見出し画像

自分は幸せに生きてくっていう確信のある人

今回、ひさしぶりにほんとに参加者の情報の少ないインタビューでした!
Instagramの”インタビュー”検索で見つけていただいて、ス、て応募いただいて、そのままインタビュー。
いいじゃん、こういうの。(主催:qbc)

今回ご参加いただいたのは 些細 さんです!

現在:人に結構興味があるんで、人を掘り下げたいなっていうのはあって。

qbc:今、何をしている人でしょうか?

些細:カタチ的には個人事業主で、仕事としてはいろんなことやってます。
飲食もやってるし、Webライティングとかもやってるし。あとなんだろう。動画関係もやってるし。とかですかね。あと、家政婦もやってます。

qbc:なんというか、どういう生き方をされてるんですか?

些細:取引社が結構業種的に幅広かったりするんで、中に入って手伝ったりとかそういう感じですね。

qbc:平均的な1日があったとして、朝何時に起きてみたいなスケジュールを聞かせていただいていいですか?

些細:朝は8時ぐらいに起きて、家出るまで特に何もせず、家を出て。

qbc:何時ぐらいに家を出ます?

些細:10時とか、10時半とか。で、自転車に乗って。今、カフェも手伝ってるんですけどそのカフェに行くっていうパターンが多いです。

qbc:カフェ、何時ぐらいまで?

些細:お店6時までなんで、大体そんぐらいまで。
その後は、仕事の人とご飯行ったり、普通に家に帰ってきて。
私、本当に何もしないんですよね。家に帰ってきて仕事したりですかね、ほとんど働いてます。

qbc:帰宅してからの仕事って、どんな仕事?

些細:家でやってるのは、ブログ書いたりとか、あと動画編集したりとかですか。

qbc:個人のブログ?

些細:取引先のブログで。今2個運営してて。

qbc:会社の事業でやってたりするものです。

些細:1個が探偵の。なんていうんですかね。探偵のブログの代筆みたいな感じのやつと。
あともう1個がオンラインサロンのサポートのブログみたいな感じです。

qbc:SEOじゃなくて、ちゃんとコンテンツ書いてるってことですね。

些細:本当に何か自己啓発的なことを。SEOとか私は詳しくないんであれなんですけど、最低限考えて、ある程度タイトルとか、なるべく引っかかるようにみたいな感じで書いてますけど。

qbc:動画編集は?

些細:動画編集、今やってるのはショートですね。

qbc:どんな内容の動画なんです?

些細:実際にあった痴話げんかってわけじゃないんすけど、男女間トラブルみたいなのをネタにした動画みたいなの作ってます

qbc:何時ぐらいに寝ますか?

些細:寝るのは1時半とかですかね。

qbc:ご趣味は?

些細:趣味は、なんだろう。最近までは銭湯とか、植物に水やるのにはまってたんですけど、今、本当に何にもないですよ、趣味。

qbc:植物に水をやるのが趣味。

些細:なんか私、今までずっと、すぐ枯らしちゃったんですよね、草とか育てても。金魚とかもすぐに死んじゃったりしたんです、私が飼うと。
でもなんか最近買ったサボテンが、100均で買ったサボテンなんですけど、それがすごい育つというか、ちょっとずつ長くなってて。で、「おー」みたいな感じでそれが楽しみでした。
今は何か安定期に入って、デカくならなくなっちゃったんであれなんですけど。

qbc:今一番楽しいことってなんですか?

些細:私が今一番楽しいことは、仕事ですかね。

qbc:どの仕事が一番楽しい?

些細:取引先の1個が、私が4歳とかから知り合いというか幼なじみの女の子の会社なんですけど。その子の会社で一緒に働いてるのが一番楽しいです。

qbc:内容的にはどんなこと?

些細:業務内容ですか。業務内容、ちょっと待ってくださいね。
カフェも彼女の会社で、そっちでもYouTubeチャンネルあったりするんで、それの撮影とかも同行したりとか。オンラインサロンも彼女のやつなんで、一緒にやったりとかですかね。
あとキッチンカーがそろそろ始まります。

qbc:彼女のオンラインサロンは、何系統の?

些細:ビジネスコンサル的なのを目標にしてやってます。

qbc:いつ頃から、その、今の状態なんですか?

些細:今の私の暮らしですか。私が独立したのが去年の9月なんで、1年前です。

qbc:その前は何をされて?

