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窮屈な学校、自由なサッカー

中学生になると、日本の社会に疑問がたくさん湧いてきました。
私は日本社会が嫌いで嫌いで大嫌いでした。
男は黒・青、女は赤・ピンク、海は青くなきゃいけない、常識はこう、全てが窮屈で仕方ありませんでした。

でも、お察しの通り、自分から何かを発することもできずに、心の中だけで反発しながらも結構真面目に日々を過ごしていました。あまりにも心の声が態度に出てしまっている時、どんな時でも諭してくれたのは、何気ない母の一言でした。核心をついた一言。

「海に住む魚は川では生きていけない。川に住む魚も海では生きるのが難しい。住む場所が違うときは無理して仲良くしようと思わなくても良いんだよ」
「もし何かあって、みんなが右に逃げたからって右に行く必要はないよ。右に行くのか左に行くのか、まっすぐ行くのか後ろに行くのか、もしくは行かないのかをちゃんと自分で選ぶんだよ」

中学生ながらすごく納得した私がいました。
そこからは「我が道を行く」って感じです。

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窮屈だった学校の時間はできるだけ家に持ち帰らない。大好きで自由なサッカーに時間を使うためにどうしたらいいか...そればかり考えていました。

学校で習うことは学校にいる時に覚えてしまえば、終わって帰ったらいくらでもサッカーができると考え、その時に覚えてしまえばテスト前でも関係なく練習や試合に行けるし、テスト勉強をそこまでしなくてもそこそこの点を取ることはできます。私にとって学校の成績はどうでもよかったのですが、イヤだと思うこと以外では先生に文句を言われたくなくて、真面目に授業を受けていました。別に一番になりたい訳ではなかったので、それで十分でした。

「イヤなことはしない。好きなことのために必要ならイヤなことでもある程度我慢する」

大好きなサッカーの練習は週2回だったので、練習日以外の日は小学校の校庭で日が暮れるまで蹴ってました。
コートがいきなり大人サイズになり、ボールが5号と大きくなり、蹴っても全然ゴールまで届かないし、走っても走ってもゴールが遠いなーって。どっかの選手にはショルダーチャージで3メートルくらい吹き飛ばされるし(笑)だから、ただ黙々と上手くなりたくて蹴ってました。何度も何度も。支えてくれた周りの人たちには感謝しかないです。

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中2の時には、よく分からず学校で販売していたテキストを購入。確かア・テスト対策のやつだったかな。ア・テストはやるけど成績には含まれない世代だったのですが、みんなが買っていたのでなぜか買ってしまいました…世間に流された瞬間です。ちょっとは手を付けたけど、もちろんその後はそのまま放置

そしたら母がキレました…「買ったんだったらやりなさい」

この日からア・テストの試験が終わってもテキストが終わるまでは毎日マンツーマンで勉強。まぁ母はラジオの人生相談を聞いてましたが(笑)この時から本当に必要なテキスト以外は絶対に買いませんでした。ほんとによく考えずに買った事を後悔しました…

ある時、進路について話していると「どうしたいの?」と母から言われ「卒業したらイタリアに行きたい」と言いました。さすがの両親も「高校は卒業して欲しい」と。私は納得していませんでしたが、飼っていた愛犬が亡くなったこともあって「わかった。高校に受かったら犬を買ってくれると言う条件と高校を卒業したらイタリアに行くことに反対しないのが条件なら、高校に行く」と言いました。両親との約束です。

そこからは、小学生の頃によくそこの高校のすぐ下にあるグラウンドでサッカーをしていたこともあって、雰囲気とかも良く、チームメイトの先輩も入れ違いになるけど通っていたので、そこなら行ってもいいかなと思い高校を選びました。入試でゼロ点を取らなければ大丈夫と言われていたけれど、やっぱ緊張はしました。

入試から帰ってくると…クッションの色と同化した一匹の犬がいました。
私は受かってからだと思っていたので、近くに座っても全然気付きませんでした。両親にしてみれば、サプライズ成功!って感じです。ちょっとブサイクなイエローのラブラドールレトリバーでした。刑事貴族が好きだったので、そこに出てくる犬の名前をつける予定が…なぜか間違えてアレックスと命名していました。まぁデルピエロ好きだったので結果オーライです(笑)ほんとに犬飼っているの?というくらい吠えないけどやんちゃで静かなアレちゃんでした。

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もうそこからはあっという間でした。
さっさと高校も卒業してイタリアに行きたい一心の中学時代でした。

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