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いろんな方向から物事を見られるようになったりいろんな立場が分かる人間でいられたらいいなと思ってるずっと学び続けたい新婚の静岡のコーヒー好きの人

君は、刻の涙を見たか? 見ましたか? ははーん、さ・て・は、見てないな。ハハー。
ということで、私はどんな涙だって見るよ! ということで、昭和50年代生まれの私としては、平成生まれの人やZ世代の考え方にふれるにつけ、いやーもうほんと隔世の感ってこういうことだよなって思います。
はっきりいって、私たちのような、価値観を固定化させてしまった年寄りの世代はもうさっさと死んじゃったほうがいいんじゃないのかなって思うほど。ああそうだ「銀の弾丸」っていう思考実験知ってますか? 思考実験ていうか、目的を際立たせるための比喩というか。「銀の弾丸」って、お話に出てくるバンパイヤや狼男を撃ち殺すための武器じゃないですか。無限の生命力持ってそうな化け物を倒すための。で、例えば私たちがバスケットボールチームで、今からチャンピオンシップの決勝戦に臨む時、じゃあもし私たちの手元に銀の弾丸があったならば、相手チームの誰にぶっぱなすか? という想像に使います。
これやると、自分、自分たちが何をするべきなのか、がはっきりしてくるんですよね。「誰」って対象がはっきりする、そのために何をする? 誰がする? いつする? みたいなロードマップがぷわんって思い浮かんでいくわけです。ハハー。
で、じゃあ、「銀の弾丸」よろしく「薄紫の霧」なんてものがあったとして、それはある世代以降にだけ作用する致死性の霧で、気候にまぎれて素知らぬ顔で命を奪ってく。〇〇年以前に生まれた人だけ死ぬ。生きるなと断罪する。そういった時の〇〇年っていつなんでしょうかね。陰謀論かよ!
ということで物騒なイントロダクション恐れ入ります、中味は新婚みあふれるハッピーインタビューになります。
今日の無名人インタビューもどうぞあなた様のお口に合いますように。(主催:qbc)

今回ご参加いただいたのは 安東まつ さんです!

現在:何かしら考えてる。ずっとバーって思考が止まらないタイプなんですけど、その時間は「ふっ」て無になれるというか

qbc:今、何をしている人でしょうか?

安東:今は社会人3年目で、自動車部品の会社でコンプライアンス管理の仕事をしてます。

qbc:楽しいお仕事ですか?

安東:。楽しいか楽しくないかで言ったら楽しくない寄りになると思うんですけど。
部品工場で法律に引っかかるようなことがないかっていうのをチェックしたり管理する仕事してるんですけど。実際に是正したり改善したりっていうのは工場の方々がやってて、私達はそれを管理してるだけ。
進捗どうですかとか、ここ直してくださいとかっていう部署なんですけど、実際動くのは現場の方なので。
ていうのが、あんま自分の性に合わないのかなって思ってて。改善するなら自分でやりたいっていうのと、人に何かしてくださいっていうのがあんまり得意ではなくて。
自分が直接一緒に改善できるわけじゃないのに、やってくださいって言わなきゃいけない状況が苦手で。そこが今あれですね、ちょっと。

qbc:そこが楽しくない?

安東:そう。

qbc:その部署以外はやったことがないんですか?

安東:そうですね。入社してから1年目は工場の現場を知るっていう意味で、1年間研修があって。そこで現場の方と一緒に作業してて、そこで一緒に改善とかも一緒にやって、っていうのを経て本配属で今の部署に来たんですけど。
そう考えると1年目の方は一緒にやれる、直接話聞きながら一緒にやれるっていうので、そっちは結構楽しかったかなと思いますね。

qbc:どういう部署が良かったんですかね?

安東:元々志望していたのは、管理部門の中の調達のところを希望してたんですけど。
事業の流れ全体やいろんな部署が見えて面白いかなって思って。
でも今考えたら、同じ管理っていう括りではあるので、もしかしたら業務内容は今と同じような感じで、不満を感じていたのかもしれないと思います。

qbc:仕事に打ちこみたいタイプの方?

