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ボードゲームデザイナーのドキュメンタリーを撮っている人

ゲーム好きですか? 私は好きです!!!!!
vampire survivorsの実績、ちゃんと100%になってます!!!!!
TRPGも、1回だけやったことありますねー。
ボードゲームは!!!!! いや人生ゲームとかはあるけど。
大学のお知り合いの方たちが、かの有名なカタンにハマってオリジナルボードゲームを作られていたので、ボードゲームを同人で作る文化があるというのは知っていたのですが。
まあでも人狼はじめ、リアル脱出ゲームはじめ、なんというか、人と人が会話しながら進めるゲームってマジ活性化してますよね。
私ねー、やるのはそんなになんですが、見るの大好きなんですよね。麻雀も後ろから眺めてるの好き。なんてか、人の心理がギュギュっと凝縮して見られるところがね、醍醐味ですこういうゲームしている人たちを見るのは。
アーこの人は我慢して進めるタイプだとか、アーこの人はどんどん前に前に出るがただとか、アーこの人は協調型だとか。ねえ。
で、実はこのインタビューというものもですね、ギュギュっと凝縮されてるんですよ。アーこのインタビュアーはこういう質問するんだ、アーなるほど参加者はこの質問をこう解釈するんだ、とか。
日常のコミュニケーションって、変化が多いんですよね。相手との関係性とか、相手の心理状態とか、相手の価値観とか。そういうのを全部加味してコミュニケーションとるのって大変。でもね、インタビューなら不要なものがゴソっとそぎ落とされるんですわ。いいでしょう。
無名人インタビューなら、顔も出さないし。すると表情を読むということも消えるんです。
はああー。ということで無名人インタビュー始めますよ!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは 双六小僧 さんです!


現在:ボードゲームデザイナーをテーマにしたドキュメンタリーを今撮っていまして。この人の話聞いたら面白そうだなっていうのを、割と思いつきで先方に連絡取って、アポ取りつけて。

きさい:双六小僧さんは今何をしている人ですか。

双六小僧:今はボードゲームの動画を作っております。ボードゲームデザイナーをテーマにしたドキュメンタリーを個人で今撮っていまして、2024年に公開する予定です。

きさい:それはどういったきっかけで作り出されたものなんですか。

双六小僧:それを説明するには、私のそのボードゲームをやるようになってからの流れを先に説明した方がいいのかなと思っておりまして。

きさい:そしたらちょっと後で伺わせていただきましょうか。今はボードゲーム関連のご活動が中心の生活されているようなイメージですか。

双六小僧:本業はちょっと別にあって、実家の仕事をやっております。実家の仕事については今回詳細はちょっとお話したくないので、そこはご理解いただきたいと思います。

きさい:ボードゲームドキュメンタリーというのはどのような内容のものを作られているんですか。

双六小僧:まず、日本ではいろんな大小様々のボードゲームデザイナーがインディーズでいろいろと作ってる。それこそ何百っていった単位でそのゲームマーケットっていうイベントにその自分の作品を出すと、そういうことが起こってるんです。

ほとんどの人はアマチュアとして作って、それこそもう収支もトントンだったり赤字だったりとかしながら、そういう勝負数で作って販売するっていうようなことやってると。非常に興味深い現象だなと思って、それを追ってみようと思って撮り始めました。

きさい:撮られているときはどんなお気持ちなんですか。

双六小僧:なんていうのか、ただただ興味深いといいますか。結局ボードゲームを作るってやっぱり手間がかかるわけですよ。
どういうゲームのシステムを作ったり、そのためのボードやカードだとかいろいろと設計したりとか、そういうものを印刷所に発注して、作ってもらうっていうのは本当に例えば漫画なんかよりも、非常に手間もコストもかかると。
もちろん印刷所に出さずに自宅プリンターで刷ってというような、そういうものもあるにはあるんですが、多くの人は、そうやって印刷所に発注して作ってると。

正直、なかなか儲かる分野ではないと。そういうものをやっている現象と心情が面白いなと。そういうのを追っています。
今月に入ってからもゲーム関連のイベントですとか、あとボードゲームの印刷をやってるところとかにもインタビューしてきました。

きさい:ご自分で企画して実行されているんですか。

双六小僧:そうですね。全部1人でやってます。

きさい:それは、動画制作はどういったフローで、どんな活動を行われているかっていうのを説明していただいても大丈夫ですか?

