見出し画像

11/27 福岡市開催のスタートアップイベント「ASCENSION 2020」トーク内容をリアルタイムで英語に翻訳→字幕表示→ライブ配信する実験に挑戦してきました!

2020年ユニゾンシステムズに新人で入社しました、R&D部 広報担当の林です。

弊社の本社所在地である福岡市と福岡地域戦略推進協議は、AI・IoTなどの先端技術を活用した社会課題の解決や、生活の質の向上などにつながる実験を積極的にサポートしています。

2020年は、「Beyond Coronavirus(=コロナを乗り越える)」実証実験フルサポート事業を実施しており、なんと弊社のプロジェクトが採択されました!

そして11月27日(金)には、福岡市開催のスタートアップ企業向け国際交流オンラインイベント「ASCENSION 2020」の場をお借りして、ついに実証実験をさせていただきました。

本記事の筆者である私は、まだまだ新米で経験も少ないです。今回は放送現場の見学もかねて、広報係としてイベント会場に同行させていただきました。

というわけで、この記事では実験内容や、実際のオンラインイベントの現場の雰囲気などをシェアしていきたいと思います!


今回の実証実験について

画像5

「ASCENSION 2020」は世界中のスタートアップが集まるイベント。

福岡市は現市長である高島市長が2010年に就任して以来、スタートアップの支援に積極的に取り組んでおり、日本を含め、アジア全体をけん引するようなリーダー都市を目指しています。

海外との交流も積極的に行う現在の福岡市にとって、グローバル単位での情報のやり取りはもはや必須。

言語や距離など障壁の多い中で、いかに海外との意思疎通をスムーズに行うか?

そこで可能性を見出されたのが、弊社が開発を進める「Join-View」という映像制作を効率化するシステムであったというわけです。

「Join-View」は、リモートでの映像制作や、大容量データの高速転送、AI活用の多言語の自動翻訳といった強みを持ちます。

今回のイベントにおける実験内容は、そんな「Join-View」の特徴的な機能の一つでもある、AI多言語文字起こし&自動翻訳による字幕を表示した動画のリアルタイム配信です。

イベントの一部セッションにて、日本語でのトーク内容をリアルタイムで英語翻訳し、字幕として表示させた映像をライブ配信するというもので、福岡市と連携している海外都市等との相互の情報発信等において、コミュニケーション負荷の低減に対する有用性を検証することを目的としました。

営放系のシステム開発技術を生かし、「映像制作の効率化」に注力している現在のユニゾンシステムズの技術や可能性を多くの方に知ってもらえる、絶好の機会ですね!


現場での準備

今回のイベント会場は、福岡市中央区にあるスタートアップ企業の支援施設、fgn.(fukuoka growth next. )です。朝一から撮影や放送機材の準備が進められていました。

画像4

↑なんだか教室感のある会場。実はこの施設、ちょっと前までは小学校だったのです。リメイクしてオシャレなスタートアップ支援施設に生まれ変わりました。


我々は室内の一角をお借りして、リアルタイム翻訳&配信の準備を進めていきました。

画像4

↑大量のコードを手際よく繋げていく須山さんはさすがプロ。横からそっと見守る私…。


最初は機材の不具合によりビデオ映像や音声が入らなかったりといろいろとトラブルが起きましたが、現場スタッフの方の助けを借りつつ、なんとか準備も完了です。


スタンバイ

冒頭でも紹介した、スタートアップの心強い支援者である高島市長が登場したあとは、本番5分前ではありましたが、バタバタで市長にスピーチ原稿を読んでいただき、最終テストを行いました。

画像4

↑ステージでスタンバイする高島市長とともに最終調整。真剣な表情が見て取れます。


途中訳の分からない翻訳結果が字幕に表示されてしまったものの、それ以外に目立った誤訳は見つからず、おおむね良好。

そのまま緊張の高まる中での本番スタートです。


本番開始!

約1時間ほどの間でしたが、市長のあいさつやその後のイベントトークが繰り広げられる中、我々はリアルタイムでひたすら生み出されていく字幕たちを見守っていました。

画像4

↑右のPC画面が実際のライブ配信画面です。ちゃんと英語の字幕が表示されていますね!


他のトークセッションでは一時配信トラブルが起きてしまったということで、やはりトラブルってあるもんなんだなぁと実感。(「本番には悪魔が潜んでいる」…私が大学時代に演劇をしていた時によく聞いた言葉です(笑))

ただ、我々の実験対象であるトークセッションは問題なく配信され、また翻訳システム自体にも特に大きな問題はありませんでした。

翻訳内容も思ったよりは良い出来で、福岡市長からも好意的なコメントを頂くことができたそうです。

とりあえずは成功といったところでしょうか!


実証実験を終えての感想

今回の実証実験では、AIの凄さに驚くばかりでした。

ただ、同音異義語(発音が同じで意味が異なる語)や微妙な言い回しなどはやはり精度が下がり、まだまだ完ぺきとは言えないAI。

学習のさせ方にもコツなどがあるみたいで、試行錯誤の繰り返しです。やはり言語って難しいものですね…。

これからもっとAIの学習が進んでいけばより精度も上がり、確実に人間の作業効率アップに貢献できるようになるはず。

本実験の目的でもある、海外都市とのコミュニケーション負荷の低減にも貢献できるだろう、などといろんな可能性を感じることができる1日となりました。

ユニゾンシステムズは、冒頭でも説明した通り、コロナに負けず新たなことにどんどんチャレンジしていく福岡市に本社を構えています。これはチャンスですね!

このままスタートアップをぐいぐい引っ張りつつ、周りを巻き込んでいけるような存在になっていけたらな、と思ってます。

私も非情報系出身の身ですが、できないことができるようになっていく感覚が非常に楽しい。今後も記事制作などの文章力や発信力はもちろんのこと、エンジニアとしてのスキルアップに努めて参ります!

弊社の今後のさらなる成長に乞うご期待です!

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!


ユニゾンシステムズでは、一緒に働く仲間を募集しています。
ぜひ一度オフィスに遊びに来てみませんか?お気軽にDMもお待ちしています!

求人の詳細はこちら: https://www.unixon.co.jp/recruit/
Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCGacmgfpJ0fkHC0aKrSppVw
Twitter: https://twitter.com/unixon_recruit


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?