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夏草のひとりごと #10 毎日のハンドルを持ててる気がしないのは。


何においても、どこか他人事だ。
こうした方が良いのでは?とか、細かいことにはよく気付くものの、人にはそれぞれのペースがあるんだしと思うと余計な口出しは極力避けたい。

ただ黙々と職場でキチンと働き、帰宅し、趣味に勤しむ。
自炊にハマってからは料理が趣味の一つで、こうしてエッセイを書くのも良い。本を読んだりゲームだってしちゃう。
時には日帰りで温泉なんて行ってみたり。

というルーチンの中で、どうしてもずーっと何かに文句を言って生きている人が正直ノイズだ。
コンプレックスだったり、日々が辛くてつい弱音を吐くのは深く理解できる。

でも、強気に周りへの不満を振りまいて全く努力していないとは如何なものか。そんな人が腫れもの扱いされて最後に自分のところに転がり込んでくることはしばしばである。

誤解は避けたいので言っとくと、僕はこういった人が嫌いじゃない。
悪く言えば自己中心的だが、何か並々ならぬ生命力を感じるからだ。

ただ、得手不得手はしっかり理解して欲しいし、今の自分の立ち位置が居場所にならないなら何か新しい世界を探す努力をした方がいい。

初めに言った通り、極力こういったことは言わないが求められたら言う。
大抵ちゃんと受け止めて聞いてくれるか、不服ながら事実としては受け取って聞くかのどっちかだ。

ようやく本題に入ると、最近その割合がとてつもなく増えて来ていて、結果的に色々口出す人になっていて嫌なのだ。
周りは助かってるというが、そもそも無関心でありたい。

こういう技術は自分の大切な人だったり、信頼できる人にだけ伝えたいと思っている。自分にもそれくらいのエゴがあることには許して欲しい。
安売りしたくないのだ。物書きの下っ端の分際で大っぴらには言えないが、自分が考えて出てくる言葉は大切にしている。

そこでハッとしたのが、ああこれが自分にとってのストレスなんだな……と気づいた。自分だけの幸せ生活ルーティンに邪魔でしかない(酷い)。

で、なんか人生のハンドルを他人に握らせているような感覚だなーと思ったのだった。

因みに本物の運転でも下手に口出されるのあまり好きじゃない。
人生のハンドルなんて口出すだけじゃなく握られでもしたらもっと最悪だ。

もう少しうまく運転する技術を身につけないと……。




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