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教育が趣味の大学生の人

おままごとやってましたか? 僕ね、僕qbcやってましたよ。おさななじみが女の子だったのでね、やってました。江古田に住んでいたときもおさななじみは女の子だったし、小平に引っ越してきても、近所の女の子と仲が良かった。
そこで、その子の家で、お人形遊びをすることが多かったんですね。
嗚呼。お人形遊びとおままごとは、違うか。そうか。
そういうと、それだと、私、僕、おままごとはやったことがなかった!
「やったことがなかった!!」
いや、やったことがないんじゃない、やったことはあったかもしれない!
でも、その回数は極端にすくないだろう!
1回、いや2回? 3回4回5回?!
わからない。
まったく、まったくもってもう、検討が、回数の検討が、目星がつかない。。。
仕方ないね。
いずれにしろ、樹木の形をした家を使って、シルバニアファミリーやリカちゃん人形的なオモチャたちで、私とそのおさななじみは、ひねもす遊んだってことですわあ。
そして私は、その幼馴染と。。。
それから一緒に。。
一緒に。。。は、特にならなくて、もう連絡もつきやしません。
子供の頃のことは、きっと重要です。もちろん。まあでも、挽回できるかな。ふんばろう!!!!!
ということで、今日も無名人インタビュー、発信です!!!!!
【まえがき:栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは 高橋希 さんです!

現在:教育が趣味

ナカザワ:のぞむさんは今何をしている人でしょうか?

のぞむ:東京の大学で教育について学んでいて、今3年生です。大学教員免許を取る予定で、今年の5月6月ぐらいに教育実習があるみたいな、そんな感じのタイミングです。
大学ではサークルとか部活よりは、自分の興味あることを課外活動としてやってるのが大きいですね。
具体的には、学校でインターンをさせてもらってて、週1回行ったり、オンラインでの高校生の探究学習のプログラムの運営とかもやってます。
あと、アルバイトみたいな感じなんですけど、放課後等デイサービス、発達障害の傾向がある小学生から高校生が対象の、学習塾に近い感じなんですけど、そういったところでも一応スタッフとして働いてます。今はそんなことをやってる人間です。

ナカザワ:なるほど、ありがとうございます。1個ずつ聞いていこうかなと思うんですけど、まず教育について学んでるってところで、具体的に専攻としてはどういった分野なんでしょうか。

のぞむ:教育学科なんですけど、教員を養成する学科ではなくて、いわゆる教育学を広く学ぶ、そういった学科で。
今入ってるゼミは教育方法学っていうゼミなんですけど、教育方法っていうぐらいなので、学習環境だったりとか、どういった授業の組み立て方がいいのかとか、論文読んだりとかディスカッションしてるみたいな、そんな感じで。僕自身も教育について学んでる、としかまだ言えない状態なんです。
今ちょうど卒論の構想を考えているところなので、おそらく今後自分の卒論のテーマが明確になってくると、今自分こういうことやってますみたいなところを話せるのかなって思うので、今ちょっとまだ広くて伝わりづらいところは正直あると思います。

ナカザワ:絞るというよりは、広く学んでいらっしゃるって感じですかね。

のぞむ:そうですね、いろんなところに興味関心はあるんですけど、一番は学校教育に関心持ってるかなって思ってます。

ナカザワ:さっきお聞きしたところで言うと、知らなかったんですけど、学校ってインターン受け入れてるんですね。

のぞむ:結構珍しいですね。教員養成系の大学だと一、二年生のときから大学の付属校で実習をすることはあるんですけど、それ以外はほとんどないみたいなので。
今、インターンとしては二校目で、私立の中、中高一貫小学校から短大まであるような学校の中学校に行ってるんですけど、その前は埼玉県の小学校でも現場に入らせてもらった経験があって。それは完全に自分で開拓して、応募して現場に入ったので、学校インターンというもの自体も結構珍しいかなと思います。

ナカザワ:あまり学校インターンのイメージが湧かないんですが、学校で具体的に何をするんですか。

のぞむ:教育実習とかだったら科目を持って授業をするんですけど、そういう感じではなくて広く関わるという面が大きいです。
小学校に行っていたときは、朝の会の前に宿題を集めたりとか、授業中だったら、僕自身が丸付けしたりとか。そういった細々とした先生のサポートの業務をしながら子どもたちと関わるみたいな、そんな感じで。
忙しい先生方のサポートをするっていうところと、自分自身が現場の経験を積むみたいなところで、win-winだよね、というかかわり方でした

