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壁画アート事業は何故伸びたのか?新規事業を立ち上げる私なりのコツ【前編】

こんばんは!!長期の関西出張から帰ってきました、平山です。やっぱり出張は楽しいなぁ。出張で3kgくらい太りました。いろいろな人と出会えて、偶然の出会いもあってよかったです。

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アシタノシカクの大垣代表と。

さて、前回の記事で独立するまでは長ったらしく書きましたが、じゃあ今何をやっているの?なんでやってるの?ってところをこの記事で書きたいと思います。

簡単にいうと以下の事業の立ち上げ・運営をしています。

アート通販サイト“WASABI”
http://wasabi-nomal.com/
オフィス×ウォールアート 事業
http://wasabi-artdesign.com/

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両方とも、日本人が一生に一枚以上の絵を買う文化の醸成を目指した事業。そして、個人的には働く人とアーティストが限りなく近い世の中になったらいいなと思ってやってます。サラリーマンも時々アーティストになったらいいと思う。

今でこそ通販サイトWASABIは「アート 通販」で検索したら一番上に出てくるし、ウォールアートでは日本を代表する企業のオフィスも手掛けさせて頂きました!!

自慢ぽく聞こえますね?そう、自慢です!!(ドヤ)

お伝えしたいのは、私が最初から4年後にこの実績を達成する計画を描いていたわけではないと言うこと。目の前のことをこなし、時には直感に頼ったりした結果が今です。

私は自分がこういった立場になる前は、事業を創造しスケールさせていくことって緻密な計画が必須だと思ってました。でもそれは絶対ではなく、事業創造の段階ではそれより遥かに大事なものがあると今は言えます。

また、アートでのビジネスを考えたことがある人ならきっとわかると思うけど、アートでお金を稼ぐのは基本的にすごく大変だし、「アート」「アーティスト」「クライアント」の板挟みになって悩むこともあります。扱っているものの熱量が高いのですから当然です。

まずは、何故4年間なんとかやってこれたのか・・・の前に、なんでアートの事業を立ち上げたのかを書けたらと思います。



実は事業内容を何も考えずに独立した

いきなりポンコツな話ですが、タイトルの通り。

実は私は独立を決めた時には、何も事業創造をする予定はありませんでした!!当初はデザイナーとして社長の事業を支える予定だったので、自分で事業をするなど考えてませんでした。向いてないと思ってましたしね。

でも入社前に社長が言った「小さい会社でリスクを追うなら、何かやりたいことをやったら?」という言葉に自分でやりたいことを考え・・・

めっちゃ考えた結果・・・

最初はご飯のお供を通販で販売しようとしていました。なんでやねん。

私、別に白米命とかでもなかったのに、ほんとなんでなんでしょう・・・ちなみにサービス名はコメジルシ(仮称)

実際にロゴとかも作ってたんですが、まず競合が多すぎるし、食品業界に私自身が思い入れや課題感があったわけではないので、なんかしっくりこないまま準備をする日々。この時は資生堂の仕事をしながら準備をしていました。

ところがそんな日々は、資生堂に退職を告げたあと、1ヶ月の休みをもらって訪れたサンフランシスコで終わりを告げました。


「そうだ、アートのビジネスやろう!!」と思わせてくれたサンフランシスコ

なぜサンフランシスコに行ったかというと、当時(2015年くらい?)京都で運営を手伝っていたAirbnbに来てくれた人がサンフランシスコの人が多かったんですね。(本社があるからかな?)

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で、その人たちに会いに行くツアーをしたい!!ということで、1ヶ月サンフランシスコに行くことになりました。

前半2週間は友人をめぐる旅(これは当時のパートナーと共に)、後半2週間は1人語学学校に入ってプチ寮生活を楽しもうと思っていました。

本当に楽しく濃厚な1ヶ月間でした!!ヨセミテ国立公園に行ったり、いろんな友人の家に泊まったり、Airbnb本社にお邪魔したり、3/11には東北を想いアパレルショップでライブペインティングもしました。

そんな中で目に止まったのは、アートに対する距離の近さでした。

友人の家には必ずアート。

公園では野菜マルシェの横にアート。みんな普通に手で触って選ぶ。

美術館では基本撮影OK。学芸員の人がアートと一緒に写真を撮ってくれる。どれも日本では考えられない光景でした。

その日の夜、寮の二段ベッドの下で寝転び上を見上げながら、今の事業の構想である「アート通販」を思いつきました。

今こそあまり珍しくありませんが、当時は結構珍しかったはず!!その時興奮して社長にLINEしたもののキャプチャがこちら。

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くそ長ええええええええええええ

はい。こんな感じで興奮しました。この時のLINEは原点として今でも時々読み返します。

それにたいして「やりたいことがあることが素晴らしい!やりたいことは変わってもいい!!」と背中を押してくれた社長、まっつん。

かくして「ご飯のお供」→「アート」の通販サイト運営へとびっくりの進路を変更することになった入社一ヶ月前。こうしてアート通販WASABIはスタートしました。


じりじりと伸びていくアート通販だけれども・・・

アート通販サイトは最初こそ鳴かず飛ばずだったものの、コツコツ続けていたコラムの力もあり少しずつPVが増加。(この苦労話については今度別記事で書きますね)

しかし、その頃不安に思っていたのがアートとは言え、客単価がそれほど高くはない通販のビジネスモデル。アートとは一点ものなので、そもそも多売の商売には全く向きません。

単価を上げるためには法人向けのサービスを考えなくては、と言う焦りと、日本の人口の多くを占めるサラリーマンにこそアートを伝えたい、と言う理想。その二つを考えていた時に思い出したのが資生堂時代のオフィスでした。

白くて殺風景な雑居ビルだったな。アートでもあったら楽しかったのになあ・・・・あ、オフィス向けのウォールアートのサービスをしたらいいのでは?!

こんな感じでスタートしたのがオフィス向けのウォールアート のサービス。通販と違い、自分の足でオフィス設計会社に営業し、人脈を作り、一つ一つ実績を積み上げていく楽しさがありました。このサービスはありがたいことに今では事業全体の7割の売上を占めるほどに成長しています。


事業をある程度認知させ、成功させるには

と言うことでアートの事業をしている私ですが、この4年間で、「0→1から始めた事業をある程度成功させるコツ」の輪郭を掴んだような気がします。ちなみにスケールはしてないのでスケールの方法はわかりません!!

また長くなってしまった・・・コツについては次の記事で書きますが、項目としてはこんな感じです。

大前提:コアストーリーがあるか
(1)仮説を作ることに時間を割かない
(2)事業のキャラクターをちゃんと出す
(3)先のことを考えすぎない
(4)行動はするだけしたほうがいい
(5)関わるべき人は直感で判断する

あくまで私にはこういう事業運営が向いていた、と言う話です!!多分実際は人それぞれ。

それではまた次回!!

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