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自分も自分の周りにいる人たちも余裕があって楽しく生きててほしい人

無名人インタビューというのは、現在過去未来の順番で話を聞いて、っていうフレームワークをもう500回くらい繰り返していて、延べ50人近い人が、インタビュアーとして参加してきていただいたわけです。
そうなるともう、多種多様な質問が出てきているんです! かと思いきや、いやーまあ実は、使いまわしでなんとかなるんですよね、質問って。いや使いまわしっていうか、使いまわしのほうが面白いというか。
Aさんに聞いた同じ質問を、Bさんに質問してみたらどういう回答になるんだろう、みたいなね、遊びゴコロがあるんですよ。
100万円あったら何に使いますか質問とかも、未来でよく見かける質問ですね。
ほんと、こういう価値観がもろだしになる質問は、ついつい使いまわしたくなる質問です。いやーまあ、使いまわしではなく使いたおすと言ったほうがいいかな。
何度でも見たくなる質問では、あります。
と、そんな無名人インタビューも、先日600回の記念会を迎えました。ありがとうございます! これもこれもこれも! すべて読者の皆さま、参加いただいた皆さま、そしていつもパワフルなインタビュー記事を作ってくれている無名人インタビューチームのみんなのお陰でございます!
これからの700人、800人、1,000人、10,000人と、前人未到の道のりを突っ走っていきたいと思っておりまあす!
がんばりましょう! と、いうわけで。
無名人インタビューgo!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは 無糖珈琲 さんです!


現在:「自分が楽しい」を基準にバランスをとるみたいな感じでやってますね。

Mai:今、何をしている人ですか?

無糖珈琲:今はプログラマーをしてます。会社員です。

Mai:1日の過ごし方はどんな感じですか?

無糖珈琲:平日は10時出社なので、でも6時半くらいに起きて。準備したりとか、洗い物とか洗濯とかやって、家を出て出社して、退勤したら夜ご飯作って。会社にはお弁当持ってってるんですけど、明日の分のお弁当作ったりとかしてますね。そんで終わったら、一通りやって寝るみたいな感じです。

Mai:お仕事と趣味、どちらが中心ですか?

無糖珈琲:そうですね。趣味がまずギターを弾くっていうか、音楽が好きなんですけども。主軸として、自分が楽しく生きていたいみたいなところがあるので。仕事も別につまらないとか今すぐ辞めたいって思ってるわけでもなくて、楽しいところは楽しくて。趣味は趣味で楽しくて、みたいな感じ。

結論がすごい後になっちゃったんですけど、最近はギターをちょっととある人に見てもらってて、ギター教室みたいな形で。それがちょっと本腰入れ始めようかなみたいな感じなので、若干趣味を超えそうな感じなんですけど。なので、そっちでも大変なことあるし、楽しいこともありつつ、仕事も楽しいこともありつつ大変なこともありつつみたいな感じで。「自分が楽しい」を基準にバランスをとるみたいな感じでやってますね。

Mai:なるほど。プログラマーの仕事はどうですか?

無糖珈琲:新卒後、今年で23歳になるんですけど。未経験で入って、最初は全然わからなかったんですけど、コードって言って英文みたいな感じで書くんですよ。なので、それは意外と楽しいなと思いつつ、今実務に入っていて、納期がとか、ちょっとこのスケジュールで大変だよねみたいなところも味わいつつ、みたいな感じなので。バランスで言うと、好きでもなく嫌いでもなくみたいな感じなんですかね。

Mai:ギター教室はどうですか?

無糖珈琲:教室と言ったんですけど、ミーティングというか何だろう、オンラインでやるんですよね。だから弾いてるところを見てもらうわけではなくて、例えば弾いた音源を録音して、そのデータを送って、先生にアドバイスを求めたりとか、それ以外のことでも聞いたりとかみたいな形なので。1レッスンが30分なんですけど、大体ずっと話してる感じなんですよね。ギターを弾くわけではなくて。

でも先生も結構ちゃんとしたプロの方なので、結構刺さることを言うというか、言ってくることが的確なんですよ。なので、すごくしんどいときもあるんですけど、結果ためになってるというか。1ヶ月の間でそれを咀嚼していって、また次のレッスンに向けて頑張っていこうみたいな感じなので。でもそのギター教室というかギターのレッスンを経て、すごく変わった気がしますね。これは結構ありがたいなと思ってます

Mai:どういうふうに変わったなと感じますか?