双六小僧:フローっていうのは、特にそこ厳密に決めてやるっていうよりは、何かこの人の話聞いたら面白そうだなっていうのを、割と思いつきで先方に連絡取って、アポ取りつけて、その話がまとまったりまとまらなかったりすると。
いろんな人にそうやってとにかく割と行き当たりばったりで声をかけてって感じですね。

きさい:この人の話を聞いたら面白そうだなっていうのは、どういったことを基準にしているんですか。

双六小僧:ボードゲームを作る動機です。例えばお坊さんでボードゲーム出してる人がいるんですよ。そういう面白いバックグラウンドがある人は、これはぜひとも聞かねばっいって。

あとはやはり、日本のボードゲームデザイナーの中でも、海外でも実績のあるような人とか。それこそ、ゲームマーケットというイベントが二十何年前に始まってその初期からやってる人とか。いろいろとね、そういうふうに特色のある人に今、声をかけている
最初の構想では、ベテラン中堅新人っていう3人、もしくは3グループのデザイナーを中心に撮っていくっていう方針で進めていたんですが、実際にいろいろ撮り進めながら、必ずしもその枠組みにとらわれる必要はないかなと今考えてまして。今年の12月頃まで撮影するんですけど、それが一通り上がってからまた最終的な構成を考えることになりそうだなとそんな状況です。

きさい:ゲームデザイナーさんにインタビューのアポイントを取って、それから実際にインタビューされて、その後はどんなふうに動画公開まで進んでいくんですか。

双六小僧:予定では、12月に撮影が終わった後に編集をして、来年春頃に。その公開の形式を実はまだ決めてなくて、とにかく2024年春に公開するということだけは公言してるので、それに向けてやっています。

きさい:それ以外の動画も作られてるんですかね。

双六小僧:過去には作っていましたが、今はドキュメンタリーの方に専念しています。

きさい:なるほど。ドキュメンタリーに専念されようと思った理由はどのような気持ちで。

双六小僧:それに関しては、今の自分の関心がもうそれなので。そういう個々のゲームについての動画は、一旦脇に置いて進めてますね。

きさい:個々のゲームよりも、先ほどのお話だと作り手にフォーカスしている。

双六小僧:そうですね。今回はそういうほうで進めてます。

きさい:そこには関心の持ち方としてどういった違いが表れてるんでしょうか?

双六小僧:どういう違いか。

きさい:難しいですかね。

双六小僧:それを話すためにやはり過去の話を少しした方がいいかなと思いました。こういうふうに関心が移る流れをお話しますね。

きさい:はい、お願いします。

双六小僧:まず私がボードゲームをやるようになったのが、確か2009年かそのぐらいだったと思います。その中でいろいろなゲームをやって、その当時は遊んだゲームをブログで紹介するっていうようなことを始めまして。
そのブログもいろいろあって、筆が進まなくなってたたんで、てことを繰り返していました。
そういう個々のゲームに興味を持ってブログやった時期ってのがある

その中で、ある時期、中国で三国殺というカードゲームが流行しまして。ちょっとこれどういうことなのかなと思って、三国殺と同時期に中国で出てたいろんなボードゲームカードゲーム、言ってみれば三国殺バブルとでも言うべきものに乗っかったような、そんなゲームを個人で輸入して、それで遊んだりなんだりしてました。
その辺の記事をブログに書いた時期があるんですが、それもまたたたんじゃいまして。そういう中国からそんなゲームを買って紹介していた時期があると。

その後、またちょっと空いて動画をやるようになったと。そのときもまた、ブログを並行してました。
ボードゲームの関心はそうやって維持しながら、主にブログなどをやっていたという時期があって

