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家庭だけじゃなくて社会と関わる時間を作りたい人

偏平足です? みなさんはどうです? 土踏まずあります?
いやはは、論争。これは論争ですよね。悩み悩む、悩まれますね。マウンテンって、英語じゃないですか。山って意味ですよね? わかってます。じゃい!
ということで、偏平足の栗林です。困りますね。なんの被害があるのか分からないのですが、私、あんまりそういうこと気にしないっていうか、目的が達成されるのであれば、そういう余計なことは、ウワア、困るなあ、と思って、幸いなのですが、そもそも、どうでしょう? わかりますね、分かりません。
どうだろう、発達障害の! 今回も()お話なのですが、発達障害、そして生きづらさにについて考える時に、やっぱり考えるのは、ひとつの基準の中に入れようとした時に、そこからはみ出してしまう人はどうしてもでてきてしまうよね、ということ。
うん。今の私の感覚だと、もう、それはもう、あるがまましかないかなと思う。はみ出て、損する人もいたし得する人もいた。逆もそう。それってもうさ、そこで立ち止まってしまったら、当たり前のようにそこで止まってしまうだけだよねって。
ああまた自分だけの世界に入ってしまった。
愛情! それこそが無名人インタビューです!
【栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは さりあ さんです!

現在:子育て家事育児を主にやって日々過ごしている

qbc:今何をしている人でしょうか? 

さりあ:今仕事は、何て言うんですか、定職には特についてない感じで、不定期で在宅で仕事を少しやっているのと、あと主にやってるのは主婦といいますか、子育て家事育児を主にやって日々過ごしているような感じですね。

qbc:お子さんは、何歳ですか? 

さりあ:上の子が7歳、小学校1年生で。下の子が3歳、早生まれなんですけれども、幼稚園の年少さんですね今。

qbc:子育ては、どうですか? 

さりあ:子育ては楽しいです。わりとたまに悩むことがあっても、そんな落ち込むとかではなくて、この部分、ちょっとどうしようかなっていうのがたまに出るぐらいで。基本あんまり悩んでないですかね。で、楽しんでるかなと、わりと。なんか様子を見るのも楽しいですし、成長を見るのも楽しいですし。たまに1人の時間が欲しくなるかなぁくらいで。子育てはわりと楽しんでるかなと。悩むことも少ないのでわりと楽しんでる方なのかなとは思いますね。

qbc:最近子育てしていて、印象に残っていることは? 

さりあ:子供たちで何か2人で遊べるようになってきたのを見ると、何か成長してきたなっていうのが感じられるといいますか。
上の子に障害があって下の子もあるかもしれないっていう感じなんですけれども、言葉がゆっくりな障害がある中で、兄弟で親を介さないでやり取りをして、言葉でコミュニケーションをとったり2人で遊んだりとかっていうのをできるようになったのを見ると、2人とも成長してるなっていうのを俯瞰して、子供たちのやり取りを見るのが面白いかなとは思いますね。

qbc:具体的にどんなことしてたんですか? 

さりあ:若干食事中っていうところがいささか問題ではあるんですけれども、クレヨンがテーブルの上に置いてあって、これ何色? って下の子が言ったら、上の子が何色って答えて、うん正解みたいな色当てクイズをしていて。上の子が出すんじゃなくて、下の子がクイズ出して、お兄ちゃんが回答する。
上の子は男の子で下の子は女の子なんですけど、以前は間に親が入ったりとか、そもそもこういうやり取りがあまり発生しなかったので、ちょっと面白いなと思って。思わずビデオに撮ったりとか、私だけで堪能するよりは、おじいちゃんおばあちゃんにもシェアした方が面白いかなと思って。
結託していたずらされると結構大変ですけど、色当てとか、比較的微笑ましい子供たちの様子だなって思いますね。

qbc:在宅のお仕事とは、具体的にどのような仕事ですか? 

さりあ:在宅は、直近でやったのは、手書きの文字をデータ化する、件数でいくらといったお仕事でしたね。
その前はもう辞めちゃったんですけど、営業電話の内容をチェックする仕事でした。

qbc:お仕事自体は、どうです? 