安東:そんなことなくって。
今の会社を選んだ理由の一つとしては、地元に戻れるっていうのと、あとは仕事以外にも好きなこと、興味のある分野がいろいろあったので、自分の時間を大事にできそうだなってところ。
もう1個が、現場に行けるっていうので。管理の仕事をするにしても、物が生まれる場所で、ちゃんと一回どういうふうに仕事をしているのかっていうのを見てくるためにその研修があるんですけど、それがすごくいいなって思っていて。
ちゃんと足を運んで見に行くっていう考え方があるのが、すごいいいなと思って。

qbc:それでは、今何してるのが一番楽しいですか?

安東:家でコーヒーを挽いて飲んでるのが、一番楽しいです。
ハンドドリップで淹れてます。豆挽いて。

qbc:豆はどこで買っていますか?

安東:買うところは今バラバラで。静岡メインなんですけど、焙煎所で豆が売ってるとこに行って買ってきて。その記録のために、特に誰に見せるとかでもないんですけど、インスタにどういう味だったかとか、このお店どんな感じだったのかって記録してます。

qbc:その他はどんなことをされてますかね?

安東:これからっていう感じになるんですけど、7月に会社を退職して、留学に行こうと思ってるので。その準備を今してる最中です。

qbc:留学の準備ってどういうことするんですか?

安東:まず私は情報がなかったので、相談できる場所を探して、エージェントの方と話しながら、まず行く期間と場所を決めて。
今実際に航空券取ったりとか、ビザの申請をこれからするんですけど。それと現地の滞在場所を決めたりとかっていうのを今やってます。10月には行くので。

qbc:今、どんな気持ちですか?

安東:今、仕事もあって準備もしてて、結構バタバタしてるので、まだ感情は沸いてないんですけど。
でもやっとプランが具体的になってきたので、本当に行くんだな、楽しみだなっていう方が勝ってますかね。

qbc:行く場所決定しました?

安東:はい、決まってます。まずタイに語学で行ってから、ニュージーランドに行きます。
タイは語学留学メインなんですけど、タイもコーヒーを育ててるところがあって、カフェがすごい多いのでそこを見たり。
ニュージーランドはワーホリビザで行くんですけど、1ヶ月だけ語学学校通って、その後はもうワーホリビザで働きたいなと思ってて。
学生時代勉強してた農業の仕事か、バリスタの資格をとれる学校もあるので、勉強してカフェでも働いてみたいなと思ってます。

qbc:コーヒーってがっちり好きなんですね。最近ハマってるだけって感じなのかと誤解してました。

安東:確かにガチで好きかもしれないですね。
最初にちゃんと飲んだのが、東京で就活してる時の面接の合間時間で。
カフェに入ったんですけど、そこのコーヒーが種類もたくさんあって、一つ一つ豆の説明がちゃんと書いてあったんですね。産地とか、こういう特徴だよとか。
何回か通って、豆とか焙煎度合いでこんなに味変わるんだ面白いなって思って。
そっから自分でも入れるようになって。で、最近知り合いのお店で焙煎もちょっと勉強するようになって。
元々趣味で普通に好きだったんですけど、ちゃんと勉強してみたいなっていうのが、今あります。

qbc:どんな味のコーヒーが好きですか?

安東:本当にいろいろ種類があるので。でも一番最初に美味しいなって思ったコーヒーが、ちょっと深煎りめでコクがあって、ちょっと複雑な味というか。後味にコクもあるし、フルーツっぽい香りもするしみたいな。
そういう複雑な味のコーヒーが好きかもしれないです。

qbc:コーヒーのどのへんが好きですか? 一杯の飲み物というより、もうコーヒーカルチャーじゃないですか。味だったり、カフェの雰囲気だったり、たくさんの要素のどこがお好きなのでしょうか。

安東:もちろん味が好きなのもありますし。あとは、挽いて飲む時間。
カフェでも飲むんですけど、自分で豆選んで挽いて飲むっていうその時間が、時間の流れから解放してくれる感じがして、世の中の時間の流れから。それが好きですかね。

qbc:いつ飲みますか?