その後、ちょっと中国に行って、観光ついでにボードゲーム事情を見ようって言った時期が2017、18ぐらいで。そこで中国にやべーゲームがあるということを知りまして。
平遥っていう、昔の中国の都市で金融が栄えた場所なんですが、そこで当時の銀行のような経営をして儲けるというようなゲームがあって、為替送金とかそういうのを上手くゲームに落とし込んだ、非常に非常に独特の作品で。
これを何とか日本に広めたいなと思って平遥を作っている向こうの出版社と話をして、実際に話して、私が日本に輸入して販売しようっていうようなことをやりました。

小僧ゲームスっていうオンラインストアを立ち上げて、今言った平遥ですとか、あとは他にも、アジアのゲームをいろいろと輸入販売っていうのをやってたんですが。ちょうどそのあたりで例のコロナがきましてね。
もちろんコロナの間も何とか店はしばらくは続けたんですけど、ちょっとね。これも個人でやってたんですが、なんかあんまりこう、ちょっと自分は商売向いてないなっていうのに気づいて。具体的に何が向いてないかっていうと、商品をどう売り込めばいいのか、他の人はどうやったらその商品に興味持ってくれるのかってそういうところの勘どころまでつかめなくて
それでも平遥は、その商品自体の魅力でだいぶ売れたんですが、やはり自分の商売人としてのそういう力量の不足を感じて、そのオンラインストアをたたみました。これが去年です。

話は巻き戻って。小僧ゲームスを立ち上げる少し前あたりから、日本にはボードゲームデザイナーがゲームを作ってゲームマーケットに出してるというようなことを知って、そこで興味を持った。
私がゲームを始めた2009年ごろは、まだまだそのやはり海外のゲームの方が、やっぱりお店の販売数もそうだし評価も高かったと。

それが、だんだん日本のゲームデザイナーが作るゲームのクオリティも上がって、海外でも注目を浴びるようになって。そういった現象をゲームを遊びながら見てきて、自分でも興味を持ったと。

ちょっと話が前後しちゃいますけど、私は普段ボードゲームをやるとき、オープンゲーム会っていうのに行ってやることが多かったんですが、例えばネットでTwiPlaとかを使って今週末なんかいいゲーム会ないかなって、いろいろと探したりしてると。

すると、ゲームのテストプレイ会なんてのがあって、そこにも出てみようってしていくうちに、そういう日本のインディーズのボードゲームに興味が出てきた。ゲームというか、そのゲームを作ってる人たちに興味が出てきた
それでゲームマーケットに出る新作ゲームの紹介動画なんてのも作ったことがあります。

きさい:そこで作ってる人に特に興味が出たっていうのは、何かきっかけや理由があったんですか。

双六小僧:やはり、テストプレイ会に出て、ブログの記事にしているうちに、だんだんデザイナーたちと個人的なつながりができてきた。そういう世界、面白いなというような。
いろいろあちこち出入りしていて親しくなって、結局今回インタビューしてる人の中にも、そこで親しくなった人っていうのが結構いて。そういうところでまあね、話がまとめやすかったっていうのはありますね。

きさい:双六小僧さんは、周りからどんな方だって言われますか。

双六小僧:ボードゲーム関連のイベントにどこにでも現れてるなとか、よくと言われます

きさい:それに関して、ご自身ではどういうふうに思ってますか。

双六小僧:そういうところに出ていくのって、自分としては散歩感覚で軽い気持ちで出られちゃうというか。

きさい:今、どれくらい生活の中のお時間を、こういったゲームの活動に充てられてるなって思いますか。

双六小僧:大体、インタビューを月に4本ぐらいかな。今のところ。4ヶ所行って、撮ったものの整理とか。ちゃんと時間数えてませんけど。

きさい:それはやられてるときは先ほどおっしゃってたような散歩感覚と同じような感覚でしょうか。

双六小僧:確かに、そんなに構えないっていうか1人でやってるし、予算も大きくかけてるわけじゃないからね。そういう部分の気楽さっていうのありますね。

過去:人と話すのもしんどいようなところがあったのが、ようやくゲームやるようになってその辺がだいぶマシになった

きさい:双六小僧さんのお子様時代からさかのぼって、どんなふうに今やってることと繋がっていったのかなっていうのをお伺いしたいです。

双六小僧:周囲とうまくいかない子供でしたね。
その頃から家族とボードゲーム、当時はモノポリーとかですが、そういうのをやってた時期があると。
でもあんまり子供時代のお話はしたくないな。

