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詩ことばの森(140)「春爛漫」

春爛漫

すべてが淡く透きとおる水
こんこんと あふれだす脳のしわから 
春の匂いがする

笛や太鼓を鳴らしながら踊る
子どもになった母の歌声

すべては真昼のできごと
闇はない

老人たちを乗せた
バスが坂をのぼっていく

(森雪拾)


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