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2022年2月の記事一覧

現実との拮抗力、「感動」の基本構造、生きてるって実感

現実との拮抗力、「感動」の基本構造、生きてるって実感

 動物行動学者の日髙敏隆と竹内久美子は対談集『もっとウソを!』(文藝春秋, 1997)の中で,「どんな大理論でも必ず修正されたり覆されたり,もっといい見方が出てきて『ウソ』になる可能性がある.しかし,その理論が出された時点では正しかった.したがって科学とは,その時点におけるもっともレヴェルの高いウソである」と述べている.
腹痛の「なぜ?」がわかる本 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院

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帰りたい

帰りたい

地球はパンダみたいなかたちです。と言っても、誰も信じないだろう。しかし誰がなんと言おうと自分だけは信じて、まるで真実であるかのように語れば、いや「まるで~あるかのように」ではなく、そのまま自分の生きた真実として語り切ることができれば、それは一個の芸術として完成するのかもしれない。

文学ムック『ことばと Vol.4』(書肆侃侃房)を読みながらぼんやり思った。佐々木敦、千葉雅也、村田沙耶香の鼎談。村

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ここから書き始めるべきだった

ここから書き始めるべきだった

『ビハインド・ザ・カーブ ―地球平面説―』を観た。Netflixで2月14日まで配信されている。地球は球ではなく、平面だと主張する人々を取材したドキュメンタリー映画。両論併記のようなかたちで物理学者や心理学者らの知見も織り交ぜられている。

ヒトの認知は平面に親和的なのよね。著名な平面説支持者、マーク・サージェント氏が海を望む冒頭の場面を観ながら思った。ああ、たしかに見た感じ平らじゃないか。テレビ

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