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【ジョージア】行く先々で人や場所と出会って、ミツバチのように色々な花粉をあちこちにばら撒きたいジョージアに行ってきた吟遊詩人の人に、聞いてみた

以前に、ちょっとさ、さいきんどこにも行ってないみたいなこと、書いた? 書いたっけ?
なんでしょね、私qbc、いろんな人の話は聞いてるけど、ぜんぜん移動してないのよね。
3月なんか、東京出たの1日だけ。1日だけ、神奈川にインタビューしにいっただけなのよね。哀れな男よ。
精神的にインタビューで解放されてるけどさ、でもねやっぱり肉体的に、物理的に、モノとしての喜びとして、外行くといいよね。
でさ、今回の今日の記事はジョージアに関連した人達にインタビューしようという企画なんだけれども。ちょうどこのマガジンね、見てくださいね。

で、なんだかこのマガジンの中のひとつの記事を見てジョージアに行ってきていただいたみたいなんで!!!! インタビューしました!!!!!
お楽しみくださいませ!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは みさとぅ さんです!

instagram:https://www.instagram.com/misatoo.tabi/


「吟遊詩人ならルイーダの酒場に行かねば!」って思って。

のぞみbar

さあや:今、何をしている人ですか。

みさとぅ:それは……難しい質問なんですよね。ぱっと答えられる感じではないんですけど、そうですね、吟遊詩人をやってます。

さあや:どういう生活ですか。

みさとぅ:吟遊詩人の生活は、定まっていないです。その日その日で色々なパターンがあるというか。ひとつ言えるとしたら、常に「旅をしよう」と思い続けている毎日です。

さあや:今も旅をされているんですか?

みさとぅ:今はしてないですね。ちょうど旅から帰ってきたところで、充電期間という感じです。自宅で体力回復しながら旅のアウトプットをしていこうと考えているところです。

さあや:1年を通してみると、どういうサイクルですか?

みさとぅ:まだサイクルも定まっていないんです。なぜなら、吟遊詩人を本気で始めたのが先月からなので。
今年のはじめに「吟遊詩人として旅に出るぞ!」と決めて、そこから急ピッチで準備を進めました。旅程を決めて、チケットを買って、note記事に想いをしたためて、今回の冒険を一緒に楽しんでくれる仲間を募って……。

https://note.com/mystoria/n/n0c0c6c138295

そして3月に1ヶ月間の弾丸海外旅を決行しました。2024年の残りの期間は日本に留まって、文章を書いたり動画制作をしていく予定にしています。
といいつつ、11月ぐらいにカンボジアに行くかもしれないんですけど(笑)でも、今年は既にガッツリ旅ができて、充分満足しているので。大きな旅の計画は、来年になってからでいいかなと思っています。

さあや:なるほど。

みさとぅ:なので、来年からも「1ヶ月ぐらいガッツリ旅をして、残りの数ヶ月で旅のエピソードのアウトプットをする」っていうサイクルでやっていくのは、結構アリなんじゃないかなと思っているところです。

さあや:そうなんですね。

みさとぅ:ただ、これは最終的な理想ではなくて。最終的な理想は、RPGの主人公のように常に世界中を移動しながら旅をすること。常に地球上でアドレスホッピングしてる、というのが吟遊詩人的なライフスタイルの目標です。

さあや:なるほど。では、充電期間はなしということですか?

みさとぅ:そうですね。今回充電期間が必要だった理由は、超絶ハードなスケジュールを必死にこなすような旅でヘトヘトになっちゃったからなんですね。5.6カ国ほど周りましたが、本当はもっと一つ一つの国にゆっくり、最低3週間くらいは滞在したかったです。
でも正直言うと3週間でも足りないと感じていて、一つの国に1.2ヶ月ぐらい滞在できれば体やスケジュール的にも無理や負担がなく、ほどよくアウトプットしながら常に移動していけるのかなと思っています。
まだ実践してないからわからないですが、そんなことを考えながら暮らしています。

さあや:そうなんですね。みさとぅさんにとっての旅は、海外が中心ですか?

