見出し画像

何をしてもしなくても、地球に生まれてきた時点で「すべての人がアート」

「人間関係リセット症候群」と呼ばれてるやつ、あるらしいんだけど。
なんか、SNSとかのコンタクトリストが重くなって、アカウントを突然削除したりとか、リアルだと引っ越しとかいきなり音信不通になっちゃうやつ。
てかこれ、悪いことみたいに言われてたんですけど、めちゃ必要なことだと思ってます。
必要っていうか当たり前。
てか私も定期的にしています。
私qbcが初めてリセットしたのは、10年くらい前だったと思うんですが。30代前半のころ、ケータの電話帳を3件くらいにしたんですよね。で、そしたらものっそさみしくなって、なんとか探して10件くらいに戻しました。
で、まあ、このくらいだったんですよね、連絡とるべき相手って。
なんだよ、今、無名人インタビューってやってるじゃん、そこでたくさん関わりあるんじゃないの?? と思われる方もいるかもしれません。そうですね、その通り人付き合いは増えましたよ!
いやね、でもね、このアカウントは今年の頭に「qbc」というアカウント名から、「無名人インタビュー」に変えているんですよ。私がいなくなっても「インタビュー」というものは、今までよく目にしていた有名人インタビューとは違ったものとして世の中に広がってくれるでしょう。
人間ね、結局一人なんだから、一人になりやすいようにしておくべきなんですよ。
って、言ってもね、人間関係のシガラミから逃げられないイエの人とかも、いますよね。
人生いろいろですから。ね。ということで今日の無名人インタビューもお楽しみくださいませ!

今回ご参加いただいたのは Meg∞umi さんです!

過去:歌っているとき、膨大なエネルギーが頭上から下りてきて、ザーーッと体を駆け抜けるような瞬間。そのときの恍惚感が、もう至福そのものって感じです。

toki:今、何をしていらっしゃる方ですか?

Meg∞umi:お一人お一人の魂が歓喜しながら生きるサポートとしてセッションやワークショップをしています。
もうひとつは、身体表現や歌、自作のシナリオ作りや作詞、朗読したりとアーティストとしての表現活動。その2本柱でやってます。

toki:なるほど。趣味はございますか?

Meg∞umi:いまは趣味と仕事が一緒になっています。基本「仕事と旅と遊び」という3点セットで、いろいろ各地を回りながら仕事して遊んでいる感じなので、区切りがないんですよね。

toki:セッションというのは、具体的にはどんなことをされているのでしょう?

Meg∞umi:対話しながら、それをもとに、その方の魂が望んでいる生き方や具現化していくようご提案したり、一緒にワークをしたり...と。
お一人お一人に合わせて、オーダーメイドの内容でしています。

toki:どんな方がそのセッションを受けられるんですか?

Meg∞umi:わたしがアーティストということもあり、アーティストの方とか、クリエイターの方、あとはスピリチュアルリーダーとしてご活躍されていらっしゃる方も多いですね。

toki:なるほど。ありがとうございます。
先ほど、あまり仕事とプライベートとの境目がないとお話しされていましたが、そんな今の生活について、ご自身ではどう思われますか?

Meg∞umi:わたし自身がそれを望んでいたので。望んでいた通りになってるなと思ってます。

toki:ちなみに「仕事と旅と遊び」の、「遊び」の部分ではどんなことをされているんですか?

Meg∞umi:自然の中に行くのが好きなので、その土地の山に行ったり、海に行ったり。行った日程にぴったり合うものがあれば、ライブとかコンサートとか美術館行ったりとか。あと、その土地にいる友達と会ってあそぶこともあります。

toki:最近、やっていて1番楽しいことだったり、1番時間を使いたいなと思うことって、どんなことでしょうか?

Meg∞umi:2023年からは、歌の表現活動にいま以上にエネルギーを注いでいきたいと思っていて、歌を歌うのがとっても楽しいですし、そこをさらに鍛錬していっている最中です。

toki:歌を歌うことのどんな部分に楽しさを感じますか?