些細:1年前までは、普通に会社員でしたね。

qbc:で、会社員を辞めてから、友達の仕事を手伝ったりするような。

些細:そうですね、そのときは前職の会社を外注でやるみたいな感じで独立したんですけど、そのタイミングでは、前職の会社を私が個人事業主として手伝うみたいな感じに契約変更ぐらいの感じのノリで独立だったんですけど。
なんかやってるうちにどんどん私がその幼なじみとやってるのが楽しくて、どんどんスライドしてって今に至る感じです。

qbc:どんな感じの楽しさですか?

些細:言葉にするのは難しいですけど、一番自分を見つめ直すことができるというか、学びが多い。

qbc:ちなみにサラリーマンのときはどんな仕事をしていたんですか?

些細:当時はキャバクラとかを作ってる内装の会社だったんですけど、専門の。
そこで私は清掃をしてました。工事後のクリーニングみたいな。

qbc:学びが多いというと、どんな学びが多い?

些細:なんて言えばいいんだろう。なんか、自分がどういう人間なのかとか、そういうポイントですかね。結構内省的な。
新しい技術とかを学ぶってよりは、自分が何がしたくてどういう人間なのかっていうのが、そこを深められるなっていう。働いてると。

qbc:それは、どうしてそういう機会が発生するんですかね?

些細:やっぱ、その子が、他の全く知らない仕事で知り合った人というよりは、ある程度人間関係があって。なんていうんすかね、その子と真剣に付き合ってるからかな、とは思うんですけど。

qbc:カフェで働いていても、気づきがある?

些細:気付きはめっちゃありますよ。私すっごいガサツなんで、カフェとか本当に向いてないんですよ。
でもバイトの子辞めちゃったりとかして、身内で回すしかなくてみたいな感じで、私もたまにキッチン入ったりするんですけど。
なんか、この歳になっても、苦手なこととかに誠実に向き合うこと、すごい大切なんだなとか、そういうことがわかったり。

qbc:なるほど。好きな食べ物はなんですか。

些細:好きな食べ物ですか。食べ物は、トマトと明太子。

qbc:それぞれどこが?

些細:トマトは、何で好きなんすかね。明太子は味が濃いからですね。

qbc:トマトは何が?

些細:果実感。果実らしさ。フレッシュさ。

qbc:火を通したのと生と料理したのとどっちが?

些細:生が好きです。

qbc:性格は、周りからはなんて言われますか?

些細:周りからは、周りからはなんだろう。でもやっぱり、ガサツというか。あと自分で言うのも本当にすごい恥ずかしいんですけど、変わってるとは言われます。

qbc:自分ではどう思ってますか?

些細:私の性格ですか? 私の性格は、個人主義。

qbc:近しい人からは?

些細:すごい距離が近い人からは、なんだろう、かわいい。

qbc:どんなところが、かわいい?

些細:わかんない、挙動不審だからだと思います。

qbc:インタビューに期待することって、なんでしょう? 何かが得たいとか、そういう。

些細:私自身がドキュメンタリーってわけじゃないですけど、なんていうんだろう、それこそ人のことを取材して、その方のことを記事にしてっていうサイトを作りたくて。
それでそういうのやってる人いんのかなって探して、出てきたので。インスタのアカウントかな、最初に見つけたのは。
一応仕事でインタビューライティングもしたことはあるんですけど、ちゃんと、インタビューとは? ってところを私知らないなあと思って。
他の方ってどうやってやられてるんだろう? みたいな感じでっていうのが動機ですね。

qbc:ドキュメンタリーっぽいサイト。どうしてそういうサイトを作りたいと思ったんですか?

些細:私、学級新聞が好きなんですよ。なんか、そういう、ある意味すごい意味のない学級新聞の世界観とかがすごい好きで。
実際は小学校の頃、勝手に1人で学級新聞とか発行して刷って配ったりしたんで。
これって私が好きなそういうことだなって思って。

qbc:学級新聞って、どういう新聞なんですかね?

些細:学級新聞って、何書いてたかな、月に1回ぐらい、今月のニュースとか、誰かにフォーカスしてその人の好きなこととか、好きな食べ物とか、インタビューしたりとか、おすすめの本ランキングとか作ってた気がしますね、小学校の頃。

qbc:それは、身近なものを取りあげるのが好きっていうことですか?