ナカザワ:それはいつからやってらっしゃるんですか。

のぞむ:最初の小学校の方は2021年10月から去年の3月ぐらいまで半年ぐらいやってて、去年の4月から中学校の方の、また別の中学校の方でインターンを始めて、今も続けています。
今行ってる中学校の方はまたちょっと小学校と関わり方が違うんです。
特色のある学校で、その学校、水曜日は全く授業がないんですよ。プロジェクトというか、ラボっていったりするんですけど、各先生がラボを持って、生徒は行きたいラボに入って1日探求を進めるみたいな、そんな取り組みをやってる学校なんです。僕自身もその水曜日だけ行って、そのプロジェクトとか、探究とかを一緒にやっています。

ナカザワ:その学校ならではの関わり方っていう感じですね。

のぞむ:そうですね、かなり特色があるので、すごく貴重な経験をさせてもらってるなって。先生方のバックグラウンドも多様で、二刀流というか、学校で働きつつ企業と契約してる先生もいるぐらいで。そこの働き方はすごく新しいなってのは現場入って感じましたね。

ナカザワ:あと放課後等デイサービスですね。これはどのぐらいの頻度で行ってらっしゃるんですか。

のぞむ:基本平日のセッションと、土日のプログラムの構成になってて、平日は毎週月曜日に週1回行ってて、休日の方は日曜日隔週でいるみたいな、そんな感じです。
平日に関しては基本的に、やりたいこととかやるべきことを一緒に計画を立てて、それを一緒にやってみて振り返るみたいな、そういうサイクルです。
休日の方は特徴があって、お仕事を体験するっていうことをやっています。働く力を身につける、そういったプログラム。
例えば、架空のエントリーシートを読んで、その中から2人採用します、誰を採用しますか?みたいなことを話しあう、そうやって人事の仕事を体験するとか。
その中で、時間意識が薄いお子さんとか、言葉遣いがどうしても尖ってしまうお子さんとか、働くときにやっぱそういう特性って障壁になってくると思うので、働く力を身につける、そんなプログラムをやっている感じです。

ナカザワ:指導員さんという立場なんですか?

のぞむ:ちょっと細かい話になってしまうんですけど、大学在学中で指導員の資格がないので、アルバイトというか、一応インターンみたいな感じで入っています。他のインターンの人は資格を持ってる大学院生の人が多くて、僕は全然まだ学部生なんで、結構珍しいというか、資格が全くない状態で入らせてもらってるって感じです。

ナカザワ:これもご自身で探して始めたものですか。

のぞむ:そうですね、これも自分で。きっかけとしては、小学校でインターンしたときにたまたま支援級の方をお手伝いさせていただいたことがあって。そこでの経験が自分の中で大きかったんですよね。
エピソードとして覚えているのは、体育の授業のときに、縄跳びがほどけなくてなかなかできない子がいたんです。僕はその時に手伝おうとしちゃったんですよね。
でも先生は、その子の課題は、その周りの人に援助要請をする、手伝ってくださいって言うことだから、今はそっと見守っててねって言われて。
こういう関わり方って初めてだったので、そこの衝撃があって、特別支援教育というか、そういったところに関心を持って、自分も福祉というか、そういった現場で働いてみたいと思ったので、探して働き始めたみたいな、そんな感じです。

ナカザワ:なるほど。さらに自分で教育方法学、オンラインで高校生探究学習にも関わっているっておっしゃってましたよね。

のぞむ:そうですね、オンラインのプログラムで、教育ラボとか、国際問題ラボみたいな感じで、九つぐらいの分野にわかれていて、3ヶ月間グループで探求をしていくみたいな、そんなプログラムですね。説明が難しいんですけど。

ナカザワ:これもご自身で始めたものですか。

のぞむ:元々あったプログラムに参加しているかたちですね。
関わり方としてはそれぞれのラボ一つに対して大学生のディレクターが1人ついて、一緒に学び合っていくみたいな、そんな感じなんですけど。僕もふとしたタイミングでディレクターっていうのを始めたんです。その時は全然運営じゃなかったんですけど、気づいたら今は運営みたいな感じで。ラボのディレクターをしている大学生の相談とかマネジメントに関わっています。

