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私の本職は多分旦那と暮らすことな人

あなたはパートナーに恵まれていますか? パートナー、伴侶、恋人。
恵まれてるといいっすね。幸せじゃん、そしたら。まあ、パートナーいなくても幸せっていうほうが最強なんじゃないかなとか思うんですが。最強は、さいつよ、じゃなくて、さいきょう、と読みます。
分かってるね。
でもね、パートナーがいて良いなと思うことは、私qbcとしてはですね、やはり考えがまとまるのが早くなるってことですね。何か考えるじゃないですが、そのときに話し相手になってくれて、PONPON考えがまとまっていくってことでえす。わー。
ということで、今回の無名人インタビュー、お楽しみくださいませ。(主催:qbc)

今回ご参加いただいたのは キッシー さんです!

現在:私多分ハードルを下げるの好きなんですよ、何でも。自分にもハードル低くするにはどうすればいいかというふうに考えているし。

qbc:今、何をしてる人でしょうか?

キッシー:今はオンラインで英語のレッスンをしている人です。初心者向けな感じで。元々中学校の英語の先生ってやつを25年ぐらいなのかな、してたので。初心者向けっていうことでオンラインでのレッスンを始めてます。

qbc:そのオンラインの英会話レッスンは、何年ぐらいされてるんですか?

キッシー:えっとですね、丸2年経ったところ。10月から3年目に入りました。

qbc:おめでとうございます。

キッシー:ありがとうございます。

qbc:やってみてどんな感じですか?

キッシー:ぶっちゃけ、さっき中学校に勤めてたのが25年かなとかって言ってたのがですね、うつで休職してた時期がありまして。その間に私もう学校の先生に戻るの駄目かもしれないと思って。何かやるんだったら何ができるんだろうっていうので考えてたときに、英語の家庭教師を知り合いに頼まれて、当時Skypeとか、あとFacebookのMessengerのビデオ通話とかでやってたんですよね。
普通だったら、辞めてからモニター頼んだりとかするのかな、きっと。
そういうことが多いのかもしれないんだけど、たまたまモニター取るつもりではなかったけど、そういう頼まれごとが練習とかになっていて。
で、今につながり、まあ集客的にもあまりたくさんお金を稼げてるわけではないんですけど、それなりに生徒さんも紹介とかで来てくださって、なんか面白くやってます。

私、マンツーマンでやるのが好きなんだなっていうのを思いました。学校時代にはMAX40人なんですよね、1クラス。35人とか40人とか相手に。
こっちがチームティーチングだったりするときがあるにしても、何十人って相手にしているのももちろん好きだったんですけど、英語も好きだし教えるのも好きだし、中学生面倒くさいなりに面白かったし。
なんだけどもマンツーマンでやっているのって楽しいなっていう感じです。

qbc:何が楽しいんでしょう?

キッシー:いくつか多分あるんだよな。まず、その場その場で変えられること。
例えば40人学級でだったらこの子は今わかってないけど、こっちはわかりすぎてるから、間を取っておこうかっていうこともあったりはするんですけど。
オンラインとかでマンツーマンでやってると、ここわかんなかったです、もっかいやりましょうかっていうことができるので、質問しやすいだろうし教えやすいし、お互いにストレスが減るのかな、それが。

qbc:どういう内容なんでしょう?

キッシー:これまたですね、40人学級じゃありえない感じですけど、例えばお相手の方が星占いが好きです、勉強中ですとか言う方がいたとしたら、海外の星占いのサイトを一緒に読みましょうかとか。お相手の興味に合わせた好きなものとか興味に合わせたものをやるようにしてます。プラスおしゃべり。
お仕事で、何か外資系企業とかに勤めてるバリバリっていう方は私のとこには来ないです。ゆるい感じで、これも好きだしあれも好きだし、英語も別に留学とか旅行とかの予定もないんだけど、ちょっとやってみたいなっていう方が。私もそういう方を狙ってるというか、ターゲットにしてるところあるんですけど。

qbc:英会話をしたいよ、みたいなことですかね?

キッシー:そうそう、英会話をやってみたい、って感じなんですよ、きっと。英検とかTOEICを何点取りたいとか具体的な方はあまり来ない。やってみたかったんですとか、あと昔やったんだけど挫折したんですとかっていう方は、いらっしゃいますね。

qbc:年齢、職業っていうとどういった方たちが多いですか?

キッシー:年齢は様々。今一番若い子は小学生で。でも私のメインターゲットは、多分自分の年齢、アラフォーアラフィフ、自分今52なんですけど。それぐらいの方で、Facebookで私とお客さんが繋がっている感じなんですよね。Facebookってよくなんか年齢層高いじゃないですか。その辺なのかな。
その方たちのお子さんっていうのも、たまに10代20代がちょろっと紛れ込む感じ。メインは40代50代。たまに60代70代も。

qbc:実際に受けていただいてる方たちの感想って、どんなものがありますか?