些細:その根底は、全然私も言語化してないんですけど。人に結構興味があるんで、人を掘り下げたいなっていうのはあって。

過去:音楽で本当にプロになりたくてやってて、でもそれを辞めようってなったときに、もう人生へのポテンシャルがなんかゼロになっちゃって。

qbc:子供の頃はどんなお子さんでした?

些細:子供の頃は、もう全く笑わない、無邪気じゃない子だったみたいです。

qbc:自分では覚えてない。

些細:あんまり覚えてないんですけど、母親とかからは、友達と遊ばないで、部屋の隅で鼻ほじりながら1人でずっと本読んでるっていうふうに聞いてます。

qbc:どんな本を読んでたか覚えてます?

些細:どんな本ですかね、なんだろうな、小学校の頃に中島らもとかを買って、おじいちゃんに隠されたりしました。

qbc:何年生の時?

些細:小4とかですかね。

qbc:ちなみに小説の方? エッセイの方?

些細:中島らもの『寝ずの番』。

qbc:小説?

些細:小説です。

qbc:中島らもはいかがでした?

些細:読む前に隠されちゃったので、まだ読んでないんですよね、未だに。
おじいちゃんがちょっと多分、教育的に読ませたくなくて隠されたので。大人になってから、エッセイは読みましたけど。

qbc:子供の頃、自分ではどんな子供だったって思ってます? 物心ついてから。

些細:すごく陰湿な子だった気がします。
なんかひどかったんですよね、すごい。策略家というか幼稚園児の人間関係みたいなのあるじゃないですか。ボスの子がいて、取り巻きの子がいてみたいな。
私は、ボスを手玉に取りたいとりたいみたいな気持ちがあって、その子のこと、わざと無視してつれなくしたりとかして、こっちに気を引かせてみたいな。
そういう工作とかしたりして、結構薄気味悪い幼稚園生だったと思います。

qbc:それを覚えてるんですか?

些細:覚えてます。なぜかそうです。

qbc:具体的にどんなことをしたんですかね?

些細:ドングリかな、落ち葉か何か拾うみたいなイベントがあったんですけど、その子が動くとこに、その子分どもがどんどんわらわらついてって、何々ちゃん何々ちゃんみたいにやってるとかで。
なんか私はあえてその子が来たら他んとこ行くみたいな、なんかそういう。
なんでそういうことするんですかね。

qbc:同性に?

些細:同性ですね、女の子同士の。

qbc:今もお付き合いある、幼なじみの社長の友達もいた?

些細:同じ幼稚園の中にはいたんですけど、彼女は私とは全然違う世界にいたんです。

qbc:その頃からめっちゃ仲いい訳じゃなかったんですか。

些細:親同士がめちゃくちゃ仲良くて。幼稚園の頃は、仕方なくというか成り行きで一緒にいたんですけど。大人になってからです、仲良くなったの。
子供のころから親友って感じではやってきたんですけど、心の底から大切に思ったのは本当大人になってから。

qbc:小学校はどんな感じでした?

些細:小学校も、なんか陰湿な人間でしたね、私は。引き続き。
小学校の1年生の時に、本当に動機はわかんないんすけど、友達とかの文房具をちょっとずつ盗んで、全員の分をちょっとずつ盗んで、全部配膳台の引き出しの中に隠してたんですよ。2週間ぐらい。
で、さすがに物がなくなりすぎてクラスで問題になっちゃって。何の時間かわかんないけど、みんなで探そうみたいになって。
その時、私、第一発見者の振りして、配膳台の引き出しを開けてありましたとか言って、教室戻って物を盗まれてた人、手をあげてくださいと言われたとき、私もはいとか言って手あげて。
目的は全く思い出せないですけど、そういうことやって。本当気色悪い感じで。

qbc:あと他にも、サイコパスなことがあるんですか?

些細:今は全然そういう、気持ち悪い感じなくなったと思うんですけど。子供の頃きもかったんですよ。

qbc:いつ頃なくなった、みたいなのは覚えてますか?

些細:いつ頃なくなったんだろう。でも、なんだろうな。思春期くらいから普通の人間に近づいた気がしますけど。

qbc:それは中学生とか?

些細:中学生とかは普通にバスケ部入って普通に部活やって、超健康的に。

qbc:物を隠して系の陰湿エピソードはありますか?

