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New Adventure in New York

2019年に発表したドレスブランド「ituwa いつわ
コンテンポラリーな色彩作家のアートや京友禅の画家に描きおろしていただいたアートを取り入れたドレス、

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さらに、西陣織の生地を使ったドレスを中心に発表した花鳥風月コレクション。

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そしてマイクロウェディングだからこそ生まれたフォトジェニックかつ、トランスフォームなドレスを中心にしたサンクチュアリコレクション。

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ドレスをデザインし始めたのは、2003年。
初めて、世界のドレスマーケットに触れたのはイタリアのMilano Sposaでした。

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はじめてのヨーロッパ、はじめてのイタリア、そして世界最高峰と呼ばれていたシルクで作られたイタリアのドレスとの出会い。

ぼんやりだけれど、ハッキリと、そしてひっそり、いつか、デザインしたドレスが同じように世界向けて発表して、世界のどこかの花嫁に着て欲しいという夢を持っていました。

毎年、イタリアの上質なシルク素材を使ってファミリービジネスを続けるハートフルな職人の方達と打ち合わせをしながら、ドレスを10年以上作ることができたのは、私にとってかけがえの経験であり、一生忘れ得ぬ思い出の宝物になっています。

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当初は、日本人がデザインしたドレス?!とイタリア人に言われたことはありますが、今ではオランダ人がデザインした西陣織もあります。
SNSが盛んになったことで情報格差がなくなったりと、ウェディングドレスのマーケットもここ10数年でアメリカ、ヨーロッパも少しづつ変わってきました。

気づけば、ドレスマーケットの中心はプロモーションを得意としたNYになった時代も。

ヴェラ・ウォンをはじめ、キャロリーナ・へレラ、リーム・アクラに加え、オスカー・デ・ラ・レンタがブライダルコレクションをはじめた年、初めてのNYへ。

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※写真は2017-2019年に撮影したものです。

世界中から熱量を持ったバイヤーが訪れ、そしてデザイナーが年に1度、2度、この3日間だけのためにクリエイションを注ぐ。本当にどのコレクションも輝いていました。

バイヤーも兼ねていたこともあり、レンタルビジネスをしている日本のマーケットについて各ブランドへ説明をしながら、日本から、そしてメンバーと現地交渉を重ねて、日本に初めてオスカーのウェディングドレスをバイイングすることもできました。

その時、「決してそれだけではなく、さまざまな要素が必要ですが、同じ人同士であれば、情熱を込めて思いを伝えれば、道は開かれるてゆく」という事を体感すると共に、日本に初めて届いた喜びは今でも覚えています。

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独立して5年目でようやく、ituwaというオリジナルコレクションを発表し、オリンピックイヤーに発表!というところでコロナが。

2020年は大変な年になりましたし、今も尚、コロナ前には戻っていませんが、そんな中でも少しづつ、チームのメンバーと海外進出へ向けて、新たなドレスをデザインしたり、展示会のリサーチをしたりしていました。

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そして、ようやく、小さな一歩を踏み出せるチャンスがやってきました。

今年、2021年8月にシカゴで業界関係者を集めたお披露目会、そして、10月6〜8日 ニューヨークブライダルウィーク・Horizon Bridal主催の合同展に出展することになりました。

NYの展示会場↓

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シカゴのプレビュー会場↓

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決して儲かってるわけでもなく、コツコツと重ねていた予算を捻出しての挑戦です。

ituwaが世界へ向けた小さな一歩。

決して容易い道のりではなくとも、少しずつ世界のどこかの誰かを笑顔にできることを願って、人数は少ないながらも同じようにパッションを持ってくれるメンバーと共に新たな航海がスタートします。

まだ見ぬ新たな景色を目指して。

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