高校三年生の時の日記

なんだか最近、変な気持ち。ずっとふわふわしていて、楽しくも、楽しくなくもなくて。凪といえば良いのだろうか。

家に帰りたいという人がよくわからない。できれば人間と一緒にいたいし、家に帰って何があるわけでもないし。できるだけ外にいたい人間だ。両親が1週間イギリスに行ってしまって、残った兄弟3人は、1週間殆どひと言も話すことなく、過ごした。
親が帰ってくる日、人生で初めて、家に帰りたいと思った。家に帰って、白いご飯を食べたいと思った。気づかずに毎日、人の温もりを感じていたのかもしれない、家とはそういうところなんだと思う。      


親は俄然国立を鬼の様に推してくるけれど、今の私にそんな心の余裕も実力もない。
私は、国立を諦めた。
姉が私立に行っているから、学費の安い私立にしかいけなくて、つまり偏差値の高い私立にしかいけなくて。受かる気は、していない。

凄く美味しいラーメンを食べたい。インスタを開いたら、元部活の先輩が、糞美味そうなラーメンを載せていた。さっさと大学生になりたい。特に何があったわけでもないんだけれど、結構吹っ切れている。高校生活も、まじでずっと勉強してたと言えるほど勉強に全てを費やしてはいないし、高3まで運動会も学園祭も存分に楽しんだ。これで落ちたら潔く浪人しようと決めた。でもやっぱり、どうしても受かりたい。全落ちしたら、周りの目が気になる。プライドが傷つく。受かりたい。受かりたい。やるしかない。第一志望まで、あと92日。

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