キッシー:リベンジじゃないけど昔やりたかったことが今になってやれて嬉しい、みたいな感じの感想をいただいてるかなと思います。
昔できなかった理由が人それぞれで、グループレッスンで他の人が自分よりできすぎててついていけなかったとか。ネイティブの先生とやり取りするのが怖いとか。それぞれね、理由があるんだけども、それを原因を外した状態にしてみましょうっていうことですよね。ネイティブじゃないでしょ全然、私日本人だし、とか。何なら留学したことないですよ、ってハードルを下げる。

私多分ハードルを下げるの好きなんですよ、何でも。自分にもハードル低くするにはどうすればいいかというふうに考えているし。
英語以外のメニューも提供してるんですけど、筆ペンでオーダーを受けて字書いたりとか。ひらめくカードっていうカウンセリング用の占い用じゃなくてカウンセリングのカードっていうのがあって、それを使ったセッションとかもしてるんですけど。
こっちにしても何かスモールステップとか。カウンセリングしてその悩みをクリアするのにどうすれば一歩踏み出せますかね、でもスッゴイちっちゃい一歩でいいんですけど、何だったらあなたできますかっていうところ、一緒に考えたりとか。

筆ペンの方もですね、作品作って今ちょうど1ヶ月の個展最後の方の感じなんですけど。
去年イベントでお世話になった方に、キッシーずいぶん百均百均って言うんだね、って言われて。お客さんに、これ100均で買えるからやってみたらいいですよ、って言ってたよって。私だったら「100均は言わない」って言われて。
その方は、サービスの値段は私より絶対高いですよね。でも私はハードルを低くしたい、単価を低くしたいと。

ちょうどそうだ、今日も言われたんだ。
レッスンの値段上げたらって言われて。なんかもう自分の中でこれぐらいの値段がお客さんにとって、自分がお客さんだったらそれぐらいがいいなあってのがあるんですよね。なんていう話を、仕事関係の方とちょっとしてたんですよ。

値段のハードルも下げる。用意するもののハードルも下げるっていう、何らかハードルを下げる。
心理的なハードル、金銭的なハードル、地理的なハードル、時間のハードルもありますよね。仕事が不規則で直前にならないとお願いできないんですとか言われてもオーケーとか、出来る範囲でですけどね、ハードル下げるのが好きな人です。

qbc:なるほど。ありがとうございます。周りの人から、性格は何て言われることが多いですかね?

キッシー:明るいとか元気とか言われるかな。なんでそんな明るいのに元気なのにうつになったのみたいな。本人に聞くなよ、みたいな。
明るいとか元気とか。ニコニコしてる。トイレの100Wってね、昔言葉ありましたけど。無駄な明るさっていうね。

qbc:ご自身ではどう思いますか?

キッシー:自分は、今はうつがちょっと治まってる状態なんだと思うんですね。
薬も今飲んでないし、定期通院もしてないし。2年前に仕事を辞めたと同時に地元を離れたのも多分あるのかな。仕事をやめて仕事を離れたっていうので、引越しうつにも一瞬なったんですけど、それが治まった後はのびのびしてますねきっと。
あとあれだ、好奇心旺盛だねみたいなのは自分でも思うし周りにも言われます。

qbc:ご自身で明るいって思ってらっしゃる?

キッシー:明るいときもあるのかなぐらいに思ってます。

qbc:シンプルに、うつの原因って何だったんですか?

キッシー:他の方わからないんですけど、悩み事って1個だったら何とかなるような気がするんですよね。同時多発的に起こると、バーってなんかいっちゃうというか、折れちゃうみたいな感じなのかなと私は思ってるんですけど。
そのときは、公私ともにやられてましたね、同時に。

仕事で考え方が合わないっていう、生徒のことで。学校にその時勤めたので、こういう生徒が居ます、その生徒にどう接するか、その生徒の親にどう接するかとか、我々先生サイドはどう動けば学校側はどう動けばいいのかという考え方っていうかあると思うんですけども。
その考え方が、すごくちっちゃい学校だったんだけど、二分しちゃったんですよね。

それと同時に、基本、私は公私混同タイプなんですけど、仲良くさせてもらってた同僚の方がいて、その方とプライベート的にも趣味の世界とかでご一緒したりとかしてたんですけども、ちょっとうまくいかなくなっちゃったりとか。

あとあれですね、お付き合いしてた方との関係とかもモヤモヤしてて、絡んで絡んで公私いろいろ絡みまくって、時間かけて、バーンって。
30半ばぐらいのときでした。1個だったら多分大丈夫なんだと思います。あとあまり長く続かなければ大丈夫なんだろうけど、あまり長くそして、いくつものことが重なったらどこから何をすればいいのってなったら、人間ってアウトなのかもしれないと思ってますね。

qbc:この頃から休職したり、復職してみたいな感じだったんですか?

キッシー:そうですね。最初の頃は何かごまかしごまかし、籍は置いて有給みたいな感じで1日2日とかってさぼりさぼり休み休みしながらやってたんですけど、いよいよ駄目だなってなったのが、35、36か。そこからバーンって、35、36になって駄目だこりゃもうって、病院にその頃から行き始めたんかな。
ちょうど転勤した先の校長先生が若い頃からお世話になってた方で。お前もう駄目だって言われて、病院行けって言われたんですね。私も駄目だと思いますみたいな。
で、転勤して病院行ってのらりくらりとやろうと思ったけど、のらりくらりできる環境のところではなくて。自分も保てず。

qbc:転勤して病院通院するようになって、休職自体もこのタイミングで?