みさとぅ:はい。海外です。旅って、人によってその趣旨や定義が全然違うなと思うんです。
「旅人です」と名乗っている人や「旅が好きです」と言う人と話していても、具体的な旅のスタイルとか、どこへ行ってみたいかとか、理想とする旅のかたちって人それぞれだなって。

さあや:はい。

みさとぅ:それをふまえて、私が心の底からやりたいことってやっぱり世界を股にかけることだなって、去年思ったんです。最近は旅のサブスクのサービスも充実してきているので、国内のアドレスホッピングとか、無人島でソロキャン、秘境巡り、原付で日本一周、お遍路さんなど、国内でやりたいこともたくさんあるにはあるんですけど。時間は有限で、あれもこれも全てができるわけじゃないと考えた時に、私が素直にいちばん心ときめくのは海外なので。私は海外!」と意識的に優先するものを決めています。

さあや:今回の3月の旅は、どこの国に行かれたんですか?

みさとぅ:モロッコ、スペイン、ポルトガル、ジョージア、アルメニア、ギリシャです。
トランジットでちょっと立ち寄った国を加えると、中国、ロンドン、エチオピア、韓国ですね。

さあや:全部で9カ国ですかね。どうしてその国を選んだんですか?トランジットは飛行機の都合でしょうがないと思うんですけど。

みさとぅ:まずポルトガルに行きたいっていうのが始まりとしてあったんです。それはなぜかというと、私、占星術が大好きで。
占星術に「リロケーション」っていう考え方があるんです。それはなにかというと、簡単に言えば「自分独自のパワースポットに行って開運しよう!」みたいな感じ。

さあや:はい。

みさとぅ:その場所に行くと、自分の秘められた才能パワーが開花する、的な。私の場合は今はポルトガルに行くと良いと思ったので、まずはそこをメインに置いて。
その方面に行くなら他の国にも行きたいなと思い、色々と追加していきました。

さあや:なるほど。

みさとぅ:モロッコに関しては、私は星読みヒーラーyujiさんという方が好きなのですが、去年のyoutubeライブで「2024年、12星座別おすすめ海外渡航先」を教えてくれていたんです。

私はおひつじ座で、おひつじ座のおすすめはモロッコだったんですね。モロッコとポルトガルって割と近いから、よし行こう! ついでに隣のスペインも追加しよう! という風に旅程を組みまして。
ギリシャに関しては、私の大好きなTVアニメ『凪のあすから』の聖地がサントリーニ島なので、帰りに寄って帰ろうと思って計画しました。
本来の計画はそれだけだったんですけど、旅の途中で「やっぱりジョージアに行きたい」と思いバタバタと予定を変更して、サントリーニ島をあきらめて、その分の日数でジョージアへ。
ジョージアに行ったら、ひょんなことからアルメニアにも急遽行くことになって…という流れです。

さあや:そうなんですね。途中でジョージアに行こうとなったのは、どういうきっかけですか?

みさとぅ:私はノマドワーカーになりたい人なので、ジョージアは「ノマドワーカーの聖地」としてなんとなく前々から知っていて、いつか行きたい国のひとつでした。
だから計画段階でジョージアも候補に入ってはいたんですが、予算の都合もあり今回は見送りだな…と断念してたんです。
実際に旅がスタートしてポルトガルに滞在していたときに、寝る前のネットサーフィンで無名人インタビューを見てたら、吟遊詩人になりたい20代男性の方の記事を見つけて「おっ!」ってなったんですよ。

こちらの記事ですね!!! ジョージアとは実は無関係の方なのですが、たまたま、まえがきで、ジョージアにふれていますね。

さあや:はい。

みさとぅ:その流れで、ジョージアのぞみさんの記事を読みました。
以前にも軽く読んだことはあったのですが、そのときは「そんな人がいるんだなあ」程度で、正直そこまで印象に残らなかったんです。でも今回は打って変わって食い入るように読み込んでしまって。
特に「ルイーダの酒場」っていうワードがあったところに、うわー!ってすごく引き寄せられたんです。それがフックになって、「吟遊詩人ならルイーダの酒場に行かねば!」って。旅の真っ只中で、テンションがハイになってたんですけど(笑)
航空券や宿泊代が余計にかかってしまうけど、いつかまた日本からジョージアに渡航することを思えば、今ここからプラス数万円で行っちゃった方がお得じゃない? 後からバイトすればいくらでも取り返せるし! よし行くぞ!! という完全にノリと勢いでした。
だから、ただただNOZOMI Barに行きたい!という気持ちひとつを持ってジョージアへ飛びました。

NOZOMI Barのお話はこちらで!!!!!

さあや:そうなんですね。ジョージアの滞在は何日ぐらいだったんですか?

みさとぅ:ジョージアにいたのは……5日間ぐらい。でもそのうち2日はアルメニアに行ったので、ジョージア内にいたのは実質3日もないと思います。日程がクレイジーだったのでうまく言えないんですけど。

さあや:ジョージアでは観光しましたか?

