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春は足もとから 川沿いを散歩していたら 冷たい風が吹いてきた まだ 寒いな 首をすくめなが…
冬空にひときわ 冬空にひときわ 梅の花があざやかに見える 一瞬 いやなことも忘れて 僕は救…
木に思う 冬空に向かって 木はなにかを摑もうとしている それは虚空なのだろうか それとも幻…
冬のポケット 僕はポケットに手を入れたまま 丘の上から街を眺めていた 心のありかを確かめる…
冬の日差しに 夏に買った風鈴が 窓辺にぶらさがっている しまい忘れたわけではなく なんとな…
まなざし 冷えた感触の風が 乗り手のないブランコにひしめき 枝を断たれた木々の空が 澄んだ…
冬空の青さに 自由を得た木々は するどく伸びた枝葉を 広げている 花や木の実も 冬の光に照らされて 硬質な輝きを放つ わたしの歩く道も 負けない意思を抱いて 歩んでいきたい おぼつかなくとも 冬空の下を たしかな歩幅で 森雪拾
冬空をまえに いたたまれぬ思い 灰色の雲に閉じられた 過ぎ去りし日の記憶 散る花もまたしか…
おかしの味 おいしいおかしだよ と きみがいった 甘いもの好きなひとだから と ぼくにもす…