些細:覚えてないかな。多分いろいろあったはずなんですけど、あんまり覚えてないですね、具体的なエピソードは。
でも私、小学校3年生ぐらいのときですけど、いじめみたいなこともやってたんですよね。なんか調子乗ってたんでしょうね、多分。

qbc:人の心を操るのが楽しかった?

些細:いやあ、なんなんですかね、わかんないんですけど。マウント取りたかったんですかね。

qbc:そのときの感情は覚えてますか?

些細:その頃って悪気が全くなくて。単純に性格が鬼糞悪かったなと思います。迷いもないし。

qbc:相手がどうなると終わり、みたいのはありましたか?

些細:いや、何が目的だったんだろう。どうなると終わり。
多分そのとき、何の目的もなくやりたくてやってるだけなんで、終わりとかは意識してなかったと思います。

qbc:家族との関係はどうでした?

些細:家族は、もう普通の家庭です。母親がいて父親がいて妹がいて。普通のサラリーマンで、普通の主婦でみたいな。

qbc:仲は?

些細:母親が結構精神的に不安定だっただけで、別にそんなに。それでとんでもないようなトラブルが起きたようなことはないですね。でも別にめちゃくちゃ仲いいわけではないと思います。

qbc:なるほど。中学はどんな感じ?

些細:中学は、バスケ入って、なんかもう、成績もめっちゃ良くて。生徒会とか、わざわざ入ってほしいと先生にお願いされるような超模範生でした。
サッカー部のキャプテンと付き合ってたりとか、本当、模範中の模範みたいな人間だったんですよなぜか。

qbc:高校は?

些細:中三ぐらいから音楽を始めて、高校もずっと音楽やってて、高校2年生で音楽辞めて。
でも辞めたからなんか学校行かなくなって家にひきこもって。
でもなんか引きこもり続けて満足して、学校行き始めて卒業したとかですね。

qbc:どれぐらい引きこもってたんですか?

些細:でも全然。3ヶ月ぐらいで終わりました。

qbc:音楽はどんな音楽を?

些細:私がアコースティックギターをやってて、もう1人女の子がボーカルで、流しみたいな感じで。昭和歌謡っぽい感じの曲作ったりしました。

qbc:昭和歌謡っぽい。例えばどんな人?

些細:中島みゆきとか、浅川マキとか。

qbc:浅川マキ。そういうサブカル的なものってどっから吸収したんですか?

些細:なんなんですかね、本が多分好きだったんで、ちっちゃい頃から。
あの、草下シンヤさんってご存知ですか?
丸山ゴンザレスさんとかと仲いいような、ライターの方なんですけど。
その方が書いてる『裏のハローワーク』っていう闇稼業についてまとめた本を、小学校の朝読書とかで読んでて。
多分そういうことが引き金となって、わりかしサブカル好きだった。
あと父親も音楽好きで、渋谷系が好きだったんで。っていう影響で音楽も聞いたりとか。

qbc:草下シンヤはたまたま見つけた?

些細:草下シンヤは近所の古本屋で、その本を見つけて面白そうと思って読んで。たまたまですね。

qbc:その後、進路進学はどういう?

些細:高校3ヶ月間行かなかったせいで、出席日数が足りなくなっちゃって。そっから大学受験とか全く考えられなかったんで。
でも、就職も別にって感じだったんで、専門行こうかなみたいな感じで。都内の何かビジネス系の専門学校に入って、そこを1年で辞めて、そこからフリーターって感じです。

qbc:今おいくつでいらっしゃいます?

些細:私もうすぐ27になります。

qbc:その間っていうのは、いろんな仕事をされてたりするんですかね?

些細:長い間、私、バイトしかしてなかったんで。でも音楽関係、ライブハウスで働いたり。
あと畳屋で製造の仕事をしたりとか、あと本屋さんもあるし、バーもあるし。転々と半年サイクルぐらいでいろんな仕事をしました。

qbc:お仕事は何が楽しかったですか?

