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モラハラ夫のあの手この手

長い間モヤモヤしていたことが、
スッキリ整う感覚をおぼえた。

それは、主人の不条理の下で悩む暇があったら
前に進もう!と決めたから。

今思えば私が甘かった。
自分でいうのもなんだけど、優し過ぎた。

夫婦関係は良い悪いというより、
夫の変えられない特質として受け止め、
長期的な策を練らないと、
このまま夫の人生に取り込まれていきそうだ。


世界が弱肉強食で回っていても、
少なくとも身内は助け合いと絆で成り立っている
と私は考えたかった。


だから、身内を助けながら懲らしめる主人は
理解できない。


しかし、人間は古来から大小のグループを作り、
弱肉強食の厳しさを乗り越えてきた生き物である。

その原始的なグループをまとめる為には、
荒ぶるリーダー、圧迫政治、時には冷酷な選択がなされたことは想像できる。それもリーダーの資質といえるだろう。


主人は負けず嫌いで、人の上に立ちたい野心が強い人。だから会社員を辞めて自営になった。
彼の持つ、時代がかった大胆不敵さは、家庭内では威圧が過ぎて皆を辟易させる。

夫は話し合いなど絶対しない。致命的に聞く耳がないのである。父親の指令のもとに子供を統率するなどいつの時代の話かと思う。

人権重視の現代社会ではリーダー不適合者として落ちぶれそうだが、お金で丸め込む力業を使うあたり
、そこはなかなかのサバイバーだ。

しかも、…これはある意味残念なのだが…、
怒っていないときなら、結構、明るく優しい。

激しく罵倒され、しばらく無視された後で、いつものこの期間がくると。圧迫された側も冬から春が訪れたように緊張が解け、普段の生活に戻れる。このバラツキが反骨精神を骨抜きにするからタチが悪い。


私の良心は、たとえ直前まで喧嘩していても、恩ある人が優しくなったり、謝罪してきたら、冷たく拒絶するのは難しい。そこが最大の弱みなのである。

変幻自在な主人はいつもそこを利用して仲直りをおかわりする。これが長期的に私の自由をゆっくり奪ってゆく調教法だ。

もともと毒親に育てられ自己主張しづらい私は、不満、我慢まみれで能力値を下げ、ますます恫喝支配がチョロい存在となる。

これで弱みを付く亭主関白支配のいっちょ上がり!

この仕組みを変えるのは困難な仕事となるだろう。私も気を引き締め、知識を集め、
自分のスキルを上げていく、
しかし、それだけでは足りなくて、
一石を投じ続けないと変化は生まれない。


道は自分で切り開かないと望む未来が来るはずがない。

恩知らずと言われるかもしれないが、
どうせどっちもどっちのパラサイト合戦だ。
イヤなら這い上がるしかない。

人間社会の弱肉強食は下克上。
頑張って悪人になって自分の歴史を進めましょう。
(明智光秀のつもりかよ?(^^))

強者に見えた主人は強者を装った弱者だ。
つまり幻の張り子の虎だ。
むかし信仰宗教の洗脳を経験したとき、
いつの間にか幻のバリア、幻の世界、幻の幸せが頭の中に出現したことがあったが、
それに気づけたのは、
洗脳が解けたときだった。

だまされてはいけない。
このまま踏み止まって、後悔を胸に幸せの破片を見つめ続けるのか?
 

選択肢は二つに一つ、

頭を空っぽにして沈みゆく舟に乗るのか、

自分の道を一歩ずつ積み上げていくかだ。


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