みさとぅ:いや、してないです。そんな余裕はなかったです。NOZOMI Barだけに全集中しました(笑)あと、日本人の方がやってるカレー屋さんに行ったくらい。
だからジョージアを観光したと言うよりは、ジョージアに住む日本人に会いに行ったという感じですね。

さあや:みさとぅさんにとって、ジョージアはどんなところですか。

みさとぅ:うーん、難しいですね。いろんな側面から語れますけど、ひとつは「次の拠点」でしょうか。「たぶん私はまたジョージアに戻ってくるぞ」と思ったんですよね。正直なところ、ジョージアよりお隣のアルメニアの方が個人的に好みだったので、もしかしたらアルメニアかもしれないんですけど、とにかくあの辺のエリアに来年は一旦拠点を置くぞ!って自分の中で決まった感覚があって。だからそこに向けて、今年の残りの時間は準備していきたいなと思っています。
あとは……うーん、ぶっちゃけジョージアをあんまり味わっていないんですよね。せっかく行ったのにジョージア料理をほぼ食べずに日本食ばかり食べてたりとか(笑)

さあや:(笑)

みさとぅ:ジョージアは意外におしゃれでしたね。NOZOMI Barの通りとか。
最初は雰囲気にちょっとびっくりしましたけど。30年前ぐらいにタイムスリップしたかな?みたいな風景が広がってて。

さあや:はい。

みさとぅ:でも、そもそも私の中で、ジョージア=NOZOMI Barみたいなとこがあるので(笑)ジョージアという国というよりは、ジョージアに住んでる日本人っていう感覚が強いので、そういう意味で「めちゃめちゃ面白い人に出会える国」っていうイメージです。そこにいるだけで絶対おもろい、みたいな印象です。

さあや:ジョージアの好きな場所はどこですか?

みさとぅ:NOZOMI Bar(笑)
すごく変な回答ですが、NOZOMI Barと今回お世話になったシェアハウスですね。日本人の方がやっているところなんですけど。

さあや:ちなみにどこですか?

みさとぅ:ゆうこさんって方がやってらっしゃるところです。

X:https://x.com/yuko_okzw

さあや:なるほど。ジョージアからアルメニアに行った経緯は?

みさとぅ:NOZOMI Barで、次の日にアルメニアに行く予定の日本人に会ったんです。せっかくだし自分も行ってみたいと思ったのがきっかけですね。

さあや:そうなんですね。アルメニアはどうでしたか。

みさとぅ:アルメニアも全部行ったわけではないので、私が訪れた都市に限った印象にはなりますが。私が行ったギュムリというところはすごくこじんまりしていて、のんびりした雰囲気がとても良かったです。
私は島根県出身なんですが、その街は日本でいうところの出雲市みたいな立ち位置なんだろうと勝手に推測しました。自分の故郷に近い雰囲気を感じましたね。

さあや:はい。

みさとぅ:ジョージアの都心って結構都会で、ビルがたくさん建っている感じなんですよね。私は生まれ育ちが田舎なので、ギュムリのゆるやかでのどかな感じが気に入りました。住むならこっちの方が生活しやすいな、と。
あとは、ジョージアもアルメニアも文字が難しいんですが、微妙な差でアルメニアの文字の方が私の好みで(笑)

さあや:そうなんですね。アルメニアの文字は、印象としてはどんな感じなんですか?

みさとぅ:あくまでも私の勝手な印象ですけど、日本のフォントで例えるなら、ジョージアは創英角ポップ体、アルメニアは明朝体っていう感じ。

たしかにめちゃポップですね!!!!!

さあや:アルメニアでは、何をされたんですか?

みさとぅ:うーーん、そのあたりの冒険では本当に色々なことがあったので、何をどう説明すればいいか難しい…!!
まあ、単純に何をしたかという話で言えば、軽くお散歩しただけですね。軽く散歩をして、お昼ご飯に郷土料理を食べました。ぶらぶらと街歩きをしながら美術館や教会に行って、お土産屋さんを覗きました。おしゃれなカフェでゆったり過ごせたのもよかったです。

「吟遊詩人めっちゃいいと思いますよ」って言ってくれて。

のぞみbarのあるおしゃれな通り

さあや:そういう過ごし方をしてるときは、吟遊詩人の過ごし方をしてるなっていう感覚ですか?

