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短編小説「伝説の男」

俺は伝説の男、風磨与太郎。
なにが伝説かというと小学校でうんちを漏らした回数がギネス記録に載っているということだ。

とんでもなく肛門が緩いことでお馴染みなのだ。
そんな俺も今日で49歳。いまだにうんちを漏らし続けていて働けないため生活保護をもらっている。

ケースワーカーがきてもうんちを漏らすのでブラックリスト入りしてるってハナシ。

生活保護はとってもおいしい。よく、退職代行だの鬱だの言ってる奴を見ると思う。

「うんち漏らせ」

そんだけでなにもしなくても金が入ってくるってハナシ。
働きたくないやつ、うんち漏らそうぜ。
そんで国家転覆じゃ。

おい役人ども。おまいら労働者が全員うんこ漏らしになったら食ってけんのう。ひもじいのう。

でも人の税金かすめとって生きてきたんだから覚悟しろよってハナシ。

新卒共、社会の歯車になんてなるな。人間は愚かだ。勝手に作り上げたシステムで地球にのさばっている。

革命の時は今、立ち上がれ労働者たちよ。

そんなふうに叫んでたら行きつけのパチンコ屋を出禁になったってハナシ。

人生がつまんなくなった俺は窓から飛び降りてその豪快な生涯を終えたのであった。

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