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せかいいちのねこ

こんにちは。猫のかゑでです。さいきん家人はかゑでの気持ちをアップしてくれません。にゃんでかと思ったら家人は脚本を書いているのでした。タイトルは『せかいいちのねこ』です。どんなお話かわかりませんが、かゑでのお話で間違いないでしょう。かゑではこっそりどんなお話か想像してみました。きいてください。

あるところに、黒い五分袖チョッキをきたかわゆいネコの女の子が生まれました。白いベルト、白いタイツをはいていて、それはそれは愛くるしいオシャレネコです。名はかえで。家人の家に来た時に洗礼を受けて『え』の文字は絶滅危惧種の『ゑ』に変えられました。

かゑでは毎日家人を踏みつけます。そうしてると、離れ離れになった母のことを思い出します。右と左のお手手で、どすこいどすこいします。すると心がふわふわなります。そして家人の服からびよーんと納豆みたいな糸がでてきて爪に絡まります。「その服、ネコの爪に優しいものにならないんか?サスティナビリティーで知っているか?」そう言いかけた時、飛行船みたいな大きなあくびがおとずれました。耳がうしろにひっくり返り、世界はあくびのためだけにありました。ちょっと暗くなってきました。世が老けていきます。ヨガ服で生きます。

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