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厚底シューズの弱点をカバー。ハチの巣構造に倣った唯一無二のテーピングソックス。|神野大地コラボソックス

SNSでつながったことから始まった弊社ユニバルと神野大地選手とのコラボソックス企画。IDATEN ハニカムテーピングソックス ミドル丈 RETOモデル(フロントロゴ)のリリース日が4月22日に決定しました。

今回のnoteでは、前回のnoteでも少し触れた厚底シューズとイダテンソックスの相性について、もう少しくわしく書いていこうと思います。


厚底シューズは前方向への推進力が最優先。着地時の安定やブレ防止には弱い。

前回のnoteでは今回のコラボソックス(以下イダテンRETOモデル)は、厚底シューズを履いて走ったときに起こるアキレス腱部分のトラブル防止に配慮した丈(長さ)を採用したことをお伝えしました。

具体的に言うと「厚底シューズを履いて走るとアキレス腱の部分にシューズが当たり、こすれて皮がむけたりすることがあるので、その部分をカバーできる長さにしたい」という神野選手の希望を受けてこれまで愛用されていたイダテンソックスショート丈より丈を少し長くしたという話でした。

けれど、くるぶしの下あたりだった丈をくるぶしを覆う長さに変更したことで得られたアドバンテージは、アキレス腱部分のこすれを防止するということだけではないのです。

それを説明するために(もうみなさん十分ご存知だとは思いますが)厚底シューズの特徴について少し触れておきたいと思います。

なぜ厚底シューズを履きこなすのは難しいのか?

マラソンレースや駅伝大会での記録が次々と塗り替えられ、これまでのランニングシューズの概念をガラリと変えたと言われる厚底シューズ。
トップランナーはもちろん市民ランナーにとってもこれを履きこなすことが記録更新の大きな要素となりつつあります。

ただし、走法などもそれに合わせたトレーニングが必要で、万人が履きこなせるものではないというのはよく言われていることです。

ではなぜ厚底シューズを履きこなすのは難しいのか?

厚底靴は推進力を生みだすために足底にカーボンプレートが入っていてクッション性に優れている反面、その柔らかさのせいで足首が横ブレしやすく着地が不安定になりやすいと言われています。

これまでは「足のブレをなくすこと」や「着地時に足を安定させること」はどちらもシューズが担っていたのですが、厚底シューズを履く場合は、この両方をランナー自身が担わなくてはいけなくなりました。

そのためうまく履きこなすには厚底靴に合わせたトレーニングが必要で、それができていないとケガや故障のリスクが高まってしまうため、履く人を選ぶ靴とも言われているのです。

つまり、自分自身で体全体の「安定」や足首の「固定」を意識して走れなければ、せっかく最先端技術でつくられた靴を履いてもその推進力を十分に生かし切れない可能性があるということです。

走るときのパフォーマンスを妨げない足首固定サポート機能=ハチの巣構造に倣ったハニカムテーピング

それではここでいったん、一般的なテーピングソックのとIDATENのハニカムテーピングソックスとの違いを説明させてください。

ハニカムテーピングソックスとは、足首から土踏まずあたりの生地をユニバルの自社特許※「ハニカム構造」によって編み立てたソックスです。

ハニカム構造とは、正六角を隙間なく並べた構造のことで、ハチの巣(ハニカム)が同様の構造になっていることから名付けられました。

ハニカム=ハチの巣のような六角形の編目で編成された「唯一無二」のテーピング構造。

上の写真をよく見ていただくとわかるように、足首周辺に小さな六角形が並んでいるのが見えると思います。
実はこのひとつひとつの小さな六角形、単なる模様ではなく編地そのものが六角形になっています。

伸縮性の異なる糸で編まれた小さな六角形の編目。
これが六方向に規則正しく配列された独特の編み構造がユニバル自社特許※のハニカム構造なのです。

ハニカム構造を形成するひとつひとつの六角形の編目は縦横ななめ六方向に伸縮するのが特長。同時にこの部分に加わる衝撃を六方向に分散できるため衝撃吸収性にも優れています。

これが集合して面となった編地帯は足の動きに合わせて、また履く人の足の形に合わせて立体的にフィット。この独特の構造で足首や足関節の固定をサポートするのがハニカムテーピングです。


(そもそもなぜこの六角形の編目にすることを思いついたのかについても、面白いエピソードがあるので下記noteもぜひ読んでみてください。)



一般的なテーピングとの違い

ところでユニバルでは、ハニカムテーピングソックスのほかにもテーピングソックスで自社特許(※2)をとっています。

締め付けることで瞬発性・俊敏性などのパフォーマンスがアップするテーピングソックス。

こちらのテーピングソックスは、強い伸縮性の編地による押圧でぎゅっと足を締め付けるような感覚があり、テーピング施術時のような効果を生み出した商品です。

本当に足首のホールド感が強く、瞬発性・俊敏性・歩行運動補助などの用途に適しており、履くだけで「やる気」「ギアが上がる」とこちらもファンの多いソックスです。

一方で、中長距離を走る駅伝やマラソンにはその締め付け感が負担となってパフォーマンスを落としてしまう恐れがあります。

その点、数々の世界大会にも出場した一流陸上選手にアドバイスをいただき、中長距離ランナー向けに開発したハニカム構造によるテーピングソックスは、足にかかる力を六方向に分散させながら、足関節の安定をほどよい締め付けでサポートします。

ホールド感についてはたぶん好みのわかれるところかもしれませんが、神野選手も「締め付けが強いとそれが気になってしまい走りに集中しにくい」と話していました。


丈を長くしたことで足首固定のサポート力がアップ

そして今回神野選手の要望でショート丈から少し長くしてミドル丈にしたことにより、ハニカム構造の編地帯の面積も増えました。
ということは同時に、足首の固定をサポートする力もアップしたと言えると思います。

アキレス腱と厚底シューズの摩擦を防ぎたい方、「足のブレをなくすこと」「着地時に足を安定させること」に日々努力や工夫を重ねるランナーの皆さんに、この唯一無二の製法で編み立てたIDATENハニカムテーピングソックスRETOモデルを履いていただき、厚底シューズとの相性を試していただきたいです。



※ ハニカム構造:特許番号 特許第6268238号
※2 テーピングソックス:特許番号 特許第4295325号

▼神野大地RETOモデルの商品ページはこちら


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