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まだまだ元気 高齢者が現役のまちづくり

最初に
今回は、久野地区振興会の活動とは異なるので、番外編として紹介します。

久野地区では、自治会という単位で10の自治会があります。一番大きな自治会で24戸、小さな自治会で9戸という少なさであるが、その中で高齢者がもっとも元気に活動している自治会を紹介します。主役となるのは下組自治会(19戸)の元気な住民のみなさんです。


外から見た「下組自治会」の特徴

〇若い人も、高齢者も元気であること。自分の意見を言える人が多い。
〇お花が大好きな人が多い。家の周りや、道沿いには季節の花がいっぱい。
〇自治会で管理している花壇を定期的に整備して、通行者の目も楽しませてくれている。
〇昔からの風習を大切にしたいという気持ちを持っている。
〇リーダーとなる核を持っている人がいる。
〇地区でなくなりつつある若者会の活動が、まだ中心となって継続している。その名は「長男会」という。

12月のとある日の活動記録

この日は、高齢者のサロン活動として花壇整備としめ縄づくり、そして忘年会が計画されていました。
サロン活動では、花壇整備としめ縄づくりを2グループに分けて、同時進行ですすめ、しめ縄はあらためて下組自治会の全世帯に配布されるそうです。
また、花壇整備は冬に備えて今年最後の整備でした。
みんなで集まって花壇整備をするのですが、毎年、年に6回は集まって雑草をとったり、花を植えたりして、その後は茶話会タイムに移ります。
当日は朝8時半から始め、お昼に下組福寿会の忘年会として、みなさんといっしょにお弁当タイム。
解散後は帰路した人もいれば、夕方の午後5時まで、会話を楽しんだ方もおられたそうです。

今年最後の花壇整備でした
しめ縄の制作風景(年末に各家に配られます)

できることで収入を得る

下組自治会の高齢者グループ「下組福寿会」では、空き瓶、空き缶を集めたり、古紙回収を自主的に行なったりして、それらを業者に持っていき収入にあてているそうです。
また、女性部(夢クローバー)では、廃油をつかった石鹸を作って販売しています。
そして、これらで得たお金は、さらなる活動費として活用しているそうです。
この活動では「私はもう後期高齢者よ」と笑いながら、楽しそうに動いている人がここにいました。

廃油で作った石鹸

まだまだ夢見る、造る、これから

今回の12月の会合では道沿いを水仙ロードにしたいという話が出たそうです。下組自治会の道沿いに、桃の花や、水仙で華やかにしたい。夢の語らいは尽きない様子です。
しかもこれらの活動の経費は、自分たちの収入分から活動費を捻出するそうです。
自分達の住む街を理想に近づけるために、夢を語り、実行に移そうと動く姿がそこにありました。

最後に

少し前ですが、この自治会で、若い人と高齢者のグラウンドゴルフの対抗戦があったり、納涼祭や、とんどさんも、その時は、自治会出身の人たちも帰ってきて一同にぎやかに行事に参加している姿がありました。
集まると会話も弾み、とても楽しそうでした。
下組自治会には、このような行事を計画し、まとめるリーダーが、高齢者にも、若者にも、その中間にも、それぞれ存在していて、アットホームなまとまり感がありました。
これぞ、元気な地区を継続する秘訣ではないかと感じたので紹介しました。


廃油石鹸は以下で販売しています。
  雲南市木次町 たんびにきてや
  雲南市大東町(海潮) 百彩市
  雲南市大東町(大東) みやけ美容室
  雲南市大東町(久野) こぶしの里
  雲南市大東町(久野) 久野交流センター
  松江市 熊野館

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