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トイレと新型コロナウイルス感染症予防の基本

医師や専門家等をお招きして、人にはなかなか聞けないトイレや排泄に関する情報をお届けするYoutube「オンライン日本トイレ研究所」(毎週水曜に更新)ですが、おかげさまで登録者が340人になりました。皆さまありがとうございます。
コツコツと情報発信していきますので、これからもよろしくお願いいたします。

現在公開している「トイレと新型コロナウイルス感染症予防」の第1回は「トイレと新型コロナウイルス感染症予防の基本」です。東京医療保健大学で感染制御学を専門とする菅原えりさ教授をお招きして、お話をお聞きしました。

この記事では、大切なポイントを1分で読める(400~600文字)ようにまとめました。詳しくはyoutube「オンライン日本トイレ研究所」をご覧ください。

飛沫感染と接触感染

新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
飛沫感染は、咳やくしゃみ、あるいは会話で飛び出したウイルスを含む飛沫を吸い込むことによって感染することをいいます。
接触感染は、ウイルスで汚染された箇所に触れることなどで手にウイルスが付着し、その手で自らの目や鼻、口を触れて感染することをいいます。
新型コロナウイルス感染症の予防としては、他者と1~2mの距離をとること、マスクで飛沫を抑えること、流水と石けんによる手洗いやアルコール手指消毒を徹底することなどがあげられます。また、新型コロナウイルスはしばらくの間、浮遊することもあるため、定期的に換気すること空気を入れ替えることも重要です。

石けんを使うときの注意点

手洗いに欠かせないのが石けんです。
主に液体石けんと固形石けんがありますが、新型コロナウイルスに対する有効性に差はありません。石けんに含まれる界面活性剤によって新型コロナウイルスの膜が壊れて死滅するため、どちらでも問題ないので、現場の使い勝手に応じて選んでください。

液体石けんの使うときの注意点としては、液体石けんが入っている容器の吐出口に汚れた手で触れないようにすることが必要です。一方で、固形石けんの注意点は、石けんを置く器に水が溜まり石けんが水びたしになっている状態ですと、新型コロナウイルスに限らず菌が繁殖するなど不衛生になるため乾燥させた状態で保つことが必要です。


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