キッシー:そうです。1回目は病院行き始めて半年ぐらいはいたのかな。通院しても田舎の学校で、田舎に住んでたんで。北海道だったんですね、その当時は。
札幌に車で3、4時間かかるところに住んでたんですけど。月1ぐらいで通って、薬もらってとかっていうごまかしごまかししたけども、ごまかしきれなくて冬11月ぐらいだったかな、休職。1回目の休職にそこで入りましたね。

qbc:なるほどね。ちなみにご趣味はありますか?

キッシー:趣味はね、公私混同タイプなので、何か元々趣味だったものが今仕事してるみたいなところもありつつも。でもね、まだお金にしてないのはね、あれかな、歌かな。

qbc:なるほど。では英会話とか筆ペンとかそのカードっていうのは、趣味だったんですかね?

キッシー:元々ただ好きだから始めて、あ、なんだお金にできるのかみたいな感じで。他に誰か知りたい人いるんだみたいな。

英語はでもあれか、仕事として学校の先生時代から始めてられたけど。筆ペンはやってみたくて始めて、仕事でも役立ちました、学校で。掲示物作るのとか。ひらめくカードというカウンセリングカードの方は自分で鬱々してるのを、少しでも自分で何とかしようという気持ちが少しわいてきたんですよね、40代入ってからね。でも40後半ぐらいか。で、自分のためにまず勉強しようと思って。カウンセリングを学び始めて。やりたい人いるんだ、じゃあメニュー化してみようみたいな感じで。

歌は元々30ぐらいから始めて。学生時代とかにピアノ習ってましたとか吹奏楽やってましたとかでは全然なくて。ゼロからスタートでたまたま田舎のバンドに入れてもらって。
最初はね、パーカッション見習いで入ったんですけど。叩く系のやつで入ったんだけど、お前なんだ英語の先生なのかってメンバーに。じゃあ「英語の歌うたえばいいべや」みたいに。北海道弁で「いいべや」って言うんですね。やってみればいいべやって言われて。英語できるからって英語の歌も歌えるというのは、ずいぶん今考えると飛躍してんなと思うけど、別物だと思うんですけど。
でも、歌うたうのは子供の頃から、歌は歌謡曲とかは好きだったので。チャンスもらえるならやろうと思ってやり始めましたね。そのとき、また鬱っぽくないときですね。

qbc:どんな音楽ですか?

キッシー:そこはね、ビッグバンドだったんですよ。ジャズやるべって、って、なんだっけ。
映画があったじゃないですか。あんな感じの。

qbc:日本の映画?

キッシー:『スウィングガールズ』だ。『スウィングガールズ』って映画があったけど、あんな感じ。ラテンジャズビッグバンドっていうところで。

qbc:それはまた賑やかそうな。

キッシー:そうそうそう、賑やか。サックスだけでも何人とかトランペットだけで何人、ちょっとちゃんと覚えてないけど、複数いる。20人ぐらいでやるバンドの中で、ジャズとかラテンも歌ったかな、そこで。

qbc:好きな食べ物って、何ですか?

キッシー:そこ来る? みたいな感じの質問ですね。
最近好きな食べ物、なんだなんだ…今日はこの後、海苔巻を食べるのが楽しみです、晩御飯に。

qbc:どういう海苔巻きです?

キッシー:えっとですね、近所のスーパーの、海鮮の、手巻き寿司みたいな海苔巻き。

qbc:細巻き?

キッシー:中ぐらい。何て言うんでしたっけ、太巻きでもない細巻きでもない。ちょっとなんか真ん中に入ってる、マグロとか。

qbc:結構太い感じですよね、じゃあ。

※太巻、細巻の中間に、中巻があるみたいです。読み方は、ちゅうまきがメジャーであんまり決まってないらしいです。

キッシー:私多分、うちの旦那もなんですけど、海苔巻きが好きなんだな、そういえば。
細巻き、かんぴょう巻とか新香巻きとか。

qbc:今も北海道?

キッシー:今はね、千葉県なんです。海苔巻き、好きなんだなあ。
夫婦揃ってどうやら海苔巻きが好きなようです。ちなみにですね、お昼、「はま寿司」だったんですけど。旦那が、ちょっとなんか忙しそうだから隣のスーパーで買い物してくるわって言うからね、私の好きそうなものを買ってきてね、っつったら海苔巻き買ってきて。
また? って言って。

qbc:回転寿司でも海苔巻き食べます?

キッシー:食べますね。今日はかんぴょう巻きを最後にデザートでしたね。

qbc:〆に海苔巻きですよね。

キッシー:ここがあらわになるんですか? 海苔巻き好きだということがあらわになってしまいました。

qbc:その人を写しとるインタビューですから。最近一番楽しかったことは?