些細:一番楽しかった仕事ですか。一番楽しかったバイトは、新宿西口のビックカメラの品出しのバイトで。あそこ今変わっちゃったんですけど、2階がもう全部アルコールの売り場だったんですよ、ちょっと前まで。世界中のビールとか何かワインを、とにかく大量の種類やってて。
私は出勤したら、商品を全部前に出しながら賞味期限過ぎちゃうやつにラベル貼って補充して、みたいな。もう丸一日やるんですけど、私その仕事が本当に大好きで。
めちゃくちゃお金ない時期に、他にメインで仕事しながらそのバイト始めたんですけど、でもあれが一番バイトとしては楽しかったです。最後、辞めさせられたんですけど。

qbc:どういったところが楽しかったですかね?

些細:作業がめっちゃ夢中になれるんです。接客とか、私好きじゃなくてあんまり。単純作業大好きで。あれはいい仕事でしたね。

qbc:ガサツって言われてたとのことですが、どんなところがガサツです?

些細:私、外で歯磨いたりするんですよ、歩きながら。多分そういう、慎ましくない行動だと思います。

qbc:口の中の洗ったアワアワはどうするの?

些細:植木とかにペッて吐きます。

qbc:歯ブラシは?

些細:歯ブラシ自体は何か適当にペッて捨てます。

qbc:他にガサツエピソードはありますか?

些細:他の人はされないような注意されることですよね。笑い声が大きすぎるとか。めちゃくちゃ怒られてますね、いろんなところで。

qbc:出入り禁止になったことはありますか?

些細:出入り禁止になったこと。ちっちゃい頃、小学校ぐらいのときに近所の医者3軒ぐらい出入り禁止でした。

qbc:お医者さんですか。

些細:私、痛いのとか怖いのスッゴイ苦手で、発狂するんですよ。あんまりにもうるさいから来ないでくれって、医者にめっちゃ言われてました。

qbc:幼馴染とお仕事したのは、何歳ぐらいからなんですかね?

些細:一緒に仕事始めたの、全然最近ですよ。彼女の会社もまだ1年ちょっとで。私なんか手伝い始めてまだ1年も経ってないんで。

qbc:変って言われてるとのことでしたが、どういうところが自分では変だと思います?

些細:ある程度、会ってきた人たちの反応を見てて、ちょっと確かに一般的な27歳の日本人女性の像とは、ちょっと違うんだろうなっていうのはわかります。

qbc:性格的なこと? 生活?

些細:性格じゃないですか。最近は、暮らしはすごい普通なんですけど。

qbc:今よりも落ち着いてない時期があった?

些細:落ち着いてないというかなんて言うんだろう。すごい良くない暮らしをしてたときはありますけど。
もっと、何て言うんすか、今本当に純粋に仕事を楽しんでやってる健康的な生活なんですけど、昔は遊ぶの大好きで、ずっと遊んでました。
音楽好きだったんで、DJやってて、昼間働いて夜クラブでみたいな。友達と一緒に山奥にレイヴ行ったりとかっていうのを、毎日毎日毎日毎日、何年かやってます。

qbc:専門学校の後?

些細:専門の後ですね。

qbc:今までで一番楽しかったことって、なんですか?

些細:今までで一番楽しかったこと。なんだろう。すごい最近なんですけど、カフェに、突然UberEatsの音が鳴り響いて。Uber普段全く来ないんですようち。
なのに急に「テテン!」みたいな感じに鳴り響いて。うわーってなって。
でも全然Uberなんか昔に設定したやつで、材料とかも全然用意してないし、断ろうみたいな感じで言ってたんですけど、私が間違えて準備完了みたいなボタン押しちゃって。
それでもう死ぬ気で注文されたやつ準備してる時間が、一番楽しかったですね、最近だと。

qbc:スリル?

些細:そう。なんかバタバタして、結局間に合ったんですよ。

qbc:過去一番苦痛だったこと、嫌だったことは?

些細:人生で一番苦痛だったこと。難しいですね。一番辛かったことは、でもやっぱ学校行けてなかったときですかね。

qbc:さっきはさらっと流しちゃったんですけど。何で音楽を辞めて、何で学校に行かなくなったんですか?

些細:学校が嫌だったんじゃなくて、音楽で本当にプロになりたくてやってて、でもそれを辞めようってなったときに、もう人生へのポテンシャルがなんかゼロになっちゃって。
それでもう学校も行けないみたいな感じで家に引きこもって。最初のうちは順調に引きこもってたんですけど、後半に私のおじいちゃんが死んじゃって。母親がもう精神的に錯乱し始めて。私より母親が病み始めて。
私がせっかく病んでんのに、何でお前の方が病んでんだ、みたいな感じでイライラして。そこがピークで。ちょっとどん底すぎて、そこから学校行くようになりましたね。

qbc:家にいるのも嫌だったんですかね?