みさとぅ:吟遊詩人的に言えば、本当は旅先で弾き語りのライブ配信をしたいんです。
今回は、時間的にも精神的にも肉体的にもそんな余裕がなかったのでできなかったんですが。でも、フラフラしながら街を感じるみたいなのは、なんとなく吟遊詩人っぽいかなと思ってます。

さあや:うんうん。

みさとぅ:あとは、吟遊詩人と関係あるかどうかわからないですが、Vlogを作ろうと思っているので、街歩き中はずっとカメラを回して、ぶつぶつ呟きながら歩いていました。

さあや:ライブ配信や演奏を見てもらいたいのは、ネット環境にいる人たちなんですか?

みさとぅ:そうですね。そうなりますかね。

さあや:現地でリアルに対面している人なのかな?と思ったり。

みさとぅ:ああ、たしかに! それもできたらすごくいいなって思います。現状は歌唱スキルや演奏スキルが足りないので、やりたくてもできないっていうのもあるんですけど。
でも、理想としては公園とかで何気なく歌って、周りの人が和んでくれたらいいなっていうのは思っています。

さあや:みさとぅさんが演奏したり歌唱したりするのは、どういう曲なんですか?

みさとぅ:アニメソングやジブリを歌っています。楽器は、インスタコードっていう電子楽器を使っています。
私、ギター弾けないのですが、インスタコードは楽器が何もできない人でも、ボタンを押すだけで勝手にコード進行を奏でられる楽器なので、今のところはそれで伴奏しながら弾き語りをしています。
あとは合唱曲や童謡も好きなのでそのあたりも歌ったりしますが、どんなジャンルを歌おうかとか、自分の相棒としての楽器をインスタコードにするのか、他の楽器がいいのかとか、まだまだ模索中ですね。

さあや:そうなんですね。昔から演奏をされていたんですか?
みさとぅ:本格的にするようになったのは2021年からですね。歌うことはずっと好きだったのでヒトカラにはよく行っていたんですけど、他人に聞いてもらうものとしてやるようになったのは3年ぐらい前からです。

さあや:吟遊詩人を目指したきっかけは?

みさとぅ:憧れとしては、ずっと自分の根底にあったんですよね。だけど、吟遊詩人でいくぞ!というふうに決めたのは、去年の秋頃です。
ちょっとずつ色々な段階を踏んできたので、きっかけをひとつに特定するのは難しいですが、あえていうなら先ほども話に出た星読みyujiさんのstand.fmがきっかけなのかな。一対一でお話させてもらえる機会があって、そのときに吟遊詩人に憧れてると伝えたんです。
そしたら私の星の配置を見て、「吟遊詩人めっちゃいいと思いますよ」って言ってくれて。それはとても大きな後押しになりました。

さあや:そうなんですね。後押ししてもらって、どういう気持ちでしたか。

みさとぅ:すごく嬉しかったです。そのときのアーカイブも残っていますが、自分で聴き直しても「めっちゃ感動&感激してるなこの人…」と感じます。

さあや:ポルトガルがリロケーションの場所とお話されていましたが、これもその方の占星術で見つけてもらったんですか?

みさとぅ:直接そう言われたわけではないです。yujiさんのブログ記事を参考にしたり、他の占星術師の方からの学びや、関連書籍を色々読んだりして、総合的に導き出した感じです。
自分が今まで学んできた占星術の話をまとめると、これから私がやっていきたいことや吟遊詩人としてのスキルアップに最適なパワーを得られる場所はポルトガルだなと思いました。

さあや:ポルトガルには以前にも行ったことがあったんですか?

みさとぅ:いえ、初めてです! 今回行った場所は、トランジットで立ち寄った中国と韓国以外は、全部初めての場所ですね。

さあや:リロケーションは、緯度や経度で見つかるようなものなんですか?

みさとぅ:そうです! 生年月日・出生地・出生時間から割り出します。自分だけのオリジナルなパワースポットがわかるので、調べてみるだけでも楽しいですよ。

さあや:ポルトガルは、実際行ってみてどうでしたか?

みさとぅ:まだきちんとした考察まで至っていないのですが、パッと感じたのは、「幸運に恵まれる」という感じでしょうか
ふわふわとした優しさにたくさん巡り合う、っていう感覚があって、こんな偶然の出会いってあるのか!とびっくりすることが何度もありました。

さあや:例えば?

