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Blender日誌 マグカップを作ってみる

マグカップを作る

前回前々回とキャラクターものを作っていきましたが、原点に立ち返りシンプルな小物を作ってみることにしました。

前回記事の最後に記載した「ガラスや水の表現」に近いものとして「コーヒーの入ったマグカップ」にチャレンジです。

今回はM designさんのチュートリアル動画をなぞっていきました。

マグカップのモデリング

さっそくマグカップを作っていきます。

  • メッシュの円柱を追加

  • 円柱の上面に面を追加

  • 面の押し出しでコーヒーにあたる溝を作成

  • コップの上部外周の辺を選択してベベルをかける

  • 内側の辺にもベベルをかける

…が、内側の辺から外側に対して丸みをかけることができず断念。

違う、そうじゃない

本当はチュートリアル動画のようにしたかったのですが、何度試しても思い通りにならなかったので今回は諦めました。

動画では内側も丸みを帯びる形に

ここで立ち往生しても仕方ないので次に進みます。

  • 底面外周の辺にもベベルをかける

  • メッシュのトーラス(ドーナツみたいな輪っか)を追加

  • 90°回転させて移動、縮小して取っ手を作成

  • マグカップ本体を選択して、ノーマル - 自動スムーズをオン

  • マグカップ、取っ手にスムーズシェードをかける

これでマグカップのモデルは完成。簡単ですね。

マテリアルの設定

  • マグカップを選択してマテリアルを設定

  • コーヒー部分も同色になってしまうので、新規マテリアルを作成して面選択で適用する

  • コーヒー部分のマテリアルの粗さを下げる

  • レンダープロパティのスクリーンスペース反射をオンにする

  • 取っ手にマテリアルを設定

ライティング・カメラの設定

  • メッシュの面を追加して床を追加

  • レンズのタイプを平行投影に設定

  • レンダープロパティのカラーマネジメント - ルックをHigh Contrastに

エリアライトを2つ設置して良い感じにします。チュートリアル動画はこのあたりで完了。

これだとなんかいまいちだったので、床の粗さを下げてメタリックの数値を上げて反射させるようにしてみました。マグカップと床のカラーもいじいじ。コーヒー部分にも光を当ててみたくなり、さらにライトを追加。

これは光が強過ぎて軽い感じになってしまった失敗作。光源に対する知見が皆無でツラい。

マグカップの表面もつるつるにして光の反射を分かりやすくしてみる。コーヒーの表面を照らすライトをポイントに変更。ライトのパラメータも調整。わりと良い感じになったのでレンズのタイプも透視投影に変更。

Cyclesで画像レンダリングして完成です。

満足。

作成過程動画

今回の制作過程動画も貼っておきます。

早送りで編集したら1分以下という短さに。後半のカラー、ライティング調整に苦戦している様子がよくわかります。

雑感

マグカップというシンプルな小物のためモデリングはわりとサクッとできたものの、質感やライティングを研究してたら沼って時間を食いました。

粗さのパラメータを下げることで光沢感を表現したり、光の当て方を雰囲気で演出。あくまで素人がそれっぽく仕上げているだけですが、チュートリアル動画から一歩オリジナリティを加えることができました。

透明なグラスは日和って先延ばしにしてしまったので、次回はガラスの表現を研究してみたいと思います。

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