安東:仕事終わったら。まあ、帰ってきてから。

qbc:すぐ?

安東:帰ってきてすぐ飲みますかね。在宅勤務とか、休みの日だったら、午後2時とか3時とか、お昼の午後になります。

qbc:どんな気持ちになりますか? 時間から解放された時の気持ちというのは。

安東:多分、一番落ち着く時間ではあると思うんですけど。考えなくていい。結構普段、頭の中で何かしら考えてる。
皆さんそうかもしれないんですけど、何かしら考えてる。ずっとバーって思考が止まらないタイプなんですけど、その時間は「ふっ」て無になれるというか、だからたぶん落ち着くんだろうなって思います。

qbc:海外ですけど、なんで行こうと思ったんですか?

安東:5月に結婚して。

qbc:え、おめでとうございます!

安東:ありがとうございます。この先、私は子供が欲しいなって思っているので、初めてそこで結婚するってなって人生を逆算して考えて。ってなった時に、海外に旅行とかは行ってたんですけど、長期間暮らしたことがなくって、それを子供産まれる前にやりたいって思って。
今の会社にいたら出向とかでいける可能性はあったんですけど、出向ってなると5年間ぐらい向こうに行くことになって。
単身赴任は、子どもの成長を5年間見られなくなる。一緒に行くってなっても家族に何かしら別れとか諦めとかを強制させることになるかもしれないし。ってなったときに今のうちに一人で行った方がいいなって。
やっぱり子供が生まれる前の方がいいなってなって。で、結構ぱっと決めました、それは。

qbc:結婚してから決めたんですか。

安東:結婚する時期が決まってから決めました。

qbc:パートナーはどういう反応でした?

安東:ずっと行きたいなとは言ってたので。今行っとかないと、歳とってからもずっと、あん時行けばよかったなって言い続けるから、行った方がいいんじゃないって。
ありがたいことに、行ってきたらどう? みたいな。向こうはそんなに海外に興味がある人ではないので、俺は一生取らない選択肢だと思うから、子供ができた時に選択肢の一個として海外に行ってる人がいるっていうのはいいことだと思うから、って言ってくれましたね。

qbc:あら、いいお話。

安東:ありがたいですよね。

qbc:なるほど。その他、何か今しているってことありますか?

安東:書くってことを始めたっていうのがあって。今までSNSをずっとやってこなかったんですけど。たまに見ることはあっても、自分で発信するっていうことを一切やってこなかったんですけど。
それを去年の11月に初めてnoteっていうツールを知って、初めて書いて、発信してみるっていうのをやり始めました。

qbc:端的に、どうです?

安東:面白いです。書くことは、学校の課題の範囲でなんですけど、元々そんな苦じゃないなと思いながらやってて。でも、自分でやろうとは思わなかったんですね。
でも、やっぱ書くのが面白い。話すのよりも、自分の頭の中にあるものがちゃんとものになるというか、目に見えるようになるっていうのが面白くって。細々とですけど続いてますね。

qbc:どれぐらい続けられてますか?

安東:去年の11月に始めて月何本かとかですけど。ちょこちょこ書いてますね、空いた時間に。

qbc:気持ちとしてはどんな感じの気分になります?

安東:今までSNSやってこなかった理由としては、本名でやるってなると、知ってる人がフォロワーになると、その人たちの顔が浮かぶじゃないですか。ってなった時に、自分が何か発信するってなると、この人これどう思うかなとか、この人これ読むの嫌なんじゃないかなと思って発信ができなかったんです。
今、完全に名前を明かさずにやってるっていうのもあるし、まだ日記みたいな感じでそんなに読まれてもないし、なんていうか自由に言葉を発信できてる感じはありますね。

過去:いろんな人と会えて、いろんな考え方が知れたっていうのが、すごく良かったなって思います。

qbc:過去についてお伺いしていきます。子供の頃はどんな子供でした?

安東:どうだろう。子供の頃ですよね。元々いろんなことに興味はあったかもしれないです。興味は小さい頃から広かったかもしれないですね。

qbc:外で遊ぶことが多かった? 家で遊ぶことが多かったですかね?