ナカザワ:これは放課後とか多いですか、やっぱり高校生の終わった後とか。

のぞむ:基本的に全部オンラインでやるプログラムなんで、時間帯としては、8時9時以降とかが多いんですかね。

ナカザワ:高校生はどんな子が参加してるんですか。

のぞむ:そうですね、いわゆる高校生の課外活動みたいな感じで参加してきてくれる子が多いです。この探求プログラムは、もともと福井の地域密着型プログラムで、福井県の企業さんと関わりがあるんですね。
もともと対面でやってたものが、コロナとかがあって今完全オンラインになってます。
プログラムの特徴として、例えば教育ラボとかだったら教育に精通してる企業さんとか、大人の方も提携先みたいな感じでついてて。高校生とディレクターの大学生、そして提携先の大人が学び合う、そんな感じですね。

ナカザワ:今は学生、大学生も高校生も福井以外の方も多いんですか。

のぞむ:そうですね、僕自身も東京なんで全く最初は福井にゆかりも全くなくて。
高校生側も関東圏から探してきてくれる子が多いです。福井県では学校でチラシが配られて、そのチラシを見て先生からすすめられたみたいな子も最近多くて、参加してきてくれるんですけど。
特に関東圏の子は自力でやっとのことで探してきました、みたいな子も最近すごい増えてきて、全国に今後広げていきたいよね、みたいな話もしています。
提携先も今は福井の企業さんが中心なんですけど、今後それ以外のところでも広がっていったらいいよねと今話し合ってます。

ナカザワ:なるほど。すごく盛りだくさんな毎日を送られてると思うんですけど、何か趣味とか、何か教育以外の分野で好きなことってありますか?

のぞむ:教育が趣味みたいなところは正直あるとして、それ以外でしたら、趣味としては、おじさんみたいなんですけど、温泉行くのが好きで。
あと、また地味なやつですけど読書とかも結構したりとか。
あとそうですね、最近あんましなくなっちゃったんすけど、高校のときに山岳部っていう山登る部活に入ってて、登山とかハイキングとかも好きですかね。
あんまり趣味が多くない人間なんで、そうですね。ぱっと出てくるのはそんな感じですね。

過去:考えてやってみて、うまくいくみたいな、成功体験を積むのが自分の中で面白かった

ナカザワ:子どものときはどんなお子さんでしたか。

のぞむ:本当に好奇心の塊だったのかなって今振り返ると思ってて。何に好奇心を寄せてたかっていうと、僕は昆虫がめちゃくちゃ好きで、小さい頃から。小学生のときは周りから昆虫博士って言われるぐらい。親を公園に連れ回して一緒に虫取りしてた、そんな幼少期ですね。
興味の幅はそんな広くはなかったんですけど、本当に今でもよく覚えてるぐらい、興味持ったところに対してはもうとことん突き詰めるような、何か本当に周りからどう見られるかとかは関係なしでも、ひたすらに好奇心を追求するみたいな、そんな幼少期だったなって思ってます。

ナカザワ:昆虫のどこが好きでしたか。

のぞむ:自分自身どんなところに楽しみというか、好奇心を持ってたかっていうと、どうやって捕まえるか、作戦を練るとかそういったところが好きで。狩猟民族みたいなんですけど(笑)
もちろん飼うのも好きで、どうやったら長生きするかなっていろいろ調べたりとか。図鑑とかも、何度も読むぐらい。
一番はやっぱり、どうすれば捕まえられるんだろうみたいな、コツとか戦略とかをすごい考えてたので。面白さとしたら虫捕りかなと。
動いてる虫も好きなんですけど、どうやって捕るかみたいなところが、一番心動いてた部分なのかなと思ってます。

ナカザワ:虫の生態じゃなくて、虫捕りをどううまくやるかという。昆虫は近所で結構捕れたんですか?

のぞむ:僕は結構バッタが好きで、近くの公園で取ったりとかはしてましたね。あとは、学校の昼休みとかも取りに行ってましたね。友達を引き連れて。
これなんていう虫なの?って聞かれたら答えたりとかしてました、詳しかったんで。

ナカザワ:なるほど。のぞむさんはいつまで昆虫博士だったんですか。

のぞむ:小学校、中学に入る前ぐらいまでですかね。中学入ってからはあんまやんなくなっちゃいましたね虫捕りとかは。

ナカザワ:そうなんですね。中学生になってからは何に好奇心が向いていましたか?