無糖珈琲:自分が将来どうなりたいかとか、あとは音楽ってでかい趣味の括りみたいなところから、本当にその趣味の一環として楽しみたいのか、はたまたプロとしてお金を稼ぎたいのかとか、もしくは仕事をしながらでもお金を稼ぎながらみたいな感じにするのかとか。そういう生きる指針みたいなところも考えてくれる感じのギターレッスンなので、あんまり他ではないタイプだと思うんですけど。

なので、そういう自分の人生とすごく向き合う時間が増えたし、それについて考える時間も増えて。一人暮らしを始めたっていう環境の変化もあるんですけど、それもあって結構自分の中では良い方向に結構動けたなっていう振り返りというか、そんな感じに思ってます。

Mai:一人暮らしはいつから始められたんですか?

無糖珈琲:この春ですね。本当に新卒になって、東京ではないんですけど、職場は都内なので、上京したみたいな感じになりますかね。

Mai:一人暮らしはどうですか?

無糖珈琲:一人暮らしって、良くも悪くも自己責任というか、そんな感じだなと思ってて。自己管理能力というか、その気分の面でもそうだし、体調管理もそうだし、どこで息抜きするかとか、どこを頑張るかとか、全部自分で決定していかないといけないので。それが大変だなっていう人もいるかもしれないですけど。自分の場合は、多趣味ってほどでもないかもしれないんですけど、息抜きのベクトルがいろいろなところに行ってるので。そういう意味では結構、楽しくやれてるのかなとは思ってます。

Mai:自分の性格についてどう思ってますか?

無糖珈琲:よく言われるのだと、真面目だねとか。あと、素直だねとか。そんな感じですかね。優しいね、とかもたまに言われますね。

Mai:人から言われる性格が、今おっしゃられた感じですか?

無糖珈琲:人から言われた性格が、今言った一連の性格ですね。自分で思う性格ってなると、そうですね。1個決まるとすごく、きっちりはまると、もう突き進むみたいな感じというか、そんな感じですかね。

Mai:そんな自分をどう思いますか?

無糖珈琲:でもなんだかんだ言って、結構好きだと思います。

Mai:自分を家電に例えると、どうでしょう?

無糖珈琲:家電か。家電、何だろう。そうですね。もう部屋見渡してるんですけど、特に思いつかないな。家電。ええ。今ぱっと思いついたのは冷蔵庫ですかね。

Mai:それはどうしてですか?

無糖珈琲:冷蔵庫って、自分は自炊するので、物の入れ替わりがあるじゃないですか。例えば旬の野菜が入るとか、あとは季節柄によって、例えばクリスマスだったらちょっと高い牛肉が入るとか。そういういろんなものを吸収してっていうのが、そうなのかなって思いましたね。結局使われちゃうっていうのは使われますけど、それが自分の場合はnoteとかも書いてるんですけど、アウトプットになったりとか、外に出すときも含めて冷蔵庫ですかね。

Mai:最近吸収したなってことは、何かありますか?

無糖珈琲:最近だと鎌倉に行ったので、そのことですかね。

Mai:鎌倉で、何をされました?

無糖珈琲:いわゆるホカンスっていう、ホテルに滞在することを目的とした旅行みたいなことがあるんですけど、それに多分近くて。観光地も行ったんですけど、主な目的としてはちょっと高いホテルに泊まりまして。結構頑張った値段だったので。そこでダラダラ過ごして、前から買って読んでなかった本とかに手をつけてみたりとか、そういうゆっくりするみたいなことを結構やってて。

仕事とかして頑張ってるときって、それはそれですごくいいんですけど、やっぱり息抜きみたいなことをちゃんとやらないと、自分はパンクしてしまうタイプの人間なので。だからそういう、意味がないって言ったらちょっとあれなんですけど、意味もなくぼうっとするとか。あとは何だろうな。ずっと手をつけてなかったことに手をつけるとか、時間をかけないとできないこととかに費やすのってすごい大事だなと思って。大人になると余計に大事なのかなって、鎌倉に行って思いました。

Mai:最近、喜怒哀楽があったことって何ですか?

無糖珈琲:最近だと、多分また鎌倉ですけど、それだとちょっと話題がかぶるので、その前だとライブに行った時ですかね。

Mai:それは喜怒哀楽のどれになりますか?

無糖珈琲:喜怒哀楽に近いので言うと、喜とか楽になるんでしょうけど。感動したとか、そういうベクトルですかね。

Mai:ライブに行かれたってことなんですが、趣味を全部あげていただいてもいいですか?