些細:結構きつくて。

qbc:家族の中で一番嫌いなのは誰ですか?

些細:一番嫌いな人。今一番うまくいってないのは妹ですかね。

qbc:なんでうまくいってない?

些細:妹が今、なんだろう、妹が非行に走っているから。

qbc:そんなに歳が離れてるんですか?

些細:年齢は4個下。23ですね、今。

qbc:23で非行?

些細:非行って言うかなんて言うですか。自分の人生に全然ちゃんと向き合わずに、あんまり良くない彼氏と関係を続けてたりとか。
そういう感じなんで、今は人生のペースがちょっと合わずに。

未来:文化祭みたいな概念で大人になっても仕事したい

qbc:5年後10年後、20年30年先ですね、最後死ぬまでっていう未来を考えたときに、どういうイメージを持ってらっしゃいますか?

些細:すごい抽象的なんですけど、すごい広い環境で生きていきたいなっていうふうに思ってます。

qbc:精神的に? 物理的に? 経済的に?

些細:全部かもしれないっすね。
人間関係の規模だったり、仕事でできることの規模だったり、遊ぶことの規模だったりっていうのは、とにかくめちゃくちゃ広くしたいなと思っています。

qbc:それはなぜですかね?

些細:広いとこが好きだから。

qbc:今一番好きな広いところっていうのは、どんなところですか?

些細:広さ。心の開放度。やっぱ徐々に私も、お金のためにやってた仕事とか辞めて、朝起きるたびに最高の開放味わってます。

qbc:心の開放。心が広くなっていくっていうのは、どんな感じでした?

些細:朝起きるのが楽しい。

qbc:それ以前はどんな感じでしたか?

些細:死にたいって感じです、本当に。
朝って、結構潜在意識が働いてるじゃないすか。寝起きだったりすると。そのときに私は、毎日毎日誰かにすごい責められてるような気がしてて。怖い怖い怖い怖いみたいな。朝起きるたびに超怖い怖い怖い怖いみたいになってたんですけど。それがなくなりました。

qbc:あらためて、今はどんな感じです?

些細:今。おはようっ!って感じです。

qbc:自分の中で、物理的な広さトップの一番って、どこですか?

些細:私が今まで見た景色で一番好きだったのは、ハバナの。ハバナからバスで30分ぐらい行ったとこに、地元の人が行くようなビーチがあるんですけど、そこですかね。
そこに行ったときが一番広かったですかね、物理的には。

qbc:ハバナに行かれてた?

些細:普通に半月ぐらい旅行で行っただけなんですけど。

qbc:海ですか。

些細:海です。

qbc:経済的な広さも求められているんですよね。

些細:結局、世界を広げようって思ったときに。この、ね、現代社会において、どんだけ自由だなんだって言って、いろんなとこ移動してみたって、結局いろんなこと知ってて、いろんなことに関われるのは金ありきというか。
金っていうエネルギーが絶対ついて回るものだと思うんで。
全然そこも、なんていうんですか、お金欲しい的な意味とはまた違くて、そのでかい渦の中にいたいっていう感じですね、イメージ。

qbc:今、渦の中にいます?

些細:全然いないです。序章です。序章中の序章です。

qbc:何がやりたいですか、人生で。

些細:人生でやりたいことは、でもやっぱ人かなと思います、私。人との間に何か見出したいですね。

qbc:それはどんな人たち? 近い人? 全く見知らぬ人たち?

些細:見知らぬ人たちですね。貢献したいって意味ですね。自分の趣味的な感じというより、私が人との間で何かを見出すことで、何か貢献できればいいな、みたいな。

qbc:人、社会?

些細:さっき言ったドキュメンタリー的なインタビューの企画とかもそうですけど、私がその人のことを掘り下げることが、その人のためになったりその人が何かと出会うきっかけになったらいいなとか。
あと私、文化祭が大好きなので。文化祭みたいな概念で大人になっても仕事したいなと思います。

qbc:クラブがお好きだったんですよね?

些細:昔はめちゃくちゃクラブ大好きで行ってたんですけど、最近本当に友達もいないし、結構内側に集中したんで、何年か、自分の。
でも根本的にはパーティーとかは大好きですね、本当に。今はそういう時期じゃないだけで。

qbc:サロンやクラブで知らない人同士を紹介しあったりとか、そういうカルチャーが好きですか?