さりあ:音声のチェックに関しては、若干割に合わない感を感じて、モチベーションが下がって辞めちゃった。家でできて自分の時間が選べるっていうのはいいんですけど、その時間、音声を聞いて確認してっていうのに対しての単価が、ちょっと低いなというふうに感じたので。子供も今より小っちゃかったので時間が取れないとか、結構いろんな条件が重なってはいたんですけど、ちょっとこれは違うかなっていう感じで辞めちゃいましたかね。
で、文字を入力するやつは、単発っていう感じなので。作業としてはそんな全然苦じゃないのだったんですけど、コンスタントにもらえる感じのお仕事ではないので、また機会があればやりたいなとは思ったり。
同じような仕事で、もうちょっとコンスタントにできるのがあればいいなとかは思いますね。

qbc:お仕事は楽しいですか? 

さりあ:文字入力するやつは、いろんな方が書いた文章を文字に起こすので、いろんな方の文章の書き方とか、考え方とかがちょっと垣間見えるっていうか。それこそ無名人インタビューではないですけど、1人1人の人生を少し読むような感じで、あんまり真剣に読むと作業が進まないですけど。
みんな同じ年代の人がそれぞれの思いで書いてるので、学生さんで同じ年代の学生さんがいろんな思いで数年間どういう思いで過ごしてたかみたいなのを、みんなそれぞれが各々書きたいようにまとめてたので、個性が出てて面白いなと入力しながら。
人の文章を読む機会ももちょっとなかなかないですし。学生さんだから自分より若い子たちが学生時代をどう生きてるかって全然普段、縁ないので。読みながらちょっと面白いなとは思いましたね。

qbc:どういった内容のものだったんですか? 

さりあ:学校の文集に載せる文をデータ化するみたいな感じだったので、やっぱコロナ禍だったので、自分たちの生きてた学生生活と全然違う数年間を強いられたり経験したりしたと思ったので、その中で頑張ってきたりですとか、制限かけられた中でどう楽しむかを見つけるとか、思うように楽しめない中で、いろいろ考えた学生たちっていう感じでしたね。
今の子たちと比べると、自分たちは限りなく自由に学生生活を謳歌できたよなっていうのをちょっと感じましたね。

qbc:周りの人からは、どんな性格と言われますか? 

さりあ:周りの人には落ち着いてるとはよく言われますね。喋りも落ち着いてるって言われたりとか。
家族とか親とかからはよく喋るって言われますかね。あとは昔、夫の友達には怖いって言われたことはありますね。
仲いい友達からは、あんまりはっきりは言われないんですけど、私ってネガティブだったよねって言うと、そうだねわりとネガティブだよねっていうのは、そういう認識でいたっていうのは、はっきりとあなたネガティブだよねみたいな、そういうとこ嫌だわみたいなこと全然言われないんですけど、たぶん私のことはネガティブな人だなって思いながらも、みんな付き合い続けてくれてるっていうか。
あとは頼りやすいと言われたことはありますね。

qbc:自分ではどんな性格だと思います? 

さりあ:落ち着いてるに関しては、落ち着いてるかなとは、今はわかんないですけど、学生時代とかは、同年代と比べると落ち着いてるというか、冷めてるというか、そういう自覚はありました。
あとはわりと慣れてくると、結構お喋りかなっていうのは、人の話を聞くのも好きなんですけど、慣れてくるとわりとよく喋っちゃうタイプかなっていうふうに、自分では思ってますかね。
あとは、変わってるって言われたことありますね。昔、小学生くらいのときとかですかね。でも変わってるって言われても、私にとってはそれは、個性的って言われてる感じがして、比較的嬉しかったので、あまりネガティブと捉えてなかったんですけど。
自分ではあんま自覚ないですけどでも、あまり同じ考えの人ってそんなにいないかなって感じるので、変わってるのかなっていうのは自分でも感じますかね。変わってるって言われて自覚もしますけど、人と違うことしたいなとかっていう思いとかも比較的あるので、変わってる人間かなとはちょっと思いますかね。

qbc:ご趣味は?

