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無駄

大衆酒場で曖昧になった言葉を薄いハイボールと飲み込んだ。

つまらない話を微笑でやり過ごし煙草を灰皿で曲げた死体へと変える作業を繰り返す。

くだらない。くだらない時間の終わりを待ちわびている。

世間からすればくだらないのは俺の方で

生産性の欠けらもない

多少の知識と情緒を孕もうと

経済的に何の価値もない

無意味無価値無駄無能

灰になったマルボロ、赤くなった頬、空になった杯

美しかった日々さえも秒針が1秒毎に風化させてしまうなら人生など間も無く終わればいい。

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