のぞむ:中学校のときは昆虫博士ではなくなったんですけど、生き物が好きだったんで、いつだったかも覚えてないんですけど、熱帯魚が好きで、魚とか水槽で飼ったりとかしてて。淡水とかで育てられる、フグとかもペットショップで買って育てたりとか。インコとかも飼ってましたね。セキセイインコ。
そういう意味では生き物好きなところは小学校のときから引き継いでた部分があって。

ナカザワ:なるほど。

のぞむ:あと、野球も結構ずっとやってて、小学校2年生のときから。中学は野球部で、そこも何か好奇心を追求してたのかなと思ってます。

ナカザワ:野球ではどういうところを追求してたんですか。

のぞむ:そうですね。やっぱりルールが結構難しいんですよね。色んなシチュエーションがあって、そのシチュエーションごとでどういうふうに動くかみたいな、変わってくるんで、そこをいろいろ考えるのが好きだったなって思って。そういう意味では僕は打つ方よりかは守る方がすごく好きで。小学生のときからもう打つよりも守りの方が好きみたいな、そういう感じだったんですよね。
やってたポジションとかも結構難しいポジションというか、動きがいろいろ変わるポジションをやっていました。
追求した部分としては、場面場面に合わせてどう動くかとか、戦略みたいなところなんですかね、多分。考えてやってみて、うまくいくみたいな、成功体験を積むのが自分の中で面白かったのかなって思ってます。

ナカザワ:ちょっと話戻るんですけど、インコとか淡水魚とかは、これも飼うのが面白かったんですか。

のぞむ:そうですね、淡水魚とかだと、どういった器具を使えばいいんだろうとか。家の近くにペットショップはいくつかあったんで、ずっと行って、どうしたらそのお店みたいな綺麗な環境を作れるんだろう、みたいなことを考えてましたね。

ナカザワ:なるほど。今は教育について興味を持って、大学もそういう分野に入られてるじゃないですか。教育っていうところに進もうと思ったのは何か理由があったんですか。

のぞむ:一番最初は中学生のときですかね。そのときになんとなく学校の先生になりたいなって思ってて。
野球部の顧問の先生が社会科の先生で、その先生がすごく生徒から人気があって。僕自身も結構社会科が結構好きだったんで当時から。自分の好きなことを教えられるっていい仕事だなみたいな。
その当時、関わる大人っていうのは家族と先生ぐらいしかいなくて、一番楽しそうに仕事してるのがその先生だったんで。自分も社会科が好きだから、社会科の先生になったらいいのかなと漠然と思ってて。

ナカザワ:なるほど。

のぞむ:ちょっと長期的なスパンの話になっちゃうんですけど、自分の中で教育についてより一段関心を持つようになったのは大学受験が終わったタイミングですかね。
そこまでいろいろあって。中学校のときのなんとなく学校の先生になりたいみたいな思いは、中学高校、ずっとぼんやりとあって、明確にこういうことをしたいとかがなかったんですね。やっぱり考える材料がなかったのかなって、当時は。関わる大人の数が少なかったので、自分の知ってる世界っていうのがすごく狭かったのかなと思ってて。
高校のとき、行きたい大学の学部は、たしか政治経済とか、社会学部みたいなところだった気がするんですよね。

ナカザワ:うんうん。

のぞむ:ちょっといきなり高校の話になっちゃうんですけど、高校受験は結構、頑張ったっていうか、推薦で学校に行ったっていうことが、すごく大きな成功体験で。その成功体験を積んだ上で高校に入ったら、進学校だったので、国立大学を目指せ、とか偏差値高い学校を目指せとか先生にずっと言われ続けたんですよ。
大学選びも偏差値と立地だけで選んで、難関の国立を受けて、案の定、落ちて。
落ちたタイミングのときに、自分の高校の3年間なんのために勉強してきたんだろうっていうのがわかんなくなっちゃって。受験が終わって2、3日したときに、3年間必死に第1志望の大学に受かろうと思って勉強してきた知識っていうのがどんどん抜けていくような感じがして。すごく空っぽというか、なんかそんな感覚があって。そこから自分自身が受けてきた教育、学校教育に対してあれって思うところが出てきたんです。
これも運命なのかなと思うんですけど、第1志望の社会学部を受けた大学に落ちて、第2志望が今行ってる教育学科だったんですよね。たまたま第1志望に落ちて教育に関心を持って、教育系の大学になったので、大学受験っていうのは一つのターニングポイントになったのかなと思います。