小学校中学校と周りとうまくできなくて、高校の頃はいろんな分野に手を出して、結局どれも長続きしなかったみたいなことやってて

きさい:モノポリーは興味があったというお話があったんですが、それで言うと、いつ頃からどんなふうに遊ばれてたんでしょうか。

双六小僧:中学入ってからは家族ともタイミング合わなくなって、モノポリーとかもやらなくなっちゃったんですけど。
だから、2008年か9年頃にボードゲームをやるようになるまでは、またちょっと何かボードゲームとあまり縁のない暮らしをしていました

きさい:他に好きだったことなどは、ありましたか。

双六小僧:とにかく対人関係はからっきしだったもんで、家でコンピューターゲームをやたらやっていたのかな。とにかくその辺の話は、何か、ちょっとしんどい。

きさい:2009年頃からいろいろなゲームをやるようになったのが、やはり転機ですか。

双六小僧:それまでは本当にまともに人と話すのもしんどいようなところがあったのが、ゲームやるようになって、その辺がだいぶマシになった
今でもボードゲームを介さない人間関係は決して得意じゃないんですが、とにかくマシになったと。

きさい:どうしてボードゲームを介すと、自由に話せるなって思われたのでしょう。

双六小僧:20代ぐらい頃、健康状態に問題があって、そもそも人と接する機会が少なかったと。だから単純にボードゲームやるようになって人と接する機会が増えて、マシになったということかなと。

そのときも、やはりゲーム会に行ってたんですが、初期の頃に行ったのが、JAGA(ジャガー)や、日本ゲーム協会の定例会ですとか、あとは袋小路って池袋でやってるイベントとか、その辺りに出てましたね。
そこの常連さんに顔を覚えていただいたりとか。そのあたりからボードゲームとの接点を増やしていきましたね。
当時から比べると、今はゲーム会もいろいろ増えて、だいぶ賑やかになりました。

きさい:そのころ、特に遊ばれてたゲームとかってありますか。

双六小僧:特定のゲームを遊ぶというより、いろんな人が持ち寄ったいろんなゲームを遊んで、多様なゲームのアイディアに触れるのが好きだった。そんなプレイヤーでした。

きさい:どんなところが好きだったんでしょうかね。

双六小僧:さっき平遥の話もしましたが、ああいう感じ。例えば、今まで見たことのないような仕組みでゲームが動いて、例えばボード上に歯車があってそれを回したりとか。
あとは、具体的なゲームの名前をいちいち出すとなると、ちょっと長くなりそうなんですが。何て言おうか。説明難しいな。あんまりにも多様すぎて。

きさい:三国殺は、どういったところに惹かれたんでしょうか。

双六小僧:めちゃくちゃ売れたゲームだったと。
プレイヤーが三国志の登場人物になって、それぞれが、4種類の役職を秘密に持ってまして、それで1人主君がいて、数名の忠臣、それからそれに対する反逆者が何人か。あと1人、これはなんていうか、最後の最後で裏切る人1人というようなそんな役割分担を、それぞれ隠し持っていて、それでプレイヤー間で殴り合うと。簡単にいうとそんなゲームです。

このシステムってのは、別んとこで、イタリア版だったかな、忘れたけど、BANG!(バン)っていうまた別の、これは西部劇をテーマにしたカードゲームがあって、それのパクリだというようなそんな議論もあったんですが、そういうことも含めて現象として面白いということで。
実際、三国殺が人気になって中国でボードゲームが広まって、それを受けていろんなフォロワーというか、そういうものも出たと。そういった現象は面白いなと思って追っかけてました。

