見出し画像

結果やって失敗したとかやって良かったとかはやってみてからしか分からないんだからもうとにかくとっととやってみようっていう英語教室の社長の人

みなさん! パワー! ありますか? ありまくりまくってますか??!
どうですか、どうなんですかパワー。あー私ですか? 私、私はですねパワー、ちょっとずつちょこっとずつ落ちてる感じですわなあ。年齢です!! ごめんなさい。
ということで社長インタビューです! 女性社長。
そして、これはあんま言わないほうがいいのかな、どうかな、言っちゃったほうがいいのかな、インタビューしてくれたtokiさんは、ただいま大学を休学中の4年生です。どういう進路にするのか。tokiさんが何を考えながらインタビューしたのか、考えてみると面白いかもせいませんね。
まああとにかく、パワー! パワー! パワー! の回です。がんばろう、がんばって、私。
ということで今回の無名人インタビューも、ぜひぜひお楽しみくださいませ!!!
(主催:qbc)

今回ご参加いただいたのは 久山絵里 さんです!

現在:全部手放して、まっさらにして。バックパックひとつで旅に出たのが26歳でした。

toki:今回インタビューに参加した理由はなんでしょうか?

絵里:私、会社を経営してるんですけど、頭の中で考えてることがいっぱいあって。だから、こうやって喋って頭の中で考えてることを外に出すことで、何か発見があるかなぁと思って。

あとは、人生の私の中のモットーっていうか「とにかくやってみる」っていうのがあるんです。結果やって失敗したとか、やって良かったとかはやってみてからしか分からへんから、もうとにかくとっととやってみようっていうことで。この企画も、もう見た瞬間やろうと思ったんですよ。

toki:ありがとうございます。今回、どういうインタビューにしたいですとか、こんなこと話したい、こんなことを聞いて欲しい、というご要望があればお伺いしています。
何かございますか?

絵里:さっき会社経営してるって言いましたけど、自分の会社を立ち上げて今13年になるんですけど、社員さんとかお客さんとか家族とか、私と周りの人達の人生を良くするための何か助けになる話になればいいなと思います。

toki:なるほど、わかりました。
それでは、今、何をしていらっしゃる方ですか?

絵里:今は会社の社長をしています。プラス、育児中でもあります。

toki:どういった会社を経営されているんですか?

絵里:主な事業としては英語を教えています。英語教室を経営してます。在籍してるのは子供たちが多いですかね。

toki:英語教室は、どうして始めようと思われたんですか?

絵里:その英語教室を立ち上げる前にオーストラリア1人旅、1年かけて大陸一周の旅をして。そこで世界って面白いなと思って。
高校卒業して印刷工場で長いこと働いてて、それから広告の完全歩合制の仕事とかもしてたんですけど、もう20代真ん中でこんなとこおってもあかんわと思って、全部辞めて。ワンルームマンションで一人暮らししてたんですけど、それを引き払って。お金貯めて買った車と250ccのバイクもあったんですけど、それも全部売って、まっさらにして。バックパックひとつで旅に出たのが26歳です。

toki:なるほど。

絵里:そのとき英語力はゼロやったんです。ほんまにゼロやったんです、英語ほんまに大嫌いだったんで、学生のとき。赤点ばっかりで。でも、英語力は関係ないというか、全然気にしてなくて。とにかくただ、旅に出ようと思って。
旅行っていうか、旅が好きだったんです。車とバイクがあったってさっき申し上げましたけど、1人で日本国内どこでも行ってたんです、このオーストラリアの前。この旅は、今までは国内やったのが、外国に向いた、みたいな。で、オーストラリア大陸一周しようと思って現地についてから、英語に出会ったんですね。英語力のなさに気づくの遅すぎですけど、もうそれからがむしゃらでした。
英語っていう言語も面白いんですけど、世界中の人と話ができたりするのも面白いと思いました。それから絶対にね、経験できることは、英語ができることによって絶対増えると思うし、実際そうやと体感しましたし。
だから世界とか英語にすごい魅力を感じて、英語を勉強しながら1年間旅して、帰国したら英語を仕事にするって決めて帰ってきたんです。

toki:はい。

絵里:で、自分にできることは何かなと思って。学歴もないから、自分で会社を立ち上げようと思って。英語系の仕事って、大卒じゃないと応募できないみたいなとこがすごい多いんですよね。
でも、そもそも、自分で会社を立ち上げるって思いが昔からあったらしいんですよ。中学の同級生が「あんた社長になるって言ってたで」って当時を振り返って言ってくれたんで知りました。自分でも覚えてなかったんですけど。
それで社長になりたいと漠然と思ってたのと英語が結びついたから、英語の会社を立ち上げようっていうことになったんですね。
で、自分の教室は、自分の思うような教育ができるとこにしたいと思ってやりました。学生のときって、暗記させられるような、文法ばっかりやらされるような教育やったと思うんですけど、そういうのが嫌やったからこそ、そういうのじゃない、本物の英語力を身につけるというか、本物に近いやり方でやるみたいな教室をと思って立ち上げたんです。

toki:旅がお好きだったっていうことですけど、今でも旅はお好きですか?