ナカザワ:今は、第2志望だった学校に通ってるんですね。

のぞむ:そうですね。

ナカザワ:高校のときは野球やってなかったんですか。

のぞむ:そこら辺の話はまだしてなかったんですけど、野球は中学校までですね。
高校からは新しいスポーツをやりたくて、思いつきで中学校になかった新しい部活に入ろうと思って、ハンドボールやろうと思って。投げるスポーツなので、できるかなと思って入ったんですけど、なんか全然うまくいかなくて。
人間関係も、先輩とも全然うまくいかなくて。しかも練習がハードすぎて、足つりまくるみたいな、なんかそんな感じになっちゃって。もう、無理だ、と思って、4月ぐらいに入部して3ヶ月ぐらいでやめちゃったんですよね。うまくいかなくて。
部活辞めちゃってもう何もない状態になっちゃって。
もう運動部入りたくないなとそのときに思って。でも運動は好きだから、中間というか、いい感じに運動もしつつも、運動部のノリみたいなのがあんまりないところに行きたいなと。たまたま高校に山岳部があったんで、あ、これちょうどいいなと思って。
全然経験者とかじゃなかったんですけど、夏休みから山岳部になりました。高校のときはそこから最後まで山岳部でしたね。

ナカザワ:今もたまに山に登ったりされてるってことでしたよね。

のぞむ:そうですね。最近がっつりは登ってなくて、日帰りぐらいですけど。
高校のときは夏休みに合宿みたいな感じで登っていました。本当に道具を揃えるところから始まったので、なかなか難しいところはあったんですけど。
山登りの面白さみたいなところでは、頭を空っぽにできるのがすごく自分にとっていいなあ、面白いなと思うところで。
悩んでることとか、これやらないと、みたいなことってたくさんあるじゃないですか。でも山登ってるときは、つらいからなのかわからないけど、無心というか、空っぽで。そういうのは一旦忘れて、そんな感覚でひたすら歩いてくみたいな。そんな感覚がすごく好きで。
あと、やっぱりなかなか頂上行くまでは全然景色が良くないとかあるし、なんか同じ道がもう何時間も続くとかも全然あるんで、過程を経て頂上に着いたときの達成感みたいな、爽快感みたいなのもすごい僕は好きですね。山登りの醍醐味かなと思ってます。

ナカザワ:野球とかの好きだったところって、やりながら考えてるところだったと思うんですけど、山を登るってことだと頭を空っぽにできるところがいいっていうのをおっしゃってて、ご自身としては中学と高校では結構変わったんでしょうか?

のぞむ:うーん、少なくとも自分自身の特徴として、すごくいろいろ考える性格だなっていうのは、今も引き継いでるところもあるなと思って。
そういう意味では、考え続けるってのは中学も高校も変わりなくっていう感じだったんすけど。
高校のときは正直、考えることに疲れてたのかなっていうのはあったんで。
人間関係もそうですけど、毎日勉強に追いつこうとするっていうところとか、思考することが多くて。
そこの部分に対して疲れもそうですけど、閉塞感みたいのも多分あったのかなと思ってて。山登りを始めたのもなんとなく部活に入ろうみたいな感じだったんで、たまたま山登りやって、その時に無心になるというか、考えずにいられるっていうところに気づいたので。やっぱり考えることが多すぎたのかなっていうところかなと思ってます。

未来:自分が中学生とか高校生のときにあったらよかった、機会とか情報とか、出会いを自分が届けたい

ナカザワ:のぞむさんは5年後とか10年後の未来についてどんなイメージをお持ちですか。

のぞむ:正直自分が1年後何してるかも想像できてないですね。
5年後10年後の理想としては、やっぱり好奇心は追求し続けたい、突き詰めていきたいなっていうのはあって。それがどういう形になるかちょっとまだわからないというじですね。
今、大学受験の経験もそうですけど、今まで積み重ねてきた経験から、学校での教育に関心を持っていて、やっぱりそこに関わりたいなって思っているので、5年後10年後、自分が学校の先生やってる可能性もありますし、先生ではないけど外側から関わっているのか、分からないですけど。もしかしたら学校以外で、社会教育というか社会の中での教育の場を作っているのかもしれませんし。

ナカザワ:大学受験後に教育っていうところに関心を持たれて、今は自ら開拓して、インターン見つけたりとか、イベントの運営側の方にイベントっていうか、運営側の方でそこ活動されてたりとかすごいなんか熱量が何かあるなと思ったんですけど、教育に対する思いって大学時代でどういうふうに変わりました?