無糖珈琲:ライブもそうですし、ギターレッスン受けてるんで、ギターと、音楽を日常的に聞くので音楽と、食べるのも好きだし、作るのも好きで。あとはイラストレーターさんとか、東京藝術大学の藝祭とか、そういうクリエイティブな感じの刺激を受けるのがすごく好きで。そういう場所に行くことであったりとか。

イベントって大体、渋谷とか原宿でやるんで、原宿に行くことが多いんですけど。最初は原宿って、駅前の雰囲気が苦手だったんですけど、1本通りに入ったところとか、人通りがちょっと少なくなるところとか結構好きだったので、原宿とかも結構多分好きですし。そんな感じですかね、今のぱっと思いつく感じだと。

Mai:そういった趣味に、統一性ってあると思いますか?

無糖珈琲:統一性。自分が楽しいと思うことですかね。結果的に流行りを追ってるっていうふうになることもあるんですけど。結局、例えば自分の足でその地を訪れたりとか、目で見て感じたりとか、耳で聞くもそうですけど。そういう経験があって自分の感情が動いて、それで癒されるとか楽しいとかそういうふうになって、趣味になる気がしてるので。そういうところは基準にあると思います。

Mai:好きな食べ物はなんでしょうか?

無糖珈琲:一人暮らしを始めて、自炊をしたんですけど。和食がすごい好きだなっていうことに気づいて。だから和食が好きで、食べ物ではないかもしれないんですけど、鰹節で出汁を取るとすごく美味しいので。お弁当にいっつも鶏胸肉を入れるんですけど、それを茹でるときに、いつも白だしと、あと鰹節入れたりとかして、和風のちょっと多分、薄味な感じなんでしょうけど、自分はそれがすごく好きで、入れてますね。

Mai:お弁当を作ろうと思ったきっかけは何ですか?

無糖珈琲:食費がかからないからですね。

Mai:週にどれぐらいのペースでお弁当を作ってます?

無糖珈琲:平日は、ほぼ毎日ですね。抜きたいときはたまにコンビニで買ったりとか、水曜日だったかな、初めて大戸屋でお昼ご飯食べましたね。大戸屋って言うのかな。定食が出てるところです。

Mai:大戸屋、どうでした?

無糖珈琲:美味しかったです(笑)

Mai:作るのが好きな料理ってなんですか?

無糖珈琲:手間がかかる系が好きですね。たまにしか作れない、何だろう、例えば特別なときとかにしか作れない感じの料理が好きで。例を挙げると、フランス料理かな。ラタトゥイユっていう、トマトの野菜煮込みみたいなのがあるんですけど。それってちゃんと作ろうとすると、フレンチって基本的に素材1個1個で処理を変える感じの面倒くさい料理なので。

だからちゃんと作ると、例えばトマトは湯むきから始めてとか、夏野菜だったらナスはこのくらいの火加減でとか、これにはニンニクを使う使わないとか、入れるタイミングがこうでとか。大体細かい感じなので大変なんですけど、終わった後の達成感もあるし、やっぱり手順通りに作るとちゃんと美味しいし、みたいな感じで好きですね。

Mai:最近の生活全般の満足度ってどうでしょう?

無糖珈琲:それこそ鎌倉行ったのが9月末なんですけど、そのときが最高潮で。最近は実務に入っちゃって、ちょっと帰宅が遅くなってるので、下がり気味ではあるんですけど。もうそういうときって大体ほどほどに高いときだと思うんで、最近は、100%のうちで言うと75%ぐらいですかね。

Mai:現在の状況について、これだけは話しておきたいことってありますか?

無糖珈琲:なんかみんな、みんなというか、主に通勤電車に乗ってる人とかそうなんですけど、もうちょっと余裕を持って生きてほしいなって思います。

Mai:ご自身の余裕度合いって、今何%ぐらいですか?

無糖珈琲:余裕を作れてるっていう意味で言うと、結構高いかなとは思うんですけど。でも自分の場合はその余裕を作ることに精一杯みたいなところがあるので、それでいうと大体50%ぐらいなんですかね、多分。

Mai:話が変わるんですが、なぜ無糖珈琲っていう名前でやっているのか、お伺いしてもいいですか?

無糖珈琲:自分の場合は結構、SNSでの人間関係というか、それが深くて。そこはそこですごく居心地がいいんですけど、例えば嫌なことがあったときとか、ストレスが溜まって愚痴りたいじゃないですけど、そういう瞬間があったときに、この素敵な環境をあんまり汚したくないなみたいな、そういうことがあって。やっぱりそういうのって自分もそうなんですけど、伝播しやすいから。そうなったときにありのままを吐き出せる場所を作ろうと自分で思って、noteを始めたっていうのがあったので。

珈琲は普通にコーヒーが好きだったのと、あとその「無」っていう打ち消しが入ることによって、常日ごろの自分じゃない自分で語ってますよっていうか。それが作ってるって解釈されても、こっちが本音って解釈されても別にどっちでもいいんですけど、そういう打ち消しを入れたかったっていうのがあります。

過去:音楽は体の一部みたいな感じですね。大事とかそういう次元じゃなくて、推しとかでも全然ないし。体を構成してる一部っていう感じです。

Mai:子供のときはどんな子でしたか?