キッシー:楽しかったことですね。一昨日、ジャズの歌のレッスンを久しぶりに受けてきました。
教えてくれてるのが札幌のすすきのでDay By DayっていうJazz Barやってる方なんですけど、たまにこっちにレッスンに来ることがあって。ちょっとあんた久しぶりに受けないかって相手が電話くれて、行きますって。
レッスンを受けてきて懐かしい、楽しいと思って。10年以上前に一生懸命練習してた歌を歌ったら、まあ覚えてること覚えてること。びっくりしましたね。

それとプラス、また歌繋がりなんですけど、そのさらに何日か前に、イベントに出させてもらってですね。ハワイ語の歌を、歌詞を見ながらですけどね。ワーッと意味がわからない歌を覚えるって、なんて大変なことなんだろうと思って。面白かった。

これからのやりたいこと、夢を思い出すきっかけっていうのが1年前ぐらいにあって。知り合いのワークを受けさせてもらって、そこでそういえば私オリジナルのテキスト作りたかったんだっていう。自分の考えで並べたテキストを作りたかったんだっていうのと。
それから英語の歌を生バンドで歌うのが好きなんだけど、プラス他の国の言葉の歌、いろんな国の言葉を歌えるようになりたいな、いろんな国の言葉で歌えるようになりたいなと思ってたら、たまたま生徒さんでフラダンスの先生がいて。フラ関係のハワイアンな感じのイベントが日曜日にあって、歌ってみませんかって言われて、いいんですか?って。人前で歌う楽しさ、巻き込む楽しさ、いろいろあるな。

過去:何かHSPの中でも外向性の人がいるっていう話が出てきて「これだ、私」みたいな。

qbc:子供の頃っていうとどんな子供でした?

キッシー:病弱な子供なのかな。あと物作りが好きな子供かな。

qbc:何かご病気だったんですか?

キッシー:やっぱ親が過保護だったのかなと思うんですけど。

qbc:何か持病があってとかではなく?

キッシー:最初は無かったの。でも風邪薬飲ませすぎたらしくて、何度も。オーバードーズって意味ではなくて。しょっちゅう長期間とか飲ませすぎた関係で、肝臓悪くした。
薬のせいで肝臓が悪くなって入院したりとかっていうので、なんかそれ元々の風邪の方もそうだし、肝炎の方もそうだし幼稚園に1ヶ月続けて行くことができなかった子。

qbc:物作りっていうのは、どういう感じでした?

キッシー:物作りはね、あんまりちゃんと覚えてないんだけど、幼稚園の先生は、穴開けパンチの色画用紙を穴あけパンチバンバンやったらね、丸いゴミが出るじゃないですか。
カラフルな色画用紙なのでカラフルなゴミが。それを好きそうだからって、しばらく風邪とかで休んだ後まで取っておいてくれる感じ。私がやったーって言ってそれを使って何か貼り絵とかをするとか。
あと、勿体ないよみたいな感じで、これなんかに使えないかな? っていうのはその頃から好きなだったんだろうなって思います。

qbc:性格的なところでは、どんな子でした?

キッシー:性格的には多分わがまま。一人っ子なんですけど。わがままな感じでマイペースにやってたんだろうな。幼稚園ぐらいのときはまだ怒られてないな。親にたくさん怒られた印象ない。

qbc:小学校の頃は?

キッシー:小学校の頃から怒られ出したと思います。
中学は親が結構厳しかったんだと思うんですけど、小学校のときはいじめられてた感じかな。なんか結構持ち回りで、ぐるぐるしてたんだと思うんだけど、いじめられた記憶はあるかな。でも好き勝手にやってたかな。仲の良い子とは仲良く、いじめてくる子は適当に。あんまり泣き寝入りする感じじゃなかった。ま、いいやって。

qbc:怒られ出したっていうのはどういう感じで?

キッシー:中学校高校あたりから、多分父親が厳しいタイプの人で。学校の先生だったんですけど、きちんとしなさいみたいな感じで怒られたかな、きっと。高校は父が勤めてた高校に行ってたので、さらに面倒くさいみたいな。お前は外面良いんだからなんつって、家でがっつり怒られたりとかして。まあね、勉強もしなかったんですけどね、全然ね。
勉強しなくてもある程度できちゃったんですよ、中高までは。
なので、親の目を盗んで的な感じで非行には田舎だったので走りようもなかったんだと思うんですけど。例えば小学校中学校あたりは、深夜放送を聞いて、眠くて学校で寝るみたいな感じの。

qbc:ラジオを?

キッシー:そうですね、ラジオ。

qbc:何を?

キッシー:オールナイトニッポンとか。あとはね北海道に住んでいたんですが、夜中に名古屋とか大阪とかのラジオが聞けたんですよ。
ラジオの、昔のチューニングを合わせて。あまりいい音ではもちろんね、ないんだけども。離れた地域のAMとか聞いたりとかもしてましたね。ラジオ大好きでした。
来週もラジオを聞こうと思ってたから死ななかった、みたいなときがありました。あまりにもそのね、いじめられたりとかしたら落ち込んだりもするじゃないですか。でも、来週もラジオ聞きたいから生きてなきゃ駄目、みたいな感じで。

qbc:その頃のパーソナリティーは、誰がされていたんですかね。

キッシー:えっとね、大阪のはね、鶴瓶師匠が好きだった。『ぬかるみの世界』ってやつです、確か。
ええっとね、名古屋のは兵藤ゆき姉が好きだった。オールナイトニッポンは何でも聞いてたな。1部も2部もって、今多分そういうシステムじゃないのかもしれないけど、2部って3時から5時なんですよね、そりゃ学校で寝ますよね。中村あゆみさんとかも聞いた。それから、中島みゆきさん、鴻上尚史さんとか。

qbc:その後の進路進学は?