のぞむ:そうですね、なんでしょうね。自分自身でも大学に入って本当にガラッと変わったなって思ってて。すごい実績を残したとかではないんですけど、3年間を振り返るとすごくいろんなことやってきたなと。
自分でも不思議で、なぜ自分が動いてきたのか、動きたいと思ったのかっていうのはすごい自分も興味があって。
やっぱり自分が受けてきた学校での教育みたいなところに対して、これって何かもっとよりよくできるよね、変わっていくべきだよねっていう、使命感みたいなものがあったのかなって。

ナカザワ:はい。

のぞむ:本当にたらればなんですけど、高校時代に大学生と話す機会があったらなとか、大人の人と出会う機会とかがあったらとか、自分の人生をどうしていくみたいなことを考える時間があったらなとかっていうのを思うんですよね。自分もいろんなことをやらせてもらってきたので、過去の自分の経験っていうところを少しでも何かしら形で還元できたらなみたいな。
自分が中学生とか高校生のときに、こういう機会とか情報とか、出会いがあったらよかったなっていうのを自分が今、届けるっていうのもなんか変ですけど、やっていきたいなって思ってるんです。
今までやってきたことも多分そういうことだったのかなって思ってます。

ナカザワ:どういう教育を提供したいですか。

のぞむ:僕自身が教育において大事にしたいところは、“好奇心”と“分かち合う”っていうところかなって思ってて。
今日ここまで話してきたように、幼少期から好奇心をもっていたこともいろいろあるんですけど、正直中学校高校のときは周りからどう評価されるとか、どういうふうに見られるかとか、あるいは、こういうことをしなければならない、テストの勉強しないといけないとか、受験に向けて勉強しないといけないみたいな、そういった義務とか他人からの目線みたいなとこにすごい囚われた自分がいたんです。
でも、小さい頃虫捕りをしてる自分とか野球をしてる自分って、他の人からどう見られるかってあんま気にしてなかったなって。ただただ自分の好きな興味のある分野を突き詰めて誰よりもそれを楽しんで、面白がってるみたいな。そういう経験って中学高校時代、何か一つあると、進路選択においても、偏差値とか立地だけで選ぶようなことはしないのかなって。

ナカザワ:なるほど。

のぞむ:自分はなんとなくこの二つの軸で選んじゃったんですけど、進路選択の場面で自分の好奇心を追求する機会っていうのがあったら、例えば自分は政治について関心があるとか、あるいは引っかかる部分があるとかっていうのがあれば、そういった軸で進路とか、自分の行動を選択できるのかなって思ってて。
なので好奇心っていうところ、自分の興味ある分野引っ掛かりのある部分を追求していくってのは自分の中で何か教育においてすごい大事なのかなって思っています。

ナカザワ:うんうん。

のぞむ:二つ目の分かち合いは、子どもたちに対して何かを与えるっていうあり方じゃなくて、僕自身も進路とかもそうですけど、いろんなことに悩んでいろんな壁にぶち当たってるからこそ、そういった経験とか悩みとかっていうのをお互いに分かち合うっていうのを教育において大事にしたいなって思ってて。
本当に僕も学ばせてもらってるところがあるので、相互の分かち合いっていうのが大事だし、一緒に考えて一緒に悩んで一緒に何かやっていくみたいなあり方っていうのを、僕は教育においてすごい大事にしてるのかなって思ってます。

ナカザワ:分かち合うってワードは今初めて出てきましたね。
高校のときの入試は成功体験で、でも一方で大学受験は第1志望に行けなくてって、文字だけで聞くと高校受験を成功して大学受験を失敗したって感じだと思うんですけど、でも聞いていてのぞむさんの人生においてどっちがいい影響を与えたのかっていうと、その通りじゃないのかなって思ったんですけど、。
そこがもし今と違った結果になっていたらどんな人生だったと思いますか。

