文美子のLeave Memories Message ⑥大切な財産を繋げる(NO3)
「Leave Memories Message」とは、
わかりやすく「終活」を意味します。「Ending」「終」でなく、今まで生活してきた「歩」「栞」「記憶」「思い出」「希望」等を大切な人に託し、繋げるための「物事・心の準備」を意味しています。
続・大切な財産は、生命・損害保険、株式、問題点等について考えます。
必要な部分、内容だけでも参考になれば幸いです。
1)生命保険や損害保険について
・保険の種類は、生命保険(死亡)、医療保険、がん保険、個人年金保険
介護保険、傷害保険、自動車保険、個人賠償責任保険、学資保険
火災保険、地震保険その他の保険があります。
・何の保険で何種類入っているのか、確認しましょう。
・契約している保険の内容の確認をしましょう
例えば、生命保険の死亡保険は終身なのか。定期なのか。死亡時の保証。
重度(高度)障害時の保証は。入院や手術時の保証は。満期時はどのよう
になるのか、保証額はどうなるのか、今一度確認しましょう。
・契約している保険会社の名前や営業所や代理店等の所在地、連絡先、
担当者を確認しましょう。
・契約者、被保険者、受取人名義の確認。
・保険証券の有無や保管場所の確認。
・満期時、解約時の返金や手続き方法の確認
2)株式・投資信託について
・商品名、会社の名前、所在地、連絡先、何口購入している。
・商品を購入している、証券会社の情報、名前、所在地、連絡先等
・出来るときに、解約するのか、継続するのかを決めましょう。
・商品ごとに整理し、誰にどの銘柄を相続させるのかを決めておきましょう
3)問題点。
知り合いに、沢山の株取引をしている方がいらっしゃいました。
奥様とお二人暮らし。奥様は、すでに認知症でした。
ご本人様も、段々と記憶力が低下してきており、最終的には認知症の診断を受けました。
お二人の、株の配当金等の手続き案内が、郵送されていましたが、数年前から手続きが出来ない、郵便物を確認することが出来なくなっていたようです。
親族とは、電話のやり取りはしていましたが、行き来はあまりなかったようです。気がついた時には、多額の配当金の案内が、有効期限切れになり、紙切れになっていました。
☆彡 認知症になると銀行や証券会社等の手続が出来なくなります。
後見人を選任しないと、取引が出来なくなってしまいます。
リアルな時間を迎える前にも、認知症や脳梗塞や脳出血等で、判断能力が失われてしまうと、自分の希望通りに託したり、繋げなくなってしまいます。
文美子のLeave Memories Message①に準備には「判断力」「体力」「行動力」「気力」が必要ですとお書きました。可能な限り「判断能力」のある、元気な時に準備できれば良いですね。
残念に思いました。
御室文美子
・後日の「文美子のLeave Memories Message」で、後見人については、書かせていただきます。
~May you all be happy(皆様の幸せのために)~
ライフキュレーター・御室文美子
(終活ライフケアプランナー、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士)