みさとぅ:レストランで斜め向かいに座っていたノルウェーの2人組の旅行者が「あなた日本人?」と急に話しかけてきたんです。聞けば、日本が大好きで何回も来たことがあるらしく、宮崎駿作品が大好きで舞台巡りで四国に行ったとか、日本人でもあまりやらないようなマニアックな旅をしている人たちで。今年も佐渡島に行くんだ!と教えてくれました。
そういう面白い人に出会ったり、あとはジャズバーで飛び入りで弾き語りをしたのですが、へっぽこ演奏にも物凄い盛大な拍手&シュプレヒコールを送ってくれたりと、みなさん本当に良い人たちで、信じられないぐらいハートフルでした。ゲストハウスで一緒になった人ともとても素敵な語らいができました。
温かさに触れた偶然の出会いが多かったんですよね。嫌な思いとか全然しなくて、出会う人はみんな優しくて良い人ばかりだったなって思います。

さあや:「良い人」たちの「良い」とは、どういう感じですか?

みさとぅ:なんだろうな。温かいというか、ホワホワっとした温かくてふんわりした光に包まれている感じ?
逆に、相手との関係性がうまくいかないときって、何となく噛み合わないなとか、相手に悪気はないと頭ではわかってても言葉にカチンときたり傷ついたりするじゃないですか。意思疎通がスムーズにいかなかったり、なんとなく居心地がわるくてソワソワしたり。ポルトガルではそういうことが一切なくて、出会ったすべての人と引っ掛かりがなくスッと心を通わせることができて、お互いに落ちついた良い時間を過ごせた感じですね。
相性がいいって言ったら変ですけど、お互いが自然体でいるだけで、歩み寄りの努力を必要とせず、心の交流ができる感じ。そういう人たちと出会わせてもらった、っていう感覚です。

さあや:なるほど。今までにも、別の場所でそういう経験したことってありますか?

みさとぅ:滞在期間の短さも関わってくるとは思うんですが、こんなにラッキーが続いたことはなかった気がします。
ニュージーランドも自分にとってターニングポイントになった大好きな場所なんですが、1年ぐらいいたので。今回のようなハートフルな出来事もちろんあったけど、長期間滞在だったぶん、うまくいかない経験も多々ありました。

行く先々で人や場所と出会って、ミツバチのように色々な花粉をあちこちにばら撒きたい

のぞみbarで食べたお寿司

さあや:これからの未来について、海外でやりたいことがあれば教えてください。

みさとぅ:今回の旅をまだゆっくり振り返っていないので、自分でもまだ整理している途中ではあるのですが。
一つは、世界196カ国すべての国に行ってみたい、と強く思いました。最初に「理想の旅のスタイルは人それぞれ」と話したのですが、私にとっては全世界を余すところなく踏破したいっていうのが強い欲求願望としてあるなぁと。たぶんRPGゲームでワールドマップを全部オープンにしたい感覚と同じなんだと思います。
あとは、自分はミツバチみたいなハブになりたい、っていうのも思いましたね。
色々な国を転々として、その先々で面白い人と出会って、なんとなくゆる~く繋がって、面白い人と面白い人を繋げてみたいなって。

さあや:はい。

みさとぅ:私は最近、大阪にあるDJ喫茶バーOTO OTOというところに色々とお世話になっているんですけど、そこに関わる人も、すごく面白い人たちが多くて。
私は勝手に、OTO OTOとNOZOMI Barを繋げたいなって思っています。

さあや:なるほど。

みさとぅ:そんな感じで、行く先々で人や場所と出会って、ミツバチのように色々な花粉をあちこちにばら撒きたいなと思っています。

さあや:どうしてそういうイメージを持たれたんですか?

みさとぅ:私、あんまり自分にスキルがないなって思ってて。何もできないけど、でも移動だけはできる!みたいな(笑)
私はなにか特別な技術や知識を他者に提供できるわけじゃないけど、フットワーク軽くあちこち行くということ自体にも価値があって、それが自分の役回りなのかもしれないな、というようなことを考えたからですかね。

さあや:何かを繋げたとき、どういう気持ちになるんですか?

みさとぅ:うーん、嬉しい? ちょっとあまりうまく答えが出てこないです。

さあや:ジョージアでやりたいことは何ですか?

