見出し画像

ニューヨーク生活、初のお引っ越し。 #163

ついに春学期の終わりがすぐそこに! 無事に海外で1年間デザインを学び終えることができそうです。海外で住んだこともデザインを学んだこともなかったことを考えれば、我ながらよくやったと思います。

そんな中、引っ越すことにしました。といっても、日本に帰るということではなくて、ニューヨーク内で別のお部屋に引っ越します。


引っ越す理由

引っ越しを決めた理由は主に2つあります。一つ目は、今住んでいる地域(ブルックリン東部)から移りたいからです。ネットでこの地域を調べると「観光客は行かない方がいい」と書かれているほど治安が悪いとされている地域です。また、深夜に家が揺れるほどの大音量で音楽を流す近所の人もいて、落ち着けるとは言いがたい場所でした。ただ、これは私にはここの場所の文化に馴染まないというだけで、この場所が住みにくいというわけではないと思います。

2つ目の理由は、ニューヨークの別の地域でも住んでみたいからです。ニューヨークと一言で言っても、地域によって雰囲気が違います。地下鉄に乗っていても、駅ごとに乗ってくる人たちの雰囲気は変わっていくし、路線が変わればさらに空気はガラリと変わります。なので、家と学校の往復だけではニューヨークを経験し尽くしたとは言えず、別の地域にも住むことではじめてニューヨークの違う側面が見えてくるのではないかと思いました。

こうして、今の地域から移りたいという消極的な理由と、他の地域に住んでみたいという積極的な理由の2つの理由から引っ越しを検討しました。


家探し

大変だったのは、やはり家探し。今住んでいる家は、MixBという日本人向けの掲示板を使って見つけたので、次のお部屋もMixBで探し続けていました(二匹目のどじょうスタイル)。良さそうな家を見つけたら連絡をして、忙しい日々の合間を縫って内見に行くこともありましたが、なかなか移りたいと思える物件には出会えませんでした。

そこで、先月から他の方法でも探すことに。MixBに頻繁に掲載していることで馴染みがあったこともあり、JCSA INC.という不動産屋さんを利用することにしました。JCSAという不動産屋さんが掲載している物件の中で、3件ほど目星を付けて、その内の1件に内見に行きました。クイーンズ西部にあるその家は、これまでに内見をしてきた家の中で一番居心地の良さそうな家で、今住んでいる家よりも快適そうでした。


ここで、私が利用したのは「秘書問題」の考え方です。「秘書問題」とは、最適な候補を選ぶための目安を教えてくれる考え方です。たとえば、面接官が100人の面接で一人ずつその場で採用か不採用かを決めなければいけない場合を考えます。この時できるだけ優秀な秘書を採用したいならば、最初の37人までは採用しません。そして、37人で最も優秀な人を決めておきます。以降は、その人と比べて少しでも優秀ならば採用するというアルゴリズムにすれば、優秀な人を採用できる確率が最も高くなるそうです。

今回の場合で言えば、1年間家を探してきて十分にニューヨークの物件の相場を理解してきたので、今の家よりも良いならば迷わず入居するべきだと判断しました。

こうして新しい部屋に引っ越すことを決意しました。今回の引っ越しでかかる費用は、仲介手数料と旧部屋の約半月分の家賃と移動費でトータル約1000ドルほどです(円安が地味に痛い…)。私自身がミニマリストであるおかげで、移動費が引っ越し業者などが必要なくてUber代だけで済みそうなのが助かります。


まとめ

というわけで、ニューヨークで初の引っ越しを経て、私の本拠地はブルックリンからクイーンズになります。近所には日本食を扱うお店やレストランもあるようなので、日本が恋しくなったら行ってみようかなぁ。クイーンズでオススメの場所があればぜひ教えてください!

この記事が参加している募集

いただいたサポートは、デザイナー&ライターとして成長するための勉強代に使わせていただきます。