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2024年8月10日 「生き残ること」と備蓄の買い足し


オリンピックと芸能人の不祥事と物騒な事件に加えて、地震も起きてしまい、
テレビを見るのがまたまた苦痛になってしまいました。
もっぱら、ネットで漫画を読んでいます。
大抵は、無料のものを読んでいますが、
久しぶりに、気になる少女漫画があり、ネットで購入して読みました。
大人なので欲しいと思ったら、どんどん買えるのです。
子どもの頃の私なら、身悶えして羨ましがることだろう…と思います。
「大人にはなりたくないけど、本を好きなだけ好きな時に買って読めるならなってもいい」と言うことでしょう。
子どもの頃はまだ見ぬ可能性が手のひらにあったのかもしれませんが、大人になれば、違う可能性、もっと実体的な可能性を持つことができるのです。
そのためだけでも、死なずに大人になる意味があるよ、と言いたくなります。
仕事に関する本を7冊買ったし、
オンラインで読める漫画を4冊買ったし、
オンラインで読める漫画をたくさん読んでいるし、
旅行にも行ったし、
好きなだけお土産も買ったし、
大人になると言うことは、そう言うことを自分の裁量でできることだから、
絶望せず、面倒くさがらず、とりあえず、生き残っておくといいよ、と思うのです。
若い頃には、「生き残る」より、「命をかける」方が格好いいような気がしていました。
今となってみても、
生き残るということは、時に評価されないものでもある、と思います。 
それは、生き残ることが、綺麗事だけでは済まされないからでしょう。
「命と引き換えにする」とか「命をかける」というストーリーやそのドラマチックさに惹かれてしまいがちな人間だからこそ、「生き残る」と言うことについて考えておいた方が良い気がします。
映画や物語でも「命」をかけた展開には弱く、大抵泣いてしまいます。
泣きながら、「ツボを押されてしまって泣いているが、本当に泣きたいのは生き残っている方だよな」と思うのです。
ここ数年は、万が一何かあった時は、できるだけ、ずるく、汚くとも、生き残ろうと腹が決まってきました。
それはアゴタ・クリストフの「悪童日記」やスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの「戦争は女の顔をしていない」の影響であるかもしれません。
ドラマチックな逆転劇や命の代わりに誰かを救う話に惹かれる一方、泥臭く生き残った人々の美しいだけでない物語が本物であるように思われたからです。
たとえば、「私」がここに存在するに至るまでに、どれだけの先祖がそういう死線を彷徨い、したたかに生き延びてきたかを想像することがあります。
例えば、太りやすい体質は現代においては厄介ですが、歴史上においては、生き残りに優位であったかもしれません。
周りがバタバタ倒れていく中でも、同じ量の食事から、こっそり脂肪を蓄えていたわがご先祖だけが、生き残ったという可能性は十分あります。
その状況を想像してみると、なかなかの修羅の道です。
図太い精神がなければ、生きてゆけなかったことでしょう。
確かに、私の中にも、そういう妙な図太さは確かにあり、
「命をかける」方の人種ではないのです。
お盆にはそういうご先祖様に、お疲れ様でしたという気持ちを伝えられたらいいのかもしれない、と思いました。

また、生き残るには、運頼みばかりではいけません。
多分、生死の最期を分けるのは運でしょうが、できる準備はしておいた方が良いですね。

ということで、家の備蓄を買い足しました。
・塩ライチのパウチ→冷凍しておく→停電した時の保冷剤にもなる
・空の500㎖ペットボトルに水を入れる→冷凍→停電した時の保冷剤にもなる
・1ℓのペットボトルに水を入れておく→数日後は入れ帰る
・500㎖ペットボトルを買い足し
・生理用品や下着を持ち出し袋に入れる
・缶入り野菜ジュースを購入
・パック入りの小さいフルーツジュースを購入
・お椀で食べるカップヌードルを購入

飲み物はいくらあってもいいかなぁと思って、コツコツ買い足しています。
飲み物があれば、先ほどあげた厄介な体質のおかげで、何とか持ち堪えられそうな気がするからです。

あとは浴槽にお水をはったままにしています。
風水的に悪いと聞いたことがありますが、風水よりも、生き残りを優先したいと思います。
「万が一、大地震が起きて、
生き残っても大変なことだらけなのかも…」と、子どもの頃のように厭世的になることもあるのですが、
そういう時は、
現実にやれることを少しずつやるようにしています。
不安な時に、SNS、特にX(Twitter)を見るのは良くないですね。
買い物、家庭菜園やジムや読書、料理、生身の人間との会話の方が健康に良さそうです。
今は、ラジオを買うか迷っています。

どうぞ皆様もご安全にお過ごしください。


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