絵里:めっちゃ好きです。

toki:旅のどんなところがお好きですか?

絵里:旅は、自分の足で歩くのがいいですね。だからパッケージツアーは絶対ダメです。それから、観光地じゃないとこに行くのが好きですね。

toki:そういうマイナーなところに惹かれる理由ってなんですかね?

絵里:多分ね、私元々流行が好きじゃないんですよ。みんなやってるからとか、流行ってるからとか、なら私はそれはやりたくない、みたいな。
みんなと同じが嫌なんですよ。だから、例えば観光地ってみんなが行くところじゃないですか。だからそういうとこじゃなくって、人が知らないようなところの方が好きっていうのは、そういう流行が嫌いってところに結びつくのかなと思いました。

toki:プライベート、育児についてもお伺いしていきたいなと思うんですが。
お子さんは何歳で何人いらっしゃるんでしょうか?

絵里:子供1人、女の子なんですけど、今年5歳になります。それこそ、会社を立ち上げた理由の一つに、英語で仕事をするっていうのもあったんですけど、育児にかかる間、仕事を諦めないといけないって人は多いと思うんですけど、自分はそれが嫌やなって。だから、自分の会社やったら、うまいこといったら育児も両立できるんちゃうかなと思って、会社を立ち上げたっていうのも一つの理由だったんです。
だから今は夢が叶って、ありがたいことに社員さんにも恵まれて、会社は社員のみんなを信頼して任せながら、もちろん私が関わってできることは全部するんですけど、娘と一緒に過ごす時間をいただけているので、育児は比較的ゆっくりのんびりしてる方なのかなと思います。

toki:なるほど。ちなみに、育児と仕事を両立させたかったっていうお話だったんですけども、例えば専業主婦になって子供を持ちたいという方もいらっしゃると思うんです。
そういう中で、どうして両立したいって思われましたか?

絵里:そっか。どうして両立したいと思ったのか。ほんまやわ、なんでやろ…仕事が好きやからかな。それか、やりたいことは全部やるっていうことで今までやってるけど、やりたいことの中に専業主婦っていうのがなかっただけかも。

toki:仕事がお好きっておっしゃってましたけど、仕事のどういう部分が好きだったり、楽しかったりするんですかね。

絵里:そうやなぁ…良くも悪くも自分次第ってところかなと思います。
でも、うまいこといかないことの方がきっと大半で、チャレンジはめっちゃするんですけどね。でも、失敗だらけで。何回失敗すんねんっていうぐらい失敗してると思うんですけど。
会社を立ち上げたらちょっとリスクは伴いますけど、今ずっとチャレンジ中ってとこでしょうか。

過去:だって帰らなあかんでしょ、そこに絶対。帰るところがない方が自由じゃないですか。

toki:小さい頃はどんなお子さんでしたでしょうか?

絵里:小さいときね、私めっちゃ引っ込み思案で。今はちょっとは外に出てる人ですけど、真逆の子供時代でしたね。お母さんの後ろに隠れてる感じで、発表会とかもうほんまに嫌いやって。ほんまにね、友達も少なくて地味な子やったと思います。

toki:それが変化していくタイミングがあったんでしょうか?

絵里:変化というか、今も1人でもいいですよ。私1人が好きというか、1人でいることが苦痛ではなかったんです。自分のやりたいように思ったことをやってるだけやったのかもしれないですね。だから別にそれはそれで良かった。今もやってますけど。

toki:その当時は、引っ込み思案というか、大人しいって自分に対して、ネガティブな意識というか、そういったものは持ってはいなかった?

