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採用効率が2倍に。初期フェーズで「想い」を言語化した理由 -カベウチ

■概要
代表者:岡野 友樹
会社名:フューチャーコンビニエント株式会社
サービスリリース:2020年9月
サービス内容:専門家・スタートアップ・起業家と気軽に無料でミーティングを行うことが出来るサービス。
■支援概要
課題:今までないサービスの立ち上げのため、対外的な「なぜそのサービスをやるのか」を説明する必要があるが、表層部分の言語化しかできない。
支援内容:サービスコンセプトとコンセプトストーリーの設計

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▲unnameの担当したコンセプトメイキング


挑戦者が最速で前に進める世界を目指し、多くの専門家に無料で壁打ち(相談)ができるサービス「カベウチ」。

2020年9月のサービス開始以来、運営者の岡 友樹さんはここまでほとんどの業務を一人で行なってきましたが、次のフェーズに移るためには、岡さん自身が持つ「カベウチ」の概念のさらなる言語化が必要でした。

unnameの協力によってこの課題がどのように解決されたのかについて、お話を伺いました。



サービスの根本的な部分を充実させなければならないと考えていた

- 本日はお忙しいところありがとうございます。早速ですが、unnameにご相談いただいた背景を教えてもらえますか?

正直なところunnameさんに相談した時はカベウチをリリースしたばかりで、何もない状態でした。多くのことを片っ端から固めていく必要がありましたが、その中にはなぜこのサービスを作ったのかという「WHY」の部分を明確化してユーザーに興味を持ってもらい、応援してもらう必要がありました。

我々は普通の中小企業ではなく、スタートアップとしてサービスを成長させていかなければなりません。インターンや協力してくれる専門家、アドバイザーを探そうとした時にはサービスのコンセプト面をわかりやすく伝える必要があり、そう言った意味ではunnameに相談した部分(コンセプトの言語化、深化)はすぐにでも充実させたいと考えていました。


- 自分でコンセプトを作ろうとしたことはあったんですか?

もちろんチャレンジはしたのですが、私には表層的な部分を作るくらいしかできなかったんです。「チャレンジをもっとワクワクしたものに」という根底の部分は、最も純粋で今でも私の変わらない部分だと思っていますが、ただそれって多くの人にはわかりづらくて、刺さるべき人にも刺さりにくかったんだと思うんですね。

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そこをもっとわかりやすくしなければならないと考えていた時にunnameさんとの縁があったんです。実はunnameの宮脇さんとは以前から繋がりがあったんです。元々はマーケティングの専門家としてカベウチに協力してもらえる人を探していて、そんな中SNSを通じて知り合ったのが宮脇さんでした。


- よくぞ宮脇にお声かけいただけました! SNSにいるマーケターって時としてソリューション志向が強すぎるんですけど、僕たちはその前に根本的な価値も大事にしています。そのために提供しているのがコンセプトメイキングのサービスなんです。

そうですね。売り上げを伸ばすことが得意でそこに注力するタイプのマーケターの方もいますけど、カベウチまだそういうフェーズではなかったんですよ。そこよりも、より根本的なサービスの「Why」の部分を掘り下げていくことに協力してもらわなければならなかったんです。そうした意味でunnameさんの提案はすごく我々のニーズにマッチしました。

我々のようなスタートアップは、世界に今までにはなかったものを作っているので、「僕たちはこういう存在です」って対外的に示すことはすごく大事なんです。それがないとわかりづらいので。

例えば、カベウチを簡潔に説明しようとすると「専門家との壁打ちができて、外部のカレンダー機能を利用して時間もすぐに予約できるんです」と少し冗長になってしまいます。根底部分を含めたこの部分をわかりやすく一言二言で伝えられる言葉がなければならないと思ってました。


- 今回は競合観点はあまり入れていなくて、岡さん自身の想いに重きを置いたコンセプト作りをしました。その点は他社と比較すると異質に感じるかもしれませんが、率直にどう思いましたか?

私は非常に自己中心的です。それは利己中心的であることとは違って、私がやることと他人がやることは何も関係がないんです。なので、他者に似たサービスがあったらやらないのかって言われても、「いや、やる」ってなるんですよね。そうした意味でも競合がどうかっていうところ自体は全く考えていないですね。

unnameが競合観点を入れ込まなかった点は、私のそうした気持ちにフォーカスしてくれたので、提案自体に強く共感できました。また、根本的な想いとのブレがないことも純粋に良かったと思います。



unnameのコンセプト導入後はリクルーティングや営業の効率が体感的には2倍以上になったように感じる

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- 導入後、何が一番良かったと思いますか?

