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   なつの栞㊳ マスクの気持ち

お盆休みが過ぎ、
都心に、少しづつ人々が戻り始めているという感覚があります。

僕(マスク)の気持ちをお話しちゃおうかなと思います。
僕(マスク)の役目は、からだの中に、花粉やウイルス、菌、ほこりの侵入を防ぎ、喉やからだの健康を守ることです。
今までの僕(マスク)は、主に冬(インフルエンザ、風邪)と春(花粉症)が大忙しで、寝る暇を惜しんで働いていました。

2020年1月冬にコロナ感染症が発見されると、今まで経験したことがないほど忙しくなり、僕(マスク)は、引っ張りだこで、多少値段を高くしても、休む暇はなく、毎日、目が回って倒れそうでした。

今年の5月にコロナ感染症が五類に引き下げられてからは「僕(マスク)を口元からはずそう!」と言われ、少しづつ時間の余裕が出来てきたので、嬉しいのです。

夏になり、僕(マスク)をしていると熱中症の危険性も、高まる事もあるので、僕をしない人が多くなってきました。
そして「まだ僕(マスク)をしてる!」と言うような視線を感じることもあります。
必要ないところでは「僕(マスク)を忘れてもらっていいよ!」と言う気持ちです。

でも、
一年中「僕(マスク)を必要としている人がいる」ことも、忘れないで欲しいよ。
①免疫力が低下していて、感染すると、命に関わる人もいる、そんな人は「僕(マスク)が手ばなせない」のです。

②コロナ感染症が、五類になったと言え、終息したわけでなく、増加傾向。あるところでは、クラスターも起きつつあるのです。そんな場所で、働いている人達は、人に感染させないためにも、自分の身体を感染症から守らなくてはいけないため「僕(マスク)を必要」としています。

③完全に、コロナ感染しないという保証はないため、電車や人が密になるところでは「僕(マスク)を必要」としている人がいます。

④その他の理由

僕(マスク)が必要とされずに、休憩時間ができるのはうれしいです。
しかし、暑くても、個々の訳ありの理由で「僕(マスク)を必要としている人がいる」ことの理解と、思いやりと優しい気持ちで見守ってあげて欲しいと僕は思っています。

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