絵里:別に1人でもよかったからネガティブには思わんかったかも。ちょっと私いじめられてた時期があったんですけど、そういう性格なもんで1人で大丈夫やったから、中学はいって陸上部を選びました。陸上競技って1人でやるものやから。そこで1人でずっと練習してるような子やって。それが合ってたと思うし中学高校卒業するまで6年間、ずっと大丈夫でした。
私、やりたいことを、コツコツ1人で何かやるみたいなのが好きなのかもしれませんね。それからスポーツやっていくことで、やっぱり本当は走ったり歩いたり体動かすのが好きやって。それで、その後に一人旅っていうのに繋がっていくのかもしれないなと思いました。

toki:「やりたいことをやる」っていうワードがよく出てきていますが、子供の頃はどんなことをやってらっしゃったんでしょうか?

絵里:私もともと絵を描くのが好きやって。上手いか下手かは別として、今でもパソコン上で描いたりとかしてます。インスタの記事とかもそんなんやったりするんですけど、趣味程度のレベルですけどね。
あとね、私ドラクエが好きなんですよ。あれって世界中を旅したりとか、そういう感じなんですけど、自分で力をつけて自分で進んでいくみたいな。それそのものが私の人生全部に生きてるのかなと思いました。ひとりでできることばっかりですね。

toki:その当時は、どんな感情というか、気持ちでいたんですか?

絵里:ひとりでやることが、楽しかったと思います。
さっきいじめられてたって言葉を使いましたけど、自分自身の中では、別にいじめられていたかいじめられていないかは別にどっちでもよかった。そういう性格だったんですね。

toki:1人でいることが苦痛ではないという性格は、どういうところから作られているかって、何かありますかね?

絵里:それこそ1人旅ができたのもそれですよね。1人で大丈夫。その後1人で会社を立ち上げて、今でこそ社員さんはいますけど。
周りからどう見られるかっていうのを、あんまり気にしないというか。

toki:なるほど。ありがとうございます。
ご家族について、ご家族はどういう感じでしたか?
すみません、ざっくりした質問で。

絵里:母はもう穏やかな人です、一言でいうと。障害を持った弟の介護をしながら、穏やかに暮らしてますね。我慢強い、とも思います。
父は行動派。それこそちっちゃいときは、母は弟に付きっきりだったので外に出れませんでしたけど、お父さんにどっか連れてってもらったりとかはしてたのかな。だから社交性っていうか、そういうところは私は父に似ているのかなと思いますし。あと私、一つの物事やり始めたら私もずっとできるんですよ。もうね、馬鹿の一つ覚えみたいにもずっと同じことやってられるし、そういうところが一つのことをコツコツとっていうのが、母似なのかなと思ったりもします。妹もいますけど、ずっと仲良くやってると思います。

toki:高校卒業以降についてなのですが、工場に勤めていて、そこからバックパックで旅に出ようと思い立ったときの経緯や、どういうことを考えてらっしゃったかっていうのをもう少し詳しくお伺いしてもよろしいですか?

絵里:工場って流れ作業だったり、毎日同じことの繰り返しが多くて、窓の外を眺めながら、私何してるんやろうっていう思いはあったんです、ずっと。
そんなときに、写真を1枚、先輩から見せてもらって。それがその方の新婚旅行の写真やったんですけどね。「めっちゃここ綺麗ですね、どこなんですか」って聞いたらオーストラリアやって。それこそ国内でも1人でバイク乗ったり、車で旅してたりとかいう性格なので、思い立ったが吉日で「ここに行きます」って言って、その後もう全部引き払って、一か月後にオーストラリアに行ったっていう。ほんとにシンプルにそれだけ、だからきっかけは1枚の写真です。

toki:そのときに家も車もバイクも全部手放してっていうふうに、あえて帰るところを、帰る道を断ったって、そこまでしたのはどうしてだったんでしょうか?

絵里:えー‥住んでたワンルーム、家賃3万円のマンションでしたけど、手放すことに何もデメリットがなかった。逆に持ってる方がデメリットじゃないですか。
だって帰らなあかんでしょ、そこに絶対。
帰るところがない方が自由じゃないですか。
ただ、絶対的な、実家っていう安心できる場所があるので、そんな悠長なこと言ってられるのかもしれませんけどね。ほんまに帰る場所がなかったら、そんなこと言ってられないですよね。

toki:オーストラリアを一周していたときの、一番印象に残っている出来事って何でしょうか?

