見出し画像

21.10.30 いちごつみ(お気に入り短歌7選)

【お気に入りの短歌7首】
・秋がもう機能してゐるひだまりに影を踏まれて痛みがはしる/荻原裕幸
・傷ついて傷つけた記憶それだけが砂漠に落ちた星の輝き/畑彩子
・何故生きる なんてたずねて欲しそうな戦力外の詩的なおまえ/陣崎草子
・声が震えているな、秋、何度でもマグダラのマリアを愛してしまう/千種創一
・追憶が空気に触れる食卓の秋刀魚の光の向こうで会おう/堂園昌彦
・誰しもが抱えて生きる悲しみは真昼の星のようで見えない/野口恵子
・ヘッドホンしたままぼくの話から海鳥がとびたつのをみてる/正岡豊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?