キッシー:大学は、英文科でした。文学部の英文科。教育学部に入る流れになるのかなと思ってたら、近場の。旭川とか札幌とかに何ヶ所か教育大学あるんですけど。
父親がですね、なんか俺は駄目な教師だとか言い出して。どうした?って言ったら、進学率みたいなことを考えるとお前に試しにでも国立を受けさせた方が、学校の先生としては良い訳だと。だけど、落ちるかもしれないって思ったら、受けさせたくないって言われて。何言ってんのみたいな感じになって話を聞いていたら、推薦入学枠があると。私立の大学で英文科は有名なところで、学校指定の推薦枠がある。それだと落ちるか落ちないかってあんまり心配しなくて済むからそこどうだって言われて、は?とか言いながら。

でも、私は親元離れるのが目的で大学に行きたかったところがあるので、まあいいかと思って。ちょっと調べたら面白そうな大学だからいいかも知れない。で、行きました。教育学部ではなく英文科に行き、英文科の過程にプラスして教職とって免許もいただいて4年間で卒業みたいな。

qbc:大学生活自体は?

キッシー:めっちゃ面白かったです。

qbc:ご実家から通われてたんですか?

キッシー:ううん、通えない場所です。大学は札幌だったんですけど、片道3時間コースなので。
最初2年間は女子向けの学生会館っていう、いろんな大学とか高校の人たちが集まってるところに住まされて。そこでこっそりバイトをしてお金を貯めて、一人暮らしをするっていう。

qbc:何が楽しかったです?

キッシー:バイトかな。バイトもそうだしサークルもそうだし。なんかいろんな人がいるっていうのがわかったのが楽しかったかな。出会いが楽しかったって感じですかね。

qbc:あーそうか、1990年代?

キッシー:そうですね、大学入学が89年ですね。

qbc:めちゃくちゃ楽しかったんじゃないですか? 日本という世界が。札幌ですし。

キッシー:そうですね。バブルな感じだったと思います。
あのねその頃、札幌の中に学校の関係図みたいなのが何かの雑誌で出てたんですけど、北大と、藤女子っていう女子大学があって、そこのサークルはこことここに結びつくとか、そういう図があったんですけど。
もううちの大学が地理的にポンと離れてるとこにありまして、札幌は札幌でも。独立系みたいなこと書いてありましたね。すすきのとかからも、もう全然離れてて、歩いてはちょっと行って帰ってこれないかなみたいな。
そういう意味ではあんまりチャラけて飲みに出るとかいう感じではなかったけど、みんなで宅飲みしてワイワイみたいな。まあ楽しかったなと。

バイト先も、今一番覚えてるのはあれです、カニレストランでバイトしてたんですけど、一時。そんときはね、それこそバブルな感じで、皆さんからね、景気よくてチップ貰ったりとか。100人ぐらいの団体に送り込まれて給仕して。
バブルだったんでしょうね。大学卒業する頃は、ちょうど弾ける弾けないかぐらいのときですよね。

qbc:その後は?

キッシー:地元の、まさに母校に最初入りました。教わった先生とか残ってるし、金庫に私の記録まだ残ってるし。
20代はね、めっちゃ元気にバリバリ仕事してましたね。30代もバリバリしてたな。鬱になった頃で、ピタッとトーンダウンした感じですかね。

qbc:40代ってどんな感じだったんですか?

キッシー:40で結婚したんです。結婚してからすぐに旦那ががんになり、旦那が19上なんですけど、私が40のときだから、60ぐらいのときにがんになり、わたわたってして。

で、私も45ぐらいのときにがんになり。軽かったのか、切って終わりの感じで、抗がん剤とかなかったんだけど。
初めて手術するとか、子宮がんだったんですけど、年齢的に45っていうのもあって切りましょうってあっさり言われるので、すごいびっくりみたいな。全摘しましょうって、そんな簡単に言われるの? みたいな。

その後、たかが9日間の手術入院だったんだけど、カツーンって体力落ちて。
その前からちょっとがんになっちゃったっていうので落ち込んでたのもあって、体力も落ち、気力も落ちると。
さっきも言いましたけどね、1個だったら何とかなるんだけど、2個3個何かが重なると、タタタタタっていう。で、2回目の休職ですね、そこで。がんの前後あたりから。

そのがんはね、軽すぎてね。長い休職はつけてもらえない感じの、許してもらえない感じの軽いがん。全摘するのに軽いって言われるんだと思って、びっくり。
で、40後半で地元に残るために画策しだし、中学校をずっと転々としてたんですけど。実家で母が一人暮らしになっていたので。

30半ばからのバタバタの中にですね、父が認知症になったっていうのがあって。私が40代のうちに亡くなったんだけど。母も一人暮らしになるからもうあんまり離れたところに行きたくないなって思って。
それで、中学校じゃなくてもいいや、近かったらと思って、特別支援学校に。
割と近場の特別支援と交換人事っていうのがあって、その頃。高校の先生が中学に来る、中学の先生が高校に来るトレードがあって。それに乗っかって、そしたらそこでまた、1年ぐらいでまた3度目の休職に入る。それが40最後の頃ですね。

qbc:そこで、もう先生を辞められるってことですかね?