絵里:エアーズロックっていうでっかい1枚岩があるんですけど、オーストラリアの真ん中に。今は登れなくなってしまったんですけどね、私の時はいけて、そのエアーズロックの頂上に登ったときに、360度地平線が見えるんですよ。
それで、すごい私って自由やなとか、人生やりたいことやらないとねって思った出来事やったかもしれないです。

toki:なるほど。

絵里:旅の連れみたいなのが所々でできるんですけど、同じ道歩いてる人と一緒に行ったりとか、同じ長距離バスに乗ってる人と喋ったりとか、同じ宿に泊まってる人と仲良くなったりとか。
でも、それでもみんな自由で、私こっちの街行くからバイバイみたいな。すごい良い関係。人生は自由だな、みたいに思いました。
なんか日本にいたら例えば、分からんけど大学に行って就職して結婚して子供を産む、そういう固定概念みたいな、そんなのが当たり前って思って疑わなかったかもしれない。だけど、その旅のおかげで、そういうのがなくなった気がしましたね。
ゆうて今、結婚して子供産んで、って戻ってますけどね。それでも、自分で会社やってるし、自分でやりたいことをやっているのでいいんですけど。まぁ欲を言えば、もっといっぱい旅がしたいけど。これからどんどん娘とやりたいなと思ってます。

toki:帰国されて、英語のお仕事をしようと思われた。そこで最終的には英語教室をやられたということなんですけど。
いろんな英語の仕事がある中で、なぜ英語教室を選ばれたんでしょうか?

絵里:自分が英語力ゼロで、社会人になってからでもこうやってできるようになった、自分自身で証明できるなと思ったんですね。こんな社会人デビューの学歴も何もない私みたいなんでも英語ができるようになるよっていうのを伝えていくような教室を作りたかった
でも、最初旅行会社とかに勤めるとかも考えたんです、旅好きやし、すごい憧れるし。ただハードルがすごい高かって。大卒じゃないといけないとかもあったかな。
日本人の、学校の勉強のやり方が間違ってると思うんですよ。だから、それはちゃうよというところを伝えていくような組織を作りたかった。

toki:実際に会社を立ち上げて、教室を運営されて、いかがですか?

絵里:波はあったし、これからもあるだろうけど。大失敗もしました。
でも成功って目に見えないですよね、全然。失敗はすごい見えるのに。何をもって成功というのかがわかりにくい。
例えばすっごい生徒さんがいっぱいいて、教室が成功してるように見えたとしても、私の中の成功はそれじゃないかもしれないし。でも失敗って、例えばこの企画やりますって何か立ち上げたとして、それに100人来て欲しかったのに5人しか来なかったら、明らかな失敗じゃないですか。
だから失敗ってすごい目に見えるのに、成功って見えづらい。どこまできたら成功なのっていうのがわかりづらいなって私は思うんで。だから私の人生失敗だらけだなと思うのは、そういうとこかもしれないですけど。でも、今のところやりたいことをやってる、イコール、既に成功なのかなって思ったりもします。

toki:会社を設立するところから今までで、一番印象深いことってなんでしょうか?

絵里:大失敗が一番印象深いですね、残念ながら。
教室を2つやってたんですけどね、1つ閉校させてしまったんです急に。私自身結婚して出産してっていう時期やったので、そんな中で2店舗を経営するっていうのが無理やったんです。
でも、ぎりぎりまで頑張ってしまって。妊娠っていうものは未経験やったから、どうなるかって予測つかないから私はできるっていうふうに過信してたのかも知れない。でもやっぱりうまいこといかなくて。
そのとき本当に周りに迷惑をかけて。もう絶対会社潰れるわって思うぐらい、毎日寝不足、赤ちゃんと闘いながら、もうフラフラやって。
それで教室1つ閉めるにあたって、お客さんにも勤めてくれてた社員さんにも大迷惑かけてしまって。っていうのが、ものすごい今でも一番の大失敗だと思ってます。

toki:はい。

絵里:そこから学んだこととしては、やっぱり今の私自身無理しちゃいけないっていうのと、お客さんも当然大事なんですけど、社員のみんなを一番大事にしないといけないなってすごい思いました。
今子育てやってるから、家にいることが多いので。最前線で働いてくれてる社員さんがお客さんと接するわけじゃないですか、だからそのお客さんと接する社員さんを大事にしないと、良いサービスも提供できないしって思うので。本当にもうね、社員第一。
でもそれ言ったら、お客さんがこの文章を読んだら、私大事にしてくれへんのかと思われますよね(笑) すみません、でも、お客さん同様、社員を本当に大事にしようと思ってます。