きさい:異例の大ブームだったのでしょうか。

双六小僧:そうですね。中国の三国殺が出た頃に、ボードゲームの雑誌っていうのも、そのとき中国で出て。そこで三国殺のキャラクターのコスプレをした女性が表紙を飾ったりとか。
なかなか、日本のボードゲーム界にはなかった現象だなと。

きさい:中国観光に行かれた理由は、ボードゲーム以外にもあったんでしょうか。

双六小僧:香港の作家の金庸っていう方がいまして。この人が武侠小説っていう、昔の中国を舞台に、いろんな武術使いたちが活躍する小説を書いていて。この小説の舞台の紫禁城に行ったり、そういうのもありましたね。

きさい:そこで、先ほどおっしゃっていた平遥に出会われるんですかね。

双六小僧:そうですね。もう一つ話忘れたことを思い出しました。
順序ぐちゃぐちゃすいませんが、香港漫画店という個人で香港の漫画を輸入販売してるところがあって、そことの出会いっていうの、もちゃんと話しとかなきゃ駄目だなと思いまして今話します。

香港漫画店を知ったのは、いつだったかな。もうだいぶ前ですね。思い出せないくらい前だ。10年以上前ですね。
さっき言った金庸の武侠小説とかもそこで知ったんですが、そういうのを個人でやってる人がいるっていうことを知っていたからこそ、小僧ゲームスの立ち上げにも踏み切れたところがありますね
中国への興味もそこで深まったし、私にとって香港漫画店ってのは重要かなと思います。

きさい:小僧ゲームスさんを立ち上げられたときって、どんなお気持ちで立ち上げられたんですか。

双六小僧:とにかく面白いゲームがあるから紹介しようっていうのもあるし、ボードゲームのシーンってのは、ユーロゲームと言われるドイツを中心としたムーブメントと、アメリカを中心したところと、そこは伝統的に強くて。
アジアってのは注目される機会が少なかった。だからその分野だったら、後発組の私でも割って入るチャンスがあるんじゃないかと思って、いろいろ調べて。問題はさっき言ったように、面白いゲームを人に紹介する能力が、私に足りなかったというところですね。

きさい:実際にお店をやられてるときは、どうでしたか。どんなお客さん層がいらっしゃっていたとか。

双六小僧:お客様はオンラインなんであんまり具体的に、どんな顔だとかそんなのわからなかったんですが。ただ、やはりこういうところに来るのは、早い話がマニアだなと。
マニア相手だと、いわゆるファミリー向けのゲームの展開が難しかったり、何かちぐはぐさはありましたね。

未来:お金になるって言ってみたらやってる人の動機がわかりやすいじゃないですか。だから、お金にならないことでやってる人ってのは、こっちで掘り下げてみる価値があるんじゃないかなと。

きさい:5年後10年後、あるいは死ぬ時までを想像して、未来についてどういったイメージを持ちですか。

双六小僧:長期的なことを考えても、たぶんその通りにいかないと思うなっていう。
もちろん、実家の仕事は、ちょっとそんな簡単に放り出すわけにはいかないので、それは、やっていくとして。本当にとにかく今その1本完成させることですね。それがちゃんと仕上がらない限り、その次のことは言えない。

1本完成させたら、次に撮りたいものが出てくるんじゃないかと。
それが必ずしもボードゲームであるとは限らない。考えたらそのくらいですかね。

きさい:ボートゲーム以外だったら、どんなものが可能性あるなって思われますか。

双六小僧:そうですね。RTAってご存知ですか。

きさい:リアルタイムアタックですかね。

双六小僧:夏と冬にRTA in JAPANというイベントがあって、そこでいろんなゲームのいろんなRTAがあって。昔のゲームの極まったRTAとか、知る人ぞ知るインディーズゲームのRTAとかいろいろあって。
まあ言ってしまうと、金にならないことに神経注いでいる人たちがいると。その現象を追って、みたいな気持ちはありますね

