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無名人インタビュー:京都タロット好き好き美容師の人

京都が好きですか? タロットが好きですか? そんな方には朗報かもしれません。その京都とタロットが合体して京都タロットなるものが生まれましたあ! 今回は京都タロットに魅せられた奈みこさん回です!
本業は美容師さんなのですが、京都タロットというアイデアを発案者から聞くやいなや、もう夢中になってしまったと。
まああ、人間、あることがきっかけになにかにドハマりすることもよくあること。
ということで奈みこさん回、楽しんでいただけたならもっけの幸い。 

今回ご参加いただいたのは 奈みこ さんです!
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1、雑談から入る

qbc:じゃあ

奈みこ:stand.fmってご存知ですか?

qbc:はい。

奈みこ:stand.fmでレター鑑定っていうのをやっていて。そこで京都タロットの三枚引きの無料鑑定をしてるですね。
そこにみきこさんが申し込んでくれて。そのつながりでれもこさんが次だったかな。

qbc:うん。

奈みこ:で、私の中で、きらさんの鑑定が、中途半端な結果になったんですね。まだ完全に答えが出てないなあと思って、ちょっと調べてたら、qさんがきらさんにインタビューした記事が見つかって。

奈みこ:このインタビュー自体、なかなかの企画やなと思って。すごい面白いことしてる人がいるんやなって。どちらかというとqbcさんに興味あるっていうか、すごい面白い。

qbc:ありがとうございます。

奈みこ:なんか小説みたいな人、いっぱいいますよね。そこ、すごい共感できるし。かといって、それを別に世間に知らしめる、ね、場所ってないじゃないですか。
だから、やっておられることがすごい素敵。拍手、拍手送りたい。

qbc:ありがとうございますありがとうございます! 本当は「人インタビュー」やりたいんですよ。人間に有名も無名も関係ない、知名度なんか関係ない。人は人だ! って。
企画上、セクシーに見えないんで「無名人インタビュー」っておもしろネーミングなだけで。

奈みこ:でも、そのおかげで、敷居がね、下がりますよね。インタビューまで行ける人間じゃないし、みたいに思いますやん。
それが無名人って言ってもらってたら、私でも良いんかなって思いますよ。

qbc:そうそう、まさに命名の力。

奈みこ:私、本職が美容師なんです。京都タロットとか言ってますけど、これ2年くらいしかやってない。京都タロットっていうもの自体が、生まれてまだ2年なんで、まだ生まれたてのころから私はやってるんですけど。
もともと20年美容師をしていて、夫婦で美容室をしてるんです。生業としては美容師なんですよ。だからもう、日々、お客様と喋っている仕事なんで。

qbc:美容師さんもインタビューと同じで、一対一ですよね。

奈みこ:お客さんにも、みんな絶対ドラマがあるね。美容師さんって、例えば家族とか共通の友達とか、横のつながりがないから、いろいろ喋ってくれるんですよ。

qbc:はいはい。サードプレイス的なね。

奈みこ:で、何年も通ってたりすると、お互いに近しくなるんですよ。そうすると、けっこう何でも言ってくれたりするんですよ。美容師さんに聞いてもらおうとかね、そういう人もいはるから。愚痴だったり、何だったりって含めて。
そうするとね、いろんな話、意外と聞けて。私らもそれを口外することないですから。話がどこにも行かない行き止まりで終わるから、お客さんも安心して、言うことができちゃう空間。

qbc:なるほどねー。

奈みこ:だからね、面白い話から大変な話まで、いろいろ聞きます。だから、その仰ってる無名の人のインタビューが面白いっていうのはむちゃくちゃよくわかる。

qbc:ありがとうございます。では、どういうインタビューにしていきましょうか。今、何をやられている方なのかというところから。

奈みこ:今、ご飯は美容師で食べてますけど、京都タロットっていうのを私としては力を入れてます。
2年前にカードとしてできあがったばっかりなんで、やってる人少ないんですよ。けど、これを私はメインの肩書きにしていきたい。肩書きっていうか、肩書きに憧れた時期があって。

qbc:肩書き?