無糖珈琲:本当に保育園とかまでさかのぼると、結構陽気なというか、無邪気なというか、そういう感じの子だったと思います。陽気度合いでいうと、多分そこら辺がピークだったと思うんですね。

Mai:小学校、中学、高校に成長するにつれて、どういうふうに変わりました?

無糖珈琲:そうですね。明確に変わったと思うのは、中学校のときで。中学校はもう田舎出身なので、入試とかあるわけじゃないんですけど、すごく体育会色が強い中学校だったんですよね。その雰囲気がすごく合わなくて、自分としても。そこで、いわゆるなんかヤンキーみたいな人たちもいたし、部活も野球部だったので、うちの野球って結構やんちゃな人が多かったりとかしてたので、波風立てずに平和に暮らしたいみたいな。そういうことを思って、だんだん感情を隠すじゃないですけど、多分本心というか、防御反応みたいな感じに、だんだん内にこもっていったみたいな感じだと思うんですねきっと。

Mai:その内にこもる感じは続きましたか?

無糖珈琲:いや、それは高校ですごく変わって。小学校、中学校と、平均よりは勉強できるくらいの感じだったので。そこで、地元の中だったら進学校よりの高校に進んで。進学校になると、ある程度そういう振り落としがあるのかなんかわかんないんですけど、すごくその居心地が良かったんですよね。排他的じゃないっていうか。和気あいあいっていうほど軽くもないけど、そんなに壁もなくて、みたいな。溶け込みやすい感じの高校でしたね。

Mai:高校ではどんな生活でした?

無糖珈琲:弓道部だったんですけど、ひたすらにそこに打ち込みましたね。勉強は全然してなくて。自分の周りだと、中学校で多分みんな大体部活にはまり始めるみたいな感じだったんですけど。自分の場合はそれが高校のときに来て。弓道部のコーチは外部コーチの方がいらっしゃって、その方ともすごい仲良くではないですけど、指導していただいたりとかして、色々教えてもらったので、それでまた余計に熱が入って、居残り練習とかしてみたいな。部活一色っていう、高校時代でしたね。

Mai:友人関係はどうでしたか?

無糖珈琲:高校のときですかね。

Mai:高校のときでお願いします。

無糖珈琲:高校のときで言うとそうですね、おおむね良好というか、おおむね良好って言い方があれかな、でも良かったです。はい。

Mai:ちなみに友人関係って、保育園とかの物心ついた頃から思い返してみるとどうですか?

無糖珈琲:保育園とかはすごいそれこそ何だろう、男女分け隔てなくというか、いろんな人たちと遊んだりとかしていて。小学校に入ると男女のあれはあるけど、当時カードゲームがすごく流行ってて。帰宅して、爆速で宿題終わらせて公園に集合してカード広げるみたいな。そんな感じの小学校時代でしたね。ちょうどDSっていう、任天堂から出てるやつだったんですけど、それが流行ってたのでDSを持ち寄ったりとか、たまにサッカーとかもやってましたね。友達がサッカー部だったんで。

Mai:なるほどです。

無糖珈琲:あ、中学校の友人関係を言ってないですね。中学校だと、部活以外の人たちとの方が楽しかったかなっていう記憶があって。そのとき、「黒子のバスケ」っていうバスケ漫画というか、アニメもやってたんですけど、それが流行ってて。それきっかけでバスケ面白そうって思って、友達と昼休みに体育館に集まってバスケしたりしてたので。たまに外でもやってたんですけど、そのときがすごい楽しかったですね。部活は本当に言葉を選ばず言うとあんまり楽しくなくて苦痛だったんですけど。だからバスケやってるときとか、中学生で音楽と出会ったので、バスケと音楽ですかね。中学校の希望の光というか、楽しかった時間は。そんな感じです。

Mai:音楽に出会ったきっかけは、なんだったんでしょう?

無糖珈琲:それこそ給食のときのお昼の放送みたいなやつがあって、そこで放送部の持ち寄りか、独断と偏見で選んでるのかわかんないんですけど、曲を流せるシステムがあって。それでちょうど流れてきた曲がすごく好きで。これすごい好きって思って、机の引き出しからプリントの端っこをちょろっと出して、歌詞メモって。家帰ってその歌詞を検索してて、この曲なんだみたいな。そこから、それがちょうどアニメの主題歌だったので、アニメにもハマりだしたっていう、そういう出会い方でしたね。

Mai:無糖珈琲さんにとって、音楽ってどんなものですか?