さりあ:最近だとstand.fmって音声の配信をするのが、聞くのもそうですし自分で発信するのも楽しいなと思って。たぶんそれが今一番趣味って趣味なのかな。
それ以外ですと、洋服とか物を作るみたいなのが好きなので、洋服を作ったり、レザークラフトも好きなのでそれをやったりですとか。あとたまにやりたくなるとDIYやったりとか。それもやっぱちょっと物作り寄りというか。
あとは最近stand.fmとか物を作ったりに重きに置いてるのでやってないですけど、ゲームやったり、漫画読んだり、あと漫画じゃなくても何か本読んだりとか。
あんまり運動はしない。スポーツとか運動はしないんですけど、家の中でできるような趣味が多いですかね。そんな感じ。
あとは趣味って言っていいのかわかんないですけど、多肉植物を育ててるので、それは時々様子見たり、お水たまにあげたりしたりですかね。

qbc:スタエフを始められたきっかけはなんですか?  

さりあ:きっかけは、そこで配信してる方のコラム見て。その方は自称でイケボって書いてあったので、自称でイケボって何だろうなっていうところから、そもそもstand.fmって何だろうなっていうところで知って。で、実際聞いたら確かにいいお声だなみたいな。
だから最初は発信したくて始めたんではなくて、その人をきっかけに、何か人の話を聞くために始めた感じですね。stand.fmだとわりと発信したいから始めたっていう方が結構多いので、最初聞くから入って発信に上がったって言うと、驚かれますね。

qbc:好きな食べ物は何ですか? 

さりあ:好きな食べ物? ラーメンですかね。タンメンが好きですね。

qbc:どういうタンメンが好きなんですか? 

さりあ:一品香っていうところのタンメンが一番好きですかね。チェーン店とかで何個かあるんですけど、横浜市内にしかないんですけど。わりと幸楽苑とかも食べたりしたんですけど、一品香の正確に言うと絶品たんめんっていう名前なんですけど、一番好きです。タンメンの中では。
わりと胡椒とか効いてて、野菜を炒めたところでスープも一緒に作っちゃってるのかな、みたいな。いい感じに脂が効いてる、ゴテゴテはしてないんですけど。幸楽苑とかってわりとスープさっぱりしてるんですけど、そういう感じじゃないというか。
野菜ガッツリ炒めて、その炒めた油で一緒にスープも作ったのを麺にかけてますっていう感じがして。麺も太いんですよね。太ちぢれみたいな。麺もモチモチしてて、トータルで好きな感じです。

過去:自分の自信のなさを何か自覚したあたりから人見知りに

qbc:お子さんの頃はどんな子供でした? 

さりあ:わりと人見知り。でもいつから人見知りだったのかがちょっと分からない。思春期くらいから過剰に人見知りではあったかなっていう感じがして。もうちょっと子供のときは社宅みたいなところに住んでたので、わりと年代が上の子、下の子がいる中で、いい意味で揉まれて。
特に下の子とか結構多かったので、そこであまり人見知りになってた感じはしない。結構活発に遊んでたんですけど。何か運動が苦手だなとかって思ったあたりからたぶん自分の自信のなさを何か自覚したあたりから人見知りに入ったりちょっと根が暗いとかではないですけど、なんかそんな活発な動きはしないというか、そういう感じもありつつ。

でも結構中学生とかだとわりと女の子ってグループ作ったりとか同調圧力っていうんですかね、みたいなのがあるんですけど、その中でもやりたくないことは私はやらなかったんですけど、別にいじめとかにはあわなかったですね。
例えば私が行ってた学校は服装が結構厳しかった。ルールや校則が厳しいっていうより、単純に上下関係で1年生はこういう格好するなみたいなルールみたいなのが、ずっと継続してあって。で、それに逸脱すると先輩が目をつけて先輩と揉めるみたいなのが、結構1年生2年生のときあって。
で、中学2年生のときに同じグループの子たちは、やっぱこういう格好したくないみたいなので反発したんですけど、それをやると上級生のグループに部活の先輩がいたっていうのもあるのと、そこまでして服装にこだわらなくてもよくないか、そもそも制服ダサいんだからみたいな感じがあったので同調しなかったんですよね。7、8人いるグループの中で、なんか私だけそれはやらないみたいな。ですけど別にその後、仲間外れとかに特にされることもなかったですし。

