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Blender日誌 ポケモンのコイル&レアコイルを作ってみる
ポケモンのコイルを作る
前回に引き続き、ゲームの版権キャラを作ってみることにしました。
今回も3D Bibiさんのチュートリアル動画を写経していきます。マテリアルで金属的なもの質感を再現してみたかったので、形状的にも簡単そうなポケモンの「コイル」に挑戦です。
本体の作成
核となるメッシュはCubeではなく、念願のUV球を使います。
メッシュのUV球追加
モディファイアーのサブディビジョンサーフェス追加
スムーズシェードをかけて表面をなめらかにする
球体の向きを90°前方に向ける
![](https://assets.st-note.com/img/1641206026803-9H8Jqrfqzo.jpg?width=800)
目となる部分を面選択して押し出し
目の輪郭部分をループカットして段差をつける
目の中心頂点を選択して黒目の部分にベベルをかける
![](https://assets.st-note.com/img/1641206888100-leUxPdxV1z.jpg?width=800)
目玉の親父の完成です。
左右の磁石の作成
メッシュから円を追加、頂点の数を64に
円を右に移動して縦向きにする
円の頂点をすべて選択した状態で面を張る
さらに面を差し込んで円の右半分を削除
辺選択で右側に押し出す
![](https://assets.st-note.com/img/1641207317440-eh84Qw8YBL.jpg?width=800)
全選択して前面に押し出す
ループカットで磁石先端にのN極・S極を作る
スムーズシェードをかける
オブジェクトデータプロパティのノーマル - 自動スムーズにチェック
磁石外側の辺を選択してベベルをかける
サイズと位置調整
モディファイアのミラーで本体を軸にして左側の磁石を生成
![](https://assets.st-note.com/img/1641207701293-pLRFjpQV5J.jpg?width=800)
これはほぼコイル。
ネジの作成
続いてネジ。
アドオンからBolt Factoryを有効化
Bolt編集メニューのModelでPHILIPSを選択
ヘッドでDOMEを選択
パラメータをコイルのネジっぽくゴニョゴニョ調整
ヘッドの外周を面選択してプロポーショナル編集を有効にして形を整える
![](https://assets.st-note.com/img/1641208125761-8UsHEifwJ4.jpg?width=800)
サイズと位置調整して本体上部にねじ込む
スムーズシェードをかけて、ノーマル - 自動スムーズにチェック
![](https://assets.st-note.com/img/1641208410252-OgdzmxAqrN.jpg?width=800)
頭部のネジを複製
前面右下に位置・サイズ調整
ミラーで左側に複製
![](https://assets.st-note.com/img/1641208480783-BRbQigfRTV.jpg?width=800)
確実にコイル。
マテリアルの設定
ネジと磁石にマテリアルを設定
メタリックを上げて粗さを下げると金属感を出す
![](https://assets.st-note.com/img/1641208604841-skCwYz4cXf.jpg?width=800)
メッシュモードに切り替えて磁石N極・S極のマテリアル割り当て
磁石のミラーを適用
Lキー(独立したメッシュの選択)で上下反転させる
![](https://assets.st-note.com/img/1641208849126-iXD1ESX3E1.jpg?width=800)
本体のベースカラーを設定
目の白目部分は面選択でマテリアル割り当て
黒目のマテリアル割り当て
![](https://assets.st-note.com/img/1641208986336-qUHqdWW8Vk.jpg?width=800)
完全にコイル。
カメラ、ライトの設定
カメラとライトを良い感じにして画像レンダリング。
![](https://assets.st-note.com/img/1641209081337-mLh7nrQOqk.png?width=800)
やったぜ。
レアコイルを作る
動画をなぞっただけでは芸がないので、少しプラスαを加えてみました。動画コメントで見かけた「レアコイル」も作ってみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1641209611720-0cnZinfDrs.jpg?width=800)
レアコイルはコイルの進化系ですが、外見的にはコイルを3つくっつけた感じなので、それほど難易度は高くありません。基本的にはベースとなるコイルを複製して、角度や位置調整を加えて3つ並べるだけです。
それから磁石の角度を斜めにしたり、やや前方に傾けます。
![](https://assets.st-note.com/img/1641205655181-VLZ6knoJG9.jpg?width=800)
実は左右のコイルはネジが1本なかったり、上部のコイルのネジも前方に向いてたりします。
![](https://assets.st-note.com/img/1641209218451-sX0uZPMwfb.jpg?width=800)
レアコイルの画像を確認していたら、本体の質感がメタリック過ぎたようだったのでコイル含めて調整しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1641209507155-rFphyn5rqR.png?width=800)
並べてみるとコイルとの違いもわかりやすいでしょうか。
作成過程動画
せっかくなので今回は作成過程を動画に録ってみました。48倍速です。
実際はチュートリアル動画を見ながらも操作ミスったり、レンダリング見てネジや磁石の角度・質感等の細かい調整を加えています。
雑感
今回は質感調整などモデリング以外の部分に時間を使いましたね。マテリアルのメタリックと粗さをいじって金属感を出すテクニックの基本は抑えられたかと思います。
コイルのようにシンプルな形で構成された物質であれば、ある程度作れそうな感覚は掴めました。ちょっとした模様や流線形、うねった身体のポケモンにも挑戦してみたいですね。
次はガラスや水の表現を習得できればと思っています。
投げ銭すると翼が生えます。