キッシー:3度目の正直じゃないけど、いやいやもう駄目だろうと思って。たまに繰り返してね、元気でやってる方とかもいるんだと思うんだけど、私の周りにはいなくて。狭い世界だったのかなと思って。
自分的にも駄目だな、もうこれ以上周りにも迷惑かけるの嫌だし、自己肯定感が下がるし、駄目だ。もういいよなと思って辞めたのが、2年前ですね。

qbc:それぞれ休職の時期って、どれぐらいずつ休まれてました?

キッシー:1回目はね、長くて2年とか3年休んだのかな。正確には覚えてないけど。
2回目は、半年。3回目は1年ぐらいかな、きっと。それぐらいだと思いますね。

qbc:なるほどね。それぞれ通院はしててっていう感じなんですかね?

キッシー:そうです。通院はしてて。

qbc:なるほど。何がきつかったんですかね? 今振り返って、何が原因でしたか?

キッシー:今考えると、もう大学卒業して働き始めたところからのスタートなんですけど。
1時間授業終わったら、そのときは元気にやってんですよ。「はい、みんな聞いて」なんつってやってるんだけど、終わったらもうトイレに駆け込んで。
でも個室っていっても和式って狭かったので、トイレの個室の前のフロアにもう座り込むみたいな。
多分HSPとかそういうことなんじゃないかなと思うんですけど。

qbc:20代から?

キッシー:うん。今考えたら。その頃まだそういう概念が一般的ではなかったので。HSPって、ここ何年かに出てきた考えですよね。
HSPの中でも外向性の人がいるっていう話が出てきて「これだ、私」みたいな。明るく見えるけど、なぜか鬱になるってこれだよ。
今考えたら、何とか体力で持ってたんでしょうね。気力体力若さで保ってたけど、加齢と共にもたなくなり、疲労が蓄積され、みたいな。
マンツーマンでオンラインでレッスンしていることの、なんと楽なことか。英語好きだし教えることが好きなんです。人も好きなんですよ。だけど、大勢の中に入っていることもつらかったなと今思うと、思いますね。

未来:神様もしも私にね、この後誰かと出会うことができるのであれば、私に好きでいさせてくれる、好きだって大っぴらにできる相手と出会わせてくださいってそのときに多分思ったの私。

qbc:未来についてお伺いします。5年後10年後20年30年、最後死ぬときまでイメージしていただいて、未来ってどういうふうにお考えですか?

キッシー:何かすごく近い未来だと、せっかくオリジナルテキストを作ったのでそれを使ってどうレッスンを宣伝してどういうレッスンの仕方をしていこうかな、どういう宣伝の仕方をしていこうかなってのは近い未来です。
で、さっきもちらっとハワイ語の歌なんて話もしましたが、趣味的なところでいくと外国語の歌に、いろいろ手を伸ばしたい。次は何語かなみたいな感じもします。

もうちょっと広くいくと、うちの旦那が今71なんですけど、こっちに引っ越してきたのが、元々旦那がこっちの人で、北海道寒くて俺もう生きていけないって言ったのでね、病気で痩せすぎて寒くなっちゃったらしくて。
で、いろんな理由が重なってこっちに引っ越してきちゃおうって北海道から千葉なんですけど。もう私の中での野望、夢みたいなのは旦那を家で看取ることっていう。

病気でがんを2回彼はやっていて。胃を取って、そしたら転移とかじゃなくて、肺もまたなりましたみたいな。さすがに肺がんだったらね、タバコやめざるを得ない感じになりまして、今吸ってない。元々ヘビースモーカー。だから俺は余命宣告されたらもう吸うって言うからどうぞって。さすがに病院だったら吸えないじゃないですか。
よくね、駐車場とか裏玄関とか吸ってるおじさんとかいたけど、そんな元気も段々なくなっていくのも見てるから、入院仲間が亡くなってるの見てるから。
じゃあ、家で寝たきりになりゃあそうしてやるよって。
そういう夢、野望はありますね。それは10年後ぐらいになるのかな。もっと早いかもしれないけど。

qbc:70過ぎていて2回されても、まだまだお元気ですね。

キッシー:最初胃を切ったのが60ぐらいかな。もう元々ね、体力ある人。山登りしたりとかラグビーしたりバリバリだった人。
仕事も営業マンとかね、24時間戦えますか的な感じの人だったんで。ほらね、もう時代的に。

で、段々ね、そういうのもあったんだろうけど、文学系というか、インドア系な感じに最近はなっており。なんか今、英語の先生してますって言ってるけど私、今、本職は多分旦那と暮らすことなのかなというか。
ご飯何にするとかですね。買い物どっち行く、じゃんけんするかとかね。あほなことを言いながら、子供がいないのもあって何かこの日に検査になった、じゃあ付き添うよ、その日レッスン入れないようにするわなんつって。