高校のときも、わりとテレビドラマが流行ってたので、毎日テレビドラマの話してるんですけど、全然興味なかったので、みんなは面白いんだなって思って、フーンって聞いて。
その場には一緒にいますけど、特に見なよって別にみんな強要もしてこないし、見ないからって仲間外れにされたりとかしないので。みんなから見たら浮く行動してたわりには、そんなにひどい目には遭わなかったかなっていうふうに。だからどう思われてたのかわかんないですけど。ちょっと質問に合ってるかがちょっとわかんないですけど、そんな感じですね。

qbc:子供の頃は、今思い返すと、人見知りがキーワードっていうところだったんですかね。

さりあ:そうですね。人見知りだと。

qbc:小学校に上がる前は、どんな遊びが好きな子でした? 

さりあ:たぶん外で走り回る、草とかいじるとか、ボール遊びする、自転車に乗るとか、同じ社宅に住んでる子と鬼ごっこしたりとか。小学校とか上がる前ですよね、そんな感じだったと思います。

qbc:小学校時代はどんな子でした? 

さりあ:低学年のときは覚えてないですけど、高学年はゲームやってましたかね。よく遊ぶ5人くらいの男女混合のメンバーがいたので、主に私の家かもう1人の女の子の家に行ってゲームやるみたいな。ほぼ毎日そんな感じで、なんかゲームやってましたかね。その頃はインドアでしたね、だいぶ。

qbc:どんなゲームやってたんですか? 

さりあ:デジモンとか。あと、その時期はもうロクヨン(※nintendo64)とか出てた気がするので、大乱闘とかなんかマリオパーティーとか、1人でやるのを見るんではなくて、何人かでできる感じのをやってた気がします、たぶん。
ひとりひとりがゲーム機持ち寄ってっていう感じじゃなくて、ひとつのゲーム機でみんなで遊ぶみたいな。

qbc:そのほか、小学生の頃にどんな子だった、というエピソードはありますか?

さりあ:あんまり覚えてないんですけど、いつの間にか体育は嫌いだなっていうふうな、スポーツしたくないっていう子に変わったの覚えてるんですけど。
性格は、キャッキャはしてなかったですね。ぶりっこしてるやつうざいなとか。
あと若干性の揺らぎみたいなのも、あったかなっていう感じはしますね。なぜ私は女なのかみたいなのが、思春期にありましたね。

qbc:中学校高校はどんな感じの子でした? 

さりあ:中学校高校は、中学と高校だとたぶん違うので。
中学は、最も女性でいることが嫌に感じた時代。なので服装とかも小学校のなんで女なのかっていう時期と若干重なるんですけど、制服以外でスカートってほとんど履いてなかったです。
女性特有の人間関係とかも、合わないというか嫌だった。合わせられる範囲で合わせるけど同調は感じでしたし。
その結果、部活の同期と一緒に学校行ってたんですけど、半年くらい毎日無視されるとか、部活行っても無視されるとか、後から入ってきた子になぜかネットで悪口を書かれるとか、そんなにひどいことはしてなかったと思うんですけど、わりと人のことを素直に信じる子だったのかなとは。けどなんか信じてたら、知らないうちに裏切られたりとかして、その辺から人って簡単に信じちゃいけないんだなっていうので、警戒心は上がるっていうか、中学生くらいからわりと人と壁は作るようになったかもしれないですけど。

qbc:高校の頃はどうですか? 

さりあ:高校の頃は、たぶんほどほどに壁は作り作りつつも、でもわりと自分のやりたいように、合わせるところは合わせる。合わせないところは合わせない。わりとマイペースに。マイペースは元々かもしれないですけど。
マイペースに人とも付き合ったりとか。基本的に合わせなかったですね。授業とかも選択制の学校だったので、一緒に取ろうよみたいなのとかもやらなかったですし。相手が合わせてくるんだったら一緒に受けるみたいな。私が合わせて受けようみたいなのはやんなかったので、わりとマイペースに過ごして。その中で自分と合わせるっていうか自分と合う人とかぶつかんない人と過ごしてたかなっていう。

qbc:人間関係のお話が多いですね。

さりあ:確かに。そうですね。

qbc:過去に打ち込んでたことは、ありますか?