Meg∞umi:なんていうんでしょうか...ゾーンに入るときがあるんですね。踊ってるときもそうなんですけど。歌っているとき、膨大なエネルギーが頭上から下りてきて、ザーーッと体を駆け抜けるような瞬間。そのときの恍惚感が、もう至福そのものって感じです。

toki:歌を聴く人がいなくても、1人で歌っていてもゾーンに入ることができるのか、それとも誰かに聴いてもらいたいのかでいうと、その辺りはいかがでしょう?

Meg∞umi:わたし一人だけでも恍惚感や至福感があるんですが、歌を聴いてくださっている方と一体となってるときの方がエネルギーが循環して、それが拡大していく感覚がありますね。

toki:ご自身では、自分はどんな人だと思いますか?

Meg∞umi:クリエイティブな人間だなと思います。セッションにしても、誰かに習ったとか、師匠やメンターがいるわけでもなく、全部自分で、創造して創り上げています。わたしが朗読するシナリオも全部自分で書いてますし、絵や作詞作曲などもそうですし、何もないところから、クリエイションするのが好きですね。
それから、限られた人がアーティストなのではなくて、全ての人がアーティストだと思っていて。見える世界も全部アートとして見ているんですね。目に映るもの全てを。

toki:小さい頃は、どんなお子さんでしたか?

Meg∞umi:学校で結構いじめられていたり、家でも親の暴力とかがあったりして、どこにも居場所がなくって。感覚も敏感でしたので、大変でしたね、子供の頃は。
わたしの子どもの頃って、先生が暴力ふるうの当たり前だったんですけど、その暴力も、先生の愛からじゃなくて、エゴでやってるなっていうのも感覚でわかるタイプの子供だったので。そうすると、もう絶対謝らなくて。笑
で、先生をさらに怒らせて余計殴られたりとか。

なので、子供の頃は、楽しかった思い出があまりないですね。いじめられたり暴力があったりで、その頃は自分のことを汚らしい人間と感じてましたし、消えちゃえばいいなと思いました。

toki:そうだったんですね。

Meg∞umi:実は27歳のとき、鬱になって自殺未遂してるんです。そこから人生が変わりましたね。

toki:子供の頃は「居場所がなかった」というお話がありましたが、27歳までの間に、その状況に変化や波はあったりされましたか?

Meg∞umi:高校生までは結構そういう感じで、じぶんを押し殺して生きてたんですけど。
専門学校のインテリアデザイン学科に行くと、そこではいろんなタイプの人たちがいて。そこがアート的な感覚で、自由でいられるのがとても楽で楽しくて。
そこからちょっとずつ、自分を表現し出すことができた感じかな。

toki:なるほど。なぜデザインの専門学校に進学されたのでしょう?

Meg∞umi:カメラマンになるか、英語を学ぶか、デザインかの三択だったのですが、家が経済的にまあまあ苦しい家庭だったので、消去法で、入学金や授業料が一番安く、両親にも負担をかけないところにしようとデザインの専門学校を選びました。

toki:カメラマンか、英語か、デザインか、なぜその3択だったのですか?

Meg∞umi:現在も写真を撮っているんですけど、元々写真を撮るのが好きだし、外国も行くのも好きで(最近は行けていないですが)しょっちゅう行ってたので、全部好きなものですね。

toki:デザインとかカメラとか、そういった芸術には、小さい頃からご興味を持たれていたんですか?

Meg∞umi:そうですね。

toki:なるほど。ありがとうございます。
小学生や中学生の頃って、1人の時間はどういうふうに過ごされていたんですか?

Meg∞umi:そのときから結構、詩を書いたり踊ったりしてたんですよ。よく言うじゃないですか、子供の頃にやってたことが本当にやりたいことだとかって。振り返ればわたし、今も踊ったり、シナリオ書いたり、作詞をしてるので。子供の頃、いじめられて1人ぼっちの時間にやってたことが、今に通じてるなって思います。

toki:小さい頃は、性格的にはどんなお子さんでしたか?

Meg∞umi:すっごい人見知りでした。いじめ体験などから人間が怖かったので。

toki:先ほど、27歳の時に人生が変わったとおっしゃっていましたが、そこに至るまでのことをお伺いしてもよろしいですか?