そこで自分だけの世界って考えると、その中では優先順位は英語のレッスンをやって筆ペンもやる。
あとひらめくカードっていうのを使っての心理学とかカウンセリングとかっていうのは、人にもやるけど自分にもやったり。それは何か物を考えるとき、悩むとき、何か物を考えるときのヒントになってはいるから、メニューって大げさなものではないんだよな。
本職的には旦那と過ごし、そして旦那を看取ってから北海道に帰って母を看取れたら最高ですね。母が1人暮らしなんですよね、今ね。

旦那と母が5歳違いなんです。私と旦那が19違いなんですよ。だからね、親子3人に見られて、違うっていう。がんの告知とか受けるときもお父さんお母さん、そちらに座ってください。違う、みたいな。
順番どうなのかわかんない。希望としては旦那をこっちで看取って、母も看取るというか。母はホーム希望な人なんだけど。老人ホーム的なとことか病院とかで死にたい。あんたに迷惑はかけないよっていう。
それと落ち着いて今喋りながら思ったけど、私1人になったら何してるんでしょうね。
もうそのときには英語バリバリおばあちゃんになってるのかな。フジコヘミングな感じとかいいな。英語を教えることで、今もやってはいるんだけど。

qbc:旦那さんはどんな人ですか?

キッシー:私に好きでいさせてくれる人。私が好き勝手にやるって意味はあるし、今喋りながら思ったけど、私が好き勝手なことをさせてくれる状態を作ってくれる人でもあるし、私が大好きって言っても、何かふーんっていう感じ、やめろよとか言われない感じ。
人前だろうと二人きりであろうと。道ならぬ恋とかあるじゃないですか。
やっぱね、そういうのじゃない、大手を振ってこの人が好きですって言っていいんだっていうのって、なんて幸せなんだろうなと。

qbc:ちなみに、どんな出会いだったんですか?

キッシー:これがですね、私の地元なんですよ。北海道の片田舎のコーヒー屋さんだったんですけど。私は毎週末ぐらいそこに通っていて。
うちの旦那はですね、夕日を撮るのが趣味の人だったんですね。
元気なときはバリバリビジネスマンで、東京の本社で営業の仕事をしつつ、北海道にも出張に月1回ぐらいとか来てて。その出張のついでに、休みを自分でくっつけて、夕日の写真を撮りに。私、日本海側に住んでたんですけど、なんか沖縄の方からずっと上ってきたらしいんですよ。自分の納得した夕日が撮りたくて、北へ北へと。

私、かなり稚内に近い方に住んでたんですけど、そこのコーヒー屋さんに彼は年に1回とかぐらいは顔を出すっていう。天気が悪いときが多いので、そんなに納得できる夕日がなくて、何年か通ってて。
ある日マスターが「お前知らなかったか、この人も年に1回だけど常連だ」とかっつって、紹介されて。どうも初めましてで、ジャズが好きだっていうので、そうなんですね私もジャズかじり始めたんですって。
すすきののジャズバーにボトル入ってるよ、本当ですか今度連れてってくださいなんて言ってて、本当に連れてってもらって。
そこのバーのママに一昨日、レッスンを受けてきました。今も繋がってる感じですね。

qbc:かっこよかった?

キッシー:そうですね。違う世界の人だなっていう。私は田舎で生まれ育ち、仕事も学校ってクローズドな場所で。そこの喫茶店がハブ機能な感じでいろんな人と繋がれる場所で。
好奇心を感じる対象でした。
20年経っても心理学の実践を試す相手。こういうときにはこの人はなんて言ったら通じるのかなって自分で思ってるのが面白い。多分あっちも面白いと思ってる、面白いっていうか、わかんねえなと思ってると思います。タイプは全然違うと思います。

qbc:お相手の方も初婚だったんですか?

キッシー:そうなんですよね。結婚したのは59のときだけど初婚。

qbc:ドラマチックですね。

キッシー:最後のほうになってこの話が出てきたみたいな。
なんか結構ね、新しくお友達になった方とか生徒さんもだけど、旦那さんとどうやって知り合ったんですかってのはよく聞かれますね。
地元のカフェだよって言ったら、まずなんで東京の人が北海道の片田舎に来るんですかっていうところと、あとそういう店とかで知り合った人と結婚までしちゃうんだっていうのと、二重でびっくりされるんだと思います。

qbc:20代のときに出会ってたらどうだったんですかね。20代で20上の人だったら。

キッシー:なかっただろうねって2人で言ってます、21と40だったら。31と50だったから、ギリ行けたんじゃないかなっていう話してます。

qbc:あ、31だったんですか。

キッシー:私31で、旦那の50の誕生日直後で。

qbc:はい。

キッシー:知り合ったのが31で、結婚したのが40で。今、私は52みたいな。

qbc:じゃあ、30代前半の最初の休職のときに出てきたお付き合いの話は、別の方ですか。

キッシー:知り合った頃は、大っぴらに好きだって言えないような相手のことが、まだ忘れられていないときで。それでなんかうつうつし始めた感じで。

qbc:それってつまり?

