかもしれません。でも、本業と離れた発言(所謂「政治的発言」/ナンセンスな言葉ですよね…)をした有名人が異常に思えるほどの反発を食らったりした報道を目にすると、欝々とした気持ちになります。
もちろん作り手本人の人柄が好きで、だから作品を愛するってパターンも同じくらい多いとは思いますが。←この辺りの話はそう単純には語れないし、大変デリケートなことなので、流し読んでもらえると有難いです。

自分がBTSをアーティスト的に、作品と彼らを切り離して見ていたことに気が付かされた切っ掛けが、9月半ば頃に読んだインタビューでのRMさんの発言でした。
どこで何を読んだのか覚えていないってのがかなり致命的だし、本当にもどかしいんですが、「ARMYたちが喜んでくれるから、舞台上で美しく飾った姿だけでなく、仮面を取った素の部分も見せるようにしているんです」的なことを確かおっしゃっていました。これ読んだとき、そういうところまで見せるのはちゃんと彼らの中で織り込み済みのことなんだなと、すごく驚くと同時に、納得&安心したんです。
ファンに見せる自分の範囲がそれだけ個人を侵食しているってことだから、本当に大変だと思います。だから BREAK THE SILENCE でも「狂いそうになる」っていう強烈な言葉が繰り返し出てきたんだなとも思いました。それでも、彼らはARMYたちのためだと言って、見せる必要のないところまでも見せてくれようとしている。

繰り返しになりますが、だからBTSはアイドルなんですよね。とても生々しい存在です。
当然彼らにもプライベートはあるし、ファンに見せない姿があることは重々承知していますが、それでも私生活の一部を私たちに開示して、どんな考え方でどんな風に生きていてどんな人間なのか(もしくは、でありたいのか)ってことを見せてくれるし、(いやな言い方だけど)それも仕事のうちだってことがよく分かっている。そして、自分たち自身の魅力を少しでも多く伝えるために、愛されるために、常に輝く努力を惜しまない。
そんな彼らだからこそ、青年の日式典UNGAで披露したスピーチがより説得力を持って、大勢の人々の胸に響くんです。

アイドルとは縁遠い人生を送ってきた私には、遠い舞台上の人たちを丸ごと知って愛するって感覚がまずよく分からなかったし、かなり勇気のいることでした。
だって、嫌な部分や知りたくなかった部分を知ってしまったら、彼らの生み出した作品さえも色あせてしまうような気がしたから。毎日のように見て、聞いて、幸せをもらっている、大好きなBTSのパフォーマンスがもし急に味気なく感じるようになってしまったら、耐えられないだろうなと恐ろしく思いました。
ただ、よくよく考えてみれば、私がこの数か月の間で見てきたのは、何も彼らの作品だけではないんですよね。
意識はしていなくとも、パフォーマンスの舞台裏や、SNSで見せてくれる少しメイクの薄い表情、リラックスした姿、物事に取り組む姿勢や考え方、言葉の一つ一つ、それら全てから私は元気をもらっていたんだなぁ。もうすっかりその人となりまで大好きになっちゃってるなぁと、ようやく気が付いたんです。

アイドルを好きになるって勇気がいる。
けど、好きになるときは結構呆気ない。

きっと、SOOPを見たら、今まで知らなかった彼らを知ることになるでしょう。イメージ通りのこともあるだろうし、意外に思える一面を知る事にもなるかもしれない。実はこんな人だったんだ?! と驚かされることだってある気もします。
新しい発見の中には、好ましい部分もこれはどうなの?って部分も当然あるだろうけれど、それはこれまでにたくさんの「好き」を増やしてきた彼らの一部なんだと、丸ごと愛しいと、今なら思える。

そんなわけで、SOOPを見る前に、取り分け印象的だったエピソードを挙げながら、今思う彼らの好きなところとか、今持っているイメージを纏めておこうと思います。後で見返したらきっとすごく楽しいだろうから!