Meg∞umi:専門学校を出てから、デザイン事務所やデザイン会社で、空間デザイナーとして働きながら、外国が好きで色んな国へ行ってたんですね。
行っていた国がインド、スリランカ、モロッコ、エジプトなどで、それらの国はすごく貧富の差が大きくて。都市に住んでる子供たちは、もうピッカピカのランドセルでベンツに乗って送り迎えされてるかと思いきや、農村の方に行くとトイレもなく、屋根もないところで子供たちが走り回ってたりいる光景を見て。すごいカルチャーショックだったんですね。農村に住む子供たちは勉強したくてもペンすらないので、途中から外国へ行く際は、出会った子供たちに文房具などを持参して渡したりしていました。

toki:はい。

Meg∞umi:でも日本に帰ってきた途端、物は全部あるのに、大人も子供も、目が死んでるしっていうことに、帰ってきてまた別のショックを受けて。外国の子供たちは、衣食住は恵まれていないけど、本当に目がキラキラして輝いてたんですね。「何だこれは!」と。
それで、まずは外国よりも日本...。それも外側ではなくて、まずは内面(心)からだと感じて、そこから心理学やヨガを学んでいた時期がありました。

toki:なるほど。

Meg∞umi:あと一方で、革命家になりたくて「自分が世界を変えてやるんだ!」みたいな感じで動いてたときもあったんですね。でもそれも、自分の正しさというものさしで動いてて。本当に視野が狭いというか、偏っていたものだと、あるとき気づいたときにガーーンと、その思考や概念がわたしの中から崩れ去って。

外側のモノゴトや誰かを変えるために動くよりも、まずは内側だと気づいて。外側の革命じゃなくて、内側の革命をしようと思って。
その内側の革命というのが、いまわたしが提供しているセッションやワーク・表現活動に繋がっていく根底になっています。

そんな最中、働いていたデザイン事務所が倒産し解雇になり、その頃はプライベートの悩みもあり、どんどん自分を精神的に責めていって絶望的になって、引きこもりとなり、気づいたら死ぬことしか考えられなくなっていて。で、ある日、睡眠薬を大量に飲んで自殺未遂をしたんですけど、親に発見され、目を覚ましたら病院の中でした。

toki:お話戻るんですけど、親御さんに命を絶とうとしているところを見つけられて、目が覚めると病院にいたと。そのあとはどのようになっていったのですか?

Meg∞umi:目が覚めたときも、半分ちょっと精神的に狂っているような感じで「もう殺してくれ!!」って点滴抜いて暴れたりして、退院した後も急に元気になるということでもなく...少しずつですね。色んな本を読んだり、親や友達と話したり、日常のふれあいや気づきから少しずつ元気になっていきました。

で、ある時突然「わたしは死にたいと思っていたけど、本当はそれだけ生きたかったんだ!死と生は同意語で一緒なんだ」っていうのが、バーーンっと腑に落ちたんですよね。そこから”生き直し”が始まったというか。いろんなミラクルなご縁が巡ってきたりと、人生のサイクルが変容していきました。そこで1回死に切った感じです。精神的にも身体的にも。

toki:死と生が一緒だな、というのって、Meg∞umiさん的にはどんな感覚ですか?

Meg∞umi:地球には陰と陽、男と女、善と悪など2元性がありますよね。でもそれって全部、表裏一体じゃないですか。それと同じように、死と生も同じ。どちらも良いも悪いもないし、どちらも尊いという感覚。

toki:Meg∞umiさんの言葉をお借りすると、その”生き直し”が始まってから、一番最初にされたことって何だったんですか?