安東:両方多くて。すごい遊んだと思うんですよね。
習い事も、自分が好きでやらせてくれって言った習い事をやっていて。
平日はほぼフリーでほぼ毎日遊びに行って。外で体動かすのも好きだし、本読むのも好きだったんで、どっちもしてました。
だから外で遊べる友達と、一緒に図書館とか行ける友達と、自然といろんな子と遊んでたかもしんないです。

qbc:小学校上がる前はどんな感じの遊びをしてました?

安東:結構記憶しっかりありますね。木登ったりとか。鉄棒したりとか、泥団子作ったりとか。
あと、絵本を毎晩親が読んでくれてました。毎晩なんで、多分それで文字というか、言葉に興味を持ったと思います。

qbc:性格的にはどんな感じなんですかね? おとなしいとか、活発とか。

安東:それも多分どっちもあって、明るい側面もありますし、気にしいなのはずっと昔から気にしいなので。
だから、小さい頃プレゼント買ってもらうとかってなった時に、ちゃんと嬉しいは嬉しいなんで、嬉しい気持ちは嘘じゃないんですけど、ちょっと大げさに喜んだ方が親喜ぶかなとか。そういうことを無意識に多分5歳くらいからずっとやってて。
なんで、元々お喋りだったらしいので。明るかったは明るかったと思うんですけど、落ち込むことも結構多かったし、ていう感じですかね。

qbc:それは、友達関係でも? 気にするっていうのは。

安東:そうです。自分が発した言葉、大丈夫だったかなとか。だから、それが結構ちっちゃい頃だと、この子と遊んでるとこの子と遊べないとか、相性があったりするじゃないですか、そういうのでどう立ち振舞った方がいいんだろうみたいな。
なので結構悩んだりとかしてたかもしれない。

qbc:習い事は?

安東:やってましたね。英語と運動しかしてないんですけど。ダンスは幼稚園から高校までやってて。

qbc:ダンスは、何ダンスですか?

安東:ジャズダンスです。ミュージカルの基礎というか、ベースとなるようなダンスで、一番幅が広いダンスですね。
ダンスと、あと一輪車、サッカー、陸上、体操、器械体操ですかね。

qbc:習い事、けっこうやられてますね。ご家族との関係はどんな感じでした?

安東:仲はいいと思う。今でも結構遊びに行きます、一緒に。

qbc:ご家族みんなで?

安東:バラバラで行ったりしますね。お父さんと2人で行ったりとか、お母さんと2人で行ったりとか。

qbc:お父さんと2人でも?

安東:行きます行きます。お父さんとは山行ったりします、二人で。
兄弟の関わりは薄れてるかもしれない。大学で各々実家出ちゃったので、会う頻度少ないかもしんないです、だいぶ。

qbc:上下どっちにいるんですか?

安東:妹と弟がいます。

qbc:なるほど。小中高と、その他何かありますか?

安東:何回か学級委員やったんですけど、やりたくないなって思いながらやってて。
やりたいって人がいなくって1回投票か何かで決まったのかな。目立つのは嫌いじゃないんですけど、人の上に立つってのがあんまり好きじゃなくって。人をまとめるとか。
そのポジションからフリーでいたい気持ちがあって。あんまりやりたくないなと思いながら2回ぐらいやったかな。

qbc:人の上に立つ心をブロックするのは、なんでですかね?

安東:人の上に立つような人間じゃないと思ってるのかもしれない。

qbc:高校のあと、進路進学はどういう感じになりましたか?

安東:大学は、地元静岡で、そのまんま静岡かなってなんとなく思ってたんですけど、あんま考えてなくて。
ですけど高1の時に担任の先生に、牧場が好きとか水族館、動物園が好きとかその程度だったんですけど、農業に興味ありますって言ったら、先生が北海道の大学どうですかって勧めてくれて。そこで考えてもなかった選択肢だったんで、そこで初めて調べて。
北海道を勧めてもらった面談に母親も来てたんですけど、お母さんが行ってみようよ北海道って言って。そんで高1の夏に家族で北海道旅行行って。
ありがたかったんです、親の方が最初乗り気だったっていうか。で、見に行って、もう初めて行く場所、初めて乗る飛行機、初めて行く場所で。他を見てないんですけど、ここ行きてぇってなっちゃって。そこから変えずにそのまま北海道に進学しました。

qbc:北海道、どうでした?