奈みこ:私は美容師なんですけど、夫と二人でやってて、私はカットしないんですよ。夫のサポートをしてるんです。免許はあるけど。夫の頭は切りますけど。

qbc:あ、夫さんのは切るんですね。なるほど面白い。

奈みこ:ちょっと偏ってる。なんていうんですかね、夫は美容師が天職なんで夫のサポート、全力でやってるんですけど。その方が店としてはうまくいくし。私は着付けとヘアセットはするけど。
で、なんの話?

qbc:あ、肩書きです。肩書にこだわるところ。

奈みこ:私、だから、「美容師です」って言い切れないところがあって。わかりますか? 美容師なんですだけどカットしない・・・

qbc:わかりますよ。肩書とミスマッチしてるんじゃないかってことですよね。

奈みこ:24で結婚してるんで、もう16年くらい夫と一緒にいるんですけど。なんかその、私はこれですって名刺に肩書きを書くとしたら、なんて書くのかなって。
まあエステを勉強してみたりとかしたんですけど。

qbc:着付けもお勉強されたんですよね?

奈みこ:着付けはね、美容師免許があればできることなんですよ。

qbc:あ、カリキュラムに入ってるんだ。

奈みこ:もともと私、着物が好きなんで、着付け自体は苦労せずにできてるんですよ。かといって、結婚式場で花嫁さんを着付けしたりするほどでもないし。
これっていう肩書きがなくて、私ってなんだろうって思ってた時期があるんです。別にね、これっていうものがなくても、いろいろマルチにそれなりにできるんでいいのかなって思ってたんですけど。
で、そうこうしてるうちに、京都タロットっていうのができたんですよ。作るのに10年以上かけてはるんですけど、この京都タロットを作った方と私は、もともと親しい方で。

qbc:えーそんなに?

奈みこ:西洋タロットの日本版。本格的な和製タロットを作ろうと思いつかはって、その構想と製作に10年ちょっとかけてんのかなあ。

2、京都タロットとは

qbc:京都タロットって、絵柄が違うだけじゃないの?

奈みこ:絵柄が違うだけじゃないんですよ。西洋タロットがベースではあるんですけど。
なので、岩倉ミケさんっていう京都タロットを作った方なんですけど、もともとライターをされてる、執筆もされるし、その方もすごく個性的なんですけど、子どものときから自分の見てる夢とかを研究したりとか、そういうことしてる人で。

qbc:なるほど。

京都タロットについては、詳しくはこちらをご参考ください!

奈みこ:そもそも夫同士が知り合いで、その奥さん同士っていうご縁なんです。だから私は今ね、こういうタロットを作ろうとしてるんですよっていう話から知っていて、それを聞いたときに、これはヤバいのできると思ってたんです。
で、数年待ちました。で、待ちに待ってできたのが、2年前なんです。2018年の夏にカードデッキができあがったんですよ。もう私、一目散に買いに行きましたよ。

qbc:京都タロットに夢中ですね。

奈みこ:ミケさんは、子どものときから不思議なこととかに興味があるし、タロットカードも独学やけどずーっとやっておられた方なんですね。
それで和製版のタロットを作ったんですけど、それってね、西洋タロットの時点でもちろん十分素晴らしいカードじゃないですか。そんなん歴史がもうメチャクチャ長いから。そんなんそのまま受け入れればいいんですけど、シンボルがどうしても西洋のもんなんで。

qbc:戦車とかね。

奈みこ:そうそう。これが日本人にも馴染みのあるモチーフとかシンボルになったら、ってコンセプトで作られてるんです。
私もルノルマンカードとかやってはいたんですけど。

qbc:ルノルマン?

奈みこ:それなりに占い界隈では、認知度の高いカードです。オラクルカードとかいろんなのがあるでしょ?
でも、やっぱり西洋のモチーフなんですよ。私、めちゃくちゃ日本びいきの人間だから。

qbc:京都の美容師さんですものね。ちなみにご出身はもともと?