さりあ:熱量がそんなに高くなく、いろいろ多分やってはいるんですけど。
英会話とかも小学校から6年間習って。ピアノも10歳、小学4年生から20歳ぐらいまで習っていて。中学も吹奏楽部3年やって高校は軽音楽部に出たり入ったりしてみたいな。音楽関係はちょこちょこやってますね。

qbc:高校の後は大学生になるんですか?  

さりあ:大学は通学が遠かったので、サークル入ると帰ってくるのが大変だったので、特に入らない。で、同じ学部学科の子と遊ぶときは遊んだりとか、喋るとか飲みに行くとか。共通の知り合いを通してまた知り合ってとか。大学も、また人間関係の話になっちゃいますけど、でも大学はわりと面白かったかな。面白い授業は多かったので。
最初入ったときは、受験で全部落ちて、最後に唯一入れたところっていう感じだったので、わりと入ってすぐは絶望はしたんですけど。
英語の授業が “I have a pen.” レベルも読めるか危ういかみたいな英語の授業に、ちょっと驚愕したりとかしたので。この大学入って大丈夫だったかなとかあったんですけど。それ以外の授業に関しては、面白い授業だったり先生が面白かったり内容が面白かったり、いろんな経験できたりとかしたので、最終的には面白かったかなっていう。その、人も授業も。

qbc:何学部? 

さりあ:心理系です。

qbc:卒業後は就職される?  

さりあ:そうですね。福祉施設に就職をしましたね。それが発達障害の方の居場所作りと就労支援をしている福祉の施設でしね。それが2年くらい。大学出てから2年くらいはそこで働きましたね。

qbc:その後は? 

さりあ:その後は子供が欲しかったっていうのもあったりとか、心身ちょっと壊れそうになって辞めて、ずっと仕事やってなくて、で、さっきの在宅の仕事に繋がるまでの間は、特に仕事に就いてなくて。もう本当子育てと家事みたいな感じでしたね。

qbc:ご結婚はいつ頃だったんですか? 

さりあ:結婚は23。社会人1年目でしたね。夫とは付き合って1年目、2年目に結婚。

qbc:なるほど。で、今に至ると。
女性でいるのが嫌だっていうのは、今もありますか? 

さりあ:今はたぶんもう受け入れているのかな。でもちょっとわかんないんですよね。
性のベクトルが全部女には向いてない自覚はあるんですよ。好きになるのは女性ではないんだろうなって、それはわかるんですけど。
たぶん自認してるのも女性かなって思うんですけど。どうなんだろうなって。自分でも答えが出てないかな、女性らしい女性の体のラインを強調した服装は全然魅力を感じないので。
自分がやるってなったら、やっぱもっと中性的、今で言うジェンダーレスみたいな、ああいう服装とか髪型もそうですし、そっちをすごい好むので。
わりと中性的な人をかっこいいって感じるような気もするので、男性でも女性でも。自分は女性だけどかっこいいものが好きなのか、性としても若干揺らいでいるのか、どうなんだろうなっていう感じなところはありますね。

未来:家庭だけじゃなくてちょっと社会と関わる時間を作りたい

qbc:5年後10年後だったり20年30年最後死ぬまでっていうのをイメージしていただいて、未来ってどういうふうなものかなって、今イメージされておりますでしょうか? 

さりあ:これまでの話に関連してるようなしてないような感じではあるんですけど、私の中で発達障害ってキーワードになってるっていうか、心が揺さぶられるという表現が正しいのかわかんないですけど。
大学卒業後に働いた施設がそういう施設でしたし、子供も自閉症ですし。下の子も自閉症じゃないにしても、できることにでこぼこ持ってそうですし。夫もそうってなったときに、結構私にとって発達障害は身近なもの。
子供時代にも自閉症の子がすぐそばに住んでたりして、わりと身近なものなので、それに関わる仕事に戻りたいなっていうのは将来的にはあります。今この1、2年とか5年とかだとどうかわかんないですけど。

