一年毎日何かしら意味がある

何もない一日は、「何もなくて良い」の意味を持つことがある。
「何もないから良くない」と受け止めることもあるだろう。

どのような意味付けをするかは、他人ではなく紛れもない自分次第。

人間万事塞翁が馬

多くの会社や学校は年度初めの今日、4月1日は母の命日だ。
3年前、弟から電話で訃報を聞いたときには、長期入院していたとはいえ、俄かに信じ難かった。

でも、嘘でもなんでもなく、事実だった。

母はストイックでわがままで、自分の価値基準を正しいと信じて他人に押し付ける、頑固でユーモアがない人。
その母が、よりによってエイプリルフールに旅立つとは、人生の最期にお茶目にも驚かせようとしたのかもしれない。

そういえば、自分が信じたことをまんま、娘に押し付けるなんて生きているときはキツイとしか思えなかって出来事も、今思えば無邪気すぎるくらいで笑える。
あなたのおかげで、人間の価値観は多様で、それで良く、誰もみんな全てが完璧な存在だと学ぶことができた。
もう今さらながら感謝である。

今日こうして偲ぶことができることも、生きる意味を持つのだ。