きさい:利益じゃなくて情熱を注いでる方々っていうのは、強い興味の部分なんでしょうか。

双六小僧:金になることって、他のみんなも注目して、いろいろと掘り下げたことをやっているかなっていう気がして。
うーん、なんていうかな。そうそう、お金になるって、言ってみたらやってる人の動機がわかりやすいじゃないですか。だから、お金にならないことでやってる人ってのは、こっちで掘り下げてみる価値があるんじゃないかなと

きさい:今のドキュメンタリーについては、公開に向けて今どんなお気持ちですか。

双六小僧:面白い話はいろいろ聞けてるんですが、それをまとめられる手腕が私にあるかどうか。それを常に突き付けられてるようで、身が締まる思いです。
こんだけちゃんと語ってくれたのに、これを私の編集で台無しにしたら、申し訳がたたないと。

きさい:インタビューの後にどれぐらい期間をかけてらっしゃるんですか。

双六小僧:12月末まで撮影をやって、それから編集して、春公開っていう話は、もう公言してるんで。
2ヶ月〜3ヶ月とかそのぐらいで編集してって考えています。

きさい:ご自身の中で、今回のドキュメンタリー制作は、どんな位置づけなんでしょうか。

双六小僧:ちょっとキザな言い方をすると、ボードゲーム界に対する恩返しですかね。
さっきも言った通り、ボードゲームやるようになって、ちゃん人とも関わるようなったようなところがありますから。その恩返しをしていきたいと。だからこそ手は抜けないなと思っています

きさい:もしもの未来の質問です。
ボードゲームに出会うのがもっと早かったら、あるいはもっと遅かったら、自分の人生どんなふうに変わってたなっていうふうに思われますか。

双六小僧:うーん。そういう話をされても、仮定の話に対してはもうわからないとしか言えない。ようするにいきあたりばったりの人なんですよ。
本当に計画性っていうのは、ない。

きさい:今もし100万円、自由に遣えるって言われたら、何をしますか。

双六小僧:100万円ねー。カメラをグレードアップするかな。
でもカメラが変わっても、私の撮影技術アップしないと使いこなせないなと思う。機材はこだわりだしたらきりがないですからね。あまり機材に執着しすぎない方がいいのかなと思いますね。

きさい:今の活動を1人でやられてるのっては、理由があったりしますか。

双六小僧:昔からチームプレーが苦手で、結局小僧ゲームスのときも1人だったわけで、本当にそういう性分としか言えない。

きさい:最後に、言い残したことがあったらお伺いします。

双六小僧:1人で作ると言っても、結局いろんな協力者はいるわけでして、例えばインタビュー出演してる方ですとか、インタビューの場所を貸してくれる方とか。そういった方々への感謝を忘れないようにしないといけないなと思います。

きさい:ありがとうございます。

双六小僧:ありがとうございました。

あとがき(インタビュアー)

創作活動って何のためにあるんだろう。昔真面目に考えていたことがあります。古来から人間は壁画に絵を描き、建築物や衣服にも美しさを求め、どんどん手の込んだ料理や遊びを考え出してきて。野生動物と食って食われる関係の時から、そういうのがあったわけです。
その中に情熱を見出す人は必ずいる。
それを知りたいと思うのは、無名人インタビューを作る人、読む人とも通じ合っているかもしれません。

双六小僧さん、ありがとうございました!

あとがき(編集)

これまで文字起こしのみでしたが、今回から文字起こしと編集をさせていただくことになりました。
お金にならないことに色々注いでいる人。かくいう私もレシピの投稿して収益出しているわけではないですし、この無名人インタビューに参加したのもお金目的ではないですし。

お金を求めていないわけでもないですが(笑)とりあえず面白く楽しく人生を謳歌したいです。

次回の無名人インタビューもお楽しみください!!

【インタビュー・あとがき:きさい】

【編集:さりあ】

#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #ボードゲーム #ゲーム

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