Meg∞umi:その後にも、またちょっと大きな転機があって、ある方のプライバシーに関わるので、ここでは話せないんですけど、すごくショッキングなことがあったんです。
そのときに、ある友人が表現アートセラピーっていうのを紹介してくださって。表現アートセラピーっていうのは、アメリカの心理学者カール・ロジャースの娘さんの、ナタリー・ロジャースという方が開発されたセラピーなんですけど。絵を描いたり、歌やおどり、音楽を奏でたりトータル的なアートの中で、心と体を癒していくというメソッドなんですね。

toki:へえ、そんなものがあるんですね。

Meg∞umi:表現アートセラピーは、いくつかの段階のトレーニングコースがあるんですけど、最初の段階「トレーニングコース1」をナタリーがハワイ島で開催するよ。と友人が教えてくれたんです。その時、トレーニングコースに参加するお金もなかったんですけど「これは絶対にわたしが参加するものだ!」という確信しかなくて。心身共にどん底でもある時期だったんですが、借金して即行くって決めたんですね。

toki:はい。

Meg∞umi:実際に参加してみると、世界各国からたくさんの方々が集まっていて、ハワイ島のジャングルの中のヨガセンターで10日間ぐらい過ごすという、とてもとてもパワフルなトレーニングコースでした。
私はそこへ本当に心身ともにボロボロの状態で行ってたので、アートをするなかでとてもとても癒されて。もうめちゃめちゃ泣いたりとか、そこで本当に全部出し切って。
これが結構大きな転機で、少しずつ自分でも、表現アートのワークショップを始めたんですね。それが、わたしがアートをするようになったきっかけですね。とても大きな転機でした。

toki:なるほど。アートをするようになったのって、自分がやりたかったからなのか、それとも自分がやることで人にこうなってもらいたいという思いがあったからなのかで言うと、どちらに近いですか?

Meg∞umi:そのときは、自分のためにやってましたね。最初は。ボロボロすぎて、自分が癒されたかった。

toki:アートをすることによって、”癒される”という感覚があったのですね。

Meg∞umi:最初はそうですね。癒しの感覚で、自分のために始めたんですけど。でも、それもわたしの中では変わってきています。
今はアートは癒しではなくて、生命力や本質、クリエイティビティを目覚めさせるものであり、クリエーションを発露するツールみたいな。

toki:そのアートを軸とした”第2の人生”が始まってからは、どういう人生にしたい、みたいなことって、何か考えていらっしゃったりしたんですか?

Meg∞umi:そうですね。以前は革命家を目指して「わたしが変えてやるんだ!」と意気込んでいたんですが、いろんな体験を経て”内側の革命”へ変化していきました。

toki:内側の革命。もう少し掘り下げて言うなら、どんな革命ですか?

Meg∞umi:例えば...なんですけど。自分のことを嫌いだ嫌いだと思って生きてる人と、自分を本当に大好きだって生きてる人がいるとすると、後者の方が、自分自身も楽しいし、そのエネルギーが伝播して周りにいる人も楽しい世界になっていく。意識が世界を作っているので、結果、そういう世界が作られていくでしょう。
一人一人の意識とか在り方がとても大事で。何か行動する前に、その人が思っていることや考えていることがあって、それが行動に出るわけじゃないですか。なので、外側の行動を変える以前に、その人の意識や在り方が大土台で、大前提だと思っています。それが共振共鳴の中で自然に起こっていくのが「内側の革命」だなと。

toki:よくわかりました。意識が行動を形作っているからこそ、意識から変えていく必要がある、それを行うのが「内側の革命」ということですよね?

Meg∞umi:そうですね。

toki:今は「内側の革命」を起こしたくて、以前は「外側の革命」を起こしたかったということでしたが、そういう、世界や人を変えたいという思いの根源って、どこにあるんでしょうか?

Meg∞umi:逆にですね、今は、昔みたいに変えようと思ってないんですよ。「革命」の本質は自然に変わっていくものだと。北風と太陽の話って知っていますか? あれって、北風が無理やり旅人のコートを脱がそうとしたら、逆に旅人はコートを飛ばされないように、脱がされないようにしたけども、太陽がただ照らしてると旅人は自然にコートを脱いでいたっていう話で。「内側の革命」ってそういう感じなんですよ。例えるなら。

toki:なるほど。Meg∞umiさんが手を加えて”変える”というよりは、その人自身が、中から”変わっていく”という。

Meg∞umi:そうなんですよ。これからの時代って、これまでみたいに、カリスマがリーダーとなって「世界を変えていくぜ!」ってみんなを引っ張っていくんではなく、ひとりひとりの中に「革命の火」があって、世界が成り立っていくっていう時代になりつつあると思うんですね。
なので、わたしのセッションにしろ何にしろ、きっかけに過ぎないと思っています。その人から、わき起こるものがあったらいいなと思ってます。自然発生的に。

未来:何をしてもしなくても、地球に生まれてきた時点で「すべての人がアート」

toki:5年後や10年後、何年後でもいいのですが、どんなことをしたいとか、どういう風になりたいとか、何かございますか?