無糖珈琲:ええ、なんだろう。音楽は体の一部みたいな感じですね。大事とかそういう次元じゃなくて、推しとかでも全然ないし。体を構成してる一部っていう感じです。

Mai:高校の後の進路は、どうされました?

無糖珈琲:大学に進学しました。

Mai:大学では何を勉強されてたんですか?

無糖珈琲:大学では、最近流行ってると思うんですけど、いろんな学問をやらせようみたいな感じの大学だったので。専攻を言うとすると国際関係ですかね。語学っぽくはなくて、国際政治とか国際経済とか、そういう感じのことやってました。

Mai:学んでみてどうでした?

無糖珈琲:どうだったんだろう。でも、そうか。ニュースだと「何々と決定しました」みたいな決定事由しか書かれないんですけど、そこには意外と、この国とこの国はこういう関係で、そこから波及して、最終的にはこうなるんだよみたいな説明があったので、意外と単純に回ってないんだなっていうのがわかりましたね。

Mai:大学卒業後、プログラマーになったきっかけは?

無糖珈琲:その頃は一つに絞れてなくて。音楽が好きで、ギターもそこそこの年数をやってたんですけど、プロになる実力は自分にないっていうのはわかってたので。音楽関係のプロに行くっていうのもなかったし、かといって大学で輝かしい功績があったかっていうと別にそうでもないので。

自分の性格上、趣味の話で何となくわかるかもしれしれないんですけど、いろんなことに興味を持っちゃうタイプなので。だから、プログラマーだったら、今の時代はIT大体どこでも使えるし、いろんな業種と絡めそうだなと思って。プログラマーをやるかみたいな感じで、採用していただいたのもあるんですけど。そういう流れで、この仕事を選びました。

Mai:今の人間関係についてどう思いますか?

無糖珈琲:今だと、同期は同期で悪い人ではないんですけど、身近に話せる友達みたいな人が全然いなくて。だからあんまり人間関係っていう話題にふさわしくないかもしれないんですけど。そうですね。SNSで知り合った人とは、何人かとたまに会ったりはするんですけど、離れてたりするので、頻繁に呼ぶとか遊べる感じでもないし。同期ともそんなに、休日まで遊ぶ感じでもないので。

だから人間関係の充実度で言うと、そこまでじゃないかもしれないんですけど。でも自分的には、今のこれでも別にいっかって思ってる自分もいて。1人の時間がないとこう、しんどいタイプの人間なので。だから、振り返る時間みたいなものが取れて、結果的にちょうどいいのかなとも思ってます。

Mai:「自分が楽しく生きていきたい」っていう軸ができたのは、いつごろですか?

無糖珈琲:そうですね。大学生の頃から多分その気はあったんですけど、確定したのは多分ついこの間ですね。

Mai:何かきっかけがあったんですか?

無糖珈琲:それこそ、毎週そのnoteを書いていて。今週はこういうことがあってとか、これからこういうことがあるから楽しみとか、そういうのを書くのプラス、自分の思考のアウトプットじゃないですけど、考えてることをダラダラ書いていくんですけど。そこで、その思考の整理も一緒に行ってて。自分で書いていってて、こうだったらいいな、ああだったらいいなっていうのを書いていったときに、自分は楽しく生きていたいっていう結論にたどり着いて。それは自分でもうっすらと思ってたかもしれないけど、自覚してるほどではなかったので。そこにこう書きながら、たどり着いたときに、あっこれだと思って、そこで確定しましたね。こういうふうに生きていこうみたいな。

Mai:そのとき、どんな気持ちでした?

無糖珈琲:今までにない経験だったし。内定が決まったとかなら、採用してもらってありがたいとかあるんですけど。その思考の答えに行き着いた先だから、もう0から10まで全部自分のことだから、それで1個答えが出たっていう事実が初めてで。おっすごいみたいな、びっくりが一番最初に来て。でも、自分の場合だと結構悩んじゃう性格なので、悩まなくてもいい指標が1個できたみたいな、そんな感じの指標ができたのがすごく良かったなと思ってます。

Mai:過去の話の中で、話し残したことって何かありますか?