些細:それのもっと規模がでかい版というか。結局、クラブとかって身内の集まりじゃないですか。どこまで行っても、何百人何千人って入る箱でも。
結局身内のノリなんで、それをもっとフラットに、なんて言えばいいんだろう。モデルが遊び来てるとか、海外のなんかよくわかんないやつが来てますとか。そんなスカした現場に近所のおっちゃんも来たりとか、誰でもいいっていう。真の多様性みたいなやつを、結構私は追い求めてますね。

qbc:いつからですかね? それは。

些細:その根本的な考え方はわりかし昔からあって。それこそ高校の文化祭のときに、大体イケてる女とかが主役とかやってみたいな。そのノリがまじウゼェなとか思って。なんて気色の悪い、誰だお前らは、みたいな。
うちのクラスは、私が文化祭の実行委員長だったんで。不登校なのに文化祭はしゃしゃるんですよ、好きなので。
で、なんかうちのクラスは全員出演で水戸黄門やるぞ、みたいな。何で水戸黄門をやったのかわかんないんすけど。でもクラスの地味な子とかって大体照明係とかやらされて終わりじゃないすか、スイッチ消すだけみたいな。
でも私は勝手なおせっかいでその子の適材適所とか見出してお前はこれやれとか言って配役して、全員で舞台に上がるみたいな。そう全員が演者みたいなやつ、結構、多様性、社会。

qbc:もしもの未来っていう質問をしていてですね。
高3のときに、もっと進路進学を選べる状態であったら、どこに行きたいです。大学でもいいし、別に違うところでもいい。

些細:どの観点かによるんですけど、今の大人の私が選ぶんだったら、京都大学に入ります。

qbc:あれ、関東の人ですか?

些細:私、全然関東です。

qbc:だけど京大がいい。なるほど。

些細:いやもちろんそれは、サブカル好きだったら京都大学入りたいというか。
森見登美彦とか読んでて、すごいずっと憧れてた世界ではあるんで。今の大人の私が選ぶなら、京都大学、入りたいと思います。

qbc:大阪芸大ではないんですね。

些細:今だから京都大学って言えるけど、10年前とかだったら普通にミュージシャンになりたかっただろうし、っていうところありますね。
今はないですけど。

qbc:これ、もうお手上げなんですけど。無名人インタビューは人物像インタビューなんですけど、些細さん自身が、なぜ今自由に自分の選択で生きられていて、一般的な日本の27歳の女性とは違った生き方ができているのか。その理由が私には今よくわからないんですよ。
大きなきっかけというか、それが何か自分でおわかりでしょうか?

些細:そうですね。何かある程度、運命というか。いくつかある選択肢の中から選び取って今の生き方をしてるわけではなくて、逆に私が今から普通の企業に入ってOLやれって言われても、多分3時間ぐらいで会社から出てくるだけだと。
できないからやってないだけで。当たり前のようにこうなってしまうんだって感じですかね。

qbc:文房具を配膳台の引き出しに隠してたときから決まってたってこと?

些細:それは多分、親の子育てが歪んでたんじゃないかなって、今思うんです。

qbc:そんな歪んでいたんですか?

些細:親がかなり、その精神的に不安定で。昔自殺未遂したりとか、鬱やったりとかしてるようなタイプだったんで。

qbc:聞こえてないはずのものが聞こえてくるような? 自分だけが見えてるものがあるタイプ?

些細:幻覚系っていうよりは、マジ人格が単純に歪んでるってタイプですね。母親がそんな感じだったんで、多分私もそれで人格が歪んで。
歪んだ子育ての賜物で、なんか最低な幼少期を過ごして。でも今、やっぱ自分ですごい努力して、親の呪いみたいなものを解いてきたんで、今、全然あれですけど。

qbc:どうやって解いたんですか?

些細:言葉にしちゃうとすごいシンプルなんですけど、ざらっとした感情があったら、絶対に見逃さないで、ちゃんと向き合って、理由を見つけて、手放すというか。
整理をしてきましたね。こうだからこう思っちゃってるだけなんだ、じゃあ、こう思わなくていいんだよねっていう。言い聞かせの作業みたいのを、何度も何度もやって。

qbc:それは、お一人で?