もっと長いスパンで見たときに、直接福祉職っていう形かはわからないですけど、そういうのをサポートする、例えば最近見て気になったのだと、発達障害の方向けに髪の毛カットしてる美容師さんっていうのがいらっしゃって。たぶん普通の美容室だと思うんですけど、スマイルカットっていう名前でやられてる方がいて。そういうのとか、直接福祉ではないですけど、サポートではないですけど、やっぱ音の過敏さとかがあると美容院に行くっていうのも結構ハードルが高くて。うちの子たちもやっぱハサミが変わると微妙にこのハサミだと嫌だとか、音が嫌だとか言われたりして、現状家で切ったりしてるっていうのもあるので。
そういう子たちが行けて、外でも切れる、経験を積めるようなサポートできるものっていうんですかね。うまくまとまらないんですけど、カウンセラーとか福祉施設っていうのじゃなくても、関われたいなと思っています。

とか、自己肯定感低く大人になってしまう方とかも多いので、子供のときに美容院でも髪切れたねとかっていうの、そういうちっちゃい経験とかも自信に繋がると思うので何かしらをプラスな経験を積める場を提供したいというか。なんとなく答えは出てないですけど、そういうことをしたいなっていう、ふんわりとしたビジョンはある感じですね。
長いのだとそれで、直近だととりあえず仕事に復帰したいですね。将来に直結した仕事をするのは、今は時期じゃない感じがして、そこは求めてないんですけど。だから今すぐと長い目だと、将来の目標はちょっと違う感じですね。

qbc:仕事に復帰したいっていうのは、どういう感じをイメージされていますか? 正社員になるみたいな感じ? 

さりあ:正社員はいきなりだとハードルが高そうなので、まずはパートでもいいので、そこら辺がちょっと迷ってるんですけど、外に出るような仕事なのか、ちょっと在宅でもいいからなのかが、若干自分の中でも揺らいでるんですけど。
広く言うと、家庭だけじゃなくてちょっと社会と関わる時間を作りたいなっていうのと、収入を得たい、自立したいとか、そういう感じ。
ただ時間を、子供にまだ重きを置きたいのと、幼稚園と小学生ってなると、いろいろ時間の調整とかが難しいかなっていうのと、それを全部どこかに預けてまでフルでやりたいかって言われると、今はちょっとそういう感じじゃないので。とりあえず少しずつパートとか、短時間でまずは収入得たいし。ちょっとずつ自立の一歩をしたいというか、なんかそういう感じですかね。

qbc:こういう気持ちでいたい、こういう場所にいたいとか、そういう未来のイメージはありますか?

さりあ:子供一辺倒にはなりたくないなっていうのは感じますかね。子供は好きですけど。やっぱ子離れできるようにも、自分個人の人生を歩みたいというか、歩むことを意識したいというか。
子育てが楽しいのは変わらないんですけど、それにずっと縋ってるのも違うよなっていうのを、自分の親の様子見たりとかしても感じたので。良い距離感を保ちつつ、私っていうものを少しずつ、私個人っていうのを作りたいというか。何か見つけたいというか。

qbc:自分のご実家の家族との関係はどんな感じですか?  

さりあ:実家の家族は、最近気づいたのは、ちょっと母との距離が近すぎてた。私が夫婦関係で悩んだことで、若干いびつになったのか、元々いびつだったのか。
健全で普通に愛情注いでもらってたかなって思ったんですけど、最近ちょっとそれだけじゃなかったかもしれないなっていうことに気づいたので。すごい悪くはないんですけど、なんかどちらかというと過干渉で、かつ否定的な言葉をかけられてることが多かったかなっていう。
父はあんまり喋らないので、主に母とっていう感じではあるんですけど。なんか弟がいて、弟に比べたら弟との関わり方とか言葉かけとかと比べると、だいぶ関わり方も違ったり、求められることも違ったり、言葉かけも結構違ったっていうのに最近気づきました。悪くはないと思うんですけど。

qbc:なるほど。ちょっと前に答えていただいたことの確認なのですが、旦那さんも発達障害がある? 