安東:本当に行ってよかったなと思うんですよね。私が行ってた大学、いろんなとこから人が来てて。
農学部が有名なんですけど、総合大学なんで、いろんな県から人も来てるし、いろんな学部の人もいるしで。そこでいろんな人と会えて、いろんな考え方が知れたっていうのが、すごく良かったなって思います。

qbc:寮住まい?

安東:いや、一人暮らししてました。

qbc:海外からも?

安東:海外からも。何人か。

qbc:何が一番良かったんですか?

安東:サークルが一番入って良かったと思ってて。よさこいをやってたんですけど。
ダンスしてたのもあって、よさこい。北海道って、高知県のよさこいの鳴子持って踊る踊りと、北海道のソーラン節っていうのを掛け合わせて、よさこいソーランっていうのがあるんですけど。
そのサークルがすごい面白くて。一応踊るサークルではあるんですけど、踊ることが目的じゃないというか。

qbc:イベントも年1でありましたよね。

安東:そうです。北海道の大きいお祭りが年1であるんですけど、あとは地方の祭りだったりとか道外のお祭りも結構呼んでもらってたので、一年中呼んでいただけて、いろんなとこで踊りに行って。
その合間で旅行したりヒッチハイクしたりっていうのもあって、すごい面白かったです。

qbc:そういうサークルだと分かってて入ったんですか?

安東:いや、入った時はあんまりわかってなくって。新歓で見た演舞がすごい、上手いとか上手くないとかそういう範囲じゃない、生で見るからこそのパフォーマンス力の高さというか。
踊りはすっごい上手というわけじゃなかったんですけど、踊りの初心者の人とかもたくさんいるから。でも性格が踊りににじみ出ている感じがして。100何人で踊ってるんですけど、それぞれが面白くて。それで惹かれて入ったって感じですね。
入ってみたら踊り以外の面白いイベントもたくさんあったなって。

qbc:その後、進路はどうされたんですか?

安東:それから大学院に入って。大学院は国際系のところに行ったんですけど。海外実習とかあるような大学院に行って。
それで海外興味あるかもしれないなって思って。でも、よさこいで地方回ってたっていうのもあって、地方にも興味があって。地方ってなったらやっぱもう一回地元の静岡に戻って、地元で働ける、地元にフォーカスしてる企業で働いてみたいなって。
でも海外にも興味あるっていうので、地元にある海外展開してる会社に就職したんですよね。

qbc:学部の時って、農学部だったんですか?

安東:学部は、水産系で魚を勉強してて。で、大学院は農業系で海外にも海外実習とか行けたりという大学に行きました。

qbc:どっちが良かったですか? 水産と農業。

安東:どっちかって言ったら、院の方が面白かったんですけど。
水産学部っていうのは、元々希望してたわけじゃなくて。成績が足りなくて農学部に行けなかったので、水産学部に行ったんですけど。
そこで、学校の勉強に身が入らなかったのもあって。で、大学で青年海外協力隊の短期派遣を募集してたので、ちょっと学校の勉強をよそ見して行ったっていうか。でもそれがきっかけで院を選ぶっていう選択肢になったんで。面白かったのは院なんですけど、学部もそっち行ってよかったかなって。

qbc:短期の海外協力隊は何でどこの国へ。

安東:現地の水産事業を、1ヶ月生産支援するって。1ヶ月だけなので何かできるとかじゃないんですけど。セントルシアっていう、中米の。淡路島ぐらいの大きさの国なんですけど。

qbc:初海外?

安東:それは初ではなくて、2回目ですね。

qbc:観光以外で初?

安東:そうですね。観光以外では初ですね。いや、1回目も何かちょっと観光というか、無人島に行ってるので、観光なのかちょっとわかんない。

qbc:院ではどんな勉強だったんですかね。

安東:授業自体はいろんな分野の勉強ができるところで、農業、水産業、あと環境とか経済の授業がばーって受けられて。自分の専攻としては農業経済で、農村に住んでる方たちがどういう生活をしてるかとか、どういうコミュニティがあるのかとか、そういう勉強してました。

qbc:一つの地域の経済みたいな感じですかね?