Meg∞umi:来年以降は、アーティストとしての表現にさらにエネルギーを注いでいこうと思っていて。将来的に世界中でパフォーマンスしていきたいというビジョンを持っています。

toki:アーティストとして、どういうことを伝えたいと思って表現をやられているのでしょうか?

Meg∞umi:その人の中から自然に変容が起こってきたりとか、本質が目覚めるようなアートの循環が起こればいいなと。歌にしろ、踊りにしろ、朗読にしろ、全部そんな意識で表現していますね。

toki:どんな人になりたいか、内面の部分でいうと何かありますか?

Meg∞umi:生命力が溢れさせていたいと思いますね。

toki:Meg∞umiさん的には、例えばどういうときに生命力が溢れているなと感じますか?

Meg∞umi:魂の核にある「音・響き」を、そのまんま何も足さずに純度100%で表現してるときに、生命力が溢れると感じています。わたしだけでなく、みんなが生命力に溢れていると、それに関わる人たちも勝手に変容していくような感じ。

toki:Meg∞umiさんのお話を聞いていると、自分だけではなくて人も変わっていくことをすごく大事にされているんだなと感じるんです。
世の中には、例えば自分がよければそれでいいという人もいると思うのですが、そうやって人のことを強く思うことができる、その根源ってどこにあるんですか?

Meg∞umi:あぁ~。それは考えたことなかったな。結局は「人のため」もやっぱり自分ごとだと思うんですよね。その方が循環して、回り回って自分も楽しいと思うんですよね、シンプルに。そんな感じですかね。

toki:お仕事をされていて、印象に残っている場面ってなにかございますか?

Meg∞umi:セッションでよくあるのですが、クライアントさんがいろいろ悩みをお話しされるのを、私は同調するでも共感するでもなく、フラットにそのまんまでいると、クライアントさんがご自身で「はっ」と気づかれて「悩み」のフェーズから抜けていくんです。そのとき表情が、一瞬でパッと明るく軽くなっていく瞬間があるんですね。その人がその人の喜びを取り戻した瞬間。その共振共鳴が本当に大好きで至福のときです。人によっては号泣される人もいらっしゃる。そんな姿を拝見すると、わたし自身も感無量で感動します。

toki:へえ、すごい…不思議ですね、私も体験してみたくなりました。
では、死ぬまでにやっておきたいことはありますか?

Meg∞umi:やっておきたいことではないのかも知れないですが、いまふと思い出したことがあります。何度もビジョンで見せられるシーンがあって。それはロサンゼルスの会場で、わたしが黒いスパンコールがあしらわれたタイトなドレスを着て、髪をギュっとアップにして。そこにいる外人の方々にスピーチをしてるというシーンなんですが。
世界中の人と、アーティストとしてだけではなく、意識やエネルギーのことなどをスピーチで分かちあいたいという想いは、わたしの中にいつもどこかに静かにあります。

toki:もしそのスピーチする場面が実現したとして、何か一言、そこにいる人に伝えられるとしたら、何と言いますか?

Meg∞umi:いま一瞬で浮かんだのが「愛してます」です。

話しがちょっとずれますけど、亡くなったビートルズのジョンのパートナーであるオノ・ヨーコさんに憧れていたときがありました。彼女はジョンと一緒に「愛」を体現されていたり、アート活動やスピーチなど、カテゴリーや垣根を超えて活動されていらっしゃる。彼女の活動にはいまもシンパシーを受けています。

toki:なるほど。ありがとうございます。
もし今、一つ何でも夢が叶うとしたら、何をお願いしますか?