2. 言葉で背中を押してくれる人 [RM:キムナムジュン]

これ、Billboard 1位後の記者会見 (有難い日本語訳はこちら)を見ての感想です。BTSの記者会見を見たのは初めてだったんですけど、方々に配慮した言葉を選びながら、少し独特かつ愛嬌もある受け答えで整然と意見を述べる姿は物凄くインパクトがありました。後ろのナムペンが思わず頷いちゃうし真剣に聞き入っちゃう気持ち、よく分かります。

賢いだけでなく、その優秀な頭脳を適切に効果的に使うことのできる思慮深さや礼節、柔軟性を持ち合わせた人なんだなと、ナムさんのコメントを見る度に感じます。
そして、これは程度の差はあれどメンバー全員に言えることですが、常に学び続けている。アートだったり、社会情勢だったり、環境問題や歴史だったり、様々な方面にアンテナを張って、いろんなところから吸収して、それを自分の表現に活かされているのだなとすごく強く感じます。だから、変容の激しいこの時代において、いつも新鮮なかっこよさを示せているのですよね。

「この人がいてくれるから、BTSは大丈夫だ」と思わせてくれる。メンバーたちにとって心強いリーダーなのは勿論だけど、ARMYにとってもすごく心強い存在です。この方への信頼がある限り、私はずっとARMYでい続けられる気がします。(ナムさんへの愛、結構重い……)

こんな綺麗にコメントに服の柄が活かされることってあります? ナムさんが謎の機転?でちょっとうまいこと言うのも(そしてそれがなかなかにベタなのも)結構好きです。

3. 生き方に憧れざるを得ない人 [JIN:キムソクジン]

Weverseに投稿されたファンのコメントにジンさんが寄せたメッセージです。見てください。ただその時の状況を説明してくれてるだけなのにこの面白さ、ズルくないですか? ちなみに、何て褒めたかというと、「防弾少年団はイケメンだね。特にジン…」って。もう、このエピソード皆に話してる鉄板ネタですよね?!と突っ込みたくなります。大好き!!!

ジンさんはとても気遣い上手ですよね。自由に振る舞っているように見えながらも、その場の雰囲気を汲み取って、必要なところに手を差し伸べられる人だなと思います。偶然なのか必然なのかよく見ていないと気づけないくらいのささやかさだったりするんだけど、確かに誰かが救われているみたいな。(←かっこいい)
人一倍大人げなくはしゃぐなと思わせて、急にスン…となって意外に冷静なツッコミをしてくるあたりも、本来の真面目さや品の良さが垣間見えて好きです。ウェイ系のノリからつい一歩引いちゃう感じ、すごく、すごく良く分かるんですよね……。

そして、物凄く色んなことを考えて賢く生きてらっしゃるなとも思います。
「一人でいるときは大人しい人間なんだよ」とよく言っているように(まあたいていの人間は一人でいればそんなに騒がないものですよ)、本来率先して明るく振る舞うタイプではなかっただろうに、個性の強すぎるメンバーひとりひとりをよく見て、理解して、自分にとって無理のない範囲で(←これが重要)、今の立ち位置を作っていった。弟たちをまとめる長男として、掛かるストレスは半端ないはずなのに、どんな時でも意識的にポジティブな視点を持って、周りを和ませてくれる。
こんな人になりたいなと思わせてくれる、凄く憧れる生き方です。

ジンさんがどうして俳優志望を止めてアイドルになろうと思ったのか、不思議に思うことも多いんだけど(どこかで話してくれてるんでしょうか?)、BTSのJINとして、軽やかで素敵な生き方を見せてくれて本当に感謝しています。

4. 曝け出す強さを持っている人 [SUGA:ミンユンギ]

この人は歌詞で自分を曝け出すのを厭わないですよね。初めて Shadow を聴いたとき、冒頭でえらい正直者がおるぞ!!! ってびっくりした(英語詞部分だけは理解できたんです…)ことが懐かしく思い出されます。
その後 Seesaw を聴いて、自分でも何故そう感じたのか上手く言葉にできないけれど、絶対この人いい人だ! (そして、間違いなくモテる!!)と確信したのも、すごく鮮烈な思い出です。