無糖珈琲:大学時代のことですかね。大学時代のときは、今も大変なんですけど、実家の方がちょっと大変な状況だったので、そこに対する後悔というか、どうしようもなかったといえばどうしようもないんですけど、そういうのがあって。

まず、コロナ禍に入ってから家にいる時間が長くなって。祖父母がこう、何て言うんでしょうね、おばあちゃんの方は認知症だったんですけど、おじいちゃんが結構クセ強めといいますか、認知症まではいかないんですけど性格に難ありといいますかそういうタイプでして。その対応にこう、父と母が、主に父なんですけど、結構大変な感じでして。

それだけだったらよかったんですけど、その対応のストレスが、父自身が結構ぱんぱんな感じで。もうコップから水が溢れてるみたいな感じだったので。それでいろんなところに飛び火しちゃってるっていうのが大学時代だったんですよ。その飛び火が自分にも来ちゃって、当たり前なんだけど、同じ家にいるので来てしまって。例えば授業を休みがちになっちゃったとか、それは父のせいというよりは自分の吐き出せない性格みたいなこともあるんですけど、そういう自分も授業に出れなかったりとか、休みがちになっちゃったりとかっていう状況もあってみたいな。

田舎だから、近くに何か遊びに行くというか、発散する場所もそんなに多くないし。父も父で大変だし、家の中も大変だし、みたいな感じだったんですけど。一番しんどいというか自分が人に迷惑かけたなって思った瞬間が、その父に対するのもあるんですけど、大学の卒論のときに、すごくギリギリになって先生に出してしまって。しかもそれまで、自分が100%悪いんですけど、連絡を取らずにそういうことをして。それで先生が、すごく心配してましたよとか、そういうことを気にかけてくれてて。

だから自分は、自分を守るために必死だったけど、それは他人に迷惑という形で広がってしまったっていうのが、すごくショックだったし。自分、何やってんだろうなみたいなふうになっちゃったんですよね。

そこから、すごい急に話飛ぶんですけど、今年の5月に父が亡くなってしまって。アルコール依存症みたいな感じで、膵臓にもともと持病があったんですけど、それも振り返ってみるといろんなストレスが重なったりとかしててとか、吐き出す場所もなくてみたいな感じで。アルコールのことに関しては、もう家族がみんなで頑張ろうみたいな感じだったんですけど、父も父でなかなか話を聞き入れてくれなかったりとか、こっちもこっちで言い方が悪かったりとかしてて、いろんな負の連鎖がすごく大学時代に詰まってたんですよね。

なので、そこも紐解いていくと、思わぬところでというか、本人はその迷惑をかける気がなかったけど、結果的にそれは迷惑になってたよねっていう形でストレスになっちゃってたとか。あとは何だろうな、負の連鎖がどんどん広がっていっちゃったとか、そういうこともあって。多分楽しく生きたいみたいな、余裕があって楽しく生きたいし、自分の周りにいる人たちも楽しく生きてほしい、余裕があって楽しく生きててほしいみたいな感じの考え方に繋がってるんだと思います。あんまり結論がわかんない感じになっちゃったんですけど、それが今話しておきたいことです。

Mai:ご家族のご関係はどうですか?

無糖珈琲:そうですね、そのまあ1個大きいことがあったので、それの前後でちょっと変わるんですけど。今は結構なんでしょう、支え合おうねみたいな感じでして。でも、主に僕と母vsその他みたいな。まあvsってことでもないんですけど、そういう感じに分かれてるかなと思ってて。考え方が多分違ってて、父は確かにすごい優しい人だったんですけど、それゆえに負担をすごい背負っちゃったっていうのがあって、僕と母はそれをわかってるんですよ。

でも他は、単純にすごく表面的な言葉を使っちゃうと「かわいそう」みたいな感じのニュアンスで多分捉えてるんじゃないかなみたいなところは思うんですけど。その解釈に差があるんですよね、親族の間で。なので、家族の関係性はほどほどに良いくらいなんですけど、そういう溝もあるみたいな感じですかね。

未来:例えば絵を見て感動できるとか、映画を見て楽しいと思えるとか、そういう心を動かせる余裕みたいなことは、年齢を重ねても持っておきたいなっていうのは思ってます。

Mai:5年後、10年後、あるいは死ぬときまでを想像して、未来についてどういったイメージをお持ちですか?

無糖珈琲:未来については、あんまり考えてないわけではないんですけど、なんかとにかく今できることをちゃんとやろうみたいな気持ちが強くて。例えば想像してても、多分変わっちゃうかなと思ってるんです。5年後とか10年後を考えたときに。結婚するかもしれないし、しないかもしれないしとか。いろんな分岐がすごい多すぎて、大変だなと思ってるので。

とりあえず軸として、今自分がやりたいことだけは続けていこうみたいなことは思ってて。それに、さっき話に出てきた楽しく生きたいみたいな、余裕を持ちたいとか、そういうのがあって、貯金したりとか、今とりあえず仕事でちょっと頑張ってできることを増やそうかなとか、音楽もうちょっとレベルアップしていきたいなとかそういう、先に繋がりそうなセーフティネット的なところを整えてるみたいな感じですね。

Mai:具体的にこれっていうのではなかったとしたら、未来のイメージはありますか?