未来:人生ずっとやりたいことやってるんでね、これからやってみたいと思うことはもうやり始めてるんですよ全部。

toki:5年後10年後だったり、20年後30年後でもいいですし、将来どうなっていたいとか、これをやりたいっていうものがあれば、ぜひ教えてください。

絵里:ちょっと言うの恥ずかしいですけど、私は夢として、平家に住むってのがあります。生活を、なんていうか効率良くしたいのかな。
無駄なものはいらない。例えば死ぬ時にいっぱいモノ持ってたら娘に迷惑かかるじゃないですか。遺品整理というか、あれもこれも処分しないといけないしとか。
だから、ミニマリストほどではないんですけど、モノは少なく持ちたいんです。生活の動線とかもそうで、洗濯物干しに2階まで上がらないといけないとか時間の無駄も省きたい。お金の無駄もそうですね。本当に欲しくてそれが100万円するんだったらそれは無駄じゃないと思うけど、100均でこれ要ると思って、ちょっと買ってしまったやつ、そっちが無駄みたいなのはあるかなと。

toki:なるほど。

絵里:だから、無駄と無駄じゃないものの線引きってのは高い安いじゃないと思うんですけどね。なんせその無駄を省いて、ゆったりとした暮らし、時間に余裕のある暮らし、シンプルな暮らしがしたい。
ほんなら平屋って言ったら、マンションでもできるやんって言われると思うんですけど、でも、贅沢にも例えば木が1本生えてたらその木陰でちょっと休んだりとか、ほんまにのんびりした時間が過ごせそうやから。

toki:はい。

絵里:まぁ単純に平屋に憧れてるっていう。自分たちの望む暮らし方、生き方ができたらいいなと思います。

toki:自分の内面とか性格的な部分で、将来こういう人になりたいとか、死ぬときにこういう人だって言われたら嬉しいなとか、そういうものってありますか?

絵里:うーん考えたことないな。死ぬときね、やっと死んだわとか思われないようにしたいですね(笑)。まぁ、死ぬときにはね、あんたもう死んどったん?ぐらいコッソリ死んでたいですね。周りに迷惑かけたくないから。
なんか死ぬときに言われたいこと…そうやな、人生楽しんだねって言われたらいいですね。やりたいこと全部やって、悔いの少ない人生。でも後悔って絶対何やっててもあると思うんですよ。逆にもしそれがなかったら、何もしてないっていうことやと思うんですよね。だからいっぱい失敗もしたし、チャレンジもした。要は自分自身楽しんで人生を送るのがいいかなと思いました。

toki:絵里さんはどういった時に楽しいなって感じますか?

絵里:今は娘と一緒に、いろんなとこを歩いて外に出て、新しい土地とか知らないものに出くわしたときが楽しいですね。
何も遠くに行かなくても家の近くでもいいし、こんなとこにこんなんあったんや、とかいう発見が楽しかったりしますね。

toki:新しいものに出会うとか、そういう環境に飛び込むっていうことが、お好きなんだなっていう。

絵里:自分が知らなかったものに出会って、それを自分の人生にどう生かすかっていう。

toki:今、やりたいと考えているものは、どんなものがあるんでしょうか?

絵里:今やりたいこと…でもね、私、人生ずっとやりたいことやってるんで、これからやってみたいと思うことはもうやり始めてるんですよ全部。
例えば、もちろん英語の教室やってますから、それの拡大、もっと皆の英語力が上がるサポートをしたいとか。こんなサービスを取り入れたいとか。思いついた時にはすぐやるんです私。
なんせできる取り組みは全部、現在進行形でやっているところ。だからこれからやろうと思うんじゃなくて、もう全部今やってる。

toki:やりたいって思いついたらもう取り掛かってるって感じですか?

絵里:はい。でもね、社員に止められるんですよたまに。いや、結構止められます。
でもそれは、すぐに何でもやってしまいたくなる私に、無理したらあかんでって言う社員からのありがたい忠告で。
前の大失敗があるし、だから社員のそんな声っていうのはものすごい大事で、しっかり聞くようにしてます。自分が上じゃなくて自分が一番下やと思ってます。それから、社員がやりたいと思ったことをやらせてあげる環境をつくるっていうのが自分の仕事かなと思います。
私は、アイデアを出すことに徹したりとか、彼らの活躍を下から応援するような、一番下の存在でいる感じですね。

toki:もしもの未来という質問をしています。
もしも先輩がオーストラリアの写真を見せてくれていなかったら、あの写真と出会っていなかったら、どんな人生になっていたと思いますか?