安東:そうですね。私がやってたのは地域経済だったので、その地域でっていう。

qbc:なるほど。ちなみに、パートナーとはどちらで知り合ったんですか。

安東:よさこいのサークルで。

qbc:たまたま静岡の人と知り合ったんですか?

安東:いや北海道の人です。

qbc:パートナーさんて、今どこにいるんですか?

安東:今静岡に一緒に住んでくれてます。

qbc:いつ来たんですか。

安東:去年の6月に。

qbc:あ、じゃあずっと付き合ってて。

安東:そうです。こっちで転職してくれて、今一緒に住んでます。

未来:一緒にご飯食べるとか、会話するとか、そんな日常が楽しい人なんで、ぱっと変わることはないんですけど。この先もずっと楽しいんだろうな、みたいな想像できるし。

qbc:5年後10年後だったり、死ぬ時までにはこれをしておかなきゃとか、死ぬ時にこう思われていたいですとか、未来についてどういったイメージを持たれていますか?

安東:ゴールみたいなのはないんですけど、ずっと学び続けたいなと思ってて。やったことないことやってみるとか、知らないことを知るとか、そういうのをずっとやれたらいいかなと思ってます。

qbc:なぜですかね?

安東:そもそも、自分がやったことないことやるとか、知らないこと知るっていうのが好きっていうのはあるんですけど。
それをすることによっていろんな方向から物事を見られるようになったりとか。いろんな立場が分かるようになったりとかっていう、そんな人間でいられたらいいなと思ってるので。という理由ですかね。

qbc:そういう多角的なものの見方ができると、その人はどういう人だ、と思われるんですかね。
Aさんはいろんな角度から物を見てるから何々だよね、みたいな。

安東:いろんなところから見れたら、こっち目線なんですけど、人を理解できる可能性が広がるなと思うんですよね。どう見られるかとかは、あんまり考えてなかったんですけど。
自分側から見て、その人を理解できる可能性が1個増える。

qbc:人を理解したい?

安東:理解はできないと思うんですけど、他人なんで。
わかんないことの方が多い。
自分でも自分のことわかってないのに。
わかんないことが多いと思うんですけど、ある程度わかろうとする努力はしたいなと思うので。

qbc:なぜ人を理解したいのかって、わかります? このあたりがなぜの終着駅ですかね。

安東:なぜ人を理解したいのか。わかんないから、わかんないものだからわかんないままでいいやっていうのもあると思うんですけど。わかんないものだからこそわかる余地がある。これ答えになってるのかな。
知らないということを知る、に近いと思うんですけど。その余地があるものに対して、多分、自分の興味が向いてるからなのかな。

qbc:この歳までに何々をしておきたい、みたいなことはありますか?

安東:今んところは、静岡でお店やってみたいなって思ってるんですけど。
それこそコーヒーが好き。で、パートナーは日本酒が好き。私も日本酒は好きなんですけど。
どっちも結構カジュアルに、何も知らなくても楽しめるもんだと思うんですよね。けど、リテラシーっていうとあれですけど、知識がないと楽しめない部分もあるじゃないですか。食べ物とか、音楽にもそういうところがあると思うんですけど。
知ってないと何がいいか分かんないとか、知ってないと自分の好みが分かんないとか。
その辺の知る面白さっていうのを伝えるというか、体感してもらう場所として、お店っていうのやってみたいなってちょっと思ってます。

qbc:なるほど。いつやりたいですか?

安東:どうなんだろ。今すぐにってわけではないんですけど、また子供ができたら変わってきたりはするかもしれないんで。ある程度後にはなるのかな。
50、40、もっと早いかもしんないんですけど。それぐらいでもいいのかな。
ビジネスとしてじゃなくって、ある程度お金に余裕がある状態でやれた方がこっちも楽しいと思うので。

qbc:ところで、ご両親の性格っていうのは? どういう感じの人たちですか?

