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創作にドラマあり 厳選記事集

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2020年12月4日~2021年1月8日にかけて、noteとUnity Japanで実施したお題企画「#創作にドラマあり」において、選者であるUnity Japanが厳選した記事…
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#noteでよかったこと

100日間マンガを描いたら、キャラクターがこちらに語りかけてきた

水島新司は、原稿を描き終えるまで、そのストーリーに出てくる試合がどんな結果になるのかわからないらしい。 浦沢直樹は、自分のマンガのキャラクターがいつも勝手な行動を取るので困ってしまうそうだ。 「左ききのエレン」のかっぴーさんはインタビューで、「脳内にいるキャラクター達が会話しているのを聞いてセリフに書いているだけ」と言っていた。 いや、さすがに無理あるでしょ 正直そう思ってました。物語やキャラクターは作者の頭の中から生み出されるものなのだから、キャラクターの発する言葉はお

ドラマチックでドラスティックな2020

ウソみたいな、夢のような2020年が瞬く間にわたしを駆け抜けていった。 昨年のとある日、ドラマチックに自然発生的に『心灯杯』というイベントが立ち上がった。 立ち上げたのではなく、“立ち上がった”というのが適切であろう。 『心灯杯』というのは、創作落語を執筆するイベントである。 ある時、何気なく「こんな落語聴いてみたいんだ」とnote上で呟いてみたところ、それに応えるように数名のnorterさんがササッと落語台本を作ってくださったのだ。 そのnoterさんたちの“洒落

#70|「人生の夢」なんて青臭いと思ってた。でも人生迷子に陥った私を助けてくれたのは”夢”だった。

noteの連続投稿も70日目。 「文章と写真で、ひとの心を動かせるクリエイターになる」、それがいまの私の夢です。 夢に言葉で形が与えられたのはここ数週間のこと。それまで運用していたTwitterに加え、気軽な気持ちで始めたnoteのおかげです。 noteというプラットフォームの良いところは、「読んでくれる人」が初めからいること。 自分の気づきや思いを綴ると、誰かが読んでくれます。 「スキ」やコメントで反応を示してくれることもあります。 中には有難いことに紹介や拡散してく

ずっと伝えることがこわかったけれど、裸のこころで書いてみた。(#読書の秋2020ポプラ社こどもの本編集部賞 受賞しました)

今年の5月頃って、ほんとうになんかわけがわからないほど、 くさくさしていて。 身近な人にやさしくできないでいて。 語調だって、無意識に乱暴だったと思う。 非常事態宣言が解けて、止まっていたものが 動き始めますっていう時期だったから。 じぶんでも、戸惑っていたし。 またなにかを1から築き上げたりするのは勘弁して ほしいって気持ちもあった。 来し方行く末っていうけれど。 ほんとうにわたしの来し方、つまり過去ってほんとうに なんだったんだっていう感情にまみれていた。 そ