絵里:それやったら多分、そのまま工場で働いて、きっとそのまま結婚して、良い意味でも悪い意味でも平凡な家庭やったんちゃうかなと思います。
私の知り合いが悩んでたことがあるんですけど、子供を抜いたら私ってなんだろうって。それ、同じ事に私もなってたかもしれない。もしくはそれってけっこうたくさんの女性が思ってることなのかもしれない。でも、私はその写真のおかげで英語の世界を見つけたので、すごいありがたかったなって今思いますね。好きなモノに出会えてよかった。

toki:なるほど。確かにそうですね、子供を抜いたら。絵里さんは、人から自分のことをどういう人ですかと聞かれたら、なんと答えますか。

絵里:前ね、それ親友に聞いたことがあるんですよ。私ってどんな人って聞いたら、面倒見がいいとか、とにかくやりたいことはやるみたいな。行動力だねとか言われました。でも、自分自身で考えると…落ち着きがないなあと思いますね。

toki:ありがとうございます。そろそろインタビューも終盤なんですけれども、今回インタビューを受けてみていかがでしたか?

絵里:こうやって今までの出来事とかを振り返って、自分の目標とか、会社のビジョンもよりクリアっていうか、もう1回思い出せたかなって思いました。

toki:聞くタイミングが遅くなっちゃったんですけど、会社のビジョンはどういったものなのでしょうか?

絵里:英語を通じて子供たちが世界に羽ばたくようなきっかけになりたい、っていうビジョンでやってます。子どもたちが、大人の生徒さんも、英語で自分で未来を切り開いていけるようなきっかけになりたい、っていう思いで教室を経営しています。

toki:インタビューの最後に何か言い残したことがあれば、お願いします。

絵里:私ね、この間、地方新聞なんですけど、インタビューを掲載していただいたことがあって。そこのタイトルにもあるんですけど、私を一言で表すなら「武器は拾いながら走る」なんです。
私、ドラクエが好きやとさっき申し上げたと思うんですけど、レベル1から武器なしで外に出て、戦ってそこから武器を拾っていって、強くなっていく。レベルはまだまだですけどね。

toki:すごくいい言葉ですね。「武器は拾いながら走る」。

絵里:でもね、武器を最初に集めてから戦った方が勝つんじゃないの、効率いいんじゃないのっていうのもありますかね? それもあり得ると思うけど、でもそれこそ武器を揃えるにはお金もかかるし、それなりに時間もかかる。なのに経験値ゼロっていうことじゃないですか。外に出ていないので。
そういうやり方もあるけど、私のやり方、元々お金がなかったっていうのもあるから選択の余地はなかったとはいえ、やっぱりやりながら学ぶっていう、やりながらレベルアップするっていうのが、自分の性分なのかなと思いました。
ないものねだり言ってもしょうがないので、持ってるものをどう生かすか、で頑張っております。

toki:素敵な言葉をありがとうございます。

絵里:素敵な機会をありがとうございます。

あとがき

年の初めに、やりたいことリストを作りました。
2022年にやりたいことを100個書き出してみたんです。

ところが、「やったこと」の数が全然増えないんですね。
ほとんどのことが、「やりたいこと」のまま。

リストを作るときは、やりたいことをやり遂げた自分を想像し、あんなにワクワクしていたのに。
なぜやりたいことの多くは、「やりたいこと」のままで終わってしまうんでしょう。

きっと私の中には、いつか未来の自分がやってくれるだろうという慢心があるんです。
未来の自分をあてにして、現在の自分は特に何もしないのです。
ただずっと「やりたいなあ」と思っているだけ。

そして、こうやって年の真ん中くらいまでくるとふと思うのです。
おかしいなあ、あんなにやりたいことがたくさんあったのに、何一つ実現していないじゃないかと。

ここでやっと、「やりたいことは自分がやらないと実現しないんだ」という、ごくごく当たり前のことに気がつくわけです。

そこで出会った絵里さんの言葉。

“やってみたいと思うことは、すでに全部やり始めている。
これからやろうと思っていることは、全て現在進行形でやっている”

やりたいことを問う質問の回答として、これほど力強い言葉があったでしょうか。

「やりたいこと」をすぐさま「やっていること」に変える。
私が机の上でやりたいことリストを作っている間に、すでに外へ飛び出して「やったこと」をどんどんと増やしている。

そんな絵里さんに、「私もやりたいこと、今やろう」とエネルギーをたくさんわけていただいたインタビューでした!
ご参加いただき、ありがとうございました。

次回の無名人インタビューもお楽しみに。

インタビュー担当:toki

編集協力:mii

#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #英語 #社長

マガジンで過去インタビューも読めますよ!

インタビュー参加募集!


この記事が参加している募集

自己紹介

いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!