安東:結構、似てるところあるかもしれないです。
いろいろやってみたいっていうのは母親がそうで。両親とも教員なんですけど、お母さんは教員の仕事をずっとしてたんですけど辞めて。最近になって介護士の資格とヨガのインストラクターの資格を取ったんですよね。で、登山も毎週1人で行ったりし始めて最近。
介護施設で働くようになって、それこそ逆算したのかもしれないですね、あと何年遊べるかなって。大学も県外出てる人なんで、いろいろしたい、っていうのがお母さんで。
知るのが楽しいとか勉強するの楽しいっていうのは、多分父親の方で。お父さんもずっと教員してて、今年定年退職したんですけど。何か気になったら調べるとか、そういうのは父親に似てるかもしれないなと思います。

qbc:そうすると、自分の人生に一番影響を与えた人は誰ですか?

安東:もちろん父親母親が大きいとは思うんですけど、パートナーが大きいのかな。パートナーが大きいかもしれないです、一番。

qbc:なるほど。端的に言うと、どんな感じですか?

安東:パートナーは、自分が考えてることを自分の言葉で話すっていうのがすごい上手で。私、自分が考えてることを喋るってことがあんまりなかったんですけど、大学の途中ぐらいまで。
考えてることを話すのが楽しいって思えたのが多分パートナーと出会って初めてで。それこそnoteもやろうと思わなかったと思いますし、このインタビューとか受けようとかも多分思わなかったと思いますし。
自分との対話をするっていうようになったのも多分、パートナーと出会ってから。自分の考えを整理したりとかっていうのも。

qbc:何歳の時に出会ったんですか?

安東:出会ったのは、18歳ですね。大学入って。

qbc:同い年?

安東:向こうは浪人してるんで、学年は1個違うんですけど。同期です。

qbc:どうですか? 自分に一番影響を与えた人とご結婚されて。

安東:でも、ぱって変わることはないというか。日常が楽しい人なんで。
一緒にご飯食べるとか、会話するとか、そんな日常が楽しい人なんで、ぱっと変わることはないんですけど。この先もずっと楽しいんだろうな、みたいな想像できるし。

qbc:いつ結婚しようと思ったんですか?

安東:去年一緒に住み始めたくらいで、もう結婚するつもりで。
ゆるっと静岡で一緒に住み始めて。じゃいつ結婚しようか、5月ぐらいにしようかぐらいの。
その時点で、6年7年ぐらい一緒にいたかな。大学1年生から。

qbc:ところで、コーヒーを知る前のリラックス方法ってなんだったんですかね?

安東:なんだろう。リラックスとはまた違うかもしんないですけど、本を読むのが時間は忘れられるというか。

qbc:一番好きな本は何ですか?

安東:うわー。難しい質問だなぁ。ちっちゃい頃読んだ本なんですけど、『大草原の小さな家』っていうローラ・インガルス・ワイルダーさんって人が書いたアメリカの本で。
家を転々としながらの暮らしを描くっていう。日常系が好きなのかな。普段の生活を綴ってる本なんですけど、一応半分実話みたいな感じで。その本がすごい好きでしたね。

qbc:他は? 何系が好きとかでもいいですよ。

安東:小説が一番読んでます、多分。小さい頃に。

qbc:もしもの質問というのをしているんですけれども。
もしも学生時代にパートナーと出会ってなかったら、どういう人生になっていたと思いますか?

安東:あ、出会ってないってことはサークルにも入ってないってことになるんだ。

qbc:そうなんですね。そうすると、サークルも無しですね。

安東:無しにしたらどうなってたんだろう。
でも、それも楽しかったと思うんです。よさこいしなかったらカヌー部に入ろうと思ったので。そこの人たちも面白かったので、新歓行った感じすっごいおもしろそうな人たちだったんで。
それはそれで、面白かったのかな…とは思うんですけど。想像できない。でも何か戻るとしても同じところ行きたいなと思いますけどね。同じルートをたどりたいなと。

qbc:なるほど。普段は、何を考えてるんですかね。頭の中で考えが巡っているのを、コーヒーを飲んで一休みしているっておっしゃっていましたが。

安東:人といる時は、目の前の人の表情とか見て考えてますね。
一人になった時は、昔のことを考えることが多いかもしんないです。昨日のあれを思い返して反省するとか。
直近とか昨日のあれとか、昨日のことどうだったとか。あれこうしたらよかったかなとか。
一人でいると結構そういう考えにはまっちゃうことが多いかもしんない。
考えること、大体そうかも。何考えてるんだろう。

qbc:では、今までで一番楽しかったことってどんなことですか?