Meg∞umi:先ほども話しましたが、魂の核にある「音・響き」を、みんながそのまんま何も足さずに純度100%で表現しあえる世界であれたら。戦争なんてなくなるだろうなと思います。

toki:やっぱりここでも自分だけではなくて、他の人の幸せを願うことができるというのが、とても素敵だなと思ってしまいました。

Meg∞umi:ありがとうございます。ひとりひとりの意識が世界をつくっているので、そんな世界である方が、ただただ、わたし自身がうれしいので。笑

toki:これから行ってみたいところはありますか?

Meg∞umi:ニューヨークには行ってみたいですね。ニューヨークのいろんな分野のアートにふれてふれて没入体験をしたいです。

toki:現在パートの終わりでお話しされていた、「全ての人間はアーティスト」というお言葉がずっと気になっていたのですが、その言葉に込められた意味をお伺いしてもよろしいでしょうか。

Meg∞umi:何をしてもしなくても、地球に生まれてきた時点で「すべてのひとがアート」だと思うんですよ。
わたしは全部をアートとして感じていて…ご飯を食べてる、歩いている、そういうのもそうですし。例えば舞台で踊ったり歌ったりしてる人も、そういう日常ってやっぱり大事なんですね。わたしもそうなんですけど、やっぱり日常での座り方立ち方というのがもう全部積み重なっていて。
なので、そういう観点から言っても、日常の全ての動作がアートだし、それを表現表現しているみんながアーティスト。舞台にいる人だけがアーティストじゃないよって。境目がない感じですかね、わたしの中で。

toki:そうやって普段から当たり前にやっている動作をアートと捉えてみると、アーティストという存在って、そんなに敷居の高いものじゃないんだなという感覚になりますね。

Meg∞umi:それは嬉しいです。なんかね、みんながそういう意識になったら、全然在り方って変わると思うんですよ。在り方の変化って、そういう小さなところから始まると思うんですよね。そうするとね、現れる行動も変わっていくじゃないですか、きっと。

toki:そうですね。
皆さんにもしもの未来についてお尋ねしているんですけれども、もしもこの世にアートが存在しなかったとしたら、Meg∞umiさんの人生ってどんなものになっていると思いますか?

Meg∞umi:わぁ~!究極の質問ですね!いま、その質問を聴いた瞬間、目の前が真っ暗になりました。そもそも、わたし自身も存在してないかもなって思いました。きっとアートのない世界には、わたしは生まれることを選択しないんじゃないかと思います

toki:ありがとうございます。

Meg∞umi:こちらこそありがとうございます。

あとがき

アートって、私の中では「自己表現」というイメージがありました。もちろん、その作品を通して誰かに何かを伝えたい、というように、メッセージが込められていたりもするのだろうけれど、根本にある思想は、とにかく「自分を表現すること」であり、自分自身の気持ちの発散、そんな「自己」という要素が他のどんなものよりも強いものである、というのが個人的にアートに抱いていた印象でした。

ですが、Meg∞umiさんのお話を聞いて、アートというものは、それをすることが人を癒すことに繋がったり、自分以外の他者を本質に目覚めさせる作用があったりと、自分だけではなくて「他者」を変容させる、そんな「他者」に主眼を置いた捉え方をすることもできるのだなと思い、アートの見方がぐんと広がりました。

そもそも、Meg∞umiさん曰く、日常の動作一つ一つがアートであり、そう考えると限られた人だけがアーティストなのではなく、人は皆アーティストである、とのこと。
一人一人の人間を「人生を彩るアーティスト」と捉えてみると、無名人インタビューは「アーティスト紹介」と言い換えることができるのかもしれませんね。世の中に無数に存在するアーティスト。でも世の中には一つとして同じ作品はなくて、それぞれのアーティストがどんな経験や、どんな出会い、どんな思いを、各々の人生という作品に反映させてきたのか。その謎を、インタビュアーと参加者の方とで、少しずつ紐解いていく。
そんな視点で無名人インタビューを読んでみるのも面白いかもしれませんね。

というわけで、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の無名人インタビューもお楽しみに。

インタビュー担当:toki

編集協力:あおい

#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #スピリチュアル #アート

マガジンで過去インタビューも読めますよ!

インタビュー参加募集!

この記事が参加している募集

#自己紹介

230,124件

いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!