奈みこ:島根県の松江市なんですけど。

qbc:島根ねー。出雲大社あるし、ザ・日本みたいな風格はありますし。

奈みこ:京都に来たのも、すごい盲目的に京都に来たくて来てるんですけど、日本びいきなもんで、とにかく西洋のものがあんまり入ってこないんですよ。だからこそ、和製タロットを早く使いたくてしょうがなかった。

qbc:なるほどねえ。

奈みこ:カードっていうのは、シンボルをAはこれ、Bはこれ、みたいに理屈っぽく読み解くだけじゃないんですよ。
私、ミケさんにメチャクチャ聞きまくって、カードに意味がちょっとずつ肉がついていくわけです。そんなんで、一年くらい、独学で勉強して、そのうち人を見るようになったんですが。
でもまあ気がついたら、stand.fmで会ってもない、喋ってもない人の鑑定をするっていう、メチャクチャなことやってるんですけど。京都タロットの探求家ですって名乗ってるくらいなので。
もともと趣味で、5年くらい前から神社巡りとかもやってて、ミケさんが神社とか詳しい方なんです。京都検定のテキストとかありますよね。あれの神社仏閣のところを執筆してはったり。

qbc:あ、メチャメチャすごいですね。

奈みこ:ご自身の夢見の本とかも出しておられたりするんですよ。だから神社のことも教わったりしてて、京都タロットと神社とか神様は関係してくるので、そうしたベースも手伝って、もうなんかずーっとのぼせて。

qbc:なるほどなるほどなるほど。

奈みこ:ミケさんがYoutubeで京都タロットの解説もされてるんですけど、真似して「京タロチャンネル」を作ったりして、ちょっとキチガイなくらい京都タロットの探求をやっていて。
それを今はnoteとか、ネタ帳みたいな感じで自分でも書いてます。

これは岩倉先生のチャンネル!

qbc:京都タロットのこと、教えてほしいですね。例えば「たろう」ってカードですが。

奈みこ:たろうは、ミケさんいわく「京都タロットの精霊」で、全部導いてくれてるというか、教えてくれてるみたいな、タロットの精霊です。
平安京を骨格にしていて、四神相応がベースになってる。

qbc:なるほど、なんとなく。

奈みこ:京都タロットを受けた人の感想でいくとね、やっぱその日本のモチーフなので、ものすごく結果が受け入れやすいんですよ。スムーズに入ってくるっていう感想はすごく多いですね。
例えば「天使」とかあるじゃないですか。それが日本の神話の昔話の登場人物だったりしたら馴染みやすいじゃないですか。

qbc:フォーチュンとか、コノハナサクヤヒメになってるんですね。

3、そうだ京都行こう

qbc:身近にミケさんという方がいらっしゃったというのが大きい引力だったと思うんですけど、それだけでは理由としてちょっと弱い感じがしてるんですよね。

奈みこ:不思議系のものが昔から好きなんですよ。UMAとか未確認飛行物体とか。心霊ものも好きやし。で、もともと直感でしか生きれてない人なんで、理由とか根拠はなくて、私の直感なんでって生きてきてるタイプなんで。

qbc:強烈に強かったわけですね、京都多タロットからの引きが。西洋タロットをやっていても良かったわけですし。

奈みこ:西洋だからか、どうしても入ってこないんですよ。本まで持ってるんですけど、全然入ってこなくて。読めないんですよ。
私、読書する人なんで本が嫌いとかでは全然ないんやけど、なんかもう西洋タロットの本読んでも全然入ってこなくって。あ、これ無理だって。で、ルノルマンは教えてもらう方々がすごく良かったから、なんとなくはできてたんですけど。
なんかね、理由はなくて申し訳ないんですけど、京都タロット作ってるって言った瞬間から、もう私の中でたぶん稲妻が落ちてるんで、あっ! と思っちゃって。そこから何年も待ってやっとできあがったときに、もう、そう。
どう言ったら良いのかな。わかんない、気がついたらもうできてた、みたいな。

qbc:面白いですね、京都タロットっていう言い方がね、東洋タロットや日本タロットじゃないんだって思います。

奈みこ:ね、ちょっと、そっか。困らせてる? 大丈夫?

qbc:全然困ってないですよ。インタビューの方向性は考えてますけど。
それじゃ、今後のところで。今後、京都タロットを使ってどうしてきたいのでしょうかね? 今、対面ではやられてる? お仕事後とかに。

奈みこ:そんなひっきりなしにやってるわけじゃ、もちろんない。うち、京都タロットができたのと同じくらいのタイミングで、お店を建て替えていて。着付けをする場所用に、和室を作ったんですよ。その和室を使ってます。
あとはオンラインでもやってます。京都まで来るっていうのもなかなかできなかったりするので。

qbc:今後、どういう風に広げていきたいとかのイメージっておありですか?