さりあ:検査してないんですけど、おそらくあると思いますね。子供たちよりもよっぽど、ある意味発達障害っぽいっていうか。予定が変わると怒るとか、思い通りにならないとキレる、自分の話を聞いてもらえないとキレるとか。
検査ができてないので何とも言えないんですけど。知的なところもどうなのかなっていうのが、文章が読めない、漢字が読めない。会話をしてても全く違う解釈になってしまったりとか。
自分が興味を持ったキーワードしか覚えてなかったり、電話をしながらメモが取れなかったり。そうですね、ADHDっぽいところもあるかなとは思うんですけど。遅刻しちゃうとか、時間の予定を守れなかったりとか、こだわりも強いは強いのかな。っていうのは、ちょっと汚れたら洗車しないといけないとか。こうしたらこうしなきゃいけないとか、約束の時間に遅れることよりも身だしなみを整えなきゃいけないとかって言って、昔は3時間くらい遅れてくるとか。そもそも寝坊してるのにそこから身支度をすることで、結局5時間くらい来ないとか、結構あったので。

qbc:もしもの未来って質問してるんですけれども。
もしも自分に力があって、発達障害の人たちをどうにかできるって力があるとする、そうしたら、どうします?

さりあ:困ってることだけを消したいかなっていう。人によって、何にどう困ってるかって結構違うので、何とも言えないですけど。例えばですよね。例えば何か音の過敏さとかがあったら、苦手な音だけ聞こえないようにできたりとか。不快なものとか、どうしても苦手なものを消したり。
良い方の突出は別に全然消す必要はないと思うので、やっぱ1人1人の生きづらさのポイントになってるところを消せたらいいのにとは。

qbc:でも、苦手な音があるのも含めて、その人はその人じゃないですか。

さりあ:その人がそれを消したいなら消すっていう感じですかね。
それを個性ってとらえることもできるし、それが日常生活に支障をきたすものだと、そこの部分は障害かなっていう感じだと思うので。

qbc:個性か障害かの判断は、誰がしますか? 

さりあ:それは本人の希望次第ですかね。
自覚できてない人もいるかもしれないですけどね。五感に関する不快さとかだったらわりとみんな自覚するかなと思いますけど。もうちょっと人格っぽい要素とか、人格っぽく見える要素になってくると、わりと他者が感じてる困り感と、本人が感じてる困り感はズレがあるかもしれないですね。

qbc:さりあさんが、今一番したいことっていうのは何なんですかね? 
人生においてこれを成し遂げたいとか、そういうもの。何をしたいんでしょう?

さりあ:時間とお金があったらいろいろこういうことを学んでみたいなとかっていうのが、結構多岐に渡っちゃうんですけど、そういうのを1個1個やっていきたいなとかはありますかね。興味持ったものを探求したいみたいな。心ゆくまでではないですけど、自分の納得がいくまでやりたいなと。

qbc:それは何のために?

さりあ:広く言ったら自分のためですけど、それが社会の役にも立てばいいなみたいな感じですかね。

qbc:探求っていうか、何か形にしたいという感じですか? 

さりあ:例えば洋服とか物作りとかに関して深めたいだったら、たぶん自分のこういうものを作りたい、でも技術だったり道具の使い方がわからないってなると、勉強して深めて自分がやりたいっていうものを実現できるようになりたいが主ですけど。
あと、私の主観ではありますけど、子供が困らないようにしたいなっていうのはありますかね。
例えば先ほどの美容師の話だと、ずっと私が子供の髪を切るわけにもいかないっていうか、できないので。でも音の過敏さがあるのに、いきなり美容院にって投げられない。私は家で切れるからいいですけど、やっぱそれで困ってる人も実際いるから、なんだろう、そういう大きくなったときに困らないように、子供のうちに、なんて言ったらいいんだろうか。

qbc:なるほど。そろそろ時間です。最後に言い残したことがあれば、お伺いします。

さりあ:もうちょっと話すことを考えておけばよかったです、すいません。いや、もうなんかまとまってなくて、ちょっとすいませんっていう感じですね。

あとがき

今回から、スタッフクレジットの表記を変えました。より細かく内訳書くようにした。
制作チームも20名を越し、正直ねー、楽しいです。いやもうほんと、もっともっと大きくするぞ!!! って感じです。
がんばりますね。
なんだかまえがきにあとがきっぽいことを書いてしまったのですが、もうね、世の中の問題ってほんと、むつかしいね。バコっと解決したいものです。

【インタビュー・まえがき・あとがき:栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

【編集:さりあ】

【文字起こし:生きにくい釘】

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