みさとぅ:人と出会いたいです。
ジョージアに限らず、現地の空気を日本の人に届けたい、という気持ちがすごくあるんですよね。具体的にこういう形でっていうのはまだ見つけられてないんですけど。例えば、現地の人との飲み会をライブ配信して、日本からネットで見てくれてる参加者さんも一緒にリアルタイムで飲む、とかそういう感じのことをやってみたいんです。

さあや:うんうん。

みさとぅ:質問から少しそれましたが、ジョージアでやりたいことはやっぱり、人に会いたいです。面白い人が多くてびっくりしたんですよ。

さあや:どんな面白い人が印象に残ってますか。

みさとぅ:もうたくさんいます! 今まで会ったことのない属性の人が多くて、JICAで来てる方とか、駐在員みたいな感じで大企業にお勤めの方とか、フェンシングの試合で来てる方とか。あとは普通にノマドワーカーも多いし、カメラマンで旅している方……本当に色々いました。
ルイーダの酒場には多種多様な人がたくさんいるから、ここに毎日通っているだけで絶対楽しいじゃん! と、そんな感じでした。

さあや:のぞみさんには会われたんですか?

みさとぅ:会いました! 他にもお客さんがいっぱいでお店がすごく忙しそうだったのですが、合間を縫ってカウンター席でお話させてもらいました。

さあや:NOZOMI Barに行けて、気持ちはどんな感じでしたか?

みさとぅ:ハッピーですね。エキサイティングでした。
バーという場所をこんなにも楽しんだのは人生で初めてです。私、基本的にひとりでいるほうが好きなタイプなんですよ。引きこもって本を読んだり、黙々と1人でゲームしたりしてるほうが落ちつく。たくさんの人に会うと気疲れしてしまうから、積極的に人とコミュニケーションするための場所にわざわざ出かけるなんて、普段全然しないんですけど。
でもNOZOMI Barは、自分でもびっくりするぐらい毎日通いたいと思う場所でした。そこで出会う人とたくさんおしゃべりしたいという気持ちが自然に湧き上がるんですよね。”コミュニケーション大好き人間モード”の特殊な自分にスイッチが切り替わる感じです。

さあや:そうなんですね。誰かにNOZOMI Barをおすすめするとしたら、どんなふうに伝えますか?

みさとぅ:もうとにかく行けって感じなんですけど(笑)めっちゃおもしろいよ、行けばわかるよ、って感じです。好奇心が刺激されるし、今まで会ったことのない人に絶対出会える。

さあや:ジョージアに関心を持っている人に向けて、何か一言ありますか。

みさとぅ:もう行けばいいんじゃない?って思います(笑)交通費とかもあるしなかなか思い切りが必要だとは思うんですが、行ってみたらバッと世界が開けると思います。

さあや:なるほど。

みさとぅ:ジョージアに限らずですが、肌で感じる空気感って、やっぱり現地に来てみないとわからないんですよ。
SNSやGoogleストリートビューで写真や動画を見ることもできるけど、やっぱり360度その国の風景に囲まれて、肌で感じるものっていうのはやっぱり現地に来ないとわからない。特にジョージアに降り立ったときに強く感じた気がします。
あとは、日本人にとってヨーロッパ旅行と言うと、イギリス・フランス・ドイツとかそのあたりが定番だと思うんですけど、ジョーシアにはそのへんのエリアとはまた違った世界観がありますね。
なので、もう来てみたらいいんじゃないって(笑)

さあや:うんうん。

みさとぅ:来てしまえば刺激を受けるし、日本にいただけでは絶対に撮れなかった写真がスマホに残る。なにより現地で感じた肌感覚は、何にも代えがたい財産だと思います。
海外で過ごしたことはエピソードトークとして一生使えるネタになるし、行くのにかかったお金は一定期間働けば取り返せるんだから、迷っているなら行った方が絶対いいよ!ってすごく思います。

前回のみさとぅさんのインタビューはこちら!!!!!

あとがき

自分が関わったインタビュー記事を読んで、それをモチベーションにジョージアに行った人がいるらしい、と聞いた時、嬉しいことはないと思いました。同時に、やっぱりジョージアが好きだなと再認識しました。ジョージアだからか、出会う人がみんな面白い。なんだか自分も面白い人なんじゃないかと思えてきます。
海外に行くと、なんだか気が楽になるとか性格が少し変わるとか、そんな話を聞いたことがあります。もしかして、占星術のリロケーションが関係してるのかも?とみさとぅさんの話を聞きながら気になり始めました。
合わない場所を避けるというより、より生きやすい場所へ身を置けたら良いなって単純に思いました。

【インタビュー・あとがき:さあや】

【編集:misato】

この記事は「ジョージアに住む人たち」企画で実施したインタビューです。

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