のぞむ:そうですね、もし自分がその第1志望の国立、難関のところに受かってたら、正直、言い方あれですけど、人のことを差別してる人間になったのかなって思って。ある意味合格するってことはその受験っていう勝負の場において勝って成功者になるっていうところかなと思うので。もし受かってたら、今自分が課題感を持ってるようなところにも気づかずに、人のことを偏差値とかで見るような自分になってたのかなっていうのは思って。
そうですね、自分が受かってるってことは結果が出てるってことだから、そうじゃなかった人に対して、それってあなたの努力不足ですよねみたいな、自己責任のような眼差しを人に対して向けているような人間になってたのかなって思ってて。
そういう意味では、受かった先の未来を想像するとちょっとぞっとするというか、怖かったなっていうのはすごく思います。本当にわかれ道だったなっていうのは、今振り返るとすごい思いますね。

ナカザワ:死ぬときにどんな人生だったなと思ってたらいいと思います?

のぞむ:そうですね、感情というか気持ちとしては自分の興味ある分野、突き詰めたいところはやりきったっていう感じになってたら理想的かなと。そこに対して悔いなく、ああ自分、好奇心に向かって、いろいろ動いてきて、楽しかったな、みたいなそんな感情で、良い達成感が自分の中で生まれていたら、いいのかなって思ってます。

ナカザワ:なるほど。ありがとうございます。そしたら、言い忘れたなとか最後にいい残したと思うことがもしあればお願いします。

のぞむ:幼少期から大学に至るまで本当にたくさんのことを話したなと思ってて。最後付け加えるならば、大学4年生の1年間をどうしていくかというところを言語化できたらいいなと思っています。
最初に話したとおり、今年の4月には教育実習に行って、卒論を書いて卒業という流れになると思うんですけど。
今年1年、大学生活の集大成の1年にしたいなって思ってて。大学でいろいろ、変わった経験を積んできたので、それを一つの集大成にしたいなっていうのはあって。
今は進路を考えざるを得ない状態で。やっぱり周りの人が早くから就活をやってるのを見てきて、自分は正直何したいかがまだまだ不明確なところがあったので、去年は他の人との比較ですごく苦しんだんですけど、最近やっと自分のあり方として、好奇心を追求するところを大事にしたいなと思ってて。

ナカザワ:うんうん。

のぞむ:そういう意味で、一度は諦めたんですけど、やっぱり学校の先生になろうかなと、そんなことを考えてて。
今までは一旦社会にでて、社会人経験積んでから学校の現場に行こうとか、一旦大学院行って、大学院に行った後に先生なろうみたいな、なんかそんな感じで考えてたんですね。それで、大学院に行こうって思って実際に通ってる人とかに話聞いてた時期とか、実際に行きたい企業を結構本気で探した時期があったんですけど、正直あんまりワクワクしなかったというか、自分が前のめりになるような感じが正直ならなくて。そうなるとやっぱり学校の先生になりたいのかなと、今年入ってやっと気付いたというか。

ナカザワ:あー、なるほど。

のぞむ:本気で選択しようとすると、自分がその選択を求めているのか求めていないのかってすごくわかるんですね。その結果、今は学校の先生になりたいなと。
全然社会人経験とか全くない、本当に新卒みたいな感じで入るのがすごく不安なんですけど。今はそこに向かって頑張りたいなと、ワクワク感というか、ワクワクと不安の入り混じった状態かなと思います。大学受験のときは正直ミスっちゃったんで、今回は納得する形で選択ができたらいいなとは思ってます。

ナカザワ:ありがとうございました。

あとがき

何か大きな選択をするとき、自分自身の価値観とか、社会との関係性、精神性が否応なく揺さぶられることは、人生を積み上げてくると分かってくることかなと思います。

そのとき、自分の決断に関する意思の強さに関わらず、必ず何らかの形でフィードバックが返ってくる。

子どもが大人になっていく過程で社会的に用意されている決断の機会があるとすれば、それは大学受験と就職だったりします。
言い方を変えれば、それまでは恣意的な決定をしてこなくても生きられる人は多いのではないかと思います。

私自身もそうだったかもしれません。

比較的若い年代で、今、目に見えた活動を行っている人は、この辺りの決断機会をうまく使ってきたか、あるいはもっと前のタイミングで自身の決断なり他者の決断に巻き込まれるなりして価値観を再構築した人が多いと改めて感じています。

破壊はエネルギーであり、すべての創造の根源。
シヴァ神だって破壊と創造の神ですからね。

【インタビュー・編集・あとがき:ナカザワアヤミ】

【文字起こし:さりあ】

#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #大学生 #教育

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