安東:一番か…もうこれっていうイベントがぱっと思いつかないんですけど。あれですね、なんかご飯食べながらとかお酒飲みながらとか、人の考えを聞けて自分の考えを話してるっていう時間が多分一番楽しいです。友達でもパートナーでも。

qbc:そういう楽しさは、いつ知りました?

安東:多分、サークルに入ってからですかね、よさこいのサークル入って、人と過ごす時間が多かったんで。
自分の家へ来て、夜ずっとご飯食べながら喋るみたいなのをほぼ毎日やってたので。それが一番楽しいかも知れない。

qbc:中高の頃って、部活は。

安東:中学が陸上部で、高校がテニス部です。

qbc:なるほど。団体戦じゃないですもんね。

安東:そうですね。ほぼ個人競技みたいな感じなんで。みんなと仲良かったんですけど、自分は自分で。

qbc:よさこいソーランっていうか、お祭りの踊りって、コミュニティのためのものだもんね。

安東:そうですね。かといって、チームプレーでもないっていうか。他のバスケとかバレーとか、そういう競技みたいに。

qbc:一丸となるためだけのって感じか。

安東:そうなんですよ。よさこいは、多分それがちょうどいい塩梅で。
それぞれ自立した状態で人と関われるっていうのがすごい居心地良かったですね。

qbc:無理やり結び付けちゃうと、地域経済への関心と共通点はありますか?

安東:でも、似てると思います。地域で農業とか、地域でお店。
例えばお店やってる人とかも、各々が自立しつつ、関わり合うっていう、その関係性が多分すごい面白いなと思ってて。居心地いいし面白いなと思ってて。
そういうとこに関わりたいんだろうなとは思いますね。
やっぱ会社って難しいって思います。組織でって。

qbc:それでは、最後に言い残したことがあればお伺いしています。

安東:今、私あんまり準備せずにインタビューに臨ませてもらったんですけど、話してたら繋がるところがいろいろあって。
こうやってバーって辿っていったら、なんかしら自分の思考が共通点とか繋がってくる箇所があるなって思ったので、今日インタビューを受けさせてもらえてすごいよかったなって思ってます。
ありがとうございます。

qbc:褒めていただき、ありがとうございます。

あとがき

ぽろんてね。ぽろんぽろんぽろんてね。ああそうだね、そうだね。明日は私が主役になれる日だね、そうだね。だね、そうだね。分かってる。と、いうことでいかがだったでしょうか、今回の無名人インタビュー。いつしかあなたの気持ちがコメント欄に感想として書き込まれることを、願ってやみません。
いかがでしたでしょうか今回の無名人インタビュー。そうですねえ。
私自身の疑問として、どうして人は他人のことを知りたがるのか、というのがあるんですね。ほんと、どうして他人に興味を持つのって。他人が自分と違うことしていると、まあ気になったりするわけです。あのブドウは酸っぱいに違いないとか、隣の芝生は青く見えるとか。そういう諺、俚諺は枚挙にいとまがありませんことよ~わたくし皆さま方のことが気になって気になって仕方がありませんワ~。
ということで、他人に興味を持つ人間のほうが、やっぱり他人から学習しやすかったり、あるいは他人を征服する機会が多くなるって算段なんですかねやっぱり。そういうことで。あはは。
ということで、人間は他人のドラマから目が離せないのですね。
知りたい、知りたい、知りたい。とにかく、知りたい。
そういう好奇心のとがった鱗が刃になったチェーンソーみたいな存在なんです無名人インタビューは、私にとっての

インタビュー担当:qbc

編集協力:安東まつ

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