奈みこ:できたばっかりだし、カード自体、持ってる人が100人もいるかどうかって感じかな。まだミケさんが把握できる数なんですよ。

qbc:知ってる人に売ってるっていうことですね。

奈みこ:そうそう。ミケさんが期間限定で1日講座とかを開催したくらい。
私は私で、ミケさん確認のもと、独自で広めてます。たぶん、私がミケさんの次ぐらいに探求してると思う。その自負はあるっていう。そやから、今後、どうして、うーん、なんかなるようになるってしか、思ってなくて。
本当は広めたいとか思ってたんですよ。思ってたんですけど、別にそれって私が広めたいとか思わなくっても、良かったら勝手に広まっていくし。
だから私としてはね、変態的にもう京都タロットの探求を、ずーっと自分のためにね、やり続けていって、それは一応SNSとかでは公開してるんで。
興味がある人とか、それをやりたいと思う人とかいたら、絶対たどりつけるようにはしてあるんですよ。

qbc:なるほど。

奈みこ:お金かけなければ得られなかった情報が、今は誰でもが得られる時代になったじゃないですか。だから、そういう意味では、私の好き勝手にやって、それを「こいつ面白えな」って思う人がいればそれでいい。

qbc:なるほどね。

奈みこ:私が京都タロットやっているのを、全然知らない人は知らないわけですよ。旦那さんのサポートを一生懸命やってる奥さん、とだけ思っている人もいる。それはそれで良いわけですよ。やっきになって、私はこうですって言いたいわけじゃないから。
いろんな面がね、ひとりの人間の中にある。それはそれでいいですし、面白いよね。隠してるわけじゃなくて、秘密とかじゃなくて、悪事をしてるわけじゃないし。

qbc:うんうん。

奈みこ:ちょっと説明のできない不思議な話とか、私は受け入れてる方ですけど、ダメな人はダメでしょ?

qbc:オールマイティな雑談ではないですわな。天気の話とか桜が咲いたよって話に比べたら、わからない人はまったくわからないから。

奈みこ:そんなことで変な抵抗感を持たれたくないし。理論、理屈、理由とかちゃんと証拠とかがないと、聞けない人もいるから。

qbc:タロット知らなかったら、京都タロットヤバいねっていうのもわかんないですし。歴史のあるものに対して、アンチテーゼではなく独自の世界観を提示するっていう仕事ですからね。
怒る人もいるでしょ。そういう反発があると分かっている中で世に出すわけだから。

奈みこ:そうなんです。ましてや私、西洋タロット知らんし。お前知らんくせに何やってんだよみたいな。
だから、私のやること、ちょっと偏ってるんですよ。

qbc:まあでも、今は、シンプルにやりたいことやってるだけでしょう。

奈みこ:そういうことです。よく仰っていただいた。仕事にしたって、夫のサポートですって言ってますけど、結局は私、自分でこれをしようと思ったことを、ただずーっとやってきただけなんです。自分に疑問を持たずに。
これまでも、自分がやりたいことをやれてきてるんで、それってありがたいことですよ。

qbc:自分を偽って生きている人も多いですからね。過去に何かあって、それを受けいれられずにいたりとか。
奈みこさんの場合は、表も裏もなく、素直にやってきたって感じかな。

奈みこ:過去と現在の帳尻が合ってるっていうか。京都に行かなきゃってのも、18歳のときに思ったんですよ。それも感覚でしょ? 理由ないけど、私はもう京都に行かねばっていう。
そっからはもうずっと京都に住んでて、夫と結婚して、そういうのって全部つながってるんです。結婚したことでミケさんと知り合ったり。
私、伏見稲荷大社の近所に住んでるんですが、今振り返ればね、全部、布石として何かしらずっとつながってて、京都タロットにつながってたんだなって思います。

qbc:そうですね、京都につながる。

奈みこ:私の人生、京都タロットにつながってたんですよ。

qbc:現在を中心にして過去にリルートかけてすべてを結びつけて物語にしちゃうの、その直感、それに対してなんの疑問も。抱かないっていうところが、たぶん奈みこさんのすさまじさだと思います。