無糖珈琲:これを言うとすごい薄っぺらく聞こえると思うんですけど、余裕がある大人になりたいっていうか、そういう年齢の重ね方をしたいなとは思ってます。

Mai:「余裕」ってどんなニュアンスですかね?

無糖珈琲:経済的にというのはもちろんそうなんですけど。それ以外にも、品性ではないけど精神的に、いろんなことに対して心を動かせる余裕みたいな感じ、楽しめる余裕みたいなのが欲しくて。嫌なことが続いてたときとかはそうだったんですけど、だんだん心が反応しなくなっていくみたいな感覚があって。

年齢を重ねて、絶対つらくなるっていうわけでもないんですけど、年齢を重ねていったときに、過去の自分の方がいろんなことに対して柔軟に心を動かせていたな、みたいな感じになるのはちょっと悲しいかなと自分で思ってるので。例えば絵を見て感動できるとか、映画を見て楽しいと思えるとか、そういう心を動かせる余裕みたいなことは、年齢を重ねても持っておきたいなっていうのは思ってます。

Mai:仕事と趣味って、自分の人生の重要度でいうと何対何ぐらいの割合でいたいなってのはありますか?

無糖珈琲:今のところだと、綺麗に3等分ですかね。

Mai:ギターについてはどうですか?

無糖珈琲:どう、と言うと?

Mai:将来、この先はどうしていきたいなとかってあります?

無糖珈琲:ギターも、すごくいろんな機材が必要なんですけど、そういう機材を集めたいというか、使っているような人になりたいなとは思ってるので。もちろん高いので、お金を稼がないといけないっていうのもあるんですけど。それに見合う実力じゃないですけど、そういう技術を身に付けて、この人こんなに機材持ってるのに、こんなにしか弾けないのかみたいなふうには思われないようにしたいな、とは自分で思ってますね。他人に対してそう思うことはないけど、自分の定規で見たときにそう思わないように、ちゃんと頑張りたいなと思います。

Mai:もしも、音楽っていうものに出会ってなかったら、どんな人生になってたと思いますか?

無糖珈琲:いやあ、考えたことないですけど、どうだろう。でもなんか、味気なくなるのかなとは思ってます。こっちに来てというか、社会に出ていろんな人を目にして思うのが、自分のSNSの会話だと例えば楽器をやってますとか、絵も描けるしギターも弾けるし歌も歌えるしみたいな、そういうハイスペックみたいな人たちがすごい多くてありがたいんですけど、だからすごくそこが世界の全てみたいに、基準ぽくなっちゃうんですけど。

でも世の中に出てみると、意外と趣味がそもそもないとか、週末あんまり楽しめてないとか、そういう人も意外と多いんだなっていうのは思って。だから音楽に出会ってないとしたら、自分の場合はもうそこから全てが発生したみたいなものなので、結構味気ない人生になるのかなっていうのは思ってます。

Mai:今ギターのレッスンを受けている先生とは、どういうふうにして出会われたんですか?

無糖珈琲:あんまり言えないっていうか、言ってもいいんですけど、結構有名な方で。参加されてる作品を言ったら、誰でも1回は聞いたことあるくらいの知名度なんですよ。なのでSNSをフォローしてて、たまたまレッスン生を募集しますみたいな案内があって。

それで興味ある人はDMくださいみたいな感じで、それに応募して受かって、続いてるみたいな感じですね。受かってと言っていいのかな。でも先生も志望理由でも多少は選んでるみたいなことを言ってたので、そんな感じの出会い方をしました。

Mai:話が変わりますけど、100万円あったらどうします?

無糖珈琲:100万円ですか。

Mai:はい。

無糖珈琲:秒で使い切る気がしますね。定期的にってわけでもないですけど、100万円使い切るから誰かくれないかなみたいなことは、考えてますね。

Mai:どういうふうに使いたいですか?