全てがそうではないでしょうが、ユンギさんは実体験だったり、考えや気持ち、世間に対して言ってやりたいことを歌詞にします。その中身は、自分の弱さだったり、後悔だったり、所謂ネガティブな感情であることも多くて、読んでいて泣けてきてしまうこともあるくらい、聞き手の想像を掻き立てるし、赤裸々なものです。
私生活さえも人目に晒されてしまうアイドルという職業上、心の中くらい少しは隠したくなるものじゃないのかな、と臆病な私は考えてしまうのだけれど、ユンギさんは曝け出す。
繊細な感性をお持ちなのに、めちゃくちゃ芯が強いなと思います。
これができるのって、それこそが曲を世の中に発信する意味だと彼自身が考えているからというのが一番の理由だけど(この間インタビューでも話してましたよね)、BTSやARMYを信頼しているからってのもきっとすごく大きいんですよね。そういうとこ、本当に大好きです。

相変わらずマイク使いが荒い!

I-LANDのEP.7でBTSメンバーがアイランドの子たちの悩みに答える企画がありましたが、「良いラッパーになりたい」という悩みに、即座に「Hipになりたいと言ってるうちはHipになれないんだよ!(※意訳)」と優しくもきっぱりと指摘してあげていました。
言語の壁が高すぎて、私には "I want to be hip." がイケてるイケてないの機微は正直よく分からなかったけれど、でもそれって正解不正解がある話でもないじゃないですか。流すことだってできたのに、いくら後輩だからって、初対面でそんな直球で弄ります? って驚いたんです。
でもそうしてはっきりと指摘してあげられるってのは、「今かっこいいことをやれている」自負があるから、むしろ「今のかっこいい」を作り出している側であればこそなんですよね。

これは BREAK THE SILENCE の最後のインタビューについてですね。ユンギさんは大抵いつも正直で、それ故に言うことがいちいちストレートでかっこいいんですが、珠にかっこよさがキマりすぎて、受け手がふふっとなってしまう(そして本人はそれを全く気にしなさそう)、そんなところもまた愛おしいです。

ユンギさんいかにも首が痒くなるから……とか言いそうなのに(←ど偏見)、しょっちゅうモヘアセーターを好んで着ているのも可愛くて好き。

≪写真:心も肩も曝け出すユンギ氏≫

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5. 暗闇と星の関係を思わせる人 [J-HOPE:チョンホソク]

UNGAのスピーチの締めでナムさんが言っていた言葉 "Stars shine brightest when the night is darkest."( 夜の闇が深い時、星は最も輝きます)私にとってホソクさんは正にそんなイメージの人です。

≪写真:94zの関係性にはときめきが詰まっている≫

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ARMYになって以来、ちょくちょくホソクさんの笑顔の裏の闇についての噂を耳にしてはいましたが、あまりにも彼に隙がないため長いことピンと来ませんでした。
なので、BREAK THE SILENCE を見たとき、その闇が想像の5倍くらいのでかさだったから、本当に驚いたんですよね。
メンバーが有名になっていった先の恐怖について口にした中で、ホソクさんの言葉が私には一番堪えました。私にとって、「どんな時も笑顔を見せてくれる、希望に満ちているJ-HOPE」だったホソクさんが、それほどまでにBTSで無くなる未来に怯えていたなんて、思いもしなかったから。

先ほどのI-LAND EP.7で、ユンギさんが「(ラップが上達するために)研修生の時、毎日1バース書いてたよ」と、そこはかとない先輩面で言うんですが、これは長くなりそうだと瞬時に悟ったのか、すぐにホソクさんがめちゃくちゃ華麗に話題転換するんですよ。
「僕はI-LANDのファンで、全て見ています。だから全員のこともよく知ってるよ。」って。
ガチトーンのアドバイスに神妙な顔で聞き入っていたI-LANDの子たちがそれはもう大喜びだったのが微笑ましくて、ホソクさんはその場の空気を一瞬にして明るくて暖かいものに変えることのできる人なんだなぁと、とても印象に残った場面でした。

どちらのエピソードも、脈絡がないようで、実は繋がっていて、ホソクさんは恐れとか不安とかの感情を常に抱えているからこそ、それを払拭するために自分を輝かせたい、周りの人々に明るい希望を与えたい、と頑張る人なんじゃないかなと思うんです。
彼の中で表裏一体となっている光と闇は、光の部分がとても強くて、闇を覆い隠しているようにも見えるんだけれど、ふと垣間見える暗い部分がホソクさんを堪らなく美しくセクシーに見せてくれるし、だからこそ、いつだって私たちに希望を運んでくれようとするその姿にグッとくる。
眉根を寄せた表情だった「Dynamite」のティザー写真にどうしようもなく惹かれたのは、普段めったに見られない二面性の表出が心を揺さぶったからなのかも、と今となっては思います。

