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詩ことばの森㊺「秋の水辺に」

国分寺崖線を歩いていると、豊かな水と自然に恵まれていることを感じます。澄んだ空気や湧水にふれると、自然の力のようなものを感じて元気が気がします。子どものころに、ふるさとの川で遊んだ時のことを思い出しました。体が元気になると、子どもの頃の風景を思い出します。懐かしい記憶です。

秋の水辺に


涼しげな目にうつる
だれかの影
秋の水に漂っている

明るい表情で
あのひとは
空をみていた
少年の日の思い出

山間の町は
あのひとの
ふるさとだった
ぼくの知らない
ひとたちの世界だった

少年の記憶は
きれいすぎるだろうか
あのひとの世界に
ぼくはたしかに
いたのだけれど



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