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宛先のない手紙 vol.2

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ほぼわたしの考えを垂れ流すエッセイのようなもの。その2。
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2020年3月の記事一覧

おこもり期間の今だからこそ、わたしの理想の巣を作る

おこもり期間の今だからこそ、わたしの理想の巣を作る

対面の予定だったインタビューが、オンラインツールを利用したリモートに変更。リモートでのインタビューは今までにも何度か経験がある。そのため、今回もあわてることなく行えた。

これまでは距離のハードルがぐんと下がる意味合いで「便利になったものだなあ」と感じていたけれど、今は家にいながらにして仕事を進められることに対し、便利な世の中でよかった、と思っている。必要としてもらえるのはありがたい。本当に、あり

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【日常スケッチ】午後、某さいたまのバス停から電車内

【日常スケッチ】午後、某さいたまのバス停から電車内

3月30日(月)、くもり。

都内に一件打ち合わせに行ったほかは、基本的に引きこもりで過ごす。

昨日降った雪は昼過ぎにはまだところどころ解け残っていて、なのに近所の桜並木はほぼ満開。肌に触れる空気はつめたく、いったい今がどの季節なのかわからなくなる。

引っ越して、最寄りのバス停がひとつズレた。まだ慣れないそのバス停には、脇に椅子が置かれている。

公式に置かれたものではなく、誰かが勝手に置いて

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ありがとう、バイバイ我が家

ありがとう、バイバイ我が家

旧居の引き渡し目前。粗大ゴミの回収を控え、階下に下さねばならない日だった。よりにもよって、雪の日に。

「雪らしいよ」と友人たちと連絡を取り合ってはいたものの、本当にここまで「ちゃんと雪」になるとは思わず、「やばい、積もってる」「寒すぎる」とLINEが飛び交った。

家具や家電があらかた消えた旧居はがらんとしていて、広い。手狭だからと引越しを決めたのは、旧居に越してきたときも同じで、内見に来た7年

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【日常スケッチ】午後5時、埼京線、新宿始発

【日常スケッチ】午後5時、埼京線、新宿始発

17時過ぎの埼玉方面の埼京線は、新宿始発だからか空いていて、発車数分前にもかかわらず、無事に席にありつけた。これが通常のひとの量なのか、それとも少ないのかはわからない。とりあえず、朝に乗った電車は混んでいた。

ニュースは繰り返し危険を伝えていて、時には不安を煽るためだけに選ばれたかのような言葉も飛びかっている。

淡々と事実を伝えてほしいのに、毎度懲りずにセンセーショナルの大売り出し。震災のあと

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引越しを機に、生活を取り戻す

引越しを機に、生活を取り戻す

引越しをした。旧宅と新居の距離は、徒歩約5分。近距離ではあるものの、冷蔵庫や洗濯機を自力で運ぶことはできないため、引っ越し業者に一部作業をお願いした。

業者による引越し作業は、ものの1時間半程度で呆気なく完了。鮮やかで爽やかな作業だった。

現在、わたしはそんな新居のリビングでひとり過ごしている。隣の部屋では子どもたちが初めてあてがわれた子ども部屋で眠り、もう一部屋にはパンダのダンボールがこれで

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【日常スケッチ】午前9時台、京浜東北線、南北線

【日常スケッチ】午前9時台、京浜東北線、南北線

お気に入りだった店が、なくなってしまっていた。

昨日、ひさしぶりにその店がある街に出かける用事があったから立ち寄ってみたのだけれども、外側から見えるガラスには覆いがしてあり、看板ももうなくなっていた。

いつ、なぜ、閉まってしまったのかはわからない。貼り紙もなかった。



そのこととは関係なく、今朝めざめたときの気持ちがドン底だった。最近は眠気がひどく、それでいて眠りが浅い。夢ばかり見ている

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身につけた正義感で、自分や誰かを潰さないために

身につけた正義感で、自分や誰かを潰さないために

「がんばること」を、褒められてきた。がんばれることを、美徳とされつづけてきた。

裏を返せば、「がんばれないこと」はダメなこと、ともいえる。両者がイコールではないことを、昔のわたしは知らなかった。



がんばれること、そのこと自体は何ら悪ではない。がんばっている人のがんばりを斜に構えて捉えた言葉を投げつけるのは、それはそれでダサいな、と思う。

けれども、がんばれないことを殊更「ダメなこと」と

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【日常スケッチ】午前5時、埼玉県某スーパー銭湯

【日常スケッチ】午前5時、埼玉県某スーパー銭湯

午前4時半、起床。

最近は、まるで子どものように、早い時間に眠ってしまう。昨夜も、そうした「超早寝」の日だった。

「せっかく起きたし、今日は夫が休みの土曜日だし」

そう思い、いそいそとお風呂セットにタオルを突っ込んで、車に乗る。家の近くにある24時間営業のスーパー銭湯へ行くのだ。

そのスーパー銭湯では、朝4時から8時までの間、割安でお風呂に入れる「朝風呂メニュー」を設けている。

本来、わ

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【日常スケッチ】午後5時から6時、池袋からの帰り道

【日常スケッチ】午後5時から6時、池袋からの帰り道

久しぶりに、午前にも午後にも取材が入っていた。休校中の子どもは、夫が出勤する昼前から夕方までの半日ものあいだ留守番していたことになる。恐らく、今日の宿題を終えたあと、夫のマンガを読みふけっているのだろう。何だかんだで、子どもはたくましい。わたし自身、留守番中ひとりで過ごす時間が好きな子どもだった。

午後5時前の池袋駅は、そろそろ混み合い出す頃合いで、しかしまだラッシュと形容するには甘い空間的余裕

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ぼんやりと、電車に乗っている

ぼんやりと、電車に乗っている

ぼんやりと電車に乗っている。

休校中のため、登校班に間に合わせる朝の慌ただしさはない。精神的なすり減りもない。それなのに、どこかで消耗しつづけているような感覚がする。

じわじわ、じりじり、だんだん追い詰められているような、そんな感覚。「なんとなくだるい」が積み重なっていく。

それはもしかしたら花粉症のせいかもしれない。そして、やっぱり今の「いつもとは違う」状況下が影響しているからなのかも、し

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