≪写真:世界中のARMYをどよめかせたJ-HOPE氏≫

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6. 秘密を持つ覚悟のある人 [JIMIN:パクジミン]

ジミンさんは知れば知るほど分からなくなります。とても人懐っこく心を開いてくれているようで、その実とても秘密主義な人だなあと感じることも多くて、そんな揺らぎがジミンさんの魅力なんだろうなと最近はよく思います。

インタビューでいつもARMYについて言及してくれますよね。素直な質なので毎回嬉しいなと思っているんですが、さすがにスタイルヒーローまでARMYと答えてきたのは予想外でした。どんな角度からでもARMYに繋げてくるこの徹底した姿勢。物凄い頑なさを感じます。
ペチョルスさんのラジオで、「家に一人でいると何もやることが無くて…じっとしてます」と話していた時も、ちょっとそれは盛ってませんか? いや、お願いだから盛っていてくれ(悲し過ぎるじゃん……)、と内心思っていました。

どんだけこの人の中では、BTSとARMYが全てなんだろう。それ以外の部分を全然出してこない。全ッ然、アイドルパクジミンを崩さない。

実際のところどうなの? とずっと観察してきましたが、未だにジミンさんのことはよく分かりません。あまりにも自分とは違い過ぎるし、私がこれまでに知り合った人にも誰一人ジミンさんのような人はいない。
曝け出すユンギさんとは対照的に見えるこの姿勢ですが、でも不思議とどちらも私にとってアイドルとしてこの世界で生きていく覚悟を感じさせるんですよね。プロフェッショナルとしてのプライドが人一倍高くて、先の未来までしっかりと見据えているようにも見える。
目的を明確に持っていて、ちょっとやそっとではぐらつかなそうなところが、BTSにハマった当初から変わらずジミンさん(及びユンギさん)を推している理由なのかもしれません。

ジミンさんって、誰もが口を揃えて言うほどの完璧主義で、実際パフォーマンスはいつも素晴らしいし、スピーチはしっかり暗記してカンペなしでやってのけるし、準備することにかけては絶対に手を抜かない方なんだなと、いつも見ていて思うんですが、割と突発的なゲームには弱くって、そんなときのちょっと素が出ちゃいそうになる瞬間がものすごく可愛いんですよね。
たぶん元々の能力としては、ジミンさん本人が満足できるレベルにはなくても、誰よりも努力できる才能と、持ち前のセンスと勘で、その完璧主義を適えてきた人なんだろうなと思います。

Run BTSで上手くいかなかったときに、よく「僕バカみたいだ……」って言ってますけども、バカなことしてる人間らしいパクジミンも、完璧なアイドルパクジミンも、妖精のように舞い、天使のように歌うちょっと人ならぬものっぽいパクジミンも、もっともっと見せてほしい。パクジミンって何なのって惑わせて、より一層私たちを魅了してほしいと思います。

7. 無邪気に魅了してくる人 [V:キムテヒョン] 

最近グクがやって話題になった性格診断ですが、実は以前私も偶然やっていて(グクとお揃いの結果でした♥)、その時こんなツイートをしてたんですね。結果を読んだとき、真っ先に思い浮んだのがテヒョンさんだったんです。(※実際のテヒョンさんは、ENFP 広報運動家型)

持ち前の美的感覚やデザイン力、そして自分の選択や行動さえも活かして、社会的慣習の枠を押し広げます。
人々やアイデアとの繋がりに刺激を受けながら、色鮮やかで官能的な世界に住んでいて、こうした繋がりを再解釈しながら、自分自身や新しい視点を再発明したり実験したりして楽しみます。
(人との繋がりを大切にする気質ながらも)冒険家型の人達は間違いなく内向型で、人前から姿を消し、一人になってリフレッシュすることもあり、さらに友人たちを驚かせます。

