![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123683715/rectangle_large_type_2_6f5651e7af479727bf6b61376b5da08a.jpeg?width=800)
詩ことばの森(75)「まなざし」
まなざし
冷えた感触の風が
乗り手のないブランコにひしめき
枝を断たれた木々の空が
澄んだ眼で見下ろしていた
わたしの抱擁した水をしたたらせても
乾いた植物がぬかれたまま
寡黙な傷はふさがれない
森雪拾
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
まなざし
冷えた感触の風が
乗り手のないブランコにひしめき
枝を断たれた木々の空が
澄んだ眼で見下ろしていた
わたしの抱擁した水をしたたらせても
乾いた植物がぬかれたまま
寡黙な傷はふさがれない
森雪拾
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?