相談時点では、カベウチのブランディングは不完全なものでした。コンセプトを作って私の想いが言語化されたことによって、結果的にカベウチのブランディングが仕上がったのがとても良かったと思っています。漠然としていて、自分ではなかなか言語化できなかった私自身の概念を深くわかりやすく言語化してくれたことには、本当に感謝しています。

「今まではインターンに興味があります」という候補者が来ても、逃してしまうことが多くあったんです。でも今はunnameさんが作ってくれたコンセプトと共に自分の想いを伝えていて、その結果協力してくれる人はとても増えました。そうしたリクルーティングの部分で早速結果が出ていることは本当に良かったです。

「早くやりたいなら一人でやりなさい、遠くに行きたいならみんなでやりなさい」みたいなのってあると思うんですけけど、まず最初は自分一人で気合いで動いて、なんとかカベウチを形にしたんです。

そこからはリクルーティングに力を入れ始めていて、ただ結果がなかなか出ませんでした。そんな時にunnameが作ってくれた新しいコンセプトがかなり役に立ちました。

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ウェブ上でもunnameさんが作ってくれたコンセプトは活用していて、学生やインターンに応募してくれた方にはよく見せています。作ってくれたコンセプトによって、彼らとの会話は非常にスムーズになりました。


- 早速ご活用いただいていて嬉しいです! 応募に来た方ってコンセプトを見せてどんな反応をしますか?

unnameさんにお願いする以前のものだけだと、私が言語化したコンセプトは純粋であるものの、起伏がなかったんです。でも今は刺さる人にしっかりと刺さるようになっていて、僕が話すことに対しても納得を感じてもらえるようになったんじゃないかと思います。

逆に、この想いを伝えることによってインターン生が入った後に双方が「やっぱり合わないかも」といったミスマッチを減らすことができたと思っています。刺さるべき人に100点で刺さっているのは、ターゲティングが明確であることが大きな要因になっているように感じます。


- ターゲットの明確化はかなり意識してやっているのでそう言ってもらえると嬉しいです

インターンに対してもそうですしVCに対してもそうなんですけど、話したことへの共感や理解が80点程度だと意味がないんです。100点じゃないとダメなんです。今までインターンに興味があると学生さんから連絡をもらっても、実際にインターン生になってもらえなかったのはそれが原因だと思うんです。

unnameにお願いする以前、10人ぐらいのインターン候補生の方と話をしたんですけど残念ながらそこでは結果が出なくて。でも、unnameにコンセプトを作ってもらってからはそこが上手くいきだしたんです。

リクルーティングの段階で上手くコンセプトを伝えられているので、以前よりもみんなが当事者意識のようなものを持って動いてくれているように感じますね。

また、これってリクルーティングに限らずカベウチに協力してほしいと専門家の方に営業をする中でも成功率や効率が体感的に2倍以上になったなと感じています。以前は自分から行動して、メールを送って、そういうやり方をしていたんですけど今は向こうから連絡をして来てくれることも多くなってきました。


- 岡さん自身はunnameの提案はどう思いましたか?

まずは、私自身が持っているスピード感がunnameの提案の内容とマッチしていて、そこにはワクワクを感じました。また、リクルーティングや営業の面で結果が出ているので、このコピーは人に伝わりやすくて、また人に伝わる精度も改善されたんだなと思いました。



停滞するのではなく変化していくことを促進したい。それがチャレンジにつながる。

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- 最後に、岡さんとカベウチは今後どんな世界を目指しますか?

私も、そして私に関わってくれる人にとっても、「チャレンジが楽しいと思える世界」を目指します。

これって楽しいことばかりじゃなくて、幸せになる人がいれば不幸せになる人もいると思うんです。でも、動く(チャレンジする)こと自体に価値があるんです。実際に、不幸せになることがあったとしても、最終的には幸せになることの方が多いとは思いますし。全財産を失っても飢え死ぬことなんてないですからね!(笑)

幸せになるか不幸せになるかどうかはわからないですけど、停滞するのではなく変化していくことを促進したいです。それがチャレンジにつながると思っていて、私が目指したい世界観です。



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