【学習心理学】仕事ができないと感じる人へ

皆様こんにちは。

どうしても疲れがたまりやすくて頭が働きませぬで候…

モミでございます(´・ω・`)

疲れやすいせいか、甘いモノがやめられません

皆様も仕事とかで最近疲れていませんか?

「仕事」というのは、皆様にとって重要なものであることが多いことでしょう。それゆえ、仕事でのミスやちょっとした不和というのは大きく捉えが地になります

そのせいか、「仕事ができなくてつらい」「自分は無能なんだ」「やめたい」という方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方必見のお話です

ワーキングメモリーって?

最近ADHDへの理解が進んだこともあり、ADHDの方がどんな事で困っているのか、どのような特徴があるのかを知る人が増えてきましたね

そんなADHAですが、大きな特徴の一つに「ワーキングメモリーが少ない」というのが挙げられます

ワーキングメモリーを説明しますと、あらゆる認知活動(話を聞く、それを理解し覚える、モノを取る、車を運転するect)を遂行するために、情報の変換・復唱などの認知処理を行う「作業場」の機能を持っています。


短期記憶の一種で、複数の記憶を同時に処理・保持することがで来ます。

「資料印刷しておいて」と頼まれ、印刷作業をしている最中に「ごみ捨てもお願い」と言われたとします。この時、「印刷作業」と「ごみ捨て」の2つの記憶を保持しなければいけませんよね

この内、「教えられた印刷作業の記憶」「2つの記憶」を保持するのがワーキングメモリーの役割となります

ワーキングメモリーの機能

ここで、ワーキングメモリーの機能を二つご紹介します

まず1つは、音声ループです

音声情報を短期記憶として保持し、短期記憶から取り出して音声化する機能です。

音声的に似ている語や文字は混同して認知されやすいのはこのためです。英語の歌の空耳を楽しめるのはこの音声ループの機能のおかげです

もう1つは、視・空間スケッチパッドです

目からの視・空間情報・言語から形成した、視・空間的イメージを短期記憶として保持・操作する機能です

「それ取って」と指さされて、「それ」が分かるのはこの機能のおかげです

仕事ができない人

ワーキングメモリーが少ない人というのは、「仕事ができない人」という評価をされやすいそうです

「ごみ捨てしておいて」「そこに置いといて」「資料作っておいて」

これらの指示を同時にされると、どれか一つ覚えたらそれ以外は覚えていられない

「そこ」がどこなのかわからない

「資料」が「医療」に聞こえてしまいうまく指示が理解できない

これらが直接的な原因となって、「仕事ができない」と評価されてしまうのです

つまり、ワーキングメモリーという「認知の作業台」が小さすぎて、作業台に乗せて作業できる種類が少ないのです

さらに悪いことに、ADHD患者でない人でもワーキングメモリーが少ないことはあります。

仕事ができない=ADHDなんだ!っと思って病院に行っても、ADHDの診断がされないことも考えられます(=仕事ができない理由がADHDにはできず、仕事ができないことは自分の努力不足と思うしかなくなる)

あなたは悪くない

ワーキングメモリーが少ないと色々と不便なことがある事を述べてきました。そして、仕事ができない人はワーキングメモリーが少ない可能性があるというお話をしてきました。

ですが、それは悪いことではないのです

情報を同時に処理できないのがワーキングメモリーが少ない人の特徴ですが、それは「一つの情報処理に集中できる能力」でもあります

個人的な見解ですが、ワーキングメモリーが少ない分一つの物事にかけるエネルギーは大きいのではないでしょうか

同時に複数の記憶を認知処理するより、一つのことだけを認知処理した方が省エネですので、そのほかの能力(集中力・論理的思考力・センス)が優れているかもしれないのです

実際、ワーキングメモリーが少ないADHD患者には、芸術家や起業家、武将などとして歴史に名を残した人物が数多く挙げられています

ワーキングメモリーが少ないことは「個性」であり「特殊能力」に化けるのです

ワーキングメモリーが少ない自分と付き合う

ワーキングメモリーが少ないことは「個性」ですので、これからはワーキングメモリーが少ない自分と付き合う必要があります

ということで、上手に付き合う方法を2つ挙げていきます

1つ目は、「指示されたことをその場で復唱して確認を取る」です

ワーキングメモリーが少ないと音声ループがうまく働かないことがあるため、言われたことをその場で復唱して、より確実に指示を得ましょう

2つ目は、「『そこ』がどこなのか指定してもらうよう頼む」です

「そこに置いて」と指示されたら反射的に「そこってどこですか?」と聞き返してみてください。相手はちょっと起こるかもしれませんが、仕事で大失敗をするよりはマシです。

仕事ができないと、「ワーキングメモリーが少ない」「ADHDかもしれない」と不安になるかもしれません

ADHDにも言える事ですが、それは「個性」であり、ワーキングメモリーが少ないこともある種の「才能」でもあるのです

できない事があることに落胆する前に、視点を変えて「〇〇ができない=〇〇しない能力がある」と捉えてみてはいかがでしょうか




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