無糖珈琲:ギターを録音するってさっき言ったんですけど。録音するに当たって、マイクだけがあればいいってわけでもなくて、まず保存する媒体としてパソコンが必要なんですよ。それも、そこそこ多分スペックがいいものをってなると例えば20万、30万とかするし。ギターも上を見ればもう何千万とか、家買えちゃうじゃんみたいな値段とかもするので。

自分の場合は、これ1個夢なんですけど、自分のギターをオーダーして作りたいっていうのがあって。そうすると何を作るかにもよるんですけど、最低安くても30万とかかかったりするので。今言ったやつでも、50万とか60万かかりますし。

他に高いものだと何だろうな。もう1個、何となくいつかっていう期限は決めてないんですけど、イラストレーターさんとかの個展に行って、そこで展示されてる絵を買いたいっていうのがあって。そうすると、物によりますけど上を見れば何十万とか何百万とか達するので。なので、ここら辺をあさっていくと、もう秒で溶けるなみたいな。そういう感じですかね。

Mai:先ほど無糖珈琲と名付けたきっかけをお伺いしたんですが、自分がもしこの自分でなかったら、今は何してると思いますか?

無糖珈琲:それは、生まれ変わったら的なニュアンスですかね。

Mai:生まれ変わった的な感じで大丈夫です。

無糖珈琲:自分が自分じゃなかったら、あんまり考えたことないですね。でも、転生したらいいなってネタで思ってたのはあるかな。すごいかっこいい女性になって、女子高で無双するとかじゃないですけど、すごいかっこよく立ち振る舞いたいなみたいなことは、思いますね。

Mai:なんでですか?

無糖珈琲:これは性別問わずなんですけど、芯があるとか、考え方がちゃんとしてるとか、芯があることによる人間味とかがすごい好きで。あとは何かに打ち込んでるとか。だから、そういうかっこいいを貫き通すみたいな感じ、すごくいいなって思いますね。

Mai:今のご自身はどうですか。パーセンテージ的に、その理想は。

無糖珈琲:理想で言ったら、もうだいぶかけ離れてますね。全然かけ離れてます。

Mai:またもしもの質問になるんですが、もしも吐き出す場所っていうのが幼い頃からあったとしたら、今はどういう人間になったと思いますか?

無糖珈琲:多分それがないと生きていけない、みたいな感じになるんじゃないかなとは思いますね。ないと困るみたいな。というか、現状今が多分それなんですね、きっと。吐き出す場所というか、noteというサービスがなかったら、どうなってたとは言わないというか考えたことはないけど、結構しんどかっただろうなとは思いますし。

自分は1人っ子なんですけど、例えばお兄ちゃんお姉ちゃん的な存在がいたら、多分それに精神的には甘えたりとかするとは思いますし、親とかでもそうだと思うんですけど。なのでそれはそれで、大変だったんだろうなとは思います。

Mai:何か、未来のことで言い残したことはありますか?

無糖珈琲:未来の自分に言いたいことは、多趣味なので頑張ってお金貯めてくださいっていう感じですかね。

Mai:なるほど。収入はこれからも増えていきそうですか?

無糖珈琲:どうですかね、もう今ある趣味で結構破産しそうな感じはあるので、極めちゃうと。なので、収入が増えたら増えたで楽しいんでしょうけど、また大変だなと思いますし。そこはなるようになるみたいな感じで考えてます。

Mai:今まで好きになったことで、好きだったけどこれはやめたなってことってありますか?

無糖珈琲:それこそ弓道ですかね。弓道はすごく打ち込んでて楽しくて、大学入ってからも正直弓道やるか迷ったんですけど。すごいあるあるな話をしちゃうと、ギターは高校のときからやってたんですけど、エレキギターを目の前で演奏されて、その音圧にバリバリきちゃって、もうギターやろうと思って、そこで負けちゃいましたね。だから弓道をやらないっていうのを高校時代の人に話したときに、「何でやらないの」みたいなことをすごく言われました。

Mai:じゃあ結構、びびびっと来たってことで。

無糖珈琲:そうですね、選んじゃいましたね。でもそれで良かったなと思ってます。

Mai:ありがとうございました。

無糖珈琲:ありがとうございました。

あとがき

なんでもかんでも「便利」とか「効率」が重要視される、この世の中。
世の中のペースに合わせて、走って走って走って。
走り続けて疲弊している人はきっとたくさんいる。
それでも、立ち止まれない。立ち止まらない。ひとり取り残されるのが怖いから。
「便利」や「効率」は本当に、わたしたち人間に必要な【豊かさ】を作り出してくれているのだろうか?

「余裕」「余白」「余分」「余韻」「余談」「余計」....
不便でも効率が悪くても、【余】があるところに、実は本当の意味での【豊かさ】があるのかもしれない。

軽やかに遊び心を持って。楽しく生きていきたいものです。

【インタビュー・あとがき:Mai】

【編集:なずなはな】

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