些細:そうですね。

qbc:何歳ぐらいの時から。

些細:私が自分と向き合うっての始めたのは、やっぱ音楽で挫折してからですかね。それまでは、ただの調子乗ったやつだったんで。

qbc:挫折したきっかけって何だったんですか? 音楽。

些細:そもそも私、技術的な面でもなんかすごい天性のものがあるわけではもちろんなくて、っていうとこがベースにあって。
でも私自身が完璧主義で、失敗が大嫌いだったんですよ、なんか。
それこそお母さんも、もう完璧を求めてきたんで、私が小さい頃から。やっぱその名残で私も完璧主義だったんで、芸術とか曖昧なものと関わることが、すごい多分つらかったでしょうね。正解じゃないのかもしれない、とかって言ってることが。
って今整理して思いますけど。

事務所と契約しようみたいになって、今月中に5本書いてきてね、みたいな段階まで行って、なんかそういう生活の中で結構追い詰められて、いくら練習しても楽器は上手くならないし。
ボーカルの子は、めちゃくちゃ天才というか、スッゴイ歌うまい子で、雰囲気もある子で。
で、やっぱそっちの子ばっかひいきされたりとかいうふうに、私も歪んで認知してるだけなんですけど多分。
っていうので、もう何これみたいなって。本当ボロボロになって、じゃあそんなにつらいなら、離れた方がいいよねっていうことで。それで、離れようって決めたって感じですかね。

qbc:いろんな人インタビューしてるとね、呪いが解けない人っていっぱいいるんすよ。家族の呪いって、結構いっぱいあるんですけど、特に母の娘への呪い。
50歳女性がそういう告白したりするんです。「私ようやく呪いが解けそうです」って。
些細さんの、自分で呪いを解いたその強さって、どこから来てると思いますか?

些細:私は多分、自分は幸せに生きてくっていう確信と、あと自分の人生の向上心が多分、すさまじいんですよね。
なんていうか、何か理由はわかんないんですけど。

qbc:気づいたら持ってたもの?。

些細:てかやっぱりその、私ミュージシャンをずっと目指してたんで、ミュージシャンになれない人間って、もう生きてる意味ないぐらいに思ったんですよ。
だからやっぱ、そんなこと思ってる人間が音楽辞めて。生きてる意味ないじゃないすか。
その当時の私からしたら、何で生きてんだろうみたいな毎日から逃げ出したくてしょうがない。だから、頑張ったって感じですかね。

qbc:ありがとうございます。最後の質問です。
最後に言い残したことがあれば、お伺いしております。

些細:なんだろう。すごい難しいなこれ。ごめんなさい、まったく出てこなくて。

qbc:なしにしておきます?

些細:いや、なしってわけにもいかないですよね。ごめんなさい。ちょっと保留で。

qbc:じゃあ、思い浮かんだら、メールで全然大丈夫なんで。

些細:すいません。

qbc:いやいや。ありがとうございました。

と、いうことで、最後に言い残したこと、メールでテキストをいただきました!

「さいごに言い残したことは、インタビューを受けてというよりもインタビュー原稿を読んでという形になってしまうんですが
 
わたしが話すのが下手すぎて言ってることがよくがわからないし、言葉遣いもすごくバカそう。原稿チェックさせてもらったついでにところどころ言い回しを上品めにカスタムしている自分のセコさも味わい深かった。
しかしインタビューのドストレート書き起こしにはスケッチとかサーフィンとか、なんだかそんなような良さがあって。風を感じるというか、話し言葉ゆえの躍動感なのかなー?だからなるべく、なるべく原文ままに (恥ずかしくて上品めにカスタムしたのはごめんなさい)人が人を正しく理解することはないけど、インタビューって瞬間的な芸術としても面白いものなのかも、と感慨深くまた新たな可能性を感じました。ありがとうございました。」
感動。

あとがき

今回の無名人インタビューいかがでしたか? 感想はコメント欄でね。お願いね。
今日、このインタビューを編集してて、死ぬまでインタビューし続けるし、俺が死んでからもインタビューを続けさせるから。
分かったね。

インタビュー担当:qbc

編集協力:生きにくい釘

#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #自分と向き合う #音楽

マガジンで過去インタビューも読めますよ!

インタビュー参加募集!


この記事が参加している募集

自己紹介

いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!