キッシー:そうそうそうそうそう。離婚したって言ってたじゃん、みたいな。
電話が来て、その人の着信履歴見たらずいぶん私の番号にかかってるから、みたいな。でもそれをなぜか私はかばうみたいな。別に何もないですから大丈夫ですよって。
で、めんどくせえってそのときに思ったわけですよ。
神様もしも私にね、この後誰かと出会うことができるのであれば、私に好きでいさせてくれる、好きだって大っぴらにできる相手と出会わせてくださいって。
そのときに多分思ったの、私。そんなに信心深くはないんだけど。叶いましたね。まもなくにね。

qbc:もしもの未来って言う質問をしていて。
もしも大学生のときの進路、就職を決めるときの自分に、今の自分から過去の自分に語りかける時間があったら、何て伝えます? どうですか?

キッシー:あのとき、それこそ小論文とかで、なんで英語の先生になりたいのかって、理由が3つありますとかって答えるじゃないですか。
それに、英語が好き、教えることが好き、人が好きみたいな感じで書いたと思うんですよね。
だけど、他に理由ないか考えろっていうか、3つで終わるわけないだろって。もっと細分化して考えろって。
本当に自分がその3つでイコール学校の先生って。安易すぎるぞっていう感じかな。
4つ目5つ目6つ目って考えたときに、なんか好きなことだけじゃなくて、嫌いなことも考えた方が良かったのかもしれないですよね。
そのときは、集団が嫌いっていうのは自覚はなかったからね。後で考えたら、学生時代からずっと集団が嫌いだった、私。

qbc:じゃあもう、鬱の原因っていうのは、集団?

キッシー:集団が理由っていうよりは、集団の中にいるときの自分の保ち方、自分のコントロールというか、自分がどう振る舞うか。

qbc:とはいえ、ビッグバンドで歌うっていうのは、集団ですよね。どう違ってくるんですかね。

キッシー:正解。良い質問ですって感じですね。
学校の先生って、1年とか2年とか3年とかで期間が長いですよね。ライブはそのときにわーい楽しんでもらえて良かったですありがとうございますって言って終わりですよね。また来てくださいねって言ったとしても、明日とかじゃないですよね。それはきっと大きいのかもしれない。
ライブは好きだな。観たり聴いたりするのも自分が歌うのも、ちっちゃいライブハウスが好き。何とかドームとかにコンサート聞きにいくのはあんまり好きじゃなかった、何回かだけです。

qbc:学校で教えるのも40人とかですもんね。

キッシー:20代でMAX40いけたけど、段々HP下がってきて。40代50代は駄目だもうって。
後半はね、特別支援学級でマンツーマンにほぼ近いようなことをやってたので、その中で思うわけですよ、私マンツーマンいいんじゃないって。
相手に合わせるの楽しいじゃん、調整するの楽しいな、この子にはこういうことを教えたら訓練したら伸びるんじゃないか、オーダーメイドの楽しさを知ってしまうんです。

qbc:何をするのが一番好きですか?

キッシー:教えるのは好き、そうですね、うん。

qbc:嫌いなものは、集団?

キッシー:集団。

qbc:自分の意思を曲げなきゃいけない、というのが嫌なんですかね。

キッシー:そうですね。そして相手の意思も曲げたくない。曲げるの嫌だから相手にも曲げさせないでやりたいなって思います。
今ちょうど筆ペンの方の個展やってるんですけど、お客さんと話してるうちに、ひょっとしたらこここういう言葉の方がいいですかねとか、こういう色の方がいいですかとか、こういうイラスト入れましょうかとかっていうの、カスタムメイドとかオーダーメイドとかして作り上げるのが好き。
妥協したくないかな。納得できるのが好き。納得するために人にアドバイスをもらう。
自分でも考える。こうすればできるかな、こうすれば喜ばれるかな、自分も楽しいかな。工夫をするのも好きです。より楽しくとか、より良く、より効果的に。工夫、改善をするのが好きです。

qbc:最後に言い残したことはありますか?

キッシー:めっちゃ楽しかったので、皆さんやってって感じ。
皆さん無名人インタビュー受けた方がいいよって。すごいことはやった方がいいなって思います。

あとがき

たくさん感想、コメントに残していってくださいね。
次回の無名人インタビューもお楽しみくださいませ。
無名人インタビューはチームワークなので、ひとつひとつのインタビューにフィードバックがあるんですけど、今回はチームからの感想に「泣いた」っていうのがあって、なるほどーって思ったんですよね。
インタビュアーって結構インタビューに集中して、感情をロストさせてることが多いんですが、特に年代が上の方は、話の核心をつかみながら進行しないと思いっきりエピソードをとりこぼしかねないので、緊張感が高いんですよね。なので私としては、あれ、そんな内容だっけ? て思いながら編集に臨んだんですが、あーたしかにこれは泣いちゃうかもな、って思いました。
どこが? まあそれは、人それぞれではないですかね。
人それぞれですからね。
人、人生、それぞれだから、こうやって記録に残してるんです。だってさ、そうしてあげないと、自分の人生が、感性が、感覚が、他人と違うってことに気づかないからね。
他人と自分が違うってことに、私たちは案外気づかないものなんですよ。わわわ。

インタビュー担当:qbc

編集:mii

編集協力:生きにくい釘

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