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毒が命を救う

使い方をきちんとすれば

今日は麻酔の日です。

華岡青洲が世界で初めて全身麻酔を使った手術を行った日で、アメリカで全身麻酔の手術が行われるより40年前に成功したという人類における大きな1歩の日です。

研究を重ねた結果、生み出された薬が「通仙散」で曼陀羅華マンダラゲ(チョウセンアサガオ)のほか、数種類の植物を調合して完成させたものです。

曼陀羅華マンダラゲ自体は元々、人間を痺れされる毒を持っていて、その毒を利用することで痛みの感覚を無くすことが出来たことで、手術を行うこと出来たんです。

華岡青洲はこの研究のために、家族を失ったり、失明をしてしまったりと苦難があったようなんですが、それでも諦めることなく研究を続けたことで、現在の医学にも使われている素晴らしい進化をもたらしてくれた訳です。

世界で初めて行われた全身麻酔の手術は「乳ガン」の手術だったそうで、それは華岡青洲が妹を乳ガンで亡くしていたため、それを成功させたいという思いから、60歳の患者を救うことが初めとなりました。

毒も使い方次第で、命を救うことにも使うことが出来たり、痛みを抑えてあげたり出来ることを考えると、毒の強い人間も適材適所で配置すれば組織を救うことってあるのかもなぁ~と思ったりしましたが、なかなかうまくは行かないことが多いですよね。

ということで本日は10月13日麻酔の日です。

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