「美的感覚」「人々やアイデアとの繋がりに刺激を受け」「内向型」ってキーワードでテヒョンさんを思い浮かべたのは、彼を知って間もないころに見た Winter Bear のMV(ちょうど一周年だった)と、この写真が印象的だったからです。

«写真:🐻マスクとサングラスで見事にクマになりきるテヒョン氏»

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かなり昔の写真ですけど、とってもお洒落を楽しんでるってことと、見る人を驚かせたい、楽しませたい、少し揶揄ってもみたい……! みたいなことをいかにもワクワク考えていそうですよね。私の大好きなテヒョンさんの愛らしい無邪気さが全て詰まっているなぁと見る度に感じられて、大変に癒されます。
自由気ままなようでいて、いつも愛されることに一生懸命なところが可愛いし、大好きです。

あと、テヒョンさんはにこにこ無邪気に笑っている時と、生きてる?って心配になるくらい無表情な時と、すごくふり幅が大きいんですよね。インタビューの場で彫像のように微動だにしなかったりすると、あ、今完全にご自分の世界に入っていらっしゃるな……と一目で分かるので笑っちゃいます。
こういうところから、「内向型」ってキーワードに繋がったと思うんですが、今でもテヒョンさん、突然一人でふらっと山に登って一週間くらい帰ってこなさそう……と勝手に夢想してしまうことが度々あります。(熊イメージが強すぎる)

8. 愛情深いヒーローのような人 [JungKook:チョンジョングク]

私は「たくさん食べる子はいい子」という、いささか単純すぎるものさしの下で生きている自覚があるんですが、グクはまさにその言葉通りの人で、とても可愛く思います。
ただ、彼を知った当初は最も近寄りがたさを感じるメンバーでもありました。去年のジンさんのバースデーV Liveを何かの拍子に見てしまったからです。

あの、常に何か食べてますよね……? と言いたくなるくらい、食い意地イメージの強さではメンバーいちのジョングクさんが、勧められたイチゴを必死に拒んでいる!!
今でこそ、この光景が非常にレアであると判断できるまでになりましたが、当時見たときは物凄くストイックな子なんだな~と素直に感心していました。(※ジョングク君は体脂肪率10%の正しくストイックな男の子です)
今なら分かるよ。この時、本当はすごくすごく我慢していたんだね……。

歌もダンスも上手くて、ビジュアルも良く、愛嬌もあり、更には自分に厳しくストイックでもある。ちっとも非の打ち所がないじゃん! こんなに何もかもが完璧で性格も良いとかある? としばらく懐疑的な目で見ていたんですが、実際に性格まで優しくて愛情深くて最高だったんですよね。こんな可愛い人、好きにならずにはいられません。

The Tonight Show BTSWeek の確か三日目で、ヒョンたちが挙って「私がマンネを育てました」と言っていたけれど、メンバー皆の良いところを見て、吸収して、自分のものにしてきたから今の素晴らしいジョングクくんがいるんだなと、しみじみ思います。
そして、惜しみない愛を与えられて育ってきたから、それを拠り所として、失敗を恐れず色んなことに挑戦できる自信や強さがあるんだろうなとも思います。今書いていて気が付きましたが、すごく、BTSを象徴するような人ですよね。

9. 最後に

先日ついに新アルバムBEのタイトル曲が発表されました。

 "Life Goes On" 

言わずと知れた、UNGAでのスピーチの最後にメンバー全員が世界へ向けて呼びかけた言葉です。
BTSとしての活動は全てが繋がっているんだなと改めて気が付きましたし、彼らを好きになるのに一部分を切り離して、なんて最初から無理な話だったんだな……と悟りました。
こうした「BTS ユニバース」(※マーベルユニバース的な)とでも言いたくなるような世界観をBTSやその周りを支える人々が作り上げて、思いや考えを広く共有することができる。物凄く壮大なプロジェクトですよね。
ますますこれからのBTSが楽しみですし、きっとこの先もっともっと愛すべき要素が増えていくんだろうなぁ。


長々とお気持ちばかりのnoteをお読みくださり、ありがとうございました。
もし少しでもご興味がおありでしたら、BTSと出会った時のときめきを綴ったnoteも読んでいっていただけるととても嬉しいです。




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