奈みこ:私としては、美容師という職に対して未練なんて1ミリもなくて、結婚してなかったらとっくに辞めてるんですよ。
なんだけど、でも京都タロットに出会うためにはね、夫と結婚しなければミケさんと知り合えなかったし、夫同士が友人やし、美容室をしてなければ、おそらくそういった夫との縁もなかったし。夫は、年齢が17歳上なんですよ。

qbc:えー。

奈みこ:それ言うの忘れてた。17上。私、自分がなんでこれやってんのって思うところが度々あるんですけど、それって全部、京都タロットとつながってるね、って思ってるんですよ。やっぱりね、ちゃんと目印になってた石を拾ってきたな、みたいな。
ちゃんとつながってたなっていうのは、今、感じる。

qbc:なるほどね。いやわかりました。そのまま京都タロットの導きのままいきたいと。

奈みこ:そのままです。
いや、悩んだりしてるときもあります。どういうことで悩んでんのかな。でも、むちゃくちゃ落ちこんで奈落の底まで落ちるけど、たぶんね、一日か二日で立ち直る。

qbc:どういうことで落ちこんだりするんですか?

奈みこ:人間関係とか。私、お節介なんかな。お節介なことを言いすぎちゃうんですよ。そういうことで、過去何回か、ないわけじゃないよね。あんなこと言うんじゃなかったみたいなこととか、やっぱりあります。そういうのはね、あるけど。

qbc:まあそうですね、なるほどね、難しい。
なんだか京都タロットの話に踏みこんでしまって、奈みこさん自身の謎にまでいけなかったんですが。

奈みこ:謎のままでも。京都タロットの話で大丈夫ですよ。

qbc:ありがとうございます。最後に、言い忘れてしまったこと、伝え漏らしてしまったことがあればお伺いしています。

奈みこ:言い忘れたこと? あるかな。

qbc:おしゃべり大好きな人ですよね? そんなことない?

奈みこ:優しい。今でこそ、そんな風に見られないんですけど、もともと人見知りなんですよ。

qbc:そうなんですね。

奈みこ:人見知りで、全然しゃべれない。

qbc:でも、しゃべること自体は好きなんですよね?

奈みこ:しゃべるのはたぶん、好きなんだとは思いますけど。
でも、やっぱり仕事で鍛えられた部分があって。美容師になって初めてお客さんと対面したときに、こんなにしゃべったり接客しないといけない仕事だなんて思ってなくて。
クリエイトな方に重きを置いてたから。あ、しまったと思って。私、無理だって思ったんですよ。
だけど結局20年もやってたら、そのうち16年は夫と二人で自分の店をやって、経営の立場でもやってるから、どんな新規さんが来ようと、誰とでもしゃべれるようにはなりましたけど。

qbc:そうですよね。生業が人を作る、ですね。

奈みこ:そもそもは人見知りなんです。たとえば大人数の中にバッて行くの、今でも苦手やし。こんな風にマンツーマンでしゃべる分には良いんですよ。だけど大人数になればなるほど、帰りたいって思っちゃうし。
でも、年齢がもうおばちゃんになって、今40やけど、ずうずうしくなるんですよ。若いときはやっぱり言えなかったことが、他人でも声かけちゃったりとかできるようになっていくもんだなって思ってます。そんな感じかな。言い忘れたことじゃないですけど。

qbc:いや、大丈夫です。最後に奈みこさんの人柄にふれられることができて良かったです。

あとがき

実はね私、京都タロットで占ってもらったんですよ。

タロットはまあ人生で10回もないらくらい占ってもらったことがある程度なんで、そんな知識があるってわけではないのですが、やっぱり日本のモチーフになってるんで、なんだかふしぎに親近感がありましたね。

今回は京都タロットに集中してしまい、奈みこさん自身のエピソードが弱かったなと思うインタビューではあったのですが、それはそれだけ物にひきずられる人間像というものを描きだせたのかな、と思っております。
